あま野球日記＠大学野球

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2007.10.11

高田繁氏、ヤクルト監督に？

(6)

テーマ：プロ野球全般。(13428)

カテゴリ：プロ野球

今季限りで日本ハムＧＭを退任する 高田繁 氏（６２歳）、
来季のヤクルト監督に就任することが決定的になったそうだ。

そうスポーツニッポンが伝えている。

日本ハムのチーム強化という意味では、見事な手腕を発揮した。
０５年からたった３年間の任期で立派な実績を残し、
それでいてあっさりとその座を捨てたかと思ったら、
今度はヤクルトの監督の座を射止める・・・。

何事もうまく行くのは、いかにも高田さんらしい。
そう思ってしまうほど大学時代、そしてプロ野球選手としても
数々の成功を手に入れた。

大阪・浪商高時代。
６１年夏、１年生ながら甲子園に出場し全国制覇を果たした。

そして明治大に進学。
入学してすぐさま春季リーグに代打で登場し内野安打。
次の打席では右前打を放つと、次の試合からはレギュラーの座
（トップバッター）をつかんでしまう。

以後、大学卒業までの通算安打は１２７本。
東京六大学リーグの最多安打記録であり、この記録は現在も
破られていない。また、１年生の秋から７季連続で
ベストナインにも選ばれた。

当時の明治大、 島岡御大 の鉄拳が猛威を振るっていた時代。
一学年下だった 星野仙一 氏をはじめ、ほぼ全員の選手が殴られた
経験をもつのに、主将だった高田ひとりだけ一度も殴られることが
ない優等生。後年、島岡御大をして
「 高田を怒る理由を探しても何も見つからなかった 」
と嘆かせた。

６７年、ドラフト１位で読売に入団。
すぐさま新人賞を獲得し、以降は走・攻・守の三拍子そろった
外野手として、読売のＶ９に大いに貢献した。ポジションは
レフト（現役時代の後半はサード）で、本塁打になりそうな打球を
塀にしがみつき（またはよじ登り）捕球するファインプレーを
度々演じた。ファンたちからは、 塀際の魔術師 と評された。

そして、日本ハムＧＭとしての３年間。
現場のことはヒルマン監督に任せ、選手の発掘や二軍選手の
育成などおもに編成面に注力してきたらしい。

今季、チームの戦力低下が否めなかったヤクルト。
ある意味、よけいなプレッシャーもなく矢継ぎ早に手を打てる
チームなのかもしれない。

さっそく、 稲葉篤紀 （中京大中京高-法政大）を古巣・ヤクルトに
呼び戻すのかな