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あの「もてない男」の小谷野敦が小説を発表した。自身のもてない体験を綴った「悲望」がそれ(「文学界」8月号)軽~い小谷野ウオッチャーでもある私としては(うそ!^_^;)早速この長篇小説を読ませてもらいました。ちなみに小谷野敦(こやのあつし)とは、東大卒、東大大学院博士課程修了の比較文学者で、現在は、東大の非常勤講師&文芸評論家。30代半ば三十過ぎまでデート体験ゼロを綴った「もてない男」の筆者。一度短期間の別居結婚(未入籍)するも以後独身、身長164cm、44才43才。非イケメン。小谷野氏、なぁ~んも変わってないね。あるストーカーの手記と副題を付けてもいいくらいの小説です、これは。「十年くらい前に書いて、二年ほど前に抜本的手直しをしたものだ。 事情は別にない」そうですけど・・・。 もてない人生を送ってきた藤井(筆者自身?)が、同じ東大の院生である篁(たかむら)響子さんという女性を好きになる。「知的であるということがわかっている女性が かわいい仕種をするから、くらっとするのである」篁さんの方は、最初から藤井には関心が無いのだが、思いは募るばかり。篁さんがカナダへ留学すると、藤井も同じ方法で追っかけ留学、ヴァンクーバーの同じ大学の、同じ学生寮に入ろうとする。「私はあなたに何の関心も持っていません。 友人だとも思っていません。 大学には他にも寮はあります。 私が住んでいる寮に移るという考えは捨ててください。」・・・の主旨の手紙を受け取っても、「女は押しの一手」と思い込んでいる藤井には伝わらない。「篁さんが、私を拒否して拒否して拒否し抜く姿勢こそが、 私に生きる意味を与えてくれたのである」と。ヽ(´Д`;)ノ相手は逃げ回り、藤井と一緒の授業には出てこなくなり、それでも続くラブレター攻撃に、「あなたの手紙は気持ちが悪いんです。 最近は読まないで捨てています。 手紙も電話もダメです! 逢っても話しかけないでください!」ときっぱり断られ、それでも、「人間には説得というものが・・・」と態度を変えない。ついには、篁さんからハンドバッグで殴られるまでになるのだが「俺はお前を諦めないぞ。地の果てまで追っていくぞ」と凄まじい手紙を投函する・・・。 相手の女性、気の毒だぁ・・・。最高学府の(しかも文学の)勉強をしても、恋愛の機微なんてなぁ~んにも分かっていないのね。女が「大嫌いっ!」とマジで言ったら、もうダメなんだよ!小説の形態をとっているけれど、小谷野氏が東大の院生時代に、片思いの女性を追って、海外の同じ大学に留学し、「気持ち悪いからやめて!」と言われたもてないエピソードは有名だ。そうやってストーカー(だよね)されて、ついにはこうやって小説で締めくくられたらモデルとなった女性はたまんないね。しかも小説の結論は、篁さんはある教授からも逃げていたことを知って、「篁さんは、いくぶん男性恐怖症、あるいは極端な潔癖症なのではないかと気づいたのである。」ヽ(´Д`;)ノ・・・・・・・・・・・、脱力だなぁ・・・。篁さんはおそらく正常な神経の持ち主。もし男性恐怖症があるとしたら、その原因を作ったのは小谷野氏、あんただよ!なぜこの小説を発表したのか、これが文学であるのか、の反響は大きいようです。私には相手の女性が受けた恐怖だけは、読んでよ~く伝わってきました小説の冒頭に記されている言葉は真実ね。「男の恋愛のデフォルマシオンは、 女にとって迷惑か、恐怖以外のものではあるまい」金子光晴
August 31, 2006
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プロレスの橋本真也さんが亡くなった。享年40。プロレスには、全く無知の私ではあるが、橋本真也さんには、別の思い入れがあった。「バラ色の珍生」という、何年か前に終了した番組を見ていた方なら、きっと、ご記憶にあるのかと思うのだけれど。この番組に登場した時の橋本さんが、とても印象的だったのである。通称「バラ珍」は、島田伸助司会のご対面番組で、生き別れたり、消息不明の元カレ、元カノを、番組が探し出して、相談者と対面させるという、ベタな号泣番組。まぁ、この番組を見て、私は毎回、貰い泣き、号泣していたわけです。そして、そのご対面の数々は、ほとんどすぐに忘れてしまうのだけれど、橋本さんの回だけは、なぜか今でも明確に今でも覚えている。橋本さんは、この「バラ珍」に幼い頃に、自分と母親を捨てて家を出たままの父親を探してもらった。番組は、その父親を探し当てた瞬間の音声を流した。「え~っ??橋本?橋本真也?え~っ??あのプロレスの? はしもとしんやって。あっ!あの橋本真也?」確か、パチンコ店で見つけたという橋本さんの父親は、プロレス好きで、自分の息子の名前も忘れ(のん気だ!)橋本のプロレスをよく見ていたという。橋本さんが「逢いたい」と言ってると知り、「もう死んだと思ってもらった方がいいのでは・・」と、対面をためらったのだが、結局は会うことを承諾した。そして、多分ホテルの1室で、20年ぶりくらい(当時)の、父と子の悲しい対面が行われた。「母さん、死んだぞ。なんで俺たちを捨てたんだ?」と問う橋本さん。 テーブルを挟んで、あとは、父と子で涙、涙。。。。。対面が終わったあとも、橋本さんは泣いていた。「会えて良かったね」と綺麗な橋本夫人(当時)が夫の肩を抱いた。あれから10年近い月日が経っているように思う。橋本真也急逝の一連の報道にを全部見たわけではないけれど、あのときの父子の対面や、父親に触れた情報は無いような気がする。「身長183センチ!!破壊王!は・し・も・と・し・ん・や~!!」と出棺の際の絶叫があった16日の告別式。そこに集まった1万5000人以上のファンの中に、あの時の、どうしようもない父親の姿が、必ずあったはずだ・・・と、私は思うのです。
July 19, 2005
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「沢田研二LIVEin日本武道館」(1/24)から1週間、ジュリーの余韻に浸っている私σ(*´∀`*)です。「勝手にしやがれ」以前(つまりザ・タイガース時代)に、あんなにも素敵な歌がたくさんあったことの再認識それで、NKH「SONGS」を繰り返し見たり… 当時のCDを入手したり… 当時のCDよりも、今のジュリーの歌声のほうが良いと思うのは私だけでしょうか。そして、ジュリーが2008年の「SONGS」でも歌った「Long Good-bye」 元メンバーだった瞳みのるに向けて、復帰を願ったメッセージソングなのですが、これは感動、泣けますこの歌を聴いて、ピーさんは復帰を決めたんですよね。作詞 沢田研二 岸部一徳 作曲 森本太郎歌詞をすべてアップするのは問題があるようなので抜粋で…こんなに長い別れになるなんてあの時は思わなかった23歳のときだったね一緒に帰ろうって言われたけれど僕は何処へ帰るのかわからなかったきみはたぶん友だちに戻ろうって言ったんだねほんとにほんとに楽しくていつもいつも一緒にいて永遠に今が続くと思っていた あの頃に・・・こんなに長い別れになるなんて あの時は思わなかった1月24日のコンサート僕らはきれいな大人になれたかな歳ばかり重ねてきたな30年以上、すきまは重いけど今なら笑い合いたい君は今は 東京の何処かで暮らしているんだほんとうに ほんとうに君のこといつも いつも 気にかけている永遠の今が続きならば一度酒でも 飲まないかYou Tubuにあるのでぜひ聴いてみてください♪※このサイトの画像アップのシステムが今日で終了のようです。 最後の画像、ギリギリセーフ?
January 31, 2012
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昨日、日本武道館で行われた、沢田研二LIVE 2011~2012今朝の朝日新聞にも、写真入りで採り上げられましたが、あの会場に、…私もいました。今から41年前の1971年1月24日当時、グループサウンズのトップバンド♪ザ・タイガースは、この日の日本武道館での公演をもって解散しました~~あれから41年もの月日が流れた同じ1月24日~~再びメンバーがこの場所に集まったのです! 「信じられない思い」はメンバーもファンも同じ。 ザ・タイガース再び(昨日の画像ではありません) オープニング1曲目はビートルズナンバーで「ミスター・ムーンライト」ジュリー(沢田研二)の歌!ギターはタロー(森本太郎)!ベースのサリー(岸部一徳)は、いまやドラマで渋い演技をみせる貴重な俳優となって、「僕をサリーと呼ぶ人はほとんどいません」に会場から「サリ~~~!」 「サリー~~!」そしてドラムスは!! 41年ぶりに芸能界に戻ってきたピー(瞳みのる)中国文化の研究者であり、最近まで中国語の高校教師でもあったピー先生は、中国語で挨拶をして…、…そして…ご自分で訳しました(^m^ )「僕のマリー」 「モナリザの微笑」・・・数曲を歌い終わったところで、ジュリーが突然、「シローが来ています」 えっ~~~!ステージ下手から、岸部シローさんが介添えを受けながらゆっくり…ゆっくり…と登場しました。病気療養中とかで、痩せて、独りで歩くのは難しいようです。舞台中央に用意された椅子にかけたシローに、ジュリーがやさしく話しかける。「歌う?」迷っているシローに、「大丈夫、さっきちゃんと歌えたやん」 シローは…マイクを持ち「今日、わたしがここにいるのは すべてジュリーのおかげです!」と言ってから「若葉のころ」を英語で歌いあげましたしみじみとしたいい歌声です。シローのその歌声を聴きながら客席は・・・ほとんど・・・涙していました。(´・-・。)「シロー、良かったよ~!」 「大丈夫よ~~!」 元メンバー全員揃っての完全復活はジュリーの悲願でもあるようで、「今回シローは勇気をふりしぼって来てくれた。 (今日いない)加橋かつみには、今回は、 お前のやり方は気に入らんといわれて…(笑) しかし、 全員揃ってこそのザ・タイガース。 遠くない近い将来、全員でここに立ちたい」と宣言。全26曲のラストはローリングストーンズの 「サティスファクション」そして、ステージ、会場 13000人全員が、ジュリーの音頭で一本締めでパンッ
January 25, 2012
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今回も、上映が終わって出口に向かう観客の列から、「途中、寝ちゃった…」「こうも寝ちゃうと映画の筋がなにもわかんない」な~んて声が聞こえました(´∀`; )「かもめ食堂」「めがね」「プール」につづく第4弾このシリーズ大好きというコアなファンが多いなか(私もσ(^_^;)「熟睡できる映画」なる声があることも確かなようです。(前日はしっかり睡眠をとっておきましょう♪)人と場所との関係をテーマにした作品なのに、事件も、出来事も、なにも起きなくて…登場人物の会話も限りなくシンプルで…彼女、彼らがどういう繋がりで、どういう経歴なのか。そして背景となるこの場所はどこなのか。詳しい説明は一切ありません桜が満開で、キレイな川が流れていて、町は古くて・・・どうやら京都の郊外らしい。(でも、京都弁のヒトっていなかった…ような)この町で暮らす3人の女性ウイスキーしか置かないバーを営むセツコ(小林聡美)お豆腐屋を営むハツミ(市川実日子)コーヒー店を始めるタカコ(小泉今日子)彼女たちは、どこか他所から、この町に移り住んだ様子。・・・理由はわからない・・・。でも、観ているとなぜか心癒されて、彼女たちと話したい気分に。小林聡美さんの作る「水割り」はとてもおいしそうだし、(着ている白いブラウスがステキだった♪)実日子さんのお豆腐は、映画のなかで、もたいまさこさんがしたように店先でそのまま食べてみたい。「食べ物の美味しさ」はこのシリーズの「売り」でもあって、今回はサンドウィッチにゴクッ!!フードスタイリスト飯島奈美さんはシリーズ大切なスタッフ男性陣は、お馴染みの加瀬亮さん、光石研さんに、新しく永山絢斗さんが加わりました。タイトルのマザーウォーターとは、“ウイスキー”の仕込み水のことだそうです
November 5, 2010
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例えば・・・、怠けるってどういうこと?と問われたら、アカネσ(^_^;は答えます(^o^)丿「昼間からゴロゴロしていたり、机に向かってもボ~ッと していることです」←凡人の回答絵本的フリートーク、絶版。「そういうことなんだ。」五味太郎さんの答えはこうです怠けるということ、 春⇒桜⇒花見、としか考えないようなこと。 TVで話題のラーメン屋に並ぶこと。(略) 折り合いをつけて結婚をすること、などを言います。 がぁ~~ん 目からウロコ。 そういうことなんだ。 世の中を複雑にしているのも、 難しくしているのも人間なのだから、 そこのところをややすっきりさせるといいんじゃないかな。 ・・・と五味さんのすっきり回答は続きます。愛するということ、 その人が身近にいなくても、何の不足感も焦燥感もなく、 ただ充実感に満ちているということが愛するということだと思います。 君が好きだ、貴方が必要だ、そばに居てくれ、私を抱いて、などというやつは、 心と体の取り引きですから、愛とは別のジャンルの話です。 この世界は愛に満ちていますが、この人間という生き物だけが、 愛には不向きなんじゃないかと、ぼくは思います。浮気するということ、 あまり浮き浮きしていたり、よそ見をしていたり、あるいは寄り道をすると、 とりあえず叱られる習慣がこの風土にはあり、 浮気というものも当然叱られるわけですが、 いずれにせよ、幼稚園、遅くとも小学校半ばまでの ガキのレベルでの話で叱るのはおのずから、 保護者、指導者あるいは管理感覚の人です。家庭を作るということ、 (略)家庭の基本は気ままに振るまえて休める、ということですから、 どこでも気ままに振るまえる人は、あまりそれを求めません。 理想的な家庭はその気ままにゆこうという個々の欲が原因で、 かならずトラブルが発生するわけです。ボランティアをするということ、 求める人のところへ駆けつけて、求められる行為をすみやかにする、 ということです。この説明で、何か物足りないなあ、と感じる人には、 ボランティアはできません。考えるということ、 考える、ということは、整理する、という意味です。 わかっているものを手がかりに整理すると、もう少しわかる、ということです。 「彼は見栄っ張りだ」ということを手がかりに整理すると「彼はバカだ」というこ とがわかってくるといったことです。 わからないものを手がかりにしてもしかたがないということです。どう?ブラックスパイスもほど良く利いた、五味さん流の回答が全部で51項目。盗むということ/嫌いということ/裏切るということ/旅をするということ/努力するということ/売春するということ/自殺するということ/風呂に入るということ/人を助けるということ/大人になるということ/整形するということ/生きるということ/嫉妬するということ/酒を飲むということ/化粧をするということ/尊敬するということ/恋をするということ/約束するということ/病院にゆくということ/他※「怠けるということ」はTV「深イイ話」でも紹介されたようです。読んでいると、こころなしか勇気が湧いて、うん、そういうことなんだ。…と、気持ちも整理できた…かなぁ~Xmasプレゼントにもいいなと思うけれど、残念ながら、現在は入手不可能の絶版希少本。私は運良くリーズナブルな価格で手に入ったので、知りたい言葉があったら言ってね。お教えしま~す
December 9, 2008
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