月の裏側

2006.09.24
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その名もたにし長者。
知らない話だったので、どんなのだろうとお茶を飲みながらテレビを見る。



昔々あるところに子供がいない百姓の夫婦がいた。二人はもう若くはなかったが、それでも毎日田んぼの水神様に子供を授けてくださいと祈っていた。





(- -;) ・・・・・・、も、もう若くはなかったがって。

すばらしい表現だなあ・・・。





その甲斐あってか、ある日おかみさんが急に産気づいた。









Σ( ̄□ ̄;)     えっっ!?


い、今さっき祈ってたのにですか?子供ができたんじゃなく、産気づいちゃったんですか?
い、いいんですけどね・・。







男か女かと、胸を弾ませてわが子を除き見ると、その子はなんとたにしだった。でも夫婦はこれは水神様の申し子だとばかり大事に育てる事にした。





・・・・申し子じゃなくても、育ててあげてください・・・。わが子なんだから・・。 たにしでも・・・。
てか、たにしって。たにしが生まれるって。人間から。そんな。




二人は早く育ってくれと祈りながらせっせと食べさせたが、やはりたにしはたにし。
いつまでもたにしのまんまだった。






(- -;) ・・・・・・・・・・。

そりゃそうだろうねえ・・・・。しかもこのたにし、お茶碗に山盛りに盛ったご飯食べてるし。たにしってご飯食べるのか?ふうん・・・。






何か喋っておくれと祈りながら読み書きを教えたが、やはりたにしはたにし。
いつまでもたにしのまんまだった。






(- -;) ・・・・・・・・・・。

・・・・無茶を言っちゃ困る、無茶を言っちゃ。






こうして二十年という月日が経った。






(- -;) ・・・・・ふうん・・・・・。




・・・・・・・・・。





えっ、二十年!?たにしって、そんなに生きるの!?







たにしはたにしのまんまだったが、夫婦は 爺婆 になった。






(^-^;) ・・も、もうちょっとオブラードに包んでも・・・・。






長者の所に年貢米を納める日、米俵を馬に乗せるのも年取った二人には大変で「やれやれ、生まれた息子がたにしじゃなくて人間だったら、今頃わしらに楽させてくれるだろうになあ」と言っていると
「おとう、おかあ」と声がした。

二人はびっくりして「誰じゃ?」と問うと、「たにし息子だよ」と・・。



「おとう、長え間苦労掛けたな。今日からはおらの才覚で二人に楽させるからな。」とたにし息子が言うと二人は、「喋った」「物言うた」とそれぞれ言い倒れてしまった・・・。







・・・・・へ?なんで倒れる?

たにしが人間から生まれた事に比べれば大した事あるまい?たにしが喋るくらい。




などと思いながら見ていると息子は知恵を使い両親に楽に馬に米俵を乗せさせ、しかも息子が自分でそれを長者の所へ納めに行く。なかなかの馬さばきだったらしい。村の人々には小さいたにしは見えず、あの馬だあれも手綱取ってないのによ、と言っていた。



長者はたにしが年貢を納めに来たと驚き、気に入った。そして自分の二人の娘どちらかを嫁にしないかと言い出す。




長者「わしはお前のような珍しい息子を持ちたいとかねがね思っておった」



・・・・・おい。ならお前が嫁になれ。と毒づく紗々。うふ。なんだそれは。

長者の婿になれば両親に楽させてやれると喜んで承知したたにし息子。まあそりゃそうだろうな・・・しかし昔話って、何でもかんでも長者の娘と結婚するような気が・・。安易だ安易。まあ一番分かりやすい幸せの表現なんだろうが。
また長者がぽんぽん嫁に出すんだこれが。




「何?たにしの嫁に行け?馬鹿も休み休み言わねえと実のとっつぁまでもおらひっぱたくよ」 と姉娘。まあ非常に当り前の反応ですな。

しかし気の優しい末娘は「嫁に行きます」と。おい。待て。
「あのたにし息子は水神様の申し子だで、並みの人よりはきっといいことがあるとおら思うだ」と。
長者は「嫁に行くか。たにしの所へ」と喜ぶ。シ、シュールだなあ・・・このセリフ。




たにし息子の両親は大層な物持ちになり、しかも嫁は心優しい上に働き者だったから年寄り夫婦はそれはそれは幸せだった。

そうして一年が経ち、薬師様のお祭りの日。
嫁様はたにし亭主を帯に挟むと祭り見物をさせようと出かけていった。
途中嫁様は願をかけることがあるので一人で行かせてくれと言うと、なら田んぼの縁にでも置いておいてくれと亭主が言いカラスにつままれんように、と置いていった。

ところが姉娘がこれを見ていて、「たにし出て来い、餌やろ」と言いながらその田んぼに餌を撒く。
餌に釣られて田んぼにいたたくさんのたにしが集まってくる。


次に姉娘は「カラス出て来い、たにしやろ」とそばにあった木の上にいたたくさんのカラスに言う・・。








( ̄Д ̄;)    おいっっ。

お前、たにし亭主羨ましいのか?自分で最初断ったくせして。
何だこの無意味な意地悪は。
 ←かなり末娘(とたにし)に感情移入




カラスはぎゃあぎゃあと鳴きながらたにしに向かっていき、食べます。それを見て喜ぶ姉娘。

そこへそれを見た末娘も駆けつけ、必死でカラスを追い払い(姉娘は妹が来るのを見ると隠れた)、カラスからたにしを庇いながら「カラスども突っつくならおらを突っつけ、だからおらの亭主殿を突っつかんでおくれや」



すると嫁様の祈りが通じたか、たにしは立派な人間の若者になった。

こうして二人は手を取り合って商いを始め、たにしの亭主と評判になり大層繁盛してたにし長者と呼ばれたそうな。






・・・まあ人間になるとは思ってたけどね。しかし昔話ってダイナミックだよなあ・・・人間からたにしが生まれるって。しかもたにしと結婚するって。



しかし何よりも最初思ったのが、このたにし息子最初欠けたお椀の中の水にちょこんと小さい貝(たにし)が入ってるんだけどそれを見て、





Oo。。( ̄-  ̄ ) ンー ・・これ、

間違えて煮ちゃってお味噌汁にして食べちゃったり・・・
 ←完全にシジミと混同







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Last updated  2006.09.27 03:00:05
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鈴丸月夜 @ お互い 久しぶりですにゃ~(* ̄∀ ̄)ノ おいら…
adagio+ @ Re:極端なの(05/20) うわわ~~~ なんて久しぶりなの~~…
ai・my・me @ おひさです わはは。 久しぶりなのにそんな気のしな…
アダージョAdagio @ Re:きらめく世界(03/10) それがロボットなら、メイド・イン・ジャ…
アダージョAdagio @ Re:forever2(03/08) loveう~・・・ いいわあ!!^^ …

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