＊胡蝶の夢＊

遙かなる時空の中で３～その１

（まだ詳しい攻略本は発売されてないはず：２月１日現在）
同じように『遙か３』を現在プレイしておられる方、またこれからプレイ
しようとしておられる方のお役に立てばと思い、気が付いたことや感想等を
少しまとめてみたいと思います。
多少のネタバレはあると思いますが、その点はご理解・ご了承下さい。

このゲームの本当の面白さは、２周目以降にアリ！
各キャラクターと深く関わっていくと、とても話が深く面白くなってきます。

『遙か１・２』は一つの話の中に、各キャラクターとの恋愛模様が絡んできましたが、
『遙か３』は一人一人どうしようもない運命を背負っていて、その運命との闘いが話の核になります。
物語としてはとても面白いです。

〈１周目〉

今までの遙かシリーズとは仕組みが随分違うので、最初はすごくとまどいました。
説明書を読んでも、いまいちピンとこない。
「習うより慣れろ」かな、ということで、まず一周目はとりあえず
シナリオの最後までクリアすることを目標に、さくさくいきました。
一応、現段階の最終章は７章。
意外とあっという間に終わっちゃいました。
根を詰めてプレイしたわけではないけれど、一日半くらいでエンド。
詰めてやれば一日で終わることも可能だと思われます。

ホントのことを言うと、『遙か３』は最初から乗り気じゃなかった。
１・２は舞台設定もキャラクターも一目で気に入って、
実際すごく楽しかったんですけど、３は源平合戦の時代。
そのため、主人公も今までとは違って「戦う神子」です。
戦闘システムが新しくなり、「戦闘」が好きな方は楽しめると思います。
その分、恋愛的要素はトーンダウンしているかな。
文を渡せるわけでもないし、花を添えられるわけでもないし、
神子との「絆」（信頼度）を深めていくには、キャラクターに合った
選択肢を選んでいくこととと戦闘によるしかないみたい。
「絆」の上昇値にも限度があって、それをさらに超えるには、
「絆の関」なるものを越えることが必要。
それが、「心のかけら」イベントの代わりなのだと思います。
だけど、あんまりロマンティックな雰囲気ではない。
修羅の世界にいて、恋愛どころではないということなのでしょうか？

確かに恋愛どころじゃない。
恋愛対象にしたいようなキャラクターが見つからない。
本命を絞れないまま、どんどん話は進んでしまう・・・

今回はざっとつかむことが目的だったので、いちいち分岐点でセーブし、
ロードし直してやり直すということは、ほとんどやりませんでした。
たぶん１周目では、どんなに上手く進めたとしても、ラストはあまり変わらないのでは？　と思います。
説明書にも、１周目は「もとの世界に戻ること」が目的で、その後
まだ舞い戻って、運命を変えるのだと書いてありました。
ですから、１周目の最後は悲惨・苛酷・絶望ですよ。
後味悪いったらありゃしない。

なんかもう、恋愛なんかどうでもいいから、とにかくハッピーエンドに
終わらせたいというのが、１周目を終えての正直な気持ち。

以下、キャラクターについての感想を簡単に書いておきますと、

○有川将臣
主人公の幼なじみで同級生。時空を越えるときにはぐれちゃって、
すでにこの時空で三年半の時を過ごしている。
それがそもそもの悲劇の始まりなんじゃないか、って思う。
お気に入りキャラというわけではないけど、まずなんとかしたい。
ちなみに、頼久・頼忠の面影はあまり感じられないように思う。
残念（涙）

○源九郎義経
源氏の軍の大将。ちなみに私達の知っている義経とは全然違う。
口が悪いところなどは、天真・勝真の面影アリかも。
一本気で、少し頼忠が入ってる？　と思うところもある。
恋愛エンディングを狙ってもいいかな、と思わせる、比較的まともなキャラ。

○ヒノエ
イノリと友雅、またはイサトと翡翠のミックス。
こういうコ、嫌いじゃないんですけどね・・・
でも積極的に接近してみたいとまでは思わないかも。
今の段階では、なかなか「絆の関」を越えられないので、
恋愛エンディングはあきらめちゃいそう。

○武蔵坊弁慶
柔和で優しい弁慶です。女の子の扱いも上手です。
やっぱり詩紋クンの系統を継いでいるのかな～？
いろいろな知識に通じているので、泰継チックでもあるかも。

○有川譲
将臣の弟で、主人公の幼なじみ。比較的最初から一緒。
年下なのにとても頼りになります。
守ってくれるし、尽くしてくれる。
うるさいことも言ってくるので、なんか娘に甘いお父さんみたい。
でも、この中ではまともキャラですよ。好青年。
彼は初めからひたすら主人公のためにいろいろと手を焼いてくれるので、
彼の気持ちに報いてあげたい気もします。

○梶原景時
源氏の戦奉行で陰陽師。でもノリが軽いのでビックリ！
ここまで軽いとついていけないよ～
うすっぺら～い感じがして、私の中では存在感ナシ。
せっかくの大人キャラなのに、もったいない。

○平　敦盛
敵である平家の公達だが、仲間に。
いつも悩んでるような様子をしているのは、永泉と変わらない。
笛も得意だし。
でも、なよなよとはしていないので、永泉よりも好感は持っています。
でもやっぱり恋愛対象じゃないな～
苦労して恋愛エンディングにまで辿り着こうという気力が湧かないよ。

○リズヴァーン
主人公と義経の剣の師。
名前からもわかるように、鬼の末裔みたいです。
いろいろと教えてくれたり導いてくれたりします。
口調はやはり泰明・泰継でしょうか。
３４才、最年長。大人ですね～
リズ先生、いいかも。結構気に入っています。
だけど、途中でいなくなって還らぬ人になってしまったんです・・・（涙）
２周目ではどうにかして、彼を助けたい。

○梶原　朔
景時の妹。黒龍の神子ですが、最初から主人公に好意的だし、仲間です。

○白龍
今回、龍神さま自らも一緒に仲間として戦ってくれます。
最初は可愛い子供です。
しかし途中で姿が変わってしまいました。
好みが分かれるところだと思いますが、私は好きだな～
姿が変わっても純粋なところがいい。（神様なんだから当たり前か）
できれば是非エンディングを狙ってみたいです。