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だいぶしつこいくらいQueriネタで引っ張ってますが、まあ面白いんだから仕方ないです(笑)。今日は紙工作したものを弄んでみて面白いと思ったパターンを、CGで再現してみました。最初実写を追加しようかなと思ったんだけど、あまり精度がよくなくてアップで撮るにはきれいに写らなかったのと、写真を撮るにあたっての準備(背景を用意したり三脚を出したり)がちょっと面倒だったので、CGに変更しました。このQueri、面構成が複雑なんだけど、色々試していると思わぬ面白い形が出来てしまったりします。下の2つも、遊んでいるうちにたまたま出来たもので、意外な所がピッタリはまって(並んで?)ると思います。本物も期待「大」です。
2006.03.03
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ネフ社新作Queriは久々に現れた立方体分割の積み木で、分割方法もとても興味深いものでした。CGを作るだけでは飽き足らず、やはり実際に触ってみたくなって作者さんに問い合わせをしてネフ社のものが流通する前にオリジナルを入手できないか画策中です。それでもすぐにでも弄びたくなり、この日記の趣旨を思い出しました(笑)。本当に久しぶりの工作です。まずはパーツを図面に起こすために、各部の長さを計算。三面図をtomoさんが作ってくださったのでとても助かりました。でも実際には三面図に無い、パーツ同士が接している面がまだあるのです。これは微妙に傾斜した面であるため、計算は結構やっかいでした。まあ実際には図面にするときの誤差で埋もれてしまうので、そんなに正確な必要は無いんですけどね。図を引き、切り取ったあとは、各パーツの辺を斜めに薄く削り取る作業。素材に厚紙を使用しているので、二つの隣り合う面を付ける際に、紙の厚さが誤差となるのを避けるために必要な作業です。カッターを斜めに立てて鉛筆をけずるように削ります。そして貼り合わせ。セロテープで内外から貼って立体にします。そして今回、カラーリングは今までと違うやり方をしました。今までは色紙(折り紙)を貼ってから組み立てていたんですが、それだとどうしてもテープのあとが醜く残ってしまうので、今回は組み立ててから極薄の両面テープで折り紙を貼ることにしました。これで完成。結構時間掛かったけど、なかなかきれいに仕上がりました。多少ガタツキがあるのはご愛嬌。それでも微妙なバランスもちゃんと自立しますよ。完成したQueriで実際に遊んでみると...想像以上に面白い!実に色んな形の面、角度があるので、ぴったり合う組み合わせを見つけるのも結構大変。そして意外なマッチングを発見するととても嬉しいです。久しぶりに紙工作してみたくなる作品に出会えて、本当に楽しかった!
2006.03.01
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また一つQueriのパターンを作ってみました。今回も2組使ってますが、どの面も異なる形のようで、しかしきれいに並んでしまう、とても不思議な積み木です。Queriの分割方法についてはtomoさんが発表された画像を元に推測してくれていますが、作者のAlbert Gübeli氏にいっそ直接聞いてしまおうと思い、メールで訊ねてみました。そしたらすぐに画像を添付して送ってくれましたよ。形式が私のPCでは見られないものだったので知人に変換してもらい、時間がかかりましたが真実がはっきりしました。やはり分割はtomoさんの予想通り。3等分と4等分が混ざった独特のものでした。tomoさんすごい!それにしてもQueriデザイナーのGübeliさん、すぐに要望に応えてくれてとても良い人です。ネフからQueriが出る前にご本人から買ってしまおうかな?
2006.02.28
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ネフ社の2006年新作おもちゃの中に、キューブレックスのスイスラインが加わっていました。2.5cm角の立方体8個がゴムで繋がっていて、5cm角の立方体になるというおもちゃで、元々あったキューブレックスでは表面に描かれた白いラインがつながるように模様を合わせるというパズルでしたが、今回のスイスラインはご覧のようにスイス国旗になるように組み立てます。今までもキューブレックス、ちょっとした退屈しのぎにいいパズルだなあとは思ってましたが何となくスルーしてました。でも、スイスラインになったことでなぜか無性に欲しくなってしまった人は、私の他にも結構いるのではないでしょうか。
2006.02.27
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ネフ社の新作、Queriのパターンを追加しました。ひとつ分でも十分面白いと思いますが、複数個分合わせるとさらに広がりが出る気がします。上のパターンはQueri2つ分。ひとつのQueriの構成パーツ4個はいずれも形が異なるので、2つ以上組み合わせることでバリエーションが急に増えるのです。ネフ社の2006年新作として紹介されているこのQueriですが、デザイナーであるAlbert GübeliさんのHPがあり、そちらでは「Michel's Würfelteilung (Michelの立方体分割)」という名前で紹介されていて、そのほかにも面白そうなおもちゃがいくつも載っています。購入方法が書いていないので、問い合わせをしてみましたところ、丁寧なお返事をいただきましたので、その要約をご紹介します。彼は1年ほど前からこのビジネスを始めていて、スイス国内では2ヶ所ほど彼の製品を売っているところがあるそうです。少量のオーダーの場合、彼自身がおもちゃを作って送ってくれるそうです。量が多い(20個以上)場合にはスイスにある「有名な工場」(そこではクルト・ネフ氏のおもちゃも製造しているらしい)で作ってもらうとのこと。そして現在、彼のおもちゃとそのライセンスを扱う代理店を世界各国で探しているところだとも書かれていました。彼の言う「有名な工場」というのがネフ社のことなのか、あるいは別に製造業者がいて(実際、クルト・ネフ氏のおもちゃがネフ社以外から発売されることもあるようなので)そこで作られたものをネフ社が代理店となって販売するということなのか、この返事からは判断できませんでしたが、いずれにせよ、直接デザイナーさんからおもちゃを買うことが出来るようです。彼の最新のおもちゃのカタログを送ってくれることになりましたので、届きましたらまたご紹介しますね。
2006.02.26
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tomoさんがネフ社の2006年新作おもちゃの情報を日記に書かれていたのでチェックしてみると、おおっ、結構いっぱい出てるじゃないか!トルシィ・コマとキューブレックスのSwissline。ペナルティはついに再販されたんですね。Regoloというブロックみたいにはめ込んで形を作るおもちゃもあるし、Carroというのはキーナーモザイクなどを並べて立てかける額のようです。そしてtomoさんも注目したQueriという積み木。一辺5cmの立方体を4分割してるだけというとてもシンプルなもの。でも分割はどうも分かりにくいなあ、と思っていたら、tomoさんがその分割を想像して展開図にしてくれました。で、さっそくCGにしてみました。tomoさんがおっしゃっている通り一辺を1/3分割する点を通るような面で分割してますが、実物が1/3分割なのかどうかは確証が今のところ持てないのですが、HPの画像と比較する限り、だいたいこんな感じでよさそうです。不規則な感じに色んな傾きの面・線が現れて、とても面白いです。4つあるパーツはすべて異なる形で(2つずつは面対称にはなっていますが)、どの面とどの面を合わせるとぴったり行くのか探しながら並べていくのが楽しそうです。5cm角という大きさからか、この積み木は複数個合わせて遊んだら面白いかなあと思いました。
2006.02.25
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ネフ社を代表するデザイナー、ピエール・クラーセンの積み木、アルキュブス、ツリア、カレーは、いずれも一辺10cmの立方体を分割した積み木で、メジャーなキュービクス、セラに比べると遊び(積み方)のバリエーションがやや少ないためか、早々と廃盤になっていました。でもオブジェとしてみたとき、その造形や色付けはとても素晴らしく、個人的にどうしても入手したい作品のランキングトップクラスで、ずっと探してきました。そして今回、3作品の最後の一つ、Carree カレーを手に入れることが出来ました!手にしてみるとその塗りの美しさにうっとりしますね。木目がかなりはっきりと見えるように塗装されています。赤・青・緑・橙という色付けも珍しいですよね。特にこの橙が気に入りました。取り急ぎご紹介します。まだ遊べていないので、しばらく遊び倒して面白いパターンが出来ましたら発表しますね。
2006.02.15
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まずは現代玩具博物館館長、西田明夫さんのオリジナルのパターンを、CGで描いてみました。さて、先日西田さんが所有のヨー・ニーマイヤーの黄金率に関する著書をコピーして送ってくださいました。タイトルは"20 Punkte - ein Land-Art Projekt"。「ランドアート-20個の点」って感じでしょうか。ニーマイヤー氏のHPを見ると"20 steps"とも書かれています。駆け足でざっと目を通してみました。地球の周囲約40000kmを、黄金比で分割しながら20歩で股にかける(!)という計画のようです。地球の円周を黄金比分割します(1:1.618)。小さいほうの弧をさらに黄金比分割、これを20回繰り返して出来た20個の点は、最初の間隔45.8cm、順に1.2m,3.1m,8m,21m,56m,147m,385mと続き、20個目は40000kmとなって地球を一周してもとの点に戻ってくるという話です。だから20歩というわけなんですが、何とも芸術家の彼らしい、現実離れした壮大な話です。ニーマイヤー氏のすごいのは、これを実際にやるために、ドイツのFeldbergという所に行き、雪の積もる山のなかで、高さ5mの木の棒をランドマークとして最初の8点(385m地点)まで立ててきてしまった所です!彼の計画ではこれを続けると11点目でFeldbergを出て(6924m)、15点目はミュンヘンに達し(325km)、18点目でインド・カシミール(5837km)、19点目でオーストラリア(15282km)、そして20点目は出発地点に戻るそうです...はあ。すごいというかなんと言うか、そこまで黄金比にこだわるかなあ、という感じがしますが、個人的にはそんなニーマイヤー氏が...とても好きです。以下のニーマイヤー氏のページにこのランドアートについて、実際に取ってきた写真・図解入りで書かれていますので、興味ある方はどうぞ。http://www.partanen.de/joni/20stepe.html
2006.02.12
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細々とやっていますこの日記「naefを作ろう」ですが、間もなく開設一周年を迎え、来訪件数もようやく10000ヒットになろうとしております。ネフ社のちょっと珍しいものを中心に、CGや工作も駆使して、少しでも見ていただけたら嬉しいなと思いながら続けてきました。皆さんのコメントはもちろん、アクセスを励みにやってきました。いつも来ていただく皆さん、ありがとうございますm(_ _)m。そこでキリのいい10000ヒットを記念し感謝の意を込めて、生意気にもカウプレを行ないたいと思います。カウンターの回りが遅いのできっと忘れた頃やってくるだろうと思いますので、エントリー制にしたいと思います。参加希望の方はこの日記またはBBSにエントリー(参加表明)お願いします。ほんの些細なプレゼントですが、どうか奮ってご参加ください!楽天ブログ以外からの参加もお待ちしております(その場合はアクセスログから判断させていただきますので、ご面倒ですが1万踏んだときは申告お願いします)。あ、引き続きネフ社ヴィボ旧色復活運動も実施してますので、あわせてお願いいたします。
2006.02.10
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先日手に入れたヴォルケーノは古い中古品のため、オリジナルのパッケージが付属していませんでした。今のところ一番のお気に入りアイテムなので棚に常設状態ですが、いずれしまう時にむき出しというわけにもいかないので、収納箱を作らねばと思いました。一からきれいに箱を作る自信もないので、取り合えず近所のパッケージショップでちょうど良い大きさの組み立て箱を用意し、ラベルくらいは手をかけて作ろうとパソコンのお絵かきソフトで他の箱を見ながら類似の物を作ってみました。少し昔の黒い箱をイメージして、ネフのロゴとアイテムの写真は10年位前のカタログから取り込み、アイテム名やネフ社の住所などを並べます。ラベル紙に印刷して箱に貼りました。箱の色とラベルの黒色がちょっとバランス悪いですが、お手軽工作だったのでこれで大満足。ヴォルケーノの収まり具合もなかなかいい感じになりました。
2006.02.08
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ヨー・ニーマイヤー氏のSYSTEM 618という試作積み木。ネフ社で商品化されていたらどれほど嬉しいか分かりませんが、まあ無いものねだりしても始まらないので、前向き(?)にCG第2弾作ってみました。ネフ・モデュロンでもそうでしたが、黄金比分割された積み木の醍醐味は、どのように並べても他の辺と長さが同じになるように出来る点でしょう。精度がよければすごく気持ちよく積んでいくことができます。これがフィボナッチ数列といって、隣り合う二つの(黄金比の)長さの和が次の長さに一致するという性質から来ています。このことを利用して上図右のような元の状態を並び替えて、左のように全体が正方形になるように並び替えることがいくらでも出来るんです。あまり興味が無い人には、だから何なの?っていうような話だとは思いますが、個人的にこういうきれいに敷き詰められた造形にうっとりしてしまうんですよ。...あまり積み木あそびっぽくなくてすみません...自己満足ということで。
2006.02.07
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岡山の現代玩具博物館といえば、ネフ好き・ヨーロッパのおもちゃ好きの人達の間では超有名(とか言いながら行ったことはないんですけど...)ですが、そちらの館長をしていらっしゃる西田明夫さんと、ふとしたことからメールでお話しする機会を得ました。色々と興味深いお話を聞かせていただきました。そして博物館の学芸員の皆さんからもお話を伺いました。現代玩具博物館では1996年に開館を記念しておもちゃのコンテスト「Contemporary toy of the year」を開催したそうで、審査委員長はクルト・ネフ氏だったそうです。そのコンペに応募していたのがネフ・デザイナーとしても有名なJo Niemeyer ヨー・ニーマイヤー氏でした。氏の出品作は「SYSTEM 618」という作品で、氏の他のネフ作品と同様に黄金比を用いた、26個のパーツからなる白塗りの積み木です。一辺15cmの立方体を分割して作られていて、どの辺の比も黄金比(のべき乗)になっています。黄金比の長方形から正方形を切り取ると、残った長方形もまた黄金比になっている、という特徴を持っています。具体的には約1.618、その逆比(1/1.618)は0.618で、いずれにも618という数字が並びます。これがこの積み木の名前の由来でしょう。ニーマイヤー・ファンの私としてはこんな素敵なアイテム是非手元に置いておきたい所ですが、商品化はされていないとのことで非常に残念。というわけで、分けていただいた資料を元にCGを作ってみました。ネフ社のモデュロンが3軸のうち1方向のみ細かく分割していたのに対し、SYSTEM 618は2方向について分割を重ねていて、正方形が沢山現れているのも特徴ですね。実物があれば試行錯誤で色んな積み方が発見できるのですが、CGだと一つパーツを動かすのもなかなか思うようにはいかないので遊びきれませんね。でも他の積み方も考えてみたいと思います。
2006.02.06
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Werner H. Bartmes作、ネフ社Nevada ネバダです。今年は始めからVulcanoにNevadaと、珍しいおもちゃに立て続けて巡りあうことが出来、本当に幸せです。かなり珍しいおもちゃだと思うのですが、今回は黒箱、包装のビニールも開けられていない完全な新品の状態で入手できました。アクリルのケースが3層構造になっていて、それぞれの中に真っ白い砂が入っています。砂の量と穴の大きさ、穴の位置がみんな違っていて、落ちる速度も出来上がる形も微妙に異なり、うまいこと互い違いに砂の山が並ぶように出来ています。上下逆さにすると、サーと音を立てながら勢いよく砂が落ちていき、山のような形が出来上がります。「ネバダ」というと、砂漠もありますが、山脈も有名でしょうか。これはどちらかと言うと出来上がりの造形は山脈という感じがしますね。Sahara、Nevada、Vulcanoで砂漠、山脈、火山ということなのかもしれません。落ちはじめ。サーという音がいい感じです。どんどん落ちて...出来上がり。上段は山脈で、下段は砂漠とも解釈できるかも。夢にまで見た、サハラ、ヴォルケーノ、ネバダの揃い踏み。砂の色がみんな違っています。
2006.01.29
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先日ヴィボの昔の色(アゴンカラー)のCGを作ったのがきっかけで、百町森さんにメールで問い合わせをしてみました。すると、以前同様の問い合わせが多かったので一度お店でネフに発注して昔のカラーのヴィボを作ってもらったことがあったそうです。で、それではまた要望が多ければ特注してもらえる可能性はありますか、と問い合わせたところ、私の問い合わせがきっかけで急にその気になりつつあります、とのお返事をいただきました。店長の柿田さんもその気なのできっと実現すると思います、今年中か来年かというスパンで、ともおっしゃっていました。いやー駄目元で言ってみるもんですねー。本当に実現して欲しいです。と言うわけで、アゴンカラーのヴィボ、欲しい人達の署名集めて早く実現するように百町森さんに提出したいと考えているんですが...いかがでしょうか、ネフ好きの皆様。
2006.01.25
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年が明けてからネフ・デザイナーの非ネフものなど、いくつかアイテムが届いていた我が家ですが、ようやくネフの初物が届きました。前々からあこがれていたWerner H. Bartmes作、vulcano ヴォルケーノが手に入りました。今年は幸先いいです。アクリルの薄い円形の容器の中に液体と黒い砂が入っていて、ひっくり返すと砂時計のように砂が落ちていくというものです。砂が激しく渦を巻きながら落ちていき、時折下の部屋から液体が上に上がっていって砂を吹き上げたりする様は、本当に火山が噴火し火口から溶岩が流れ出るようでものすごく格好いいんです。繰り返しひっくり返してずーっと見ていても飽きません。その都度違う噴火の様子を見ることが出来ます。砂の落ちる似たようなおもちゃはたまにありますが、こんなダイナミックなもの見たことありません。よく分かりませんが、中に比重の違う2種類の液体(水と油とか)が入っていて、逆さにすると比重の違いで入れ替わるのを利用して下から上に吹き上がるんでしょうね。よく見ると上の部屋の砂の溜った部分を下のほうからゴボゴボと何かが徐々にこみ上げてきて、一番上に達すると一気に砂が吹き上がります。この迫力は実物を見てもらわないと言葉では説明しようがありませんね。この作者、W. H. Bartmes氏はこういう砂とか水を使ったおもちゃをいくつも提案している人で、どれも独創的で芸術的な作品なんです。実は近々もう一つあるおもちゃが到着する予定です。楽しみ!はげしく吹き上げてます。すごい迫力!
2006.01.24
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積み木をデザインしているtomoさんの日記でネフのヴィボが紹介されていました。その中ですごく面白いなあと思った積み方があったので、少しだけ変更してCGにしてみました。4つのパーツから成る二つの物体がうまくかみ合わさっているように見えませんか。色の関係で分かりにくいかもしれませんが、次のCGを見てください。実際に積むにはヴィボ3セットが必要ですが、黄色と黄緑色のパーツが縄を結うようにかみ合わさって見えません?ヴィボの奥の深さを再認識させられました。メジャーすぎていつでも買える安心感があるのでついつい後回しにしてきましたが、いきなり3セットは厳しいですけどすごく欲しい積み木の一つです。
2006.01.22
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アンタル・ケレ氏のクレアバウ・モダンで遊んでみました。こういう積み方のできる積み木、どこかであったなあと思ったら、ネフスピールが近いかもしれません。立方体を立方体でV字にカットしているという点で共通しています。ネフスピールのほうが積み方は多彩ですが、クレアバウはカットが一面だけでより潔く、オブジェ的な雰囲気があります。またV字の角度が30度なので積むと非対称な感じになります。あとは同様にカットされた球と円柱の二つのパーツ。これがアクセントというかむしろ主役になってこの積み木をより面白くしてますね。基尺はもちろん立方体と同じ直径・高さとも6cmで統一されています。protwoさんが白木でパーツの多いKREABAU 14 NATURを手に入れたようなのでそちらもご覧ください。
2006.01.20
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先日のprotwoさん出題のダイアモンド積み問題で、一番乗りということで頂いた商品はバウハウスのメジャーでした。しっかりとした作りで、畳んだ時ヒンジ部分がカチッと気持ちよく閉じて、ネフ同様のアートな雰囲気を持った道具です。ありがとうございました。珍しいですよね、こんなのどこで入手したんですか、protwoさん?
2006.01.19
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ネフ社のフリューリンクをデザインしたAntal Kelle氏が、自分のおもちゃの会社を立ち上げて作ったクレアバウという積み木です。6cm角の立方体の一辺から直角を切り取った黒いパーツ4つと、球体から同様の切り取りをした黄色いパーツ、そして円柱から切り取ったパーツで構成されています。黒パーツのうち2つはさらに一面に円柱状の窪みがあります。各パーツパーツ同士が食い込んだように見える不思議な積み方ができます。この積み木、正確にはKreabau Modernと言いまして、アレンジとして同様のパーツからなり立方体が12個になり白木になって基尺も4cmになっているKreabau 14という積み木も存在します。そちらのほうが多彩な積み方ができるので惹かれたのですが、この黒・黄・黄緑という色付けに一目惚れしましてこちらを選びました。黒と黄・黄緑のコントラストの美しさにヤラれました(笑)。この色付けはベース色が黒から白に変わっていますが、フリューリンクとも共通しています。フリューリンクと並べてみる前回の日記でCGでこの積み木を予告しましたが、実物が到着して比べてみると、まず6cm角ということで予想以上に重く、大きくて、積み木というより本当にオブジェという感じがしますね。そして球と円柱はツルッとしていてネフでいうならキュービクスのような質感なのに対して、立方体のほうは積み木としては例がないほどザラついた感触です。はじめ石膏か?って思いましたよ。斜めの積み方に対して安定して積めるように考えられているのかも。でも白木のほうはどうなるんだろう?というわけで、またしても初ネフはおあずけです(爆)。いつ来るんだろ...
2006.01.17
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オークションなどで欲しいおもちゃを見つけたとき、よくやるのがCGを作ってみる事。どうやって遊ぶのか、どんなパターン(積み木の場合)が出来るのか想像つかないために買う決心が付かないとき、CGを描いてみるとどんな遊び方が出来るのか分かって、段々欲しくなってくることがよくあります。大体の様子が分かればいいから、いつも日記に載せているときのように作り込みにこだわらずにサラサラッと描けばいいので意外と楽チンな作業なんです。例えばこんな感じ。面倒な面取りなども行なわずに形状だけをシミュレートします。Octanagramもこんな具合にしてバーチャルに遊んでから購入を決心しました。てなわけで、また新たなターゲットを発見。CG化して遊んでいるうちに欲しくなってお買い上げになってしまいました(笑)。こんなやつです。最初はお手軽CGでしたが、上の画像は質感を想像して少しだけ手を入れて作りこんでみました。これが何だか分からない人も多いんじゃないでしょうか。実物がないのでまだ想像の域を出ない物体ですが、届きましたら想像と現実を比較しながら詳しく書きたいと思います。
2006.01.16
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詳しくはprotwoさんのところを見てください。百町森で以前行なわれたダイアモンド・パターン・コンテストで優勝したパターンが難しいので実際に積んでみよ、という挑戦状。CG通り一応積めました。で、クラーセンの日DVDに収録されているコンテストの様子を見返してみたら、ちょっとした違いに気付きました。当日詰まれたパターンには、一番小さいパーツが2つ、上に乗っている3番目の大きさのパーツの隙間に一つずつ入ってました。だからprotwoさんのCGのパターンはより難しくなってるんじゃないかなあ。下のほうで微妙にズレを調整して何とか積めましたけどね。
2006.01.15
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トップページの左上のところにフォトアルバムを追加しました。naefspiさんの日記を見てこの機能を知りました。日記にするほどではないけど、ちょっといいネフの遊び方(パターンですね)が出来たときに載せるのにいいかなーと思って、使ってみようかと思います。画像が出たときにクリックすると拡大されますので、お暇な方は見てくださいm(_ _)m。不定期更新予定(笑)。
2006.01.14
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最近なぜかモノクロのアイテムにばかり縁があって(ツリアはカラーでしたが)、よく私のイメージがモノクロだとか言われるので(笑)、ちょっと強引にずっと前に買ったネフ・スカレッタで遊んでみました。赤青緑黄色の4色の階段状パーツと、色々な長さの白木の棒状パーツからなる積み木です。ネフにしては普通の積み木っぽい積み木ですが、階段パーツのおかげでなかなか面白いパターンが出来上がります。もちろん基尺は2.5cmです。白木の長いパーツも他のネフの特徴的な形のパーツの中にあって逆に新鮮に見えます。他のネフの積み木と組んでも面白いものが出来ると思います。階段パーツはキーナーモザイクなどと同じ大きさのキューブを10個貼り合わせて出来ているので、床に落とすと割と簡単に剥がれてしまいます。今まで二回やりました。塗りはキュービクスなどとは違い、うっすらと木目が透けて見えるくらいで、とても美しいです。というわけで、初ネフはまだ届きません(笑)。
2006.01.12
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日記「ネフを作ろう」を見てくださっている皆様、明けましておめでとうございます。最近はタイトルとは裏腹に、自作ネタが少なくなってきてしまいましたが、その辺は大目に見ていただきまして、一ネフ・ファンの日記ということで今年もお付き合いいただければ幸いです。もちろん機会がありましたら工作・CGその他色々と話題を提供していきたいなあと思っておりますのでよろしくお願いいたしますm(_ _)m。さて本日は、ネフ社のhexagramやcircubus、kaskadoなどをデザインしているUlrich Namislow ウルリッヒ・ナミスロウ氏がデザインしたという、Octanagramです。オークションで入手し、Namislow作と言うことで当然ネフ社製だろうと思っていたんですが、届いたアイテムを見てみるとどこにもNAEFの文字が無い...あれ?(汗)...出品説明を見返してみると微妙ですがネフの文字はあるものの確かにどこにもネフ社製とは書いてない。まあ、ナミスロウ氏の面白そうなアイテムということで欲しくなったので別にネフ社に拘る訳ではないのでいいんですけど。そういえば全く聞いたことの無い作品だし。一辺5cmの三角柱に切った木製の積み木(?)で、黒く塗られていて3面に白いラインで半径5cmの円弧が描いてあります。半径5cmの円が同じ白線で描かれている黒い板が付属しています。この上にパーツを並べて白線をつないだりして色んな形を作るおもちゃです(だと思います)。1パーツの一面および付属の解説書に作者直筆のサインとロット・ナンバー「23/500」が書かれていました。こういうの、なんだか嬉しいですね。octanagram2octanagram3octanagram4かなり地味なモザイク系アイテムです。これを購入しようと思ったきっかけの一つは、同作者のcircubus サーキュブスというのを実は所有してまして、これは下図のような立方体8個の各面に白線が描いてあるおもちゃで、これまた地味系アイテムなんですが、合わせて遊んだらもっと色んな図形が出来るかなあと思ったからなんです。circubusoctanagram+circubus1octanagram+circubus2octanagram+circubus3私的には結構面白いオブジェだと思うんですが、きっと一般的に見たらかなり地味なおもちゃですよね。というわけで初ネフはおあずけになってしまいました。今狙っているアイテムがいくつかあるのでうまく行けばそのうちご紹介できるかも知れません。
2006.01.09
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百町森で注文していた相沢康夫さんのVia-Jが到着しました。Via-J、説明するまでもなくNaef社で商品化されていた同氏のおもちゃVia ヴィアのリバイバル版です。本家が廃盤になって久しく、入手困難かつオークションで出品されれば価格高騰と、廃盤ネフの常道をいっている現在、この復活は大変嬉しいです。私もとても欲しかったのですが、なかなか手が出なかったので、復活のニュースを聞いてすぐに注文しました。本当はヴィアのCGを前に作成するにあたって構造を研究していた時に、アクリルを上手く配置すれば自分でリアル偽ネフとして作れるかもと考えていたのですが、先に作られちゃいました、しかも作者ご本人に(笑)。新製品の特徴は、容易に組み立て、分解が出来る(黒い木のジョイントの切れ込みにアクリル板を差し込むだけ)こと、そしてビー玉の通った跡が汚れてきたら、水で洗うことが出来る点です。製品は比較的コンパクトなパッケージに入っています。アクリル板はよくホームセンターなどで見かけるように両面に保護用の紙が張られた状態で入っていました。こんなところに手作り感を感じてしまいました。でもちゃんと側面も磨きが掛かっていて透明度も問題なしで、抜かりはありません。「最初に遊ぶ前にアクリルの粉を洗って流してください」とあるので、石鹸をつけて洗います。組み立てもジョイントの切り込みに指すだけで簡単です。そして完成したVia-J。黒く塗られたジョイントの質感も高く、見た感じなかなか高級な感じもあります。さっそくビー玉を置いて見ると、アクリルの隙間をかすかな回転音を伴ってコロコロと...転がっていきます。おお、想像通り面白い、そして一見不思議な感じです。途中、玉がアクリルの間から出てきたときに、アクリルの上で止まってしまうことがたまにありました。ジョイントの位置を工夫して何とか転がるようには出来ました。ネフ版と違う点は、本家は複雑にカットされたアクリル板を3次元的に捻らせて成型して固定は金属のスペーサーのようなもので行っているのに対し、復活版はアクリルは6枚、すべて平面で間に木のジョイントを入れて固定している点、そして本家にあった一番下の金属製のレールがなくて、代わりに木製の受け皿が付いている点ですね。本家ネフ版のほうがよりシンプルで透明感は高そうですが、復活版も木の質感がよく、負けないくらい高級感があると思います。あくまで本家版を所有していない私の意見ですけどね。一緒に相沢さんの積み木ショーDVDも買ったので、これから見るのが楽しみです。パッケージに相沢さんのサインを頂きました。
2005.12.05
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またいくつか新しいパターンを作ったので、ご紹介します。ステンダーは3つしか付いていないので、ちょっとインチキして黒ネフスピールを一番下に置いてます。確かアングーラでもこんなパターンあったような...いろんなところにピラミッドが。XXxx。これはちょっと意外な感じで気に入っています。
2005.11.28
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届いたばかりのツリア、なかなか手ごわいです。というのも、形状がキュービクスなどと違って、どんどん上に積んでいけるというような形ではないです。そのためか、アングーラと同じジョイントが3つ付属していて、これを使うとV字型に立てたり、上に積んでいったりしやすくなります。なのでついついモザイク的に並べて楽しむほうが作りやすいかも。もうちょっと追求してみようと思います。それと、protwoさんからのリクエストで、面取りはどうなっているのかアップ写真が見たいとのことでしたので、最後の写真を追加しました。見ての通り、かなりエッジの立った、鋭い稜線をしてますね。よく見ると部分的に面取りがはっきりと分かる箇所もありますが、キュービクスやネフスピールのようなはっきりとしたものではありません。protwoさん、CGよろしくです。
2005.11.25
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先日、紙工作でクラーセン作の積み木、ツリアを作ったと日記にしたばかりなんですが、実は本物のツリアがやってくることが決まって、作ってあったツリアを、本物よりあとには紹介しづらいということで慌てて日記にしたのです。失礼しました。ずっと欲しかったクラーセンの廃盤積み木の一つ、TRIA ツリア。ネフの先達の方のお蔭で、思っていたよりも早く入手することが出来ました。あらためて手にすると、とてもシャープな造形、ビビッドな色彩の素晴らしいオブジェです。まだまだ遊びきれてないので、取り急ぎ到着のお知らせまでに、パターン一つだけ組んでご紹介しました。もう一度、色んな遊び方を日記でご紹介したいと思います。
2005.11.24
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久々の紙工作ネフです。実は大分前に完成していたんですが、写真を撮ったりする間がなくてそのままになっていました。ピエール・クラーセン作、Tria ツリア。同作者・同名の積み木がもう一つあるのでツリア(新)とか言っています。見ての通り(?)10cm角の立方体を12分割した積み木で、赤・青・黄色のクラーセンさんとしては珍しい色使いになっています。この積み木も存在を知ったときにはもちろんすでに廃盤、でもものすごく遊びたくって、じゃあ作ろうと。これは結構作るの苦労しましたね。L字型でしかも端は斜めに切り落とされているので、パーツはかなり複雑です。厚紙を使っているため、その厚みが仇になって図面どおりに組み合わせるときに隙間が空いてしまうんです。修正はかなり難しいので今回は隙間はそのままにテープでつないで誤魔化しています(汗)。案の定、作りはかなりガタガタ。並べてもちゃんと揃ってくれません(涙)。でも雰囲気だけは味わえますよ。アングーラと同じステンダーも付いているようなので、M字型の側面だけ簡略で作りました。それにしても見てみれば確かにちゃんと立方体分割なんだけど、よくクラーセンさんはこんなにいくつも分割を思いつくなあと、毎度ながら感心してしまいます。しかもとても綺麗だし。これで、アルキュブス、ツリアと、私にとってのクラーセン三大廃盤立方体積み木のうち2つまでは工作してきました。残るはカレーCarreeなんだけど、これは作るか微妙だなあ。これは一番モザイク的な雰囲気のする積み木だし、精度のよさ、並べた時の美しさが命って感じなので。ああ、本物が欲しい~!
2005.11.19
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クアドリゴ・フラクターレ、アルキュブス、そしてネフスピール・モノクロ。苦労して集めてきた大事なネフ達。なぜか(?)モノクロのものにばかりご縁があるんですね。全部組んで積み上げようとしたんですが、何だかごちゃごちゃしてきてしまったんで却下。代わりに並べて記念撮影してみました。...ちょっと色気がなさすぎかなあ。
2005.11.16
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先日のウッドワーロックさんの限定ネフスピ祭り、私のところにもやって来ました。一つ買うか二つにするか、最後まで悩んだのですが、もろもろ考えて結局1つに。今回は遊ぶのオンリー、日記はリードオンリーを決め込むつもりでしたが、protwoさんに突っ込まれましたので、ちょっとだけアップすることにしました。まずは季節モノでクリスマスツリー。protwoさんのCGツリーに触発されて。ツリーの木に雪が積もったってとこでどうでしょう?
2005.11.12
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私の日記の最初の作品として、紙で作った作品をおぼえていらっしゃる方はいますでしょうか?どうしても欲しいがどうしても手に入らない、私にとって夢の積み木の一つでした。ならば自作して遊んでしまえ!というコンセプトで始めたこの日記、ついにその夢が叶いました。ピエール・クラーセン作、ネフ社のアルキュブスの「本物」を手に入れました。キュービクス、セラ、カレー、ツリア、アルキュブス。どれも10cm角の立方体を分割する積み木です。アルキュブスは「コの字型」で立方体を9分割して出来ています。バラしてみればそんな複雑な分割ではありませんが、どうしてこれを思いつくのかなあと、いつもながら唸らせられますね。色合いも白黒のツートンで渋く、キュービクスほどのダイナミクスさは無いし遊びの広がりとしては少し狭い気もしますが、私の造形マニア心をくすぐるアートとしての渋い味わいにあふれていると思います。何となく同じコの字型のクアドリゴに通ずるものがありますね。これもまた大人の積み木ですね。作りはさすがネフ社、色んな大きさの直方体を貼り合わせて出来ているだけですが、精度は抜群、カチカチっとはまって気持ちいいです。クラーセン作のキューブ型廃盤積み木は本当にどこを探しても見つかるのは困難な感じで、ひょっとしたら一生逢えないかもなんて思っていた出会いでした。これも縁なんだろうなあと、今回はつくづく思いました。とある方のアドバイスのおかげで、はるか遠方よりやってまいりました。本当に感謝です!!本日、私の誕生日に、最高のプレゼント(自分からのですが...)になりました!斜め積みも結構出来ますよ。自作「紙」アルキュブスと並べてみました。やはり一目瞭然、出来が違います。(当たり前) でも積み方としては本当に同じ遊び方が出来るんですよ!基尺も同じなんで、贅沢にアルキュブス2個分積んで遊んでみようかな。
2005.10.14
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いま、秋葉原近くにある小学校跡地「D-秋葉原テンポラリー」で、「スモール&ビューティフル:スイス・デザインの現在」と題した展覧会が行われています。上の写真はもらってきたパンフレット。今日、秋葉原を通る用事があったのでついでに行ってきました。スイス・デザインの色々なアイテムが並んでましたが、一応ネフに限ってコメントします。会場は廃校を利用した施設ということで薄暗い不思議な雰囲気。出品されていたのは大体が現行の作品で、ネフスピール、キュービックス、ダイアモンド、アークレインボウなどの定番ものが積み上げられて展示されているのを中心に、モデュロン、イマーゴ、イカモなんかもありました。なかにはクルト・ネフ氏デザインの、ゲモ、ムルティムや、ジオメトリカなどのあまり見かけない物もありました。ほとんどが手を触れることの出来ない状態でしたが、自由に触れるコーナーもあって、そこにはネフスピール、レインボウや、珍しいところではハイコ・ヒリック作のクアロも遊べるようになっていて、初めてだったのでしばらく遊んできました。ビデオ上映でハイコ氏の積み木ショーのようなものも上映されていましたね。鑑賞している客の多くは若いデザイン学校の生徒といった感じの人達でした。みんなきっと始めてネフを見る人たちなんだろうなあと思いました。ところが積んである積み木のパターンも、なんだかネフのことをあまり知らない大人が積んだのではないだろうかと思われるような、いかにも面白みが無い中途半端な積み方ばかりで、積み直したくってムズムズしてしまいましたね(笑)。どうせ何も知らない人間が積むなら、きっと大人より子供にやらせたほうが、楽しくて刺激的な積み方をするんだろうなあ。個人的にグッときたのは、展示されていたJo Niemeyer氏の作品を収めた冊子で、ネフで商品化されているもの以外にも、モデュロンの色彩・かたちに通ずるような魅力的なオブジェが多数詰まっているようでした(手を触れられないのでよくは分かりませんでした)。Jo Niemeyerファンの私としては是非欲しいアイテムなのでした。もちろん氏の新作も心待ちにしていますよ!リンクスモール&ビューティフル:スイス・デザインの現在
2005.10.10
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ピエール・クラーセンデザインのものなら何でも好きな私にとって、非常に興味深い冊子を手に入れました。「21 OBJECTS」という、2004年にクラーセン氏が来日して開かれた展覧会のカタログとして作られた物です。内容は彼の手がけたアート、オブジェ、グラフィックの中からそれぞれ7作品を取り上げたもので、一部ずつシート状になっています。ネフ社から製品化されているものも一部紹介されていますが、ほとんど他では見たことのないようなものばかりでクラーセン・ファンにはとても興味深い内容です。CG化の素材としてもいけそうですよ。左のオブジェはこれに似たものを百町森DVDで見ました。一本の棒が正方形になり、そして円に変化する、というものでした。この左の作品は、ネフ社のプレヌスを、展覧会を記念してアクリルで再販したという「Plenus 21/Q acr」で、112個限定で作られたそうです。残念ながらもう完売ということでした。左は円錐を分割した積み木みたいです。複雑で構造よく分からないですが何だか面白そう。左はT&Tの限定キュービックス、かな?右はよく似たものをDVDでクラーセンさんが実演するのを見ました。直方体から円柱、球、円錐、が次々と現れるというおもちゃです。これは言葉遊び。クラーセン氏の文芸的な面が見えますね。ものすごく数学的であると同時に、話を聞いていると哲学的でもあり、表現は文学的でもあるんですよね。作品も言葉も、すべて破綻がないというか、何かの法則に従っているって感じられるところがすごいです。
2005.09.24
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面白いおもちゃを手に入れました。久々のリアル廃盤ネフ、Pacです。ピエール・クラーセン作。どうなっているかというと、高さと直径が等しい円柱形が12個、縦横交互にジョイントで繋がっています。ジョイントの周りには自由に回転することが出来るので、色んな形に組めます。積み木のイメージの強いクラーセンさんですが、ある時期こういう連結されたパーツを動かして遊ぶおもちゃを何種類も作られているようですね。何を作っても面白いものが出来てしまう、本当にすごい人です。何の木で出来てるんでしょうか、木目が美しく、ジョイントを含めて非常に精巧に作られていて、触っていて何ともいえない不思議な感覚があります。癒し系、って言うんでしょうかね、こういうの。エリプソなどにも通ずるところがありますね。
2005.09.07
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ちょっと間が空きましたが、protwoさんとのCGコラボレーション、もう一つだけアイデアが浮かんだのでパターン追加します。Erdkugelのパーツで出来た溝の中を、Pureeの球パーツが左右に転がっているところを想像しながら作りました。まだまだ色々と遊べそうなこれらの積み木ですが、ひとまずこれで一段落にしようかな。
2005.09.02
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キュービックスは立方体、ダイアモンドは正八面体をそれぞれ同じ分割の方法(2つの対称な位置にある角から、合同で半分の大きさの立体を削り取る)で作られた積み木なわけですが、前者は4分割、後者は5分割になっています。キュービックス5については5分割になっているので、これはダイアモンドと同じような積み方が出来るのでは、ということで下のようなパターンを作って比べてみました。各段の左右のパターンが対応しています。それぞれの各パーツは異なる特徴をもつパーツなので、全く同じ積み方はバランス的にも出来ないのですが、よく見ていただければほぼすべての箇所でちゃんと対応が取れているのがお分かりになると思います。逆に、ほぼ同じ積み方をしているのに、全体像は全く違う造形になっていることも、非常に面白いと思いました。今までさんざん遊んできたはずのこの二つの積み木ですが、このような遊び方をしてみて、この積み木の奥深さをまた一つ発見したような気分です。本当にすごい積み木たちです。
2005.08.31
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先日作成した5分割キュービックスで遊んでますが、分割が1多いとパーツ数で5つ増、大分出来るパターンも増えて楽しいです。今までダイアモンドで遊んだ後キュービックスを触ると同じような積み方をしたくてもパーツが足りなくて出来ないということがよくあったので、この点では大変満足できるようになりました。余談ですが、キュービックス(以下Qと略す)2組と第5のパーツ、合わせて21個ですが、これから15個を使ってQ5を1組作ると余ったパーツでちょうど3パーツのQ(Q3、ていうのかな)が出来ました。同様にQ5を2組と第6のパーツ1つ計31個から、Q6(21パーツ)が1組とQ4が出来ますね。なんだかちょっとした数字の魔法を見ているような気がしました。
2005.08.27
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私の作ったCG積木Erdkugelとprotwoさん作のPureeのコラボレーション、もう一つパターンを作ってみました。Pureeの球のパーツを中心に滑らないように慎重に重ねてます。楕円形がいくつも見え隠れする、面白いパターンが出来ました。Pureeの最大パーツはErdkugelの窪みにぴったりとはまるので、相性抜群です。二つの球がめり込んでいるようにも見えますね。本当に自作(ほぼ)不可なのが惜しいコラボです。誰か作ってくれないかなあ~、ねえネフさん?
2005.08.25
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ともに球(半球)を分割した積み木、PureeとErdkugel。それぞれprotwoさんと私の考えた想像上の積み木です。一緒に組み合わせて積んだら面白いのでは、という声もあって、世界初(?)のCGコラボレーションと相成りました。お互いのモデリングデータを交換、球の直径は私の設定では10cm、protwoさんは20cmということでしたが、今回私のほうは同じ10cm径に統一してみました。Pureeのカラーリングも赤に変更。このようなパターンが出来ました。不安定な重なり方もありますが、表面処理はざらついた感じで摩擦大きめということにしています。でないとなかなか難しいです。自分で作ってみたら結構面白くて、本当にこんなのネフ社から出してくれたら買いだな、って思いました。(追加)protwoさんの今日の日記にもPuree&Erdkugelのコラボ作品が発表されていますのでご覧ください。
2005.08.24
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キュービックスのパーツがもう一段階大きいものがあったらもっと楽しいかもということでCGを作成した「キュービックス5」、遂にそのパーツを作成しました。自分で2.5cm角の角材を切って作れば出来る話なんですが、何しろ精度が命のネフ製品と組み合わせなければならないので、素人の工作技術では無理と、材料の切り出しは最初からあきらめてました。そもそも2.5cm角の角材なんてホームセンターで見る限りありませんでしたし。そこで以前に4cm基尺のレンガ積み木を200個子供用に注文したことのある木材屋さんのことを思い出し、2.5cm基尺でオーダーできるかどうか問い合わせたらOKとのことで、これで夢が叶うと小躍りでした。しばらくして発注した木材(積み木として注文しました)が届き、キュービックスと合わせてみるとなかなかの精度。今度は百町森の相沢さんの積み木修理日記を参考に、クランプという、工作の際パーツを固定する工具を(3つ)買いました。これでパーツを木工ボンドで貼り付けた後、3時間ほど圧着して完全に固定します。パーツを二つずつ、次々に貼り付けていき、丸二日かけて完成しました!こんな感じです。さすがに積み木を手がけているお店でカットされた木片を使っているだけあって、なかなかの仕上がり具合です。ちょっと少なめですがちゃんと面取りもされています。色合いとか木目の違いは木が違うので仕方ないですが、それほど気にならない程度でした。塗装の技術は全く情報が無いので諦め、白木でいくことにして、手持ちのキュービックス赤と、追加で新規に白木のキュービックスを購入することに。そして本日白木が届いたのでさっそく積んでみました。想像どおりものすごいダイナミックな積み方が出来ますね。まあキュービックスの数学的な積み木としての美しさを味わうのには普通のバージョンで十分なわけで、この積み木は蛇足みたいなものかもしれませんが、でも今までに無いバリエーションの積み方が出来るのは間違いありませんでした。追って別のパターンも追加したいと思います。
2005.08.23
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球をキュービクスのように10個に分割した積み木、Erdkugel。球に積んだ時の様子が地球を緯度線で割ったように見えることから名付けました。こんな感じで積んで見ました。球面に対する先入観がそうさせるのか、たまたま採用したキュービックス赤の配色でそう感じるのか分かりませんが、どのように積んでも私には照明器具のように見えて仕方ありません(笑)。すべての凹面は直径10cmの球(つまりすべての凸面)がはまるように出来ているので、ピタッとはまります。上図の下段の向かい合わせになった4つのパーツは、パーツ表面のざらつき=摩擦が十分大きくなるよう加工してあるという前提でのみ出来る積み方だと思います。まあその辺はあくまで空想なのでお許しを。本家キュービックスのように、どの場所にも自在にパーツが収まるという程の遊びの幅はありませんが、なかなか面白い分割が出来たなと自画自賛しています。でも直線の組み合わせならともかく、この形状では自分で紙や木材で自作するのはちょっと不可能なのがとても残念です。今度、protwoさん作のPuree積み木とコラボレーションすることになりそうで、とても楽しみにしています。
2005.08.20
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最近protwoさんが発案した、球を切った積み木Pureeを見て、同じ球で別の分割を思いついてしまったのでさっそくCG化してみました。Pureeと違うのは、あちらはすべてのパーツが球殻状をしていて、それぞれ球の半径が違っているのに対して、キュービックスのように輪切りにして、すべての曲面は同じ半径をしています。だからどの面もぴったり合わせることができます。またキュービックスのように、球の両側から同じ大きさの球を切り取るように分割していて、パーツの数もキュービックスと同様に、小さいほうから4個3個2個1個、計10個のパーツで出来ています。作品名はErdkugel。これも実現するとしたら相当手間=お金のかかる積み木になりそうです。丸いお山に分けました。三つの山を大きい順に積み上げることももちろん可。4つのパーツを並べてみました。
2005.08.19
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昨日に続き、キュービクス5、パターン作りました。能面みたいに見えませんか?
2005.08.18
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5分割キュービックス「キュービックス・5」、積みのパターン追加です。わりと見慣れたようなパターンですが、じーっと見ていると今までにない造形に見えてきたりしますよ。実はこのパターン作る時参考にしたのは、ダイアモンドなんです。ダイアモンドのパーツをキュービックスに置き換えながら積んでいくと不思議と同じように積めるんですよ。もちろん見た目は大分違いますけど。5つ目のパーツを加えたことで、ダイアモンドのすべてのパーツと対応が取れました。キュービックスは最小パーツはもちろん1つの立方体ですが、その後小さい順に、3個、6個、6個、6個の直方体の貼りあわせで出来てますので、積み木全体では結構な数の面取りした木片を描かねばならず、計算にもかなり時間が掛かりました(特にラジオシティという照り返しの計算)。なのでちょっと影の部分に不正が出ていますが、早く発表したかったので今回はこれで妥協してしまいました。キュービックス5自作がかなった折には、ダイアモンドと比較しながら積んでみたいなあと夢見ています。
2005.08.17
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前回はセラのような分割のダイアモンドがあったらいいな、という話でしたが、今回は立方体を一辺5分割したキュービックスです。これは何かというと、まあ見てのとおりなんですが、普通のキュービックスは10cmの一辺を4分割して、7.5cm、5cm、2.5cmの立方体に分割していった積み木ですが、それを発展させて、一辺12.5cmの立方体を10cm、7.5cm、5cm、2.5cmの立方体に分割した積み木です(10cm立方体を2cmずつ分割でもいいのですが基尺がキュービックスとずれてしまうので)。普通のキュービックスの外側にもう一枚2.5cm厚のパーツの「皮」を被せたような格好です。きっかけはダイアモンドで遊んでいて、これは元の立体が正八面体という違いこそあれ、5分割で15パーツとなっていて、キュービックスも同じように5分割15パーツあればもっと積み方のバリエーションが増えるんじゃないかと。安直ながら名付けて「Cubicus 5 キュービックス・ファイブ」(他のネフ製品同様にドイツ語読みに忠実に発音すると「フュンフ」かなあ?)。次の日記で、具体的なパターン作成したいと思います。
2005.08.10
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なかなかディアセラ、綺麗な積み方見つけるのに苦労していまして、取り合えずこんな積み方ご紹介しておきます。セラの場合でもよくやる積み方で、奇数番めのパーツだけ並べてダイア状に、偶数番めも同様に並べて向かい合わせにしてます。まあ綺麗は綺麗だと思うんですが、もうちょっとひねりの効いた積み方はないのかなと思いますね。またひまを見て探してみます...
2005.07.30
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セラのような分割をしたダイアモンド、Diacella ディアセラ。クラーセン氏も試作したと言うこの分割、さぞ綺麗なパターンが次々と出来るんだろうなーと思って色々試してみました...が、意外に上手く積めない。いや、積むことは確かに出来るんですが、セラのパターンをはじめて見た時のような感動的なものが出来ないんです。分割の方法は同じでも、元形状が立方体か正八面体かによってパーツの性質がかなり違います。例えばパーツをお椀を伏せるように置いた時、セラの場合三本(三点?)の脚で立つのですが、ディアセラの場合はすべての辺がペターッと床に接するんです。これはセラのほうが繊細な感じがします。あるいは「くぼみ」で立たせた時、セラは上に出た3つの「出っ張り」にさらにくぼみを使ってバランス積みのようなことが出来ますが、ディアセラは「出っ張り」は横を向いてしまうのでそのままではくぼみを生かせません。なんだかんだ言っても、特徴を生かして積めばいいんですが、実物がないので試行錯誤するにも限界があってなかなか想像力が進展しません。で、ようやっと満足出来たのが上図のパターンです。まあありきたりな感じですが、一応「くぼみ」を使って積んでます。満足できないもう一つの訳は、チョープでかなり遊んでしまっているので、どう組んでみてもチョープの時に見たような造形が現れてしまう、って所にあるのかもしれません。これもなんかチョープっぽいパターンですね。積むというより並べてあるだけです。うーん、今回はなんだか中途半端になってしまいました。
2005.07.26
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最近各所で続々発見されているチョープという積み木がありますが、これはダイアモンドのちょうど半分の正四角錐をセラのように面で分割した積み木でした。だったらいっそのことダイアモンド自体をセラのように分割できないかというアイデアが当然生まれるわけです。と偉そうに言っても実はこれネフ・デザイナーの相沢康夫さんが言っていたアイデアなんです。クラーセン氏も試作していたというこのアイデア、最近のチョープ・ブームに乗って、CG化してみました。とりあえず今日は基本のしまい方パターンです。見えていませんが各パーツの「へそ」のところにセラのような「くぼみ」を刻んであります。作り方からして当然の結果ですがチョープを二つくっつけたような形になっています。一番小さいパーツはダイアモンドの最小パーツと同じです。また次回もこの積み木のパターンを作ってみたいと思います。今回はアイデアもパクリ、「あったらいいな」シリーズもprotwoさんのパクリ、さらにCGでバーチャル・ネフと三拍子揃えて、偽ネフページの面目躍如のネタでした(爆)。
2005.07.25
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いつも積木ばかりのご紹介でしたが、今回はちょっと変わり種で、前から欲しかったWerner H. Bartmes作、サハラというのを入手しました。プラスチックの容器の中の砂が、中間にある穴の開いた層を通って下に落ちていくというおもちゃで、砂が落ち終わると不思議な模様が現れます。この砂がとても粒子の細かい砂で、非常に滑らかに落ちてゆく様は何か生き物のようにも見えます。そして少しずつ変化してゆく様子を見ていて楽しいし、出来上がった形も稜線の立った山・ピラミッドのような幾何学的な模様です。この人、他にもヴォルケーノとかネバダとか、砂や水を使った斬新なおもちゃを作っていて、みんなカッコよさそうなんです。最初に見たのはnaef_spi家のヴォルケーノ動画でした。あれはすごい格好よかった...最近naef_spiさんのところで復刻希望のアンケートしてましたが、このテのおもちゃも是非復活してほしいものです。
2005.07.23
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