愛 こ と ば・心 の 散 歩 路

PR

2007.03.28
XML
カテゴリ: こころざし
^-^◆…こころざし…

佐取 「阿武さんが、

    先日言われていた

    『こころざし』について

    なんですが…………」

阿武 「ほう~、何でしょう?」

佐取 「私が学生時代に聞いて以来、

    座右の銘にしている『志』のついた言葉があります。

    それは、まず『立志』です」

阿武 「リッシ……?立つ志と書きますね……」

佐取 「その通りです……。これは、けっこう誰でも語る

    言葉ですよね」

阿武 「そうですね。……それから……」

佐取 「次が『励志』です。つまり、志を立てても挫けそうに

    なります……そこで励ますという事です」

阿武 「…………なるほどね……」

佐取 「最後が『持志』です。更に、志を立てても忘れそうに

    なります、そこで持ち続けると言うものです。

    この三つの段階で『志』は完成するのだそうです」

阿武 「フム、フム…………」


バラ空.jpg



佐取 「逆に言えば『立志』だけでは、なかなか『志』は完成

    しないようです! 『悟りやすく、忘れやすし』と言う

    ところでしょうか……」

阿武 「なるほどね……」

佐取 「『志』の3段活用のようで大変気に入っています。

    若い奴等への年賀状には、よくこの言葉を添えて

    います……」

阿武 「フム……ナルホド……3段活用ですか……」

佐取 「……です。えっ?……何か浮かない表情ですね。考え方

    が違うんですか?」

阿武 「いやいや、そういう言葉や考え方があるのは、聞いた

    ことがありますし、なるほどとも思います」

佐取 「思いますが……、何でしょう?」

阿武 「言葉の解釈の問題ですから、たいしたことじゃ

    ありませんが……私が『志』という言葉を使うときは、

    挫けそうになることはあっても忘れそうになる事など

    無い強い思いについて語る時です」

佐取 「なるほど、……いやいや、たいしたことですよ」

阿武 「『持志』の概念も、これを言われた人とは違って

    います。いつも『志を立てよう』と呼びかけるのでは

    なく『志を持っていますか?』と問うているわけです。

    わざわざ、考えて立てるというよりは、

    知らず知らずの内に持っているものが、

    私の言う『志』です。

    真剣な生き方から自然と生まれるものです」

佐取 「……うーん」

阿武 「持続して持ち続けてこそ『志』であって他は単なる、

    『思い』のレベルと整理しています。

    『思い』というのが厳しすぎるとしたら、

    今あなたが言われた『志』の概念は私流には

    『願望』の範疇に入ります」

佐取 「うーん……阿武さん達の世代はそうかもしれませんね。

    しかし我々の世代では、この三段活用は十分説得力

    があります。……なんせ『折衝』を『接渉』と書く世代

    ですから…………」

阿武 「なるほどね……『親身』を『真味』と書く若者も

    多い……。言葉の捉えかたにも変遷があって

    面白いですね……」





みかん.jpg
===================================================================================
◆◆ホームページランキングに参加しています。
  他にもステキなブログがありますよ。
  ランキング表を見に来て下さ~い
◆◆クリックして~~
( ^-^) 順位グラフ2





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007.04.30 18:00:06
コメント(33) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: