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福江島を後にして宇久フィッシャリーナに船首を向けた。友人のKさんを別れて再び一人旅となった。少し波があるが穏やかな中出航。またどんな出会いがあるか楽しみにしながら旅を楽しむ。今日こそはと願いつつ、トローリングの仕掛けを流す。
仕掛けには何も釣れない、途中エンジンをかけていたらいきなりスピードが落ちた。スクリュウに何か絡んだみたいだ。エンジンを逆回転しても変わらない取れない。 宇久までそんなに遠くないのでセーリングで行く事にした。風が無いのでエンジンをかけたのに。・・・宇久が見えて来た。やっぱり入港の前は嬉しいもんだ。
無事着岸早々潜水。水はきれいだった。やはり、スクリュウにゴミがかかっていた。海草と網がかかっていた。
先客が居た。愛知県から来た。バンクーバー28f船名「キャンティー 」。船内の造り構造、さすが名艇素晴しい。船首の槍着装置が役に立っているとのこと。出会う人に勧めるが、機能的には良いだろうと理解を頂くが誰一人も採用する人は居ないという話だった。確かにシングルハンドの一人旅には便利は判るが、格好が悪い。採用しないのも理解できる。
地元のオーナーが魚釣りに行くので一緒に行こうと誘ってくれたので、魚釣りに同乗した。海に沈む夕日が特に綺麗だった。
残念ながら不漁だった。
帰港後、風呂に入らないかと誘ってくれたので、同行した。大工小屋が隠れ家になっていて友人知人と時折一杯やる様だ風呂と囲炉裏もあった。男の隠れ家だいいなあ。昔から秘密基地は男の特権だと私は思っている。また絶対必要だと思う。私の場合ヨットが隠れ家となっている。ただ秘密では無いのが一寸残念?だ。
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