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七詩
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2024年11月28日
テーマ： ★つ・ぶ・や・き★(548811)
カテゴリ： 雑感
この映画が好きすぎてもう一度見た。
そしてついもう一つの数学をテーマにした映画「博士の愛した数式」と比べてしまう。「博士の愛した数式」が映画化されると聞いた時、これをどうやって映画化するのかと思った。まさか空中に数式を浮かべるわけにはいかないだろう。そう思っていたが、映画では成長したルート君が中学教師になり、博士の想い出を語りながら黒板で説明をするという形になっていた。ルート君の地なのか演技なのかわからない演技が、黒板の前で不器用に演技をしなければならない若い教師役に妙にはまっていた。
ところが「不思議の国の数学者」では本当に宙に数式が浮かぶ演出になっている。「博士の愛した数式」でも「不思議の国の数学者」でも、もっとも美しい式はオイラーの等式になっている。「不思議の国の数学者」ではそのオイラーの等式が宙に現れ、数学者がうっとりした表情で「美しいだろう」というと式が金色に輝きだすという演出になっていた。また、ネイピア数、円周率、虚数の説明の際も、宙に数式とグラフが浮かぶ。これはこれでよいように思う。
そして「博士が愛した数式」では野球が重要な役割を果たすが、「不思議の国の数学者」では音楽が同じような役割を果たしている。また、映画の「博士が愛した数式」では数学への愛は博士からルート君に受け継がれるが、「不思議の国の数学者」では脱北数学者から貧しい高校生に受け継がれていく。
それにしても「不思議の国の数学者」にでてきたような、学力上位１％しか入ることができず、そこでも塾に通わなければ授業についていくこともできず、恒例行事としてピタゴラス賞という数学大会のある高校というのは、韓国には実在するのだろうか。
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