理事長を認知症のお年寄りと間違えた若鮎クンの初失敗

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2014/05/12

テーマ：たわごと(26833)

カテゴリ：老人保健施設

キレイになりたい気持ちが最高の美容液。ワタシらしいワタシでいるために使っているものです

今年も新入社員が入ってきました
私は病院棟と老健の中を新人さんに案内する役を仰せつかり
バスガイドさんのように
こちらが『院長室でございま～す』なんてやってました

あ～、私にもこんな初々しい頃があったのね～と
キャピキャピの若鮎を目の前にして
自分の年齢をイヤでも実感しちゃいました

今年の新人クンは素直でイイコばっかじゃんと事務室で話題にしてたら
夕方になって理事長がカンカンになって事務室にやってきた
『まったく・・・オレを知らないのか！！！』
と怒りが治まらない様子

ハリキッテル新人のヘルパーさんが
廊下を歩いていた理事長の手を取って
『お部屋分かりますか？』と認知症のお年寄り扱いをしてしまったらしい
理事長は自分の名前は名乗らずに適当にごまかしたらしいが
”オイラが大将”と自負している理事長のプライドを
ズタズタにしてしまった新人クンの運命やいかに・・・

『首にしろ！』なんて子供みたいなこと言ってたけど
私はお腹の中で『そんなことでガタガタ騒ぐな』とアカンベ～してました

理事長は、病院長のお父様
有名な地元の資産家なので、息子のために
こんなに立派な病院と老人保健施設を建てたのです

老健の隣の豪邸にお住いの理事長と奥様のことを職員は
『おとうさま、おかあさま』とお呼びしており
玄関のロビーに毎週お花を活けてくださる
理事長の長女で病院長のお姉様のことを
『おねえさま』とお呼びしています

就職したばかりの頃は多分60歳くらいの女性を
『おねえさま』と呼ぶのに違和感があったんですけど
慣れって恐ろしい、もとい、素晴らしいものですね
今じゃ、おばあさまと呼ぶにふさわしい女性でも、抵抗なく
『おねえさま』と呼べますもん

こんなセレブな理事長一家を、我々職員はお慕い申しております
この前理事長ご夫妻が北海道旅行にいらした時には
職員全員に ROYCEのチョコレート を買ってきてくれました
事務室に大きな段ボール箱10個も届いたのでビックリでした～