実に8ヶ月ぶりに話をしたが、次男はやっぱり次男であった。
交換留学は1年で帰国しなくてはいけないことが、デメリットの一つなのだが、
このプログラムは延長できるのだ。
また、国を変えることによって、交換留学を2回体験することもできる。
ちょっとした、裏技??
というか、日本の私立高校に在籍している彼にとっては、
その学校の規定も守らなくてはいけない。
留学は1年しか認めてもらえないのだ。
さて、どう選択するのか?
留学するだけで終わるんじゃなくて、
その後、どの国の大学に行くのか?
とか、
で、結局、何になるのか?とか。
またしても、私は口うるさい母親になる。
とりあえず、
留学延長するには、彼にはこのままニュージーランドの高校を卒業する方法と、
カナダに留学してそこで卒業する方法がある。
卒業の時期が南半球と北半球では違うので、
日本の大学入試制度を考えると北半球のほうが有利だという気がする。
でも、一番大切なのは、この数ヶ月異文化に触れて、日本を外から見つめて、
貴方は何を感じたのかということだ。
口うるさい母親に変貌した私が、一気にしゃべる。
「で、何に将来なるの?なりたいものわかった?」
「俺は学校の先生になるよ。さもなければ、ラグビーの選手になって、日本代表になる」
「えっ。学校の先生だったら別に留学しなくても良かったんじゃない?
ていうかさ、貴方もっと自分の力を役立てる、社会にどうやって貢献するとかって言うこと、感じたりしないの?」
という言葉をさえぎって、
「 お母さん、僕にそんな壮大な期待しても無駄だよ。
がんばって勉強して医者になっても、有名にもならないし、歴史にも残らないよ。
僕はラグビーの日本代表になって、日本のみんなに夢と希望を与えるんだ。
お母さん、僕の夢はね、幸せな家庭を持つことだよ。壮大な夢じゃぁないか!!
先生になって、生徒に野球とかラグビー教えて、生徒と一緒に夢に向かっていろんなことをするんだよ」
「あんた、ラグビー上手なの?」
「ま。ね。足速いから」
教育は投資である。
留学という長期海外旅行をさせてあげられるほど、うちは余裕はないのだと話す私。
平和に育った次男を見ると、
良くも悪くも私たちの子育ての成果だと感じる。
ブツブツ報告する私を主人は見て、
「いいんだよ。自分の好きにすれば。
留学させたのに、学校の先生になるのがもったいないって、
じゃあ、君は不動産屋さんになるのに仏文科行ったり、海外留学したり、
なんか意味あったの?」
本当にそうだ。
期待しても、無理かも。
育てたように子は育つ。
子は親の背中を見て育つ。
子育てもいよいよ最終章。
現実を感慨深く見ると共に、
自分を育ててくれた親に、頭の下がる思いでもある。
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