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今回はうちのかみさんの話です。初登場やな
かみさんは 体がだんだん麻痺してく病気にかかってます。今のとこはなんとか立って歩いて 車の運転もできるし、勤め先の社長の理解もあって、リハビリ兼ねて仕事させてもらってます。
けれど杖なしでは歩くの辛いし、握力はほとんどゼロ。身体のあちこちや顔もしびれっぱなし。このごろは口の動きも悪くなり始めてあまり大きくは開けないし 食べ物を飲み込むのも難しくなってきた。そのうち会話もできなくなるかも。
症状は進行するのみで治ることはなく、治療する薬も方法もないそうな。どこまで進むかわからないけど、いくとこまでいけば寝たきりだな。
本人はそうなったら迷惑かけると心配してるが、もしそうなっても俺はずっとここにいてもらっても全然迷惑とも思わないしそれほど悲観もしてない。 そのときが来たら 俺に面倒見てもらわなんのやで、俺のこと大事にしとかなあかんぞ と答えてやってる。
症状が出始めたのは5~6年前かな。 俺は市の子ども育成協議会の理事をしてて毎年夏にキャンプがあるのだけど、その年は中学校の環境整備と重なってたのね。仕方ないからかみさんに出てもらったのだが、しゃがんで草取りしてたら足がしびれてそのまま直らなくなった。足首が下へは曲げられるけど上へは動かなくなった。車を運転すればアクセルを踏み込むことはできても離すことが難しい。 う~~ん 暴走族か?
だからこの病気のきっかけを作っちゃったのは俺なんです。俺のせいだ、まったく申し訳ない…
あっ でも今思えばその少し前から兆候的なものはあったかな。 ある日からかみさんが、気持ち悪いから触らないで!近寄らないで!といい始めたのだ。 がーーんめちゃショックやったでえ。そんなに俺がいやなのか?みたいな。 確かにちょっと不仲になってたからね。もうおしまいやなあみたいな。 本人もどうしてだとかちゃんと言わないからわからんかったけど、そのときから身体の表面にしびれが出てたから実際何かが触れると気持ち悪かったんだな。
うちの障害者手帳持ちは親父と息子とかみさんと三人もいるぞ、半分やん。でも悲観的になったり暗くなったりはせえへん。。まあ泣いたり怒ったりはあるが基本的に明るい障害者家族やね
かみさんは家の中で自分の立場を守ろうとしてるのか、動きの悪い身体で家事も一生懸命やってくれてる。料理もちゃんとやってくれるけど、ごはんをつけてくれるとき 指にちからが入らなくて使えないから両手の掌で落とさないようにそーっと茶碗を持ってきてくれるのを見てると 瞼の裏側が熱くなってまって 涙が出そうになる。 でもそこは必死でこらえるのだ。
やっと始動したよ 2011年06月14日
若緒の「言葉を促す音楽療法」 2011年03月04日 コメント(2)