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発達障害者「配慮を」=避難所入れず物資困窮- 家族ら、無理解を痛感・熊本地震
熊本地震では、自閉症など発達障害を持つ子供やその家族の多くが、
トラブルを恐れて避難所に入れず、車や自宅での生活を強いられている。
行列に長時間並べず、食料や水の配給すら受けられない人も。
東日本大震災で同様の問題が多発したため、
厚生労働省などは必要な対応をパンフレットにまとめたが、
教訓が生かされたとは言い難い。
被災による環境変化に対応できない発達障害の人は、
共同生活になじめずパニックを起こしたり、大声を上げたりすることがある。
制止や叱責が混乱を助長する場合もあり、周囲の理解と支援が必要だ。
「『物資が欲しければ避難所に入ればいい』
と門前払いされた。
入れないから苦しんでいるのに」。
発達障害の息子(15)がいる
熊本市の岡田丈二さん(50)は悔しそうにつぶやいた。
16日未明の本震でライフラインが止まったが、
地震におびえ落ち着きをなくした息子を見ると、
周囲への迷惑が不安で避難所に行けなかった。
自宅の備蓄が底を尽き、助けを求めた避難所で掛けられたのは
「一人一つ、平等なので欲しければ並んでください」
という言葉。
息子連れで長時間並ぶのは不可能で、手ぶらで自宅に戻った。
同じ境遇の人から相談を受けた古木満雄さん(63)は、
発達障害を持つ次男を施設に預けて支援に奔走。
同市の支援センターに掛け合い、
何とか回してもらった物資を障害者のいる家庭に配った。
センターもそこで問題に気付き、
ようやく21日に物資を受け取れない人向けの配給を始めた。
「誰も避難できず、じっと我慢していた」
と振り返る古木さん。
避難所でパンフレットを見せて説明しても取り合ってもらえず、
「普段以上に理解のなさを痛感した」と話した。
「張り詰めた中で問題を起こせば地域に住めなくなる。
避難所に入れない自分たちはどこにいけばいいのか」
と話すのは、自閉症の娘を持つ益城町の玉作恵子さん(58)。
過去の台風や防災訓練でも全く対応がなく、
「高齢者らと同じ配慮の目を少しでも向けてほしい」
と訴えた。
厚労省所管の発達障害情報・支援センターの東日本大震災翌年の調査では、
岩手、宮城、福島の3県で回答した276人中、避難所に行ったのは23%。
「問題なく過ごせた」
のはその18%だけだった。
同省の担当者は
「市などと連携し、熊本地震の実態把握や対策に努めたい」
と話した。
[jiji.com http://www.jiji.com/jc/article?k=2016042600039&g=keq ]
いざとなったら大変なのはみな同じ、
各自治体の早急の対策が必要ですね。
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