医療用医薬品 0
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幼稚園にはイジメがありますか?とイジメを管轄している文部科学省はかつて、存在しないと統計を取っていました。理由はイジメの集計は小学生以上を対象としていたからです。性同一性障害はいつ発病すると思いますか?1歳半検診で自閉スペクトラム障害を早期に見つけることができるようになってきたようです。性同一性障害は1歳半では言葉を発することができないので、診断をすることはほぼ不可能性ですが、性同一性障害を持つ人にアンケートをとると、違和感を感じ始めたのは3歳から5歳ぐらいが過半数を超えていたという文献報告があります。また、性同一性障害を持つ子どもの氏名と住所をホームページに掲載した、滋賀県の某大津市のニュースはごく最近のことです。自分の性に違和感を感じるということは、親が戸籍上の性に基づいて、衣服を与える、生活態度を教育しているからです。思春期になれば、自分の体に性徴がが出るので、それに対する違和感があると考えられてきましたが、決してそんなことはなく、性差別的な教育を行うことに対する違和感が3歳児程度で認識すると言うことです。性同一性障害を研究している有名大学の附属幼稚園で面白い実験が行われています。附属幼稚園は当然性差別に関しては意識の高い人が園児の対応をしています。しかし、いくら頭で分かっていても、教育現場を1週間録画して、自分を見直すという試みで、自分たちがいかに性差別的な行動をしているかが明らかになりました。男の子はうるさい、女の子はしずかという固定観念が支配していました。少し静かな男の子や少しうるさい女の子が問題児として扱われていたのです。録画でみると、少し静かな男の子と少しうるさい女の子の行動にはほとんど差がありませんでした。つい最近の、まだ文献にもなっていないプロジェクトなので、性同一性障害との関係は明らかではありません。お母さん食堂がジェンダーで問題であるとガールスカウトの高校生が署名扱いを行いました。その行動をとった高校生を責めるつもりはありませんが、その高校生を教育した先生、親、ガールスカウトの指導者のジェンダーに対する認識を聞いてみたいと思います。ラウドマイノリティーによるサイレントマジョリティの行動制限の問題の典型的なものです。ある事象が存在し、それに対して学習が不足している人が、声高に反対運動を行う。これは親、教師、責任者の指導が悪かった例として症例報告すべきです。社会学者さん、マクロな観察もいいですが、こういうミクロ(結果はマクロですが、出発点はたった3人の高校生)の問題もきっちり考察して欲しいと思います。私は薬を専門にやってきたので、マクロの捉え方しか知りませんし、ミクロを取り上げることはエビデンスを作り上げるためには障害となると考えています。しかし、社会学はデマの広がりなど、最初はミクロであるものがマクロになる過程を研究するものですから、専門家の人の考察を読みたい。(テレビショーで反射的に発するようなコメントは聞きたくない)お触れを出しているお上がそのお触れに対して違反することがが続々と暴かれています。最近では厚生労働省の深夜までの送別会ですか。官僚は自分の仕事がうまく行ってもボーナスがもらえない代わりに、失敗しても責任を取る必要はありません。ボーナスをもらい、責任を取るのはその官僚を率いる、原則国会議員(例外もあります)である担当大臣です。このことを考えると、厚生大臣は誤るだけでは住みません。今回も不信任決議に相当する不祥事と私は思いますが、そこまではやり過ぎという人の方が多そうなので、今後の対策に期待しましょう。しかし、厚生大臣が今後対策を立てると言うことは、たとえ、官僚でも送別会をしてしまうので、それを自粛してもらうにはどのような対策を立てるのか具体的な対策を公表してもらいたいものです。送別会を自粛してくださいと言うのは簡単です。何らかの対策、それこそ国民が思いつかないような、なるほどと思えるような対策を明らかにして、給料払っているだけはあると感じさせてもらわないと。まあ、送別会を行った官僚に対する措置を適当に済ませると、民間の送別会を実施することに歯止めはかけられなくなるのは明白。これで、省庁の他の部署で送別会が行われていたことが明らかになれば、ほんまに不信任案提出はとめられないでしょう。不信任案提出はとめられないけれども、野党が不信任案を提出するかはよく分かりません。しかし、この問題を国会で議論するのは辞めてね。せめて、野党が考える送別会を減らす政策の開示ぐらいで止めないと、また、立憲民主党は支持率減らすよ。しらんけど
2021年03月30日
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海外の健康ニュース(HealthDay News) をまとめたビヨンドヘルスの海外トピックスの中に「ペットの猫が自閉症の子どもの症状を改善、米ミズーリ大の研究で『犬より猫の方が適している可能性がある』」がありました。英語の健康ニュースが日本語訳で読めるので、便利です。が、抄訳なので、誤解を与える場合が有ります。英語の方は「The Family Cat Could Be Good Medicine for Kids With Autism」これは「Exploratory study of cat adoption in families of children with autism: Impact on children's social skills and anxiety 」(リンク先ではアブストラクトとで試験デザインと方法、結果と結論は見ることが可能ですが、全文は有料です)論文の内容は、動物治療には訓練された動物が使われているが、自閉症の子どもが保護ネコの飼い主になった場合に効果があるかどうかを予備的に検討するために行い、11例で良好な結果が得られたので、予備試験としての役割を果たした、今後拡大したいという内容の論文です。この論文に関して著者にインタビューしたのがHealthDay Newsです。ですから、論文の内容以上のことが書いてあります。何故、ネコを選んだのかに関して、動物療法で用いられるのは犬の方が多いのと、今回は保護された動物に対して飼い主になることが目的ですので、犬は吠えるので、自閉症の子どもたちに悪影響を与える可能性があります。ですから、吠えないネコを選んだのです。ということばが出ています。犬とネコでのASDの子どもに対する比較を行ったわけではありません。日本語抄訳の副題『犬より猫の方が適している可能性がある』ということは、文献はもちろん、HealthDay Newsでも記載はありません。訓練した犬は既に効果がある事が示されています。今回は保護動物を使うことから、吠える可能性があるので、ネコを選択しただけです。こういう記事はやはり英文で確認した方がいいかもしれません。単に文献のタイトル探しだけにしか役に立たないとは言い過ぎかな。しかし、HealthDay Newsのネコの写真は可愛い。(引用して大丈夫かな)
2021年02月10日
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2014年から「自閉スペクトラム症を対象としたオキシトシン経鼻剤の多施設・並行群間比較・プラセボ対照・二重盲検・検証的試験(JOIN-Trial)」が始まっていますが、なかなか結果が出ません。少し話は古くなりますが、2016年の8月に別の臨床試験の結果が公表されました。内容は「用量効果と個人差を解明するため、知的障害を伴わない青年期(15才から39才)の自閉スペクトラム症60人を無作為に、1日32単位(スプレー1噴霧=国際単位オキシトシン4単位相当)のオキシトシンを経鼻スプレーする高用量群、1日16単位のオキシトシンをスプレーする低用量群、プラセボ(偽薬)をスプレーするプラセボ群、それぞれ20人に分け、ランダム化二重盲検試験を12週間行った。各参加者のスプレー残量から実際に使用した点鼻用量を測定し、オキシトシンによる臨床症状の軽減度に点鼻用量が関係しているかどうかを調べた。同時に、各参加者のオキシトシン受容体遺伝子多型も検査した。」(https://shingi.jst.go.jp/past_abst/abst/p/15/fukui/fukui07.pdf)これはJOIN-TRIALの前に行っておく試験ではないでしょうか?いわゆる用量依存性を検討せずに効果があるということだけで試験に入ったみたいなものです。(https://shingi.jst.go.jp/past_abst/abst/p/15/fukui/fukui07.pdf)不思議なことにオキシトシン受容体の遺伝子多型があっても高用量を投与すれば効果が出ている症例もあります。オキシトシンの作用に関してはいろいろ試されているようですが、今回の研究から、受容体の研究がもっと発展する必要があると思われます。なお、オキシトシンそのものは静注剤として日本で承認されています(http://database.japic.or.jp/pdf/newPINS/00051071.pdf)、健康な妊婦には危険な薬剤かと思います。
2016年11月14日
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