naefを作ろう - Let's Make NAEF

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2006.06.11
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カテゴリ: All
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今日はネフでも積み木でもないけど、折り紙で作った立体をご紹介。

折り紙といっても一般的な折り方と違って、「ユニット折り紙」という、一枚の紙でシンプルなパーツを折って、それをいくつも繋げていって一つの作品を形成する、という折り方があります。

今回作ったのは「切頂六面体」と呼ばれる図形で、立方体の6つの頂点を切り取って、正8角形と正3角形の組み合わせの立体(準正多面体といいます)になっています。

ちょっと分かりづらいですが一ユニット=各一辺になるようになっていて、端を別のユニットにあるポケットに差し込んで組み立てています。この図形の辺の数は36なので、今回使った折り紙の数(ユニットの数)は36枚でした。

ユニット一つ折るのも結構複雑な手順があって、それを数十~場合によっては百以上折らなければならないので、本当に時間を忘れて、夜な夜な折ってました。単純作業も嫌いじゃないので、リズムに乗ると楽しくなってきますね。
結構カッチリとはまっていくので、組み立ては楽しい作業です。凝ってくると色の組み合わせをどうしようかとか、色々考えながら組んでいきます。最後のほうは回りがしっかり嵌りすぎていて差し込むのが大変だったりもします。

そして完成。見る方向や置き方を変えると色んなかたちに見えて面白いです。

元々、正多面体とか、規則的・幾何学的な図形に興味があり、そういう系の色んな造形玩具が発売されています。たとえばゾムツールとか。そういうものにももちろん興味があるのですが、ちょっとした立体を組むのにもパーツ数が多くて、それなりに金額がかかるのと、一つ出来上がっても、また別の図形を作るには前のをバラさなければならないので、沢山作って並べて楽しむのが難しいってのがあって、
折り紙ならば時間さえかければいくらでも作れるし、大きさも折り紙のサイズで調整できて、オブジェとしてずっと飾って楽しむのにはとても良いです。

布施知子さんという、その道では超有名な折り紙作家さんがいまして、この人の折り紙の本を図書館で借りてきて参考にしました。

ユニット折り紙を知ったのが実は相沢康夫氏の著書の中でした。
相沢さんがはじめてピエール・クラーセン氏に会いに行くときに、日本からお土産として布施さんのユニット折り紙を持っていったというマンガを読んだのです。
そのとき持って行ったのは、折り紙で作った立方体(キュービクス)で、裏返すと正8面体(ダイアモンド)になる、というものでした。あ、もちろんコレも作ってみましたよ。

他にも色々作ってますので、またご紹介します。

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Last updated  2006.06.11 11:33:50
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