2008.04.23
テーマ： 軽度発達障害と向き合おう！(2983)
カテゴリ： 子育てＤａｙｓ
昨日は療育の日でした
回数を重ねるごとに
子供も雰囲気をつかめているようです
私自身の気持ちも少し軽くなってるみたい
長男の時からそうでしたが
周囲の人から
「子供を障害の域に入れることで
自分（あなた）が楽になろうとしていない？」と
言われる事が一番堪える意見でした
たとえば
不治の病を抱えた子供の親御さんや
交通事故や先天性なもので
一般生活が困難な子供を持つ親御さんは
「嘘であってほしい
夢であってほしい
いつか奇跡が起きて
みんなと同じ生活ができるふうになってくれたら」と
願うことがあるはずです
想いの深さが違っても私も同じ想いなのです
障害枠に入れることで
楽になる親御さんがいたとしても
私は楽にはなれません
障害者手帳をもらうと利点があると言う方も
中にはいらっしゃいます
でもうちの子たちが手帳を取ったと仮定しても
福祉の補助や手当ては
殆どないに等しいです
（それが軽度発達障害の軽度を意味するものだと思います）
なんらかの補助があっても
ギリギリ（学校や社会で迷惑をかけるとか
公的施設でお世話にならないと将来的に
自立できない）までは
手帳を取ることは考えていないのです
私の二人の子は
表面的には集団生活の中でよ～くみないと
順応性のある
健常児に見えるのかもしれません
増して長男に関して言えば
本当に軽いから県立高校には進学できたけれど
パッと見ではわからないです
数年前までは
自分の勘違いなら、どれほど
よいのだろう・・・と何度も考えたこともありました
軽度発達障害の子の中のグレーゾーンの子たち
その子たちと
今、うちのチビは療育をさせてもらっています
（手帳を取らなくても
居住している○○市では公立病院のひとつとして
健康保険内の機関になっています）
まだ
それほどに
ディスカッションをしているわけではありませんが
このグレーゾーンの
子供達のお母さん達
子供が
持ち合わせているものが違うので
微妙に悩みも異なりますが
同じことで共感できる部分も多く
本当に苦しんだり
孤立したり
疎外されたり
理解されなかったり
自分たちで
たくさんたくさん調べてかけずりまわっても
不安は増していくばかりだったり
私もおんなじような経験と
これからの不安を持ち併せています
メインの集団療育の中では
子供達が、まず「楽しい時間を過ごす事」
イコール 楽しい時間を過ごすために
どうしたらいいか？といいことをテーマに
毎回、進んでいきます
今回の療育は実りあるものでした
それは
健常児でも障害児でも
子供に教えるときに
大人が忘れている大事なもの
私達は忙しい社会の中で
生きてきて
また子供の頃から
モラルとか文化とか
しきたりとかマナーとか
当たり前のように身につけてきたけれど
ある意味、洗脳とか繰り返しとか暗黙の了解とかで
身につけたものも多い
それに疑問をもたず
それが社会だと認識してきている部分が多い
彼等（子供）は、まっさらなので
実は頭の中に？？？疑問がいっぱいあったりする
大人はつい忙しかったり
面倒だったりして
「○○は○○だから○○しないさい」という
言葉で促しやすい
学校の掲示に「廊下は走らない」とあるが
なぜ走ってはいけないのだろう？？？という
当たり前の根っこから導いてあげると
彼等は楽になるということ
グレーゾーンの子たちは
尚更に
なぜ・・・の部分を
その子に合わせて
わかりやすく説明してあげないと
認識・理解につながりにくいことが多いということ
なるほどな～と思いました
私も子供の頃は
学校の張り紙に「廊下は走らない」＝「廊下は走らない」と理解している
もしも
「廊下を走ると怪我をするから走らない」と書いてあったら
「廊下を走ると怪我をするから走らない」という
理解になっていたかもしれないな～と
普段は気にしない
見逃してしまうような当たり前のことに
この子たちは
深い意味があると思うと
目から鱗という
感じでありました・・・。
ゴールデンウィークなので
療育は2週間お休みに入ります
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最終更新日
2008.04.26 21:34:32
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