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連日のあまりの暑さに耐え兼ねて、先日ちょっと小旅行に出かけてきました。行き先は貴船と鞍馬。大学時代の友人、Yちゃんと一緒です♪お互い京都は何度も足を運んでいますが、市内や嵐山周辺がほとんどで洛北は初めて。山深い緑の中でせせらぎの音を聞きながら川床で鮎を食べるなんて、素敵よねぇ!とか思って行ってみたものの…。みんな考えることは同じでした。車で行ったので、狭い山道にあふれんばかりの歩行者をひきそうになりながら、対向車とぎりぎりですれ違うというアクロバティックなドライブ。Yちゃん、お疲れ様でした!私なら途中で泣いてました…。結局、川床料理も、お目当ての流しそうめんも食べられず、横目で山の緑を見て、リベンジをかたく誓ったのでした。というわけで、気を取り直して今度は鞍馬へ。こちらは打って変わってスイスイでした。すぐ近くに駐車場もあっさり見つかり、散策開始。まずは駅前ででっかい天狗がお出迎え。写真では大きさがわかりにくいかも?とにかく大きかったです。とりあえず、お腹がすいたので、くらま荘という料理旅館でちょっと遅めの昼食。なんだ、ここにもちゃんと床があるじゃん!というわけで、落ち着いてゆっくりいただきました。写真はお料理と床から見下ろした川の流れ。美味しかったです♪お腹もいっぱいになったところで、鞍馬寺へ。牛若丸があずけられてたお寺です。写真は立派な山門。。階段を上がっていくと、ケーブルカー乗り場があり、片道2分で急な斜面を登っていきます。こんな感じ。→そして、ここまで来てしまってから、もう一人の友人、K君を呼び出すという勝手な私たち。それでも心優しい彼は、怒らずに鞍馬駅から鞍馬山の上まで登って来て、しかもお茶まで買ってきてくれました…。ありがとうー!そこから3人で、さらに上の方にある本殿を目指しました。登っても登っても、どんどん現れる階段。でもその分、景色もどんどんよくなっていきます。いよいよ本殿。一字心経というのがあって、私は般若波羅蜜多心経の蜜の字を書きました。それぞれに願いごとをして、学生時代に戻ったようにおしゃべりをして、あぁ、いいなぁ、としみじみ。働き出してから、こういう機会って貴重です。途中、甘味処でところてんを食べ(疲れた体に三杯酢が美味しかった!)、清少納言も歩いたという九十九折りの山道を膝を笑わせながら降りてきました。降りたところにある由岐神社のおみくじ。→天狗さんでした。鞍馬山で心が浄められたところで、次は汗を流しに鞍馬温泉へ。鞍馬山からちょっと行った所にある、宿泊もできる温泉です。内湯も露天風呂も入れて、浴衣もあって休憩もできて、と至れり尽くせり。川は見えなかったけど、山は遥かに見渡せて、思わず、「ずっとこうしてたいねー」と。久しぶりの広いお風呂に疲れも吹っ飛び、K君をおもいっきり待たせて、今日何度目かのごめんなさい。ほんとにごめんよ。それから京都在住のK君オススメの和食屋さんへ。いきなり付きだしがとうもろこしのアイスで、びっくり。食べてみると、あまーいコーンが口いっぱいに広がって幸せ♪その他にも鱧のしんじょうとか鮎のつみれ汁とか加茂茄子の田楽とか。めくるめく夢のようなメニューでした。隣で外人さんのお客さんに、大将が英語で説明してたりでさすがは京都。。。ま、ちなみにこっちでは急性腎不全の管理の仕方、とかいう変な話をしていたのですが・・・(汗)友達がみんなえらくなるって便利だわ。そうこうしてるうちに、夢のような楽しい時間はあっという間に過ぎ、お別れの時間に。次は流れでモツ鍋の会と決まり、再会を固く誓って分かれたのでした。あぁー、また行きたい!というか、貴船は絶対またリベンジするぞー!
2008年07月20日
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というわけで、二日目です。意外に疲れてたのか、朝はゆっくりして寝ぼけ眼で朝ごはん。昨日生きながらにして私に食べられちゃった伊勢えび君の頭が、そのままお味噌汁に入ってました。海辺の町の朝ごはん。素朴だけど、とっても美味しかったです♪さてさて、その後ゆっくり朝湯に浸かり疲れも取れたところでドライブ再開。まず最初の目的地は共栄物産。なんと2100円で焼き牡蠣食べ放題です。しかも、牡蠣ごはん、赤だし、生牡蠣つき。これはなんとしても食べねばなるまいっ!と勢い込んだものの、予約の時間まではまだまだ。なので、せっかくなのでパールロードを走ってみました。なぜかのだめの「千秋真一指揮、R☆Sオケのブラ1」なんて聴きながら海岸沿いを走ってたら鳥羽展望台に到着。海は広いな、大きいな♪見渡す限りの海の青が、これまた真っ青な空の青と溶け込んで、それはそれはさわやかな絶景でした。目の保養もしたところで、今度は食欲。共栄物産、すごい光景でした。倉庫いっぱいの牡蠣、牡蠣、牡蠣。それをあわせて畳1帖ほどもある焼き網で次から次へと焼かれていく大量の牡蠣。その光景に圧倒されつつ、長蛇の列に並び、牡蠣ごはん、赤だし、生牡蠣、カキフライを受け取ってよーい、スタート。ほぼ同時に横に座った家族も一緒にスタート。おもむろにかばんの中からカセットコンロを取り出し、手際よくウインナーと卵が炒められていき…。慣れすぎやろっ!こっちも気を取り直してせっせと牡蠣を貪りました。うーん、幸せ♪「食べすぎは自己責任です 店主」の張り紙を戒めに、それでも軽く50個は食べたかも。殻入れがすごいことになってました。。。当分、牡蠣はもういいです。その後、くちくなったお腹を抱えて、今度は伊勢に。外宮のお参りをした後で、さて内宮は?と見てみたら結構遠いんですね。くっついてるのかと思ったら、上賀茂神社と下賀茂神社ぐらい離れてました。ちなみに写真は、外宮の境内。今年は紅葉が中途半端だったけど、神聖な境内はなかなか美しかったです♪で、そうこうするうちにおはらい町に到着。(あれ、内宮のお参りは?)赤福本店が閉まってるのが、ちょっとリアルでした(笑)松坂名物牛肉まん、豚捨のメンチカツ、五十鈴茶屋のみたらし団子、横丁焼きなどなど。お払い町とおかげ横丁でめいっぱい食べ歩き、満腹中枢がいい加減悲鳴をあげたところで、ようやく帰りました。帰り道、月があんまりきれいだったので、思わず一枚パチリ。行きはよいよい、帰りは暗い。しかもライトがまぶしくって見えづらい。と、びびりながら再び高速に。モットーは「家に帰るまでが遠足です」。途中、名阪国道で事故渋滞。「名阪は怖いって言ったやろ」と、友人。はい、身をもって知りましたわ。なんとか無事に地元まで帰り着いた頃には、どっと疲れが。それにしても、よく無事に帰ってこれたなぁ。命の洗濯と、ちょっとした刺激の旅でした。明日からまた、頑張ろうっと。
2007年11月24日
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というわけで、突然思い立って鳥羽まで行って参りました。近頃、保健所でストレスフリーの生活を送っている、というか少々ボケちゃってる私と、バリバリ心臓外科でオペ三昧の友人のまったり癒し旅です。週末どっかに日帰りで行こう!だったはずが、気づいたら2日前になって1泊旅行に変更。じゃらんに載ってるお宿を片っ端から電話してみて、一個だけ空いてたのが「漁師と海人の宿 かめさん」。値段がお手ごろな割りになんとあわびの踊り焼きなんてのまでついているじゃあーりませんかっ!部屋にバス、トイレはないものの、貸切露天風呂が無料とあって、即決しちゃいました。さてさて、実は私のドライブレッスンも(勝手に)兼ねているこの旅行、初のマイカーで高速です♪(あ、実は最近myヴィッツ君をゲットしました!)当直明けの友人を病院で拾って、ドライブスタート。3連休の初日にもかかわらず、意外に混んでなくて割とスムーズに高速に乗れました。でも、名阪国道ってカーブが多い!みんなびゅんびゅん飛ばす中、ハンドルにしがみつくようにしてカーブを曲がる私、温かく見守る友人Sちゃん。「名阪はほんとに事故るからね。運がよければ事故らない、運が悪ければ事故る。ただそれだけよ。」という男前な講義を聴きつつ、なんとか無事に伊勢道へ。途中、サービスエリアで一休みしたら、こんなものがありました。普通にコーヒーとか売ってる自動販売機に何食わぬ顔で並んでました。麺は普通のだとのびちゃうので、こんにゃく麺です。スープは適度にピリっとスパイシーで、意外としっかりだしがきいて、しかも結構大きい油揚げが3つばかり。でも悲しいかな、こんにゃく麺なのでスープと麺のからみがいまひとつ。あと、自動販売機のHOTなので、あつあつ感にやや欠けます。と、こんなところで熱く語ってしまいましたが、もし見かけたら話のタネに是非お試しあれ♪伊勢道に入って幾分運転しやすくなり、おしゃべりしてると、「実はね、北海道に行くことになりそうやねん」といきなりの告白。えっ、そうなんですか!私が保健所でのほほんとしてる間にそんなことが!なんとなく、私も頑張ってみようかな、と感電しちゃいました。そんなこんなで、いろいろしゃべりつつやっと高速を降り、車は一路鳥羽へ。途中、鳥羽水族館を見て「小学校1年生の時に来たわー」なんてノスタルジックに浸りつつ、もうすぐかな、なんて思ってたら。。。甘かった。そこから延々40分ほどクネクネ道を登っては降り、どっと疲れてやっと到着。でも、意外に早く着いた♪おなかすいたーと腹ペコ二人、明日の計画を練りました。三重に来たからには、なんとしても牡蠣を食べたい、それもおなかいっぱいに!という二人の利害が一致し、ノロウィルスなんて怖くない、焼き牡蠣食べ放題ツアーに変更。それから、やっぱりお伊勢さん参りもしないとね、というわけでおかげ横丁散策も。(若干お参りよりも食べ歩きメインの匂いがしますが…。)そんなこと考えると、もう我慢できないぐらいおなかがすいて、いよいよ夕食。まず、巨大な舟盛には、どでーんと鯛が一匹まるまる姿造りになってて、これだけでも食べきれないぐらいなのに、その横にはなんとあわびのお造りと、生きてる車えびが2匹。きゃー、心臓が動いてるよ!と、興奮してたら、目の前にドーンと鮑がまるまる一個。こちらもにょろにょろ動いてます…。そこに残酷にも着火。きゃー、もがいてる!なんて大騒ぎしつつも、結局完食。他にも、魚の煮つけやら、取れたてのもずく酢やら、鯛のマリネやら、サザエのつぼ焼き、焼き牡蠣、伊勢えびのお造り、具足焼きと盛りだくさん。確実に尿酸値は急上昇しているはず。。。おなかの中で車えびやら伊勢えびやら鮑さんたちが成仏してくれることを祈りながら、貸切露天風呂へ。星空を見ながら、女二人、震えながら人生を語りました。さてさて、明日はどんな一日になることやら。果たして無事に帰りつけるのか!?乞うご期待!
2007年11月23日
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もう、だいぶ前のことになりますが、実は10月24日から3泊4日で名古屋に行ってきました。日本放射線学会の秋季大会。初めての全国学会でした。水曜の昼にちょっとした一大事があったものの、なんとか夕方には無事に仕事が終わり、「さっさと行ってひつまぶしでも食べておいで!」とのことで、一路名古屋に。行きの電車の中で「えっと、ホテルってどこだっけ?何駅?」と、いきなりテンパった私。でも、さすがはヤフー携帯。携帯から、PCブラウザでヤフーが使える!というわけで、無事にホテルのホームページから調べられました。すごいぜ、ソフトバンク!で、無事に名古屋に着き、同じくヤフー携帯で調べといたレストランに行って、先発隊として一緒に行った先輩と遅い夕食。なんだかやたらとおいしい夕食だったのですが、いいのでしょうか??ご馳走様でした。BGMには常にブラームスなどなどのピアノトリオが流れる中、おいしい料理に舌鼓。最後のデザートは絶品でした!ああ、写真を撮っておけばよかったと後悔。すっかり幸せな気分で、ホテルまでの道を尋ねてみたら、なんと「すぐそこなので、時間も遅いしなんなら送っていきますよ」とのこと。恐縮しながら、徒歩3分の距離を歩く道すがら「名古屋も伏見とか栄あたりは不況でねぇ。全部名古屋駅周辺にもってかれているような状況で」となぜかぼやかれ、ホテルに到着。その日は遅かったので、ゆっくりとお風呂に入って就寝。さて次の日、学会初日。なんせ放射線の学会なので、テーマが実に多彩。とりあえず、自分の興味のありそうなところを選んで広い会場を回ってみました。リンパ腫の診断から、よくある感染症の画像診断などなど。感染症の画像診断はフレッシャーズセミナーだったのですが、ベテランの先生たちに混じって亀田総合病院の4年目の女医さんがレクチャーされていて、とってもわかりやすかったです。すごいな、と感動。この日はランチョンセミナーを聞いたあたりで、ちょっと集中力に限界が来たので、ちらっと一般演題のポスターを見てから、こっそり会場を抜け出しました。その後、ホテル周辺に帰ってきて、名古屋観光というかショッピング。三越で、大英国展をやってたので、バグパイプの音色を聞きながらスコーンを買い込み、明日からの朝ごはんに。ワインもたくさん並んでましたが、これを一人で晩酌してたらきっと明日からの学会は全部寝ることになりそうと思い、断念。今思えば、山梨で飲んだリースリングワイン、もう一回飲みたかったなぁ。しばらくぶらぶらして、ホテルに帰って、買い込んだ入浴剤を入れてゆっくりバスタイム。はぁ、こんなことしてていいんかなぁ、とか言いながらまったりのんびり。ちらっとフィルムリーディングの出題冊子を見てみたけど、ぜんっぜんわからなかったので潔く降参。おっ、今日は木曜じゃん。あ、でも夜は飲み会だから医龍見られない…。ガーン。そう、この日は夜から合流の先生たちと飲み会でした。まずはマリオットアソシアホテルで集合、そこで優雅に夕食かと思いきや、その足で名古屋が誇る「世界の山ちゃん」へ。名古屋中に100軒以上もあるらしく、結構どこを見ても看板が。ヤマップなるものまであり、これってもしやSMAPのぱくり?で、そこで定番の手羽先から土手焼きを頼み、さらには小倉バケット、小倉モチ、名古屋赤味噌ラガーと悪ノリ。小倉モチは意外とアリでした。赤味噌ラガーは…。あれは罰ゲームですね。薬臭くて、後味にわずかに味噌の風味が残ります。下に写真をアップ。その後、飲み足りないということで、コンビニで食料とビール、シャンパンまで調達し、なぜかマリオットの46階で飲むことに。さすがは天下のマリオット、すばらしい眺めと、シンプルながらゴージャスな客室でした。でも、7人も入るとさすがに手狭。そこで、既に出来上がった先生たちがいっせいに放射線科裏話をはじめ・・・。放射線科版「次の内閣」構想が着々と出来上がっていきました。というか、こんな話を私が聞いてもいいのか!?その後、どんどん話はエスカレートしていき、危うく私までアメリカに行かされるところでした。ま、もちろん入局はないので実際には行きませんが(笑)某先生がつぶれたなどのハプニングはありつつ、夜はどっぷりと更け、タクシーで帰還。女の子が名古屋で午前様って、なにげに気まずい。。。でも、無事に帰れてよかった。次の日は、二日酔いでのんびり出動。だって、どうせ早起きしたって講演聴きながら寝てたら一緒じゃん、と開き直り。こっそり合流しようと思ってたら、行きの電車で上の先生と鉢合わせしてしまい、お互いに「二日酔いですねぇ」とかいいながら、会場へ。この日は一日胸部放射線研究会でした。一言に胸部といっても、肺炎から縦隔腫瘤から果ては白血病の胸部病変まで、多種多様な疾患のオンパレード。私も帰ってから地方会の発表が控えているので、しっかり聞いとこうと思いつつも、やっぱり昨日の午前様がたたり、気づけば夢の中に。途中、気分転換にポスターを見たりもしながら、発表の洪水を浴びた一日でした。その後、合同懇親会が名古屋港水族館であったのですが、そっちには行かず、池添メモリアルセミナーという会に。なんでも、胸部の権威だった池添先生という方をしのんで開催された胸部放射線科医の会だそう。レベルの高い会だったらどうしよう、と心配してたらこの日の講演は「胸部レントゲンと私、35年の経験から」という題で、次々と昔のレントゲンを示しながら思い出話をされるという内容で、今と違ってあまり鮮明ではないものの、そこになんとも味があるというか、これを一枚一枚シャーカステンにかけては職人的な眼力で診断されていた古きよき時代の雰囲気の感じられる講演でした。ひとつの症例にはそれぞれにドラマがあります。そんなドラマを聴きながら、もらい泣きしそうになったり、じわっとあったかい気分になったり。この日は一日かしこまった発表を聞いていたからか、最後は心に響く講演でした。その後、みんなでひつまぶしを食べに熱田蓬莱軒に。前回、静岡に行ったときに食べたかったのだけれど、どうせまた名古屋に来たときにと思いとっておいたのでした。やっぱりというか、とっても美味しかったです。私は、最後のうな茶が好き。ぴりっとわさびとねぎを利かせて、おだしでまったりと食すのはなんともいえない味わいです。今日も幸せでした。というか、最後のごはんで一日の良し悪しが決まる私って。。。で、次の日は一日研修医セミナー。ここまで読んでくださった皆さん(いるんかいな?)、もうちょっとで終わりますからね。一日、研修医のためのセミナーで頭からお腹まで。ちなみに私が一番おもしろいと思ったのは、ランチョンセミナーのリンパ腫の画像所見。これって、一番マイナーな講演で、先輩に「というか、聞くとこ間違ってるよ?」といわれてしまいました。そんなこといったって、血液好きな私。なんだか、まるまる3日間学会に行ったけど、情報量が多すぎて、ほとんど学ばないままに帰ってきてしまったような。。。まあでも、昔診断がつかなかった症例ってもしかしてこれやったりするのかな?なんて生意気なことも思いつつ、そういう意味でちょっと視野が開ければいいんじゃないかと。完全に自己満足ですが。初めてのお泊りの学会、いろいろハプニングはありつつも、楽しかったです!って、こんな感想では怒られそうですが。。。とりとめなく長い文章になってしまいました。実は画像を載せたいだけだったんですけどね。はあ、疲れました。。。
2007年10月27日
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今日はなぜか歯科医学学会でした。しかだけに、奈良です。しょーもないですね、我ながら。おとといも奈良でした。学会シーズンなんですね。で、久々に母とお出かけ。朝からちょっと早起きしてなら100年会館まで行って来ました。他業種の学会に行くなんて滅多にないので、興味津々。(ま、一昨日も整形外科学会だったのですけどね)近畿と北陸の合同学会だったので、とにかく人が多い!受付で間違って歯科医師の名札をもらってしまい、ちょっぴり居心地悪かったです。。。一般演題が全部紙上発表だったので、特別公演だけ。特別公演は3題あって、そのうち歯周病と糖尿病 その不思議な関係歯周病が及ぼす全身への影響についての2題を聞きました。といっても途中寝てたので、肝心なとこは聞いてません…。でも、歯周病は感染症なので、かかったらいいことないって言ってました。一応、聞いたとこだけで言うと、2008年から糖尿病の合併症に歯周病も入るそうです。深いですねぇ。はみがきは大切です。ぷらーくこんとろーるってやつですね。途中で昼食を食べに出て、某ホテルの和食レストランで食べることに。ホリデーランチ1500円也。メニューは親子丼ととろろそばと赤だしと香の物とホタテのマリネとサーモンのお刺身という盛りだくさんでした。どれもわりと美味しくて、どんどんお箸が進んでいって、とろろそば。「ん?すっぱい?」「おぉっ、新しい味だねぇ。ポン酢がかかってるんかな?」と言いながら、結構おいしいと食べていたら…。お店の人が遠慮がちに「あのぉ、もしかしておそばにポン酢かかってました??」「えっ、そういうものじゃなかったんですか?」おいしいと思って食べていただけに、ちょっと気まずい…。どうやらめんつゆとポン酢を間違えたらしく、お店の人は見事に空になった二つのお皿を前におろおろ。こっちもそれを見てたじたじ。「美味しかったので、気にしないでください。ほら、全部食べちゃったし…」というか、家に帰ってポン酢でやってみようと思ってたぐらいだったので。結局デザートまでサービスしてもらい、かえって申し訳なく早々にお店を出てきました。でも、今度絶対やってみようっと。結局、学会が終わると疲れ果ててたので、あまり奈良を散策することもなく帰って来ました。せっかく母とのお出かけだったのですが、二人ともなぜか疲れ果てて、その後風林火山まで寝てたという。。。うーん、体力落ちたなぁ。明日は3連休の最終日、ちょっとゆっくりしようっと。
2007年10月07日
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楽しかった旅行もついに今日で終わり。昨日はワインを二人でまるまる一本あけて寝たので、起きるのがちょっとしんどかった…。で、なんとか起きてみたら、外は土砂降りの大雨。しかもあろうことか富士山があるはずの場所がぼわーんと白いかたまりになってて、富士山がそっくり消えてしまっている。朝から何故かバッハのシャコンヌを聞きながら、なんかちょっと損した気分~と思いながら朝ごはんへ。昨日に引き続き豪華な朝ごはん。でも、昨日と違うのは大きな窓の外がほぼ真っ白ということ。。。うーん、なんとなく気分も冴えない…。それにしてもやっぱり晩ご飯並みのボリューム。おなかいっぱいになったところで、部屋に戻ってゆっくり過ごすことにする。だってこの土砂降りじゃあね。最後にもう一回お風呂に入ってから行こうということで、ゆっくり浸かってたら、上がる頃になってようやく富士山が姿を現した。すごい勢いで切れていく雲、雲、雲。富士山が、「しょーがないなぁ、まあ最後だし。見せてやるか。」と言ってるみたい。ありがたーいお姿を拝みつつ、マッサージ機に横たわる乙女二人。さすがは高級旅館だけあって、マッサージ機が6台ほど、無料で使い放題なのだ。そんなわけで2日酔いもすっかり治り、最後の甲州の旅を楽しむべく、お宿を後にする。まずは河口湖に別れを告げ、一路甲府方面へ。なんとなく下道で行けてしまった。それにしてもさすがは山梨県。ブドウ畑の多いこと!ブドウ畑のど真ん中をドライブし、途中でメルシャンのワイナリーなんかもあり、後ろ髪を引かれつつも最初の目的地、恵林寺を目指す。私ののろのろ運転でも小一時間ほどで到着。やはりあいにくの小雨だったので、まずは境内にある宝物館を見ることに。入り口のところに立派な白猫さんがいたので、記念に一枚パシャリ。入ってみると、ここも山本勘助展。まず入ってすぐに目に入ったのは、あの有名な風林火山の旗や諏訪明神の旗。武田二十四将の掛け軸が壁中にめぐらされ、簡単な説明もついている。井上靖の風林火山の原稿や、前回の新田次郎原作の大河ドラマの台本なんかも展示されていた。それと、湖衣姫と由布姫のそれぞれの名前の由来も書いてあった。忘れちゃったけど、結構作者の趣味でつけた名前みたい。だって、諏訪御寮人としか伝わってないものね。とりあえず帰ったら、どっちかを読んでみようと思う。そうこうしていると、なにやらここの事務長さんらしきおじさんがやってきて、説明してくださった。ここの本尊に武田不動尊というのがあり、これは信玄が自分の姿を仏師にそのまま写させて作ったとか。ちなみに胸の部分だかに、信玄の髪を焼いたものが塗りつけられているらしい。死後も自分が武田家を守る、という信玄の思いがそうさせたという。後に、山本勘助が川中島で戦死したという知らせを聞いて、土地の住民がこの武田不動尊に習って勘助不動を作り、お祭りしていたらしい。実は現在でもそれは細々と続いていて、ほんの数軒だけど、ちゃんと護摩を焚いてお祭りしているところがあるという。今回の大河ドラマがきっかけになって、その勘助不動を借りてきたときの裏話を、事務長のおじさんが延々としてくださった。そもそも山本勘助の存在自体が怪しいと思われてきたのだが、近年発見された武田家の古文書に山本管助という名前が出ていたこと、その古文書の時代背景等に矛盾がないことから、あまり信用されていなかった甲陽軍鑑の記述がにわかに信憑性が出てきた。一応今回の山本勘助展にあたって、相当の時代考証が行われたらしく、その辺のことも語りだしたら止まらないおじさん。いろいろ聞けておもしろかったが、さすがに次の目的地を目指すことに。その前に、境内を拝観していく。例の武田不動尊、鴬張りの廊下を渡ったところにこわーい顔で鎮座していた。信玄さんってあんな顔だったのか。まあ、美化しているにせよ、結構かっこよかったのかも。夢想国師が作ったという回遊式庭園でほっと一息つきながら、神道滅却すれば火もまた涼し、なんてつぶやいてみる。そう、ここは信玄が菩提寺と定めた寺であり、快川和尚が後に織田信長に攻められた際にこういい残して焼かれたという寺。快川和尚、なかなかに豪快な人だったようで、そんなところを信玄が気に入った、とは先ほどのおじさんの談。現在ではしかし、美しい庭園の静かなお寺だった。さてさて、楽しかったけれど結構時間をとっちゃったので、次の目的地へと急ぐ。次は甲府にある武田神社。その昔躑躅が崎館があったところが今は神社になっている。ここへ行く途中、カーナビにだまされてものすごい山の中をいってしまい、山をひとつ越えた。狭くて長いクネクネ道が気が遠くなるほど続く。そして気が遠くなったところで、狭い山道に対向車。。。きゃー、もう無理!途中、運転を変わってもらいつつなんとか武田神社に到着。まあでもそのおかげで、要害山、積翠寺も横目で見られた。ちなみに、信玄が生まれた頃、お父さんの信虎さんは戦の真っ最中で、奥さんの大井夫人は要害山に避難していて、ここで信玄を生んだらしい。積翠寺には信玄誕生の際に産湯を使ったという井戸があるとか。でも運転でクタクタになっていたので、見てないのだけれど。というわけで、武田神社。なんか巨大だ…。これって神社なの?というぐらい。昔の躑躅が崎館はかくもあろうかという壮大な構えだった。ちなみに、神社によくある手水の器?も武田家の家紋の形四つ割菱になっている。それから能舞台もあった。時々、焚き火能が催されるらしい。お能、いつか見に行きたいなと思っているのだけれど、なかなかチャンスがないのよね。本殿もなかなか立派だが、神社というとなんかピンと来ない。なんか神社らしくないのだ。でもしっかり絵馬を書いて奉納してきたけど。それですっかり満足して帰ってきてしまったのだけれど、実はもっと見所があったらしい。あー、残念。でも雨も結構降ってたしな…。門前のおみやげ物屋さんで甲州印伝のキーケースを自分用に購入。ついでにクーポンもゲットして、今度は甲府駅近くの風林火山展へ。意外に場所がわからず、近くにいるにもかかわらずうろうろと探しまくって時間をくってしまった。ついでに朝ごはん以来のご飯を食べようとたくらんだのだが、気がつくとすでに4時。5時半の電車で甲府駅を出発予定で、しかもその前にヴィッツ君を返さないといけないので、この頃になるとものすごく焦ってた。焦ってテンパリまくる私の横で冷静な友人。おかげでなんとかたどり着き、風林火山展を30分堪能できた。科学的に再現した山本勘助の声、なんてのもあって面白かった。武田検定というのがあるらしく、それの体験版ができるコーナーがあり、やってみたら6/10点。会場のおじさんに「なかなかやりますねぇ」とおだてられて、ちょっといい気分。まあ、結構しつこく回ったので。それから、由布姫が乗ったような輿も置いてあって、自由に中に入れ、文字通り「お輿入れ」してしまったり。実際にお輿入れできるのはいつになることやら…。ついでに、結局行けなかった信玄堤も会場に再現されていて、ラッキー!結局、旅の最後にリーズナブルに風林火山の総まとめができたのだった。それから超特急でヴィッツ君を返して、甲府駅前で信玄公の銅像とパチリ。帰りも6時間かけて帰り、家についたのは11時を過ぎていた。さすがに疲れてこの日は土産話もそこそこに就寝。ベッドに入ると、旅のいろいろな場面が蘇ってきて、あぁ楽しかったなー。できればもう一週間ぐらい旅行に行ってたかった。でも、とっても思い出に残るいい旅だった。
2007年08月31日
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旅行4日目。昨日はうぶやの食事とお風呂にすっかり癒されたので、今日は割りと早くに目覚めた。ふと部屋から窓の外を見ると、昨日は見えなかった富士山が。おぉっ。こんな大きな富士山初めて!と朝から興奮。そういえば、静岡に行った新幹線からも見逃したんだった…。さすがは霊峰富士は見事だなぁ…。朝からお風呂に沈みながらこれまた窓いっぱいに富士山を眺める。うーん、癒される~♪朝ごはんが、これまた豪華だった。ちなみにこれにごはんとおつゆがつきました。というか、朝から晩ご飯なみのボリューム。すっかりお腹もいっぱいになり、今日もはりきって観光開始。まず、友人のたっての願いで富士山へ。またまた小雨の降る中、富士スバルラインをクネクネと登っていく。意外に早く五合目に到着。ちなみに写真は四合目付近からの眺め。五合目はすごい風と雨で、体感温度も結構低かった。でも何よりすごい混雑ぶり。お土産物屋さんはめちゃくちゃ混んでいて、中は熱気で結構あったかかったぐらい。五合目に神社もあったので、お参りしてみた。お願い事は「進路が無事に決まりますように」。これ、結構切実なのです。さて、次は富士山を降り、富士五湖の一つ西湖まで行き、「西湖癒しの里根場」へ。かやぶき屋根の小屋が立ち並び、中には体験もできるところもあり。私も練り香を作ってみた。9種類の香をミックスした粉末に、蜂蜜と梅酢を混ぜたものと墨を合わせてよく練り、手で丸めて丸薬状にする。作っている最中から、雅やかな香りが漂う。でも、作っている最中にハタと気づいた。うちには香を焚く道具ないかも。ま、いっか。けっこうあっという間にできたので、あとはいろいろと見て回りながらブラブラした。ここでも山本勘助展をやってた。どうでもいいけど、長野、山梨は思いっきり風林火山にのっかってた気がする。どこにいっても、風林火山の旗がハタハタとはためいていた。でも、ここの勘助展は結構手作りな感じが漂っていて、おもしろかった。勘助だったか誰だったかの鎧が残っているのだが、それは現代人には小さくてとても入らない、とか。勘助についての記述は甲陽軍鑑に少しある程度で、片目でびっことしか書かれていない。なので、どっちの目が悪かったかはわからず、いろんな勘助像が存在するらしい。確かにドラマでは左眼だが、右眼を隠している絵もあった。ちょこっと豆知識が増えた。それから、河口湖へ戻ってきて、お昼ごはんの時間に。そういえば、長野から山梨に旅してる途中、「ほうとう」というものを何度も見かけた。というわけで、せっかくだから甲州名物らしい「ほうとう」を一度食べてみようということになり、なんだか変なほうとう屋さんに入ってしまった。なぜか店の中にはシーラカンスのような魚が大水槽の中で悠々と泳ぎ、その傍らには「アカデミー賞」と墨書された妙に味のある文字が並ぶ。どんな料理が出てくるのかドキドキしながら待っていたら、こんなのが出てきた。なんでも、米の生産が難しかった甲斐では、小麦粉から作ったほうとうが武田軍の軍用食として重宝されたとか。ま、早い話がうどんなのだが、きしめんよりもさらにひらべったくてビラビラした感じ。おつゆは味噌味をベースに、かぼちゃとかきのことかの野菜を入れたもの。めちゃくちゃおいしくはないけれど、まあ地のものと言われれば悪くはない。素朴な味わいだった。店の雰囲気はともかく、まあまあ満足して店を出た。次はそのほど近くにある、オルゴール館へ。美しい庭園を通って中に入ると、いきなりとてつもなく大きなオルゴールが。その昔、ダンスホールで使われていたとあって、音もとてつもなく大きかった。メインホールでは、自動楽器の演奏と、チェコから来た弦楽四重奏団の実演もやっていて、ちょっとよかった。チェロのお兄さんはチェロを回しまくるし、弾いてる時に休符のところでみんなで立ち上がるし、楽しいステージだった。結構小さな子どもちゃんもいっぱいいたのだけれど、ほーって感じで見入ってたし。おもしろかったので、1時間後にもう一度別のステージも見てしまった。他にも、貴重なアンティークオルゴールがいっぱいあったり、からくり人形もあったりで、心いくまで楽しんでしまった。ここで結構時間をくってしまったので、今日の予定は次で終わり。次は待ってました、ワインセラーへ。試飲もできる、とのことだが、ドライバーなので飲めず(涙)隣で試飲している友人を指をくわえて見ながら、友人の言葉を信じて一本ワインを購入。せっかくなので、甲州ワインの白の辛口にしてみた。きりっとするワインが好きなもので。他にもいろいろあって、ワインにそう詳しくない私でもなんかワクワクしてしまった。もちろん、今日の晩酌用のワインも購入し、お宿へ。リースリングワインという、やや甘口の白ワインが今日の晩酌用。こっそり食事と一緒に楽しみ、ほろ酔いでこの日も早く就寝。明日はいよいよ帰る日。でも、甲府を5時半出発なので、それまではめいっぱい遊ぶぞー!
2007年08月30日
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旅行三日目。今日は蓼科から河口湖までの移動日。せっかく長野から山梨に移動するので、ついでに風林火山ツアーしていこう!とのことに。まず、いつものようにヴィッツ君に乗って朝湯。カーナビは今日も一言、「8月29日、今日は焼肉の日です」。うーん、これは昨日に比べるとわかりやすい。8き29(ヤキニク)ね。さてこの日は蓼科にある「小斉の湯」へ。露天風呂が女湯だけで2つあり、混浴も入れたら4つ!さすがに混浴は遠慮したけど。他に内湯もあり、蓼科高原の緑を浴びながら入浴。結構楽しんで、しかもクーポンで100円引きだったので身も心もホクホクしながらお宿に戻りチェックアウト。それからまずは諏訪湖に行き、今度はスワンボートではなく、手漕ぎボートに乗った。昨日の教訓を生かして、なるべく岸には近づかない。湖の中の浮き島では花火大会の準備で体育会系のお兄さん達が作業していた。それを遠巻きにみながら、諏訪湖をボートで半周ぐらいし(結構遠かった!)、今回は座礁することなく帰還。頑張って漕いで適度におなかも減ったので、諏訪湖の近くのレストランでランチを食べながら、次の目的地を決定。まず諏訪大社の秋宮に行き、諏訪儀象館の風林火山物語展と小坂の観音院と高島城をめぐり、風林火山館へ立ち寄ってから河口湖に行くことにした。うーん、なんかマニアックになってきた…。といいつつ、実はうれしかったりする風林火山にわかマニアの私。まずは諏訪大社。上下二社ずつ、計四社あるうち、これは下社の秋宮。日本一大きな狛犬を従え、堂々たる構えの神社だ。樹齢600年を超える古木に囲まれて、ひんやりとした空気が漂う。境内では風鈴の音が心地よく響く。おみくじをひくと、なんと大吉だった♪遠い昔、この地では覇権をめぐり幾度となく戦が繰り広げられたという。夏草や兵どもが夢のあとこれは平泉での句だけれど、これから始まる風林火山の旅を思い、そっとこの句が頭をよぎる。次は儀象館というところの風林火山物語展。諏訪は空気がきれいだったことから、精密機械の工場が立ち並び、東洋のスイスといわれたらしい。もともとは、諏訪の時計産業の展示館なのだが、時間とお金を節約して特別展示の風林火山だけを見学することに。たまたま取っていたJRのチラシにクーポンがあったので、一人50円をみみっちく節約。諏訪はもともと諏訪大社の大祝としてこの地を支配していた諏訪氏の領地だった地。武田氏の謀略によって諏訪頼重が滅ぼされ、後に武田晴信の側室となった頼重息女の由布姫が後年過ごした地でもある。というわけで、次は由布姫が住んでいたという小坂の観音院へ。諏訪湖の見える高台にひっそりとたたずむ小さなお堂。由布姫はここで晴信の四番目の男の子を生む。その子は後に、山本勘助の支持を得て、諏訪勝頼となり、ついには武田家の跡継ぎとなる。そして長篠の戦の後、急速に滅亡への一途を辿るのである。由布姫自信、父を殺した武田晴信に愛されるという数奇な運命を辿った人である。ドラマでは凛とした大人の女性のイメージだが、父頼重が滅ぼされたのは10代の初め、その後勝頼を産み、25歳という若さで亡くなったという。かつて由布姫も眺めたであろう諏訪湖をはるかに見下ろしながら、その生涯に思いを馳せた。次は、高島城。ここは諏訪の浮城とも言われた城。とはいえ、由布姫の時代にはまだなく、武田氏滅亡後、豊臣秀吉の家臣日根野高吉が小田原征伐の恩賞として高島の地に知行を与えられ、築城したといわれる。その後、この地にゆかりの諏訪市が国替えで旧領への復帰を果たし、諏訪藩として明治までこの地を治めたが、廃藩置県で城が取り壊され、それをしのんで市民が1970年に再建した。現在の建物は再建されたもので、天守閣の中が展示室になっている。天守閣からは遠く諏訪市内が望め、諏訪湖も見える。ここからの眺望はもちろん戦国の世とは違うが、諏訪湖の眺めは変わらないのだろう。写真は、高島城の庭園。と、ここまでで結構時間を取ってしまったので、ちょっと急ぎながら山梨県北杜市の風林火山館へ。大河ドラマの風林火山のロケ地であり、武田氏の本拠、躑躅が崎館が再現されている。ドラマのサウンドトラックが鳴り響く中、おー、これはドラマで写ってた!と素直に感動。けれど、もう時間ギリギリだったので、もうどこも片付けはじめていたので早々に退散。それから、信玄の軍用道路であった棒道を横目に、再び高速に乗り、一路河口湖までひた走る。途中、雷雨で視界が悪くなったりで、ペーパードライバーの私としてはものすごーく怖かったのだけれど。。。なんとか1時間以上かけて河口湖に着き、今日のお宿「うぶや」に到着。さすがはちょっぴりいいお宿だけあって、スタッフさんの対応がめちゃめちゃよかった。食事も、お風呂も極上で、ドライブの疲れがあっという間に吹っ飛ぶぐらい。お風呂は4階と5階が女湯で、内階段で着替えなくても行き来できる。なので、ついつい何往復もしてしまった。でも、ちょっぴり残念だったのは、富士山が見えなかったこと。なんといっても富士山、そうそう簡単には姿を見せてくれない。明日以降に期待することにして、就寝。今日は結構車に乗ってたかも。でも、いいお風呂とおいしいごはんでわりと癒された一日だった♪
2007年08月29日
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ヴィッツ君にエンジンをかけたらカーナビが開口一番「今日は8月28日。バイオリンの日です」と教えてくれた。それだけ言われると妙に気になる。さてさて、昨日は蓼科周辺を満喫したので、今日は少し足を伸ばしてピラタスロープウェイと白樺湖、女神湖方面に向かう予定だったのだけれど…。起きてみると微妙に怪しげな天気。気を取り直して、河童の湯という近くの立ち寄り温泉まで朝湯に出かけ、こちらも貸切状態。体も思いっきり目覚めたところで、ロープウェイへ半ば無理やり出かけてみた。既に麓の駐車場のところでなんとなく周りが白かったのだが、無視してロープウェイに乗り込む。スルスルとゴンドラが上がっていくにしたがって、周りの景色はもっともっと不明瞭になり、あるところで決定的に視界が真っ白になってしまった。五里霧中。というか見渡す限り霧の中。ゴンドラが着いた先には、溶岩でできた「坪庭」があり、簡単なハイキングコースになっている。というか、実際に私たちが見た坪庭は真っ白で何も見えなかったのけれど。ゴンドラを降りてすぐに、8月とは思えない寒さ。さすがは標高2200mを超えるだけあって、下界の常識は通用しない。上着を忘れたことを深く後悔しながら、せっかくだからと霧の中を坪庭を進んでいく。あまつさえ、途中で雨まで降り出す始末。約40分のハイキングを終え、再びスタート地点まで戻ってきたときには全身じっとりと湿っていた。休憩所で信州名物のおやきとこけもも大福の朝食をとり、ほっと一息。下りのゴンドラの中で、「日ごろの行いが悪かったからかなぁ」と、にわかに改心しつつ、次の目的地へ。で、次はガイドブックでとってもロマンチックに写っていた白樺湖へ。とはいえ、やっぱり小雨がしとしと降っているようなはっきりしない天気。なんかガイドブックと違うなぁと思いつつ白樺湖に到着すると、言っちゃ悪いがちょっとさびれたテーマパークが。優雅に湖でボート遊びを予定していたのだけれど、予定変更。白樺湖はあきらめて、近所の女神湖に行ってみた。この頃になると、しとしと続いていた小雨も少し上がってきて、ちょっとだけ太陽も見えるように。そういうことなら、とスワンボートを借りてみた。やっぱり肌寒いけれど、一生懸命こいでいると体が温まってきた。調子に乗って漕いでいると足がつりそうになったので、ボートの近くにやってきた鴨と記念撮影。途中、岸に寄り過ぎてスワンボートが座礁しそうになり、真っ青になったがなんとか脱出。これには友人と2人でちょっと焦った。スワンボートで岸に寄りすぎると本気で帰って来れなくなります。無事に生還し、お腹がすいたのでお昼ごはんに。女神湖周辺におしゃれなレストランがあったのだけれど、意外に開いてなかったので、ペンションの近くのステーキハウスでとることに。でも、値段が高かったので、ここはつましくハンバーグステーキにしてみた。でもおいしかったです♪それから、恒例となってきたお風呂タイム。この日のお風呂は蓼科の親湯。なんと畳が敷き詰められたお風呂。脱衣所だけでなく、なんと洗い場もぜーんぶ畳なのだ!もちろんかびてなくて、結構気持ちいい。なにより、お風呂で滑らない。考えた人はすごいかも。またもや貸切状態。ついでに露天風呂も堪能し、極楽極楽。。。ゆったりお湯に浸かって疲れも取れたところで、次は蓼科湖へ。夕方になってようやく小雨も上がり、湖の周辺を散策し、おみやげ物屋さんをぶらっと覗いて歩く。今日の晩酌用に蓼科ワインをゲット。またまたお腹がすいたので、ちょっと早めの夕飯にインド料理を食べ、大満足でお宿に帰り、またまた晩酌をしながら眠りについたのでした。はじめは無限に続くと思われた旅程も、今日で半分終わってしまった。明日はいよいよ河口湖へ。ちょっといいお宿を取ったのでワクワクです♪
2007年08月28日
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待ちに待った夏休み!というわけで、待ちに待った旅行へ。今回は4泊5日で長野の蓼科と富士山の麓の河口湖に2泊ずつするという計画である。とりあえず、レンタカーの関係で山梨県の韮崎で電車を降り(ここまでなんと6時間!)、ここで今回の相棒となるヴィッツ君を借りて長野へ向けてレッツゴー!「えっと、こっちがブレーキで、こっちがアクセル。。。あれ?あ、あってるか・・・」「・・・。(絶句)」こんな感じで隣にいる友人をびびらせる私、ペーパードライバー歴5年。いちおうゴールド免許。写真は今回の相棒、ヴィッツ君。そのままの命名だけど。ま、なんとか高速にも無事に乗り、諏訪インターで下りてビーナスラインを一路蓼科へ。最初はものすごい街中を走っていたビーナスラインも、そのうちいかにも高原という風情になり、バラクライングリッシュガーデン隣のお宿に到着。さほど大きくはないが、清潔で明るい感じのペンション。素泊まりなので、夕食は近所のオーベルジュで取ることにした。その前に、横谷峡を散策することに。時刻は早くも4時。食事は6時半からなので、結構焦りながら横谷峡へ。グルグルと山道をおぼつかない運転で登っていく。何度か見逃しながら、横谷観音に到着。と、どこからともなく滝の音が。。。高台から下を見下ろすと、はるか下の方で豪快な滝の流れが。地図を見ると、王滝という滝だそう。下りだし、ガイドブックでは10分と書いてあったので、軽い気持ちで下りてみた。でも、なんと不心得にもサンダルでやってきてしまった私たち。マイナスイオンと水しぶきにまみれた石ころだらけの山道、しかも下りとあってはすぐに後悔した。でも、スニーカーの倍の時間をかけて下りていってみると、突然視界が開けて豪快な滝が出現。「マイナスイオンがやたら多い場所」と案内板に記された王滝に到着。確かに、マイナスイオン多そう。。。落差は実に50m。(写真では下の方が写ってないが、この3倍ぐらいはあった)ものすごいエネルギーだ。しばらくその前でぼーっとしていたが、お腹がすいてきたのでそろそろ次へ。行きは下りだったが、帰りは登り。それも結構急な登り。ふーふー言いながら登っていたら、横で涼しい顔の友人。体力の違いだわ…。さすがは夜は当直に行ってるかジムに行ってるかのどっちかというだけはある。さてさて、無事に夕食のオーベルジュにたどり着いた。オーベルジュとは宿泊施設のあるレストランのこと。料理はマクロビオティックのメニューから、たまごを全く使わないスパニッシュオムレツが前菜。確かにおいしいのだけれど、別にたまごを使ったオムレツで全然いいんですけど…と思いつつ、逆にずっとこんなんだったらちょっと嫌かも。と思ったら、そうでもなくて、メインは蓼科牛頬肉のワイン煮込み。そんでもって最後のデザートはメロンのスープにシャンパンゼリーを浮かせ、シャンパンをちょびっと添えたもの、これがとてもつなくおいしかった!ロケーションもなかなかよくて、高原の夜を満喫し、静かな雰囲気の中でフレンチに舌鼓をうつなんて、なんて贅沢!早くも、非日常をかみしめる。これこれ、こういうのがしたかったのよ!おいしい料理の後は、奥蓼科の温泉へ。時間が遅かったからか、ほとんど貸切状態で露天風呂を独占。いいお湯でした♪ほとんど夢心地でお宿に帰り、蓼科のワインで晩酌しながら、世界陸上を見てるうちにいつの間にかほんとに夢の中に。4泊5日の旅行はまだ始まったばかり。これからめいっぱい楽しむぞー!と心ときめかせながら、蓼科の夜は更けていったのでした。
2007年08月27日
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今日はいいお天気だったので、友達と二人でちょっと遠出して奈良まででかけてきました。実は今日のコース、去年行ったならまちツアーとほぼ同じコースを辿りました。でも去年はまだ桜が咲く前の梅の季節だったので、今回はちょっとだけ雰囲気が違ったかも。まず近鉄奈良駅を降りて、東向商店街でちょっと腹ごしらえした後で、興福寺へ。またまた拝観料をけちって本堂は外から拝んだのですが、国宝館ではあの阿修羅像が展示されているとのことで、そっちは思わず入ってしまいました。有名な山田寺仏頭を見て「でかっ!」点灯鬼、竜灯鬼を見て「かわいい!」と、思いっきり素人臭い反応をしつつ、目指す先にはいよいよ阿修羅像が。でもその前に、キングコブラを頭に巻いてる仏様や、こっちにはニシキヘビを持ってる仏様がいたりして、うーんインドだなぁ。。。そして、なんだか一番人だかりができていたのが我らが阿修羅像。阿修羅のごとく、ではなく本物であります。この仏様の顔はちょっと貴乃花に似ている、と中学生の時からずっと思っていたのですが、実物を見るとそうでもないような。というか、最近貴乃花さんの方をあまり拝見しないので、ちょっと実感がわかないだけかもしれません。156cmと、思ってたよりも小柄な仏様でしたが、やっぱりあの表情にはぐっと惹きつけられました。なんか真剣に見てる…。なんでも帝釈天と壮絶なバトルを繰り広げたとか?後で見た帝釈天のところに、「阿修羅との壮絶な闘いはあまりに有名である」と書かれていたのですが、そこのところは勉強不足でわかりません。想像するに阿修羅くんは元々は相当のワルだったのが、お釈迦様を守るために改心した、とかですかね?おもしろそうなのでまた調べてみようっと。それにしても、阿修羅ってなんで三面六臂なんですかね。これも調べてみなければ。で、阿修羅君も見てすっかり満足したので、今度はちょっとくつろぐべく大乗院庭園へ。ここはきれいな景色を見ながら畳の部屋で静かにくつろげるので、前からちょっと休憩所として目をつけていたのです。奈良ホテルのすぐ隣にあり、奈良ホテルの庭園っぽく見えるけれど、実は奈良ホテルがこの庭園を借景しているのですね。しばし現代を忘れさせてくれる、静寂の世界でした。池にたゆたう水鳥を見ていると、無の境地に。というか、情けないことにここまででもう既に疲れてます。でも、なんとか立ち上がって、ちょっとお茶でもということで次は高畑にある志賀直哉旧邸の近所にある杉幸園へ。ここはきれいな庭園を眺めながらゆったりとおいしいお菓子を味わえる、ちょっと贅沢な空間。ちなみに写真は私が食べた抹茶パフェとお抹茶のセット。折しも桜が8分咲きで、お庭がとってもきれいでした。ここでちょっと元気を回復し、次は浮見堂へ。浮見堂ももう3回目。でも、それぞれに表情が違ってておもしろいです。今日は満開の桜の下、ボートに乗っちゃいました。でも、ボートに乗るのって初めてで、かなりぎこちない運転でしたが、とっても楽しめました。岸まで行ってみて、桜の木のぎりぎりまで近づいてみたり、桜の木の下で草を食む鹿たちを激写してみました。去年見事だった梅林の梅はもうほとんど散ってしまっていましたが、桜はこれから盛りになるところで、これはこれでとても美しかったです。それからまた駅の方に戻り、晩ご飯に焼肉を食べて帰りました。奈良の春を満喫して、ちょっとリフレッシュした一日でした。
2007年04月01日
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おととい奈良に行ったのに、なんと今日も奈良に行くことになってしまった。でも、一瞬で用事が終わってしまったので、そのまま帰るのもなんだかな、というわけで。おとといの続きを歩くことにした。今回は、バスで高畑まで来たので、そこからぶらぶらと歩き、志賀直哉旧居、新薬師寺、鏡神社、春日大社、浮見堂、興福寺、猿沢池と歩いた。またしても結構歩き回ったなぁ。まず、志賀直哉旧居。決して大きくはないけれど、いろんな草木がお行儀よく配置されている庭。 その庭に面して、そこで志賀直哉が暗夜行路を完成させたといわれる書斎がある。書斎は北東に位置し、陽の光の変化が少ないために、落ち着いて執筆できたらしい。驚いたことに、志賀直哉自らが設計したという。まさに、自分の城だったのだろう。写真は、書斎の窓から見た庭の景色。時折筆を休めては、こんな景色を眺めつつ和んでいたのかな。 その他にも子どもの勉強部屋、夫人の居間、高畑サロンといわれ当時直哉を慕って多くの文人が集ったというサンルームなどが公開されていた。終戦直後、米軍に接収され、ペンキを塗られたり鴨居がとりはずされたりしたが、直哉の愛した数奇屋作りの家の原型はなんとか留められ、現在に至っている。今は誰も住んではいないが、なんだか子ども達が遊んでいたり、直哉を慕った多くの文人がサンルームで談笑しているところが目に浮かんだ。なんだかとてもほっとする空間だった。それから、ちょっと歩いて今度は新薬師寺へ。光明皇后の発願で、聖武天皇の眼病の治癒を祈願して建てられたのだとか。でも、実は拝観料をけちったので、中は見なかった。代わりに隣にあった鏡神社に。こっちは拝観無料だったもので…。この神社の縁起については、ちょっと調べたのだけどなんかものすごく複雑なようなので省略。とりあえず、春日大社のご本殿が移築されたものらしい。賽銭箱のとなりに、30円を賽銭箱に入れてひいてくださいというおみくじが。結果は末吉だった。ちょっとしゃれにならないのが、学問のところに、かなり危うし。全力を尽くせ。とあった。そんなこと今頃言われても…。もうきっと結果は決まってるし、どうしよう。と焦る。とりあえず、国家試験に合格してますように。とかなり一生懸命にお願いしておいたのだった。で、次は春日大社まで行こうと、ちょっと大きな道に出た途端、ドドドッとなにやら地響きが!なんと3、4頭の鹿たちが徒党を組んで全速力で走っていったのだった。近くにいた犬がびっくりして、ワンワンワン!と吠えていたが、飼い主さんは慣れたもので、「あー、鹿か。そんないちいち吠えんでよろし」とか言っていた。こんなこと、奈良では日常茶飯事なのかな。す、すごい。そこから鬱蒼とした山道を歩くこと数分、丹塗りの柱も鮮やかな、春日大社が見えてきた。藤原氏の氏神として栄えたこの神社には、あおによしという言葉がぴったり当てはまる。こちらも拝観料をけちって中までは見なかったのだが、それでも十分雰囲気は堪能できた。それから、恒例となってきた、奈良のスウィーツタイム。今回は、懐石料理屋さんの軒先にある小さな喫茶店。みごとな庭園を眺めながら、抹茶キャラメルパフェとお抹茶をいただいた。パフェにはシリアルの代わりにポン菓子が入っていて、これが抹茶アイスと絶妙なハーモニーを奏でていた♪静かな夕方、かすかな梅の香りと色を楽しみつつ、極上のおやつタイムだった。そこからはおとといと同じルートを辿ることに。まだ日の沈まない浮見堂は、正直言っておととい見た時の方がきれいだったが、梅の花は明るい中で見たほうが美しかった。あんまりきれいだったので、再びパチリ。最後は興福寺、猿沢池を通って帰ってきた。これでだいたいのエリアは一通り歩いたかな。それにしても二回も行くとは思ってもなかったけれど、なかなかにいい旅だった。フィレンツェやローマなどヨーロッパの古い町並みを歩いた時とは違う「静けさ」が奈良にはある気がする。それはここが古都だからかもしれない。建物が、木々が、鹿たちが、1300年前の記憶を音と共に閉じ込めているような、ふとそんな思いに駆られた小旅行だった。
2006年03月27日
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なんだかガイドブックのタイトルみたいだが。。。4月からちょっと遠くに行ってしまう友人からTELがあり、「暇ー」とのこと。いいお天気だったので、「じゃあ、奈良にでも行くか!」というわけで、急遽奈良までお出かけした。奈良には何度か来た事があったのだが、いつも奈良公園の近くを通り過ぎるだけだったので、今日はちょっと趣向を変えてならまちを散策することに。残念ながら思い立ったのが遅かったため、着いた時には既に4時をまわっていた。このため、お寺などはだいたい閉まっていたのだが、それならならまちの風情だけでも味わおうと、お寺が多そうな一角をそぞろ歩いた。奈良はまだ桜の季節ではなくて、むしろ梅や椿が盛りだった。それからお寺の片隅には、木瓜の花が見事に咲いていた。写真はとあるお宅の庭からのぞいていたしだれ梅。それから、暖かかったからか、ひなたぼっこ中の猫さんに出くわした。真っ白と真っ黒。まるでオセロみたい。なんだかポーズでも取ってるかのように、近づこうが写真を撮ろうが、ぎゆっと目をつぶって、決して起きなかった。しばらく歩いていくと、大乗院庭園というのがあったので、入ってみた。そういえば、教科書に大乗院某の日記みたいなのが出ていたような…。戦国時代には、かなり大きな寺院だったらしく、広大な敷地、庭園も見事だった。閉館時間の5時まであと5分しかなかったのだが、和室で庭園を眺めながら5分間まったり。なんか、古都に来たって感じだわ。で、さすがに5時になったので、また歩き出すことに。歩いていくと、吉野本葛と書かれた看板を発見。ちょっと小腹もすいてきたので、休憩がてらそこで葛湯と葛餅をいただくことに。私は抹茶葛湯をいただいたのだが、さすがは本葛って感じ。いつもスーパーで買ってくるのはきっと何かのでんぷんなんだろうな。さすがに、おいしかった。で、友達が食べたのが葛餅。これが、もう今までに食べたことがないぐらい美味しかった。出来立てでほんのりあったかくて、口に入れるとむちっととろけるような感じ。思わず、持ち帰りができる葛餅セットを買って帰った。また家で作ろうっと。さてさて、だいぶ日も暮れてきたので、最後に浮見堂へ。着いた時にはちょうど夕日が沈む時分で、なんだかちょっと幻想的。うっすらと暮れてきた中に、紅と白の梅が浮かび上がり、よくよく感じてみるとほんのりと梅の匂い。昔の都人も愛でたであろうなんともしのびやかな色と香りを楽しみつつ、ふと目を移すと、たそがれの光の中に浮見堂が浮かび上がるというなんとも見事な演出。この景色を見られただけでも、今日奈良に来てよかった。感動。そこからまた駅の方に歩いていき、夕食でもということになった。いやー、今日はよく歩いたな。お腹ぺこぺこ。で、いつもは運転があるため、涙をのんでウーロン茶に甘んじている友人なのだが、今日は電車なので思う存分お酒を楽しむぞーというわけで、奈良の地酒が飲めるという家庭料理のお店に入った。お父さんとお母さんが二人で切り盛りしていらっしゃる小さなお店だったが、すごくアットホームな感じで、しかもお母さんの名前がついた新酒まで利き酒させていただいた。日本酒がちょっと苦手な私でも、わりとあっさりしていて飲みやすかった。それと、梅の宿というお酒のにごり梅酒をいただいたのだが、梅の実をすって入れてあって、今まで飲んだ梅酒の中でも一番おいしかった。もう、梅の実の香りが口に含んだ瞬間にぱーっと広がるというか。さっき見た梅といい、梅の季節のいい思い出になった。料理も美味しくて、お腹がいっぱいになり、帰宅。なんだか有意義な一日だった。たぶん家にいたらまた一日ダラダラと過ごしただろうから。暇ーと言ってくれた友人に感謝だな。奈良の春をめいっぱい感じた一日だった。
2006年03月25日
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昨日は遅かったにもかかわらず、朝はしっかり7時に起きて朝風呂。昨日とはまた違うお風呂を堪能した。適度にお腹もすいて、朝食。和食バイキングだったので、結構張り切っていろんな種類をお皿にとる私を見て、友人は「よく食べるね」と言う顔。こういう旅の朝はいろいろ欲張ってつい食べ過ぎてしまう。昨日魚屋さんで見た干物があって、自分でちよっと火であぶって食べるようになってるのがおいしかった。海辺に住んでると、こういうのがおいしくていいな。デザートまできっちりいただいて、ごちそうさま。それからしばらく部屋でゆっくりできたので、ゴロゴロしながらテレビを見る。温泉に来て、温泉特集を見るのってなんだか複雑。無事にチェックアウトも済ませ、またバスに乗って帰るのだが、今度はまたいろいろなところに寄りつつ、出石でお昼ご飯を食べた。お昼はもちろん、出石名物、皿そば。薬味にはお葱とわさびはもちろん、とろろ芋と生卵まであった。しこしことした歯ざわりで、とってもおいしかった。ついでにソフトクリームまで食べたが、なんといっても小雨交じりでしかも尋常じゃなく寒かったので、早々にバスに戻った。帰りのバスはほとんどうつらうつらしていて、気がついたらもう大阪に戻っていた。ほんとにあっという間の二日間だった。難波で友人のお母様と久しぶりにお会いして、三人でお茶をした。なんとお母様手作りの着物バッグと、きれいなハンドバッグをいただいてしまい、なんだか恐縮。すごくきれいで、どちらも大事にします!友人とお母様はまた二日後に今度は日帰りでカニを食べに行くそうな。いいなぁ。家に帰ってひとしきり母に土産話、というか自慢をして、バスの中であんなに寝たのに、早々に就寝。あぁ、明日からはまた日常生活が待っているのね。リフレッシュしたところで、また頑張ろう!
2006年03月18日
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今日は友人と女二人で温泉旅行。一泊二日で、丹後にある夕日がきれいなお宿に、かにと温泉で癒されに行った。まず、大阪は難波で待ち合わせ。ここからバスでお宿まで連れて行ってくれるというらくらくコースである。途中、何度かサービスエリアや道の駅に寄りながら、道中は四月からの仕事の話や、イタリアの土産話などしゃべりっぱなしだった。バスに乗ること約四時間でお宿に到着。この頃には、お腹は結構ぺこぺこだった。デザイン浴衣を借りて、部屋に入るとなんだかいい匂い。中居さんいわく、お部屋で夕食のかにやら、ロブスターやら、とにかく一年中何か焼いているので、もう匂いが染み付いちゃってるんですよ、とのこと。はらぺこさんにはたまらない匂いだわ。さっそくお茶をすすりつつまったりし、夕食まで少し時間があったのでちょっとその辺を散策してくることに。というか、二人とも結構ぎりぎりしか持ち合わせてこなかったので、ATMを探すついでにぶらぶら。お宿は海岸からはちょっと離れたところにあったのだが、少し行くとなんともいえない磯の香りがプーンと漂う。それもそのはず、角を曲がったところにおみやげ物やさんがあり、おいしそうな干物がたくさんぶら下がっていた。お魚くわえたどら猫~♪とか口ずさみそうになっていると、どこからか「泳げ鯛焼き君」が流れてきて、妙にレトロな気分になりつつ、冬の日本海をそぞろ歩く私たち。そうこうしているうちに、無事ATMも見つかり、少しだけ暖かくなった懐でお宿に帰還。そして、私たちが真っ先にしたことは!?エステの予約。そうなんです、実は私たち二人ともエステは初体験。と思ったけど、そういえばむかーし母の代理でエステに行ったことがあったっけ。普段母が使ってる化粧品のメーカーのお客様感謝イベントみたいなので、エステがあったのだが、土曜だったので母が行けず、代わりに暇な私が行ったのだった。確かにその時は一過性にきれいになり、しかもメイクまでしてもらって学校に行ったら、いつもと違う私にみんなびっくりで、口々にどうしたの?と言われたのだった。ま、そんなことはあったけれど、それ以来エステなんてものにまるっきり縁がなかったもので、ほとんど初めてのエステ。予約しようと電話してみたら、いっぱいで11時まで空きがないという。仕方がないので11時から1時間のコースを予約した。さてさて、一つ片付いたところで今度は浴衣に着替えることに。が、羽織ってみて、浴衣選びに失敗したことを悟った。着丈が短すぎて、お端折りが出ない。確かに172cmの身長は規格外なのかもしれないが…。かなり苦労してなんとか1cmばかりお端折りを作り、帯をしめる。この帯が二部式?の帯で、二人ともしめた事がなかったもので試行錯誤をしながらだったが、何とかできた。だいぶ苦労して着付け、ほっと一息ついていると、中居さんが着て食事の準備をしてくださった。それが、出るわ出るわ、中居さんが何回も行ったり来たりして、あっという間になんとも豪勢な食卓に。というわけで、思わず一枚パチリ。ほんとにカニ尽くしの夕食で、後で聞くと、一人3杯半あったらしい。頑張ってお腹を減らしておいたにもかかわらず、最後にはお腹がいっぱいで、かにすきのお雑炊は涙をのんでキャンセルすることに。でも、本当に一年分ぐらいのカニを堪能した。写真は最後の抹茶アイス。カニをたくさん食べたあとのこの抹茶アイスが、なんとも言えずおいしかった。ただ一つ、残念だったのは肝心の夕日を見逃したこと。今日の日の入りは18:03ですと時間まで聞いていたのに、浴衣に着替える時にカーテンを閉めたままだったため、カニに夢中になっているうちに日は沈みきってしまっていた。うーん、返す返すも残念だわ。で、お腹もいっぱいになったところで、今度は温泉へ。美人の湯らしいのだが、果たして美人になったかしら。ちょっと熱めのお湯だったが、外はかなり寒く、露天風呂ではちょうどよかった。身も心もほっこりして、湯上りにはお約束のコーヒー牛乳、ではなくブルガリアヨーグルトにしたんだった。んー、幸せ。それから部屋でうだうだ。そうこうするうちに、11時になったので待望のエステに。リンパドレナージュとフェイシャルエステとの組み合わせで、もう極楽極楽。あっという間の一時間だった。実は気持ちよすぎて途中ウトウトしてしまったので、あんまり覚えてなかったりする。なんだか、カニを思いっきり堪能し、温泉につかって、それにエステなんて、ちょっと前までは想像もできなかったな。明日にはもう帰ってしまうのかと思うと、ちょっぴり寂しい気もする。でも、そんなことを考える間もなく、部屋に帰ってそのままバタン、キューした私であった。
2006年03月17日
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リクエストいただいたので、ついついうれしくてペンダントの写真などのっけてみました。ただ、どうも写真の才能というものが全くないので、何度か挑戦してみるも、いまいち上手く撮れませんでした(汗)結構大きくて、だいたい3cmぐらい、厚みも2cmぐらいあるので、上から襟の詰まった上着を着るとちょっと痛かったりするのですが…。ちなみになんたって関西人の私達、しっかり値切ってしまいました。181ユーロだったのですが、170ユーロに♪って値段ばらしちゃう辺りも関西人ですねぇ(笑)ここで雑学を一つ。といっても受け売りですが。昔ティントレットというベネツィアの画家が好んで赤を用いたので、赤という色は最もベネツィアらしい色なのだそうです。ちなみに次にベネツィアらしいのが紫なんだとか。またガラスの赤色は金を混ぜて作るらしく、一番高価でもあります。一応このペンダントにもちょびっと赤が入ってます。
2006年02月28日
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前日、イタリアに着いたという感慨もそこそこのままに慌てて就寝し、イタリア第二日目の朝。この日はミラノとヴェネツィアを一日で観光するというなんだかとってもハードな日程。朝ごはんを20分そこそこで済ませ、バスに乗る。 前日、空港まで迎えに来てくれたバスの運転手、フランチェスコさんに「ボンジョルノ!」と声をかけられ、あぁ、ここはイタリアなんだわ。と実感。「ボンジョルノ!」バスは間もなくスフォルツェスコ城に到着し、そこで10分間のフォト・ストップ。このイタリア旅行、こんな感じで結構分刻みのスケジュールだったりするのだ。バスから降りて、あまりの寒さに身震いしつつも、がんばってテンションを上げ、観光開始。10分間なので、外から見ただけだったが、堅牢な外観に広大な庭園、向こうで鐘が鳴り響いていて、なんだかよくわからないけどとてもヨーロッパ的。まさに中世のお城といった感じだ。住居装飾はレオナルド・ダ・ヴィンチが手がけていたり、歴代の芸術家が建築に貢献しているらしい。それから、再びバスに乗り今度はスカラ座前に到着。おぉ、憧れのスカラ座!リッカルド・ムーティー様!とはいえ、中で美しい音楽に酔いしれるのはもうちょっと先になりそう。名残を惜しみつつ、スカラ座前で一枚パチリ。写真はスカラ座の前にあった看板。なんとなく。すぐ近くにヴィットリオ・エマヌエーレ二世のガッレリアという巨大な十字型のアーケードがあり、プラダの一号店なんていうのも入っている。「プラダに行ったんだけど閉まってて、お土産が買えなかったのよ」という証拠写真を撮るチャンスですよ!とガイドさん。そう、まだ朝早くてお店は閉まっていたのだ。そのすぐ近くにマクドナルドがあった。マクドナルドといえば、赤い看板に大きなMの字。ところが。このアーケードにあったマクドナルドはプラダと同じ黒い看板。なんだかちょっと重厚な感じさえ漂う。一度入ってみたかったが、残念ながら時間がなかった…。アーケードを抜けると、いきなり目の前に巨大な建物が。ミラノのドゥオモである。イタリア最大のゴシック建築であり、無数の尖塔と彫刻で飾られたその姿は、威圧的、というかものすごかった。残念ながら一部修復中で覆いがかかっていたため、全容は明らかではなかったが、それでもすごい。中に入ってみると、やっぱりすごかった。もうなんというか壮麗。日本のお寺がしーんとした中にも、どこか温かみをたたえた空間であるのに対して、この大聖堂は澄み切った冷たさの中にあった。ま、寒かったんだけどさ。一切衆生悉有仏性、という仏教に対して、厳然たる一神教であるキリスト教の「さが」だろうか。気の遠くなるような天井の高さ、ステンドグラスのこの世ならぬ美しさが、いっそう冷たさを添えていた。ミラノの観光は、あっという間にこれで終了。今度はバスで水の都、ヴェネツィアへ。これまた変わった街だった。ヴェネツィアは120を超える島から成り立っており、水の迷路のような町をいくつもの橋や運河がつないでいる。当然、バスは入れないので、水上バスに乗って到着。まず、待ちに待った昼ごはんミネストローネだったのだが、なんだかちょっと思ってたのと違った。もっとトマト味がきいてるのかと思いきや、わりと塩味だけのちょっとしょっぱいスープだった。あと、日本では当然のように出てくるお水を、わざわざ注文してお金を払って飲むというのに最初のうちは結構抵抗があった。お昼ごはんの後は、ヴェネツィア観光の目玉、サン・マルコ広場、ドゥカーレ宮殿、サン・マルコ寺院。ヴェネツィアの守護聖人、サン・マルコの遺骸をヴェネツィアの商人たちは、ブタの塩漬けの樽の中に詰めて持って帰ってきたとか。うこの日はカーニバルの最終日でサン・マルコ広場は異常な混み様だった。とにかく、かばんをスラれないように気をつけつつ、ドゥカーレ宮殿へ。地盤沈下のために、建物が傾いていたりするのだが、「500年程前から傾いているので大丈夫でーす♪」と、現地のガイドさん。そ、そうなんですか。ちなみにぴょんぴょんしたら、床が波打った。これも500年前からなので大丈夫、らしい。ドゥカーレ宮殿は、ヴェネツィア共和国の総督の邸宅兼政庁としてその歴史を刻んできた。そのため、内部の装飾も見事だった。日本で言えば、京都の二条城の豪華絢爛たる襖絵のイメージだろうか。ちなみにこの宮殿、中に裁判所、その続きに牢獄まであり、牢獄に続く橋は「ため息橋」と呼ばれ、「見納めの窓」がついていた。裁判は厳しいことで有名であり、そこで有罪とみなされたものは「見納めの窓」を眺めつつ、「ため息橋」を渡って牢獄へと入っていったそうな。栄光と挫折。一体どんな気持ちだったのだろう。私たちは無事、「喜びの橋」から娑婆に出ることができたので、その後サン・マルコ寺院に行こうとしたら、「おー、しまった。寺院はもう拝観時間が終わって閉まっています」と、しゃれにならないガイドさん。そのまま、観光コースになっているらしいヴェネツィアングラスの工房に連れて行かれた。職人さんが、いとも容易く小さな馬を作っていくのを間近に見て、思わずおぉっと歓声を上げる。そのまんま、二階にあるショップに連れて行かれた私たちに、おじさんが日本語でなんとも上手な営業を開始。乗せられちゃいけないとは思いつつ、気がついたらそこでヴェネツィアングラスのペンダントとイヤリングを必死になって買っている私がいた。いや、すっごく気に入ってるんだけどさ♪その後、やっぱり、ヴェネツィアといえばゴンドラでしょう。ということでゴンドラに乗る。 カーニバルの熱気を離れ、水辺のゆったりとした雰囲気が私達をほっと包んでくれる。沈み行く夕日とともに、ゴンドリエーレ達の櫓の音だけが響く。あー、なんてロマンチックなの!よく見ると、水路に普通に交通標識とかカーブミラーとかがついている。ごみ収集ゴンドラまであって、ほんとに生活に密着してるんだなと思う。ヴェネツィアの人たちは、水位が上がるとえっさほいさと一階から二階にものをうつすらしい。それにしてもなんでこんなところに街を作っちゃったんだろ。とか言ってるうちに、しんしんと冷え込んできて、すごーく寒い。40分あまりのクルーズは、こうして終了。その後、再び水上バスに乗り換えて、ホテルに移動した。昨日のミラノのホテルが若干年季が入っていたので、できてからまだ一か月という真新しいホテルに一同大はしゃぎ。とてもファッショナブルな外観、内装で、部屋も広々、設備ももちろんきれいだった。落ち着いたところで、レストランで夕食。この日の夕食はとってもおいしかった。やっぱり飲み物はミネラルウォーター。アクア・ミネラーレ、ペルファボーレ(ミネラルウォーター、プリーズ)というイタリア語は結構初期に覚えたな。その後、小銭を作るために、ホテルのバール(bar)でカモミールティーを飲んだ。うん、なかなかおいしい。アルコールは、ちょっと明日に残ってしまうとしんどいので控える。部屋に帰ってくつろぎつつ絵葉書を書いたが、切手をなかなか買わなかったため、この絵葉書は結局私と一緒に帰国した。明日はついに憧れのフィレンツェ。冷静と情熱の間という映画にすっかり影響された私は、ドゥオモに行くのが楽しみで楽しみで。というわけで、この日も早く寝た。しかし、一日長かったなぁ…。
2006年02月28日
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いよいよ日本脱出の日。早くも時差ぼけ?というぐらい眠れぬ夜がようやく明けた。最近、大きなことを前にすると全く寝付けなくなる。運動会前日の子どもみたい。この前の国家試験の時よりわずかに軽いスーツケースを引きずり、朝の7時に家を出る。約束してた駅のリムジンバス乗り場に、既に友人達が集まっていた。みんななんだかそわそわしている。何せ長かった受験生生活から解放されたぱかり、憧れのヨーロッパ旅行に期待を膨らませない者などいない。ほどなくバスがやってきて、同じく学生旅行とおぼしき人たちを乗せて一路空港へと向かう。空港で、まず両替を済ませた。後で知ったのだが、ユーロを替えるなら別の銀行の方がレートがよかった…。くぅー、残念。それから、まっさらのパスポートを握り締めつつ、いろいろ手続きなどを済ませると、あっという間に搭乗時間が来てしまった。かなりの余裕を持って行ったはずなのに…。うーん、海外旅行ってもしかして大変!?そうこうするうちに飛行機は無事に飛び立ち、機上の人に。小さくなっていく大阪の風景に、思わずおぉーっと歓声。飛行機はエコノミークラスながらとっても快適で、パーソナルビデオまでついていた。まあ予想されたことだが、はしゃぎすぎてあんまり眠れず、映画を見たりゲームをしたり。オーディオで、クラシックのチャンネルがなんだかとってもツウな選曲だったので聴いているうちに眠くなっては、また起きてを繰り返していた。そうそう、サガンの「悲しみよこんにちは」を読もうと持っていったのだけれど、なんだか気分が乗らずに読めなかった。それにしてもなんでサガンだったんだろ?とにかく11時間半ほどのながーいフライトは、それ以上に長く感じた。やがて窓の外にミニチュアの模型のようにロンドンの街が見えてきて、飛行機はロンドン、ヒースロー空港に到着。トランジットで4時間あまり時間をつぶし、イギリスのポテチなどを買う。ついでにおなかがすいたので、スタバのようなところでサンドイッチを買って食べたのだが、これが特大サイズだった。おまけに結構味がしっかりついてて、塩っ辛い。早くも外国の味を思い知ってしまった。結構お腹がいっぱいになったところで、今度はミラノに向けて飛び立つ。機内食で同じようなサンドイッチが出て、しまった!と後悔するも時既に遅し。いろいろありつつ、今度のフライトはあっという間で、ようやく眠くなってきたところで着陸。着いた時にはミラノはもう真夜中だった。バスに揺られてホテルに到着した頃には、前日からの不眠と長旅の疲れで疲労困憊。明日はミラノとヴェネツィアを一日で回るという超強行軍なのだ。早く寝ようー。とか思ったらホテルのバスルームに、バスタオル以外に二種類のタオルが…。どっちかがフェイスタオルで、どっちかがビデ用タオル。ビデなんて見たことも使ったこともないので、どっちがどっちかさっぱりわからない。しかも、タオルが普通のタオル地じゃなくて食事用ナプキンみたいに硬い。カルチャーショック。なんだかロシアンルーレットみたい、と思いつつ、えいやっと長い方のタオルで顔を拭いてみた。どうやら正解だったようだ。よかった。なんとか身支度を済ませてベッドに滑り込んだと思ったら、次の瞬間には夢の世界。イタリア第一日目の夜はこうしてあっという間に過ぎていったのだった。はぁ、明日からどんな旅が始まるのやら???
2006年02月27日
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てなわけで、今日は旅行二日目。まず普段にはめったに目覚めない時間に起床。さっそく朝風呂に入ってほわぁとする。あいかわらずここのお風呂は眺めがいい!何せ湖のほんとに近くにあるのだ。昨日にひきつづき白鳥が二羽やってきたり。。。朝から長風呂を楽しんだ後は、朝食バイキングに。これまた結構豪華で、朝からいっぱい食べてしまった。しかし、これには実は理由があった。今日のプランに、がけをよじ登るというのがあったのだ。三沸山三徳寺の国宝投げ入れ堂を見に行くという、超ハードなプランが・・・。せっかくのいい旅館なんだから、もっとゆっくりして行こうよう~という私の願いはまたまたきっぱり無視され、みんな意気揚揚とジャージ、トレッキングシューズ、軍手を用意し始める。もう、なんかこのメンバー、やたらとアクティブなんだから!結局、私の運転で山に。途中どこかにぶつかってやろうかと思ったが、そこは小心者なので無事に到着してしまった。そしてしぶしぶながら登山手続きを済ませる。全員の靴の裏を見せてください、と結構念入りなチェックのあと、輪袈裟をもらっていざ、出発。途中、ありえないようながけや、木の根っこを頼りによじ登る難所などなど、わりと苦労しつつも、意外にいけることにちょっとびっくり。なにより、苦労して登った先に広がる見事な紅葉にすっかり癒されたのだった。そして、登りきった頭上には、国宝投げ入れ堂が。誰が何のために、どうやって作ったのだろうと、昔の人の物好きさに、いえいえ先人の偉大なる技術に想いをはせつつ、錦秋を満喫してしまった。さてさて、いいもの見たし、これから下山♪なんだけど、行きはよいよい帰りはこわい、ありえないようながけを今度は降りなければならない。最初はそろそろと降りてたのが、そのうち慣れてきて、滑り台を降りるみたいに降りていく。ファイトー、いっぱーつ!と調子に乗っていたら、人が倒れていた。ここはやはり医者のたまご、ほつとけないぜ!てなわけで、「どうかされましたか?」と声をかけてみた。「気分が悪くなって…」とのことで、なるほどちょっと顔色も悪い。とりあえず、涼しいところに横になってもらい、ベルトや首元をゆるめてみる。それで、脈をとってみると、少し弱いが、80ぐらいで整だった。意識はしっかりしてるし、これはたぶん迷走神経反射かな、とわたりをつけながら、一応問診。「胸が痛いとかはありませんか?」←心筋梗塞、狭心症の除外。「戻したりはしてないですか?どこか動かしにくいとかないですか?」←脳血管障害の除外??あんまり鑑別診断も思いつかず、でもたいしたことなさそうなので、まいっか。そうこうするうちに、結構顔色もよくなって、元気になってこられたので、「たぶん休まれると楽になるとは思いますが、少しでも異常を感じたらくれぐれも無理なさらないでくださいね」と、ちょっと医者っぽく言って、その場を後にした。ん~、世の中どこでどんなことに出会うかわからない。ま、そんなこんなで無事に降りてきてよかったよかった。その後お昼ご飯を捜して鳥取市内をさまよう。結局、こんなに漁港が近いんだから、きっとくるくる回るお寿司でも充分おいしいだろう、ということで回転寿司に。微妙にお昼時をはずしたので、私たちの貸切状態。でも、ネタもすごく大きくて、しかも新鮮でおいしかった。いよいよ鳥取にお別れということで、鳥取駅でお土産を買う。最近は結構いろいろあるもんだ。梨どら焼きだの、因幡のしろうさぎ饅頭だのを買って、車上の人に。いや~、なんやかんやでなかなか楽しかった。でも明日はきっと筋肉痛なんだろうな(泣)
2005年11月09日
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今日は女4人で鳥取に旅行に来てます♪まずラッシュ時の電車に揺られて大阪へ。そこから一気に鳥取へ!のはずが、新大阪で人身事故があったらしく、いきなり30分のロス…。でも、そんなことは全く気にせず、市場で海鮮丼に舌鼓を打った後は、鳥取砂丘に行きました。さすがは日本一の砂丘、めちゃめちゃでかい。そして、バックは水平線まで続く海!海のない県で生まれ育った私としては、その雄大な景色に感動、いや圧倒されました。で、砂丘で何をしたかと言えば…。サンドボードというスノボーみたいなやつで、砂丘の急斜面を滑り降りたのでした。滑る、落ちる、なんて縁起の悪いことはやめとこうよ~(ほんとはすんごい恐かった)!という私の正論は見事に無視され、みんなですごい急斜面を急降下。コツは内股で中腰になり、膝から手を離さずにとにかく遠くを見ること。そうは言われても、あまりのスピードに必死で、気付けば、どっぴゅーんと砂の中にダイブしてました。後ろでは非情な日本海の荒波が…。今日はとにかく風が強くて、視界は悪いわ、立ってるだけで風に巻き上げられた砂がバシバシ当たって痛いわ、砂まみれになるわ、寒いわで、実は最悪でした。ま、なんやかんやで楽しかったけど♪その後、砂丘のお土産に砂時計と砂たまご(たまごを250度の砂の中に埋めて作った温泉たまごならぬ砂たまご)、梨ワインなぞを買い、旅館に向けて出発!そこからしばし夢の世界に旅立って、帰って来たらそこはやっぱり夢の世界。とっても綺麗な旅館でした。まず浴衣を借りて、それを持って大急ぎでお風呂に!砂まみれになった体をさっぱりさせたら、5分で着付け。なんか中途半端に浴衣の着付けをかじってたので、置屋のお母さんよろしくみんなの浴衣を着付けたり直したり…。なんとか大急ぎで夕飯の部屋に行くと、超豪華な食卓!松葉ガニあり、松茸あり、お肉あり。しかも飲み放題付き!うっひょー。というわけで、少々食べ過ぎ&飲み過ぎて、次は貸し切り露天風呂に。これまたすごかった。満天の星空の下、湖をすぐ近くに眺めながらの入浴。途中、白鳥がほんとに近くまでやってきて、手を伸ばせば届きそうでした。すっかり満足して、部屋に帰り、またまた晩酌。砂丘で買った梨ワインがもう美味しくて、ほんとに幸せのメーターは上がりっぱなしでした。明日は早いのでこの辺で大人しく就寝。いい夢見そう…(v_v)zzz
2005年11月08日
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