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February 17, 2010

◆今を全力で生きる◆

テーマ： ◆～爽やかなそよ風～◆(16)

カテゴリ：カテゴリ未分類

◆今を全力で生きる◆

先日、幼いころからお世話になっていた叔母が永眠し、この数年で、両親の世代が次々と天寿をまっとうして行くことを振り返って、人生が有限であることを再認識すると同時に、

だからこそ、『今この時』を全力で、精いっぱい生きていかなければ・・・・そう思うのです。

子供時代はもちろんのこと、青年期などには、こんな思いは起こる故もありません。

ですから、子供である塾生たちに、このようなことを言っても、ピンとこないはずです。

しかし、子供といえども、いずれは大人になる一個の人格を持った人間達です。

いつか、そのうち、人生と時間の関係、人生と生きることの本質を考える時期が来ることでしょう。

本当の意味で人生や時間を大切にすることの意味を感じるのは、生徒達が大人になって家族を持ち、次の世代に関わり始めてからになるはずですが・・・・

その意味では、私が生徒達に伝えられるのは、『今』を起点とした目前のことを対象にしてそこに全力で立ち向かっていくことを通して、『今を全力で生きる』というその一点を体験してもらうことであり、

それを実感してもらうことによって、若い彼らにも直感できる形で何かを悟ってもらいたいといつも思っています。

つまり、『今、この時』の積み重ねが人生だということなんです。

だから、『今、この時』をいい加減に過ごしてしまうことは、『自分の人生をいい加減に扱う』ということにも匹敵するほどもったいないことです。

人間は、今日よりも明日に向かって成長して行こうとするからこそ生きている意味があるのですから、今日の過ごし方の質を上げることが、明日の価値を高めるということに必ず繋がるということに気づいて欲しいと思っています。

それを体験できるのが、学生である生徒達にとっては、『試験』『多少の苦難を伴うクラブ活動』『入試』『恋愛』『奉仕活動』・・・・などの『日常の出来事にどう取り組むか』なのです。

試験中や試験前の今の時期こそが、彼らが自分と闘い、『今この時を全力で生きる』ということを実感できるチャンスであるわけです。

少しでも早く、一回でも多く、そういう意識を持つ機会を彼らに与え、彼ら自身にその手応えを自分で掴んでもらうようにすることが私の役割だと思っています。

そう思うからこそ、今日もまた彼らに思いっきり刺激を与え続けようと、当然そうしますし、そうすること自体が私が『今を全力で生きる』ことでもあるのです。

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