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プロフィール

あんず26

あんず26

March 30, 2006
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カテゴリ: あたしのコト。
ここまでは


夕食を作り始めてしばらくして。
家の電話が鳴った。

ナンバーディスプレーにしてるので、番号を見ると。
見たことが有るよーな、無いよーな携帯番号。

「友達かな?登録してる人かも。」
そー思って、携帯の電話帳で調べようと携帯を開くと。

着信あり 11件』

1件は依然着信拒否中のT君。
残りは全部非通知。

で、家に掛かってきてたのもT君からだった


またすぐに家の電話に掛かってきて
おもむろに電話を取ったM美。

「あー、あのー、あんずさんの家ですか?」
そー言うT君に
「違います。どちらへおかけですか?
と言ったM美。

それを2度繰り返して、電話は鳴らなくなった。

向うは何百キロも離れた福島県に居るから平気だよね

…あたしらのその考えが甘かった



21時半
帰るM美を送って行こうと2人で家を出ると。
家の前に見たことがある車。

真っ黒黒のエルグランド

T君だ。
あたしらが家を出た事に全く気付いてなかったけど。

コソコソと駐車場へ向かおうとしたあたしに
「行きはバレなかったけど、車の向き的に帰って来た時にバレるよ。
 今、あたしが居る間に話た方がよくない?」
すごく気が強いM美はそー言いながら、Tくんの車の窓をトントン

「アンタ、ストーカーみたいやね警察呼んで欲しいの
慌てて降りてきたT君の前でM美は仁王立ち。

こないだ 車を蹴られた こともあって
この男、暴力男かもと盛り上がってたうちら。

T君はまたこないだの小箱を差し出して
これを渡しに来た…んだって。

いくら話してもT君は解ってくれんから、M美も一緒に話を聞いてて。
というあたしに対して
M美に席を外して…と、しきりに言うTくん。

ねぇ、やましくないならM美が居ても平気じゃないの?

そーゆー流れで、M美も一緒に。

差し出された小箱を再度拒否すると
「お前に断る権利があんの?」と怒鳴りだしたT君。
「そんなにバツイチ子持ちを見下すなら、そんなあたしを選ぶのはおかしいよ。」

「俺はヤツ(彼)よりどこがどんな風に劣ってる?」
「なにもかも全部。」

「わざわざ福島から来たんだよ!?」
「そんなの知らんよ。」

「150万の指輪でも足りんの?」
「そんなんじゃない。」

あたしが言いたいのはそんなことじゃなくて。

確かにさ、婚約指輪って
給料の約3ヶ月分とか言うけど。
結婚を経験してる人なら分かると思うけど
ほら、婚約指輪って結婚したら身に着ける機会なんて殆ど無いし。
150万もするダイヤしながら食器洗えんし。

そりゃーあたしだって
婚約指輪は無いよりは有った方が嬉しい。

だけどそれは
あたしを思って選んでくれたって気持ちが嬉しいからで。
値段じゃなくて。

”好きな人” (←コレ最重要)が、あたしを思って選んでくれたのであれば
例え1万円でも千円でも、100均のでも。
それがダイヤじゃなくてガラス玉でもプラスチックでも。
あたしは嬉しい。

そーゆー事をズバッとT君に話して
2度と来ないでと言うと。

「お前の女は150万の指輪を男に貢がせたって、ヤツ(彼)に電話するぞ
「ビラもまくぞ
って言い出した。

好きにすればいい。

これがT君の本性だったんだね。
ちっけー男だ。

と思ったら、今度は泣きながら
「来た時は玄関でも台所の隅ででも泊めてね」
「嫌。」

もー何百回とも言われた言葉。
何百回も断ったはずなのに。
まだ言ってるよ。

「彼に電話するなり、ビラまくなり、好きにすればいいよ。
 とにかく今度来たら、あたしもT君のお母さんと話しするね。」

そー言って家に入りました。


結局M美は、この日うちに泊まってくれました。
と言うより、23時を過ぎても車は止まってたので
帰るに帰れなかっただけなんだけど

朝には車はなかった。

あたしはしつこいとか怖いとかよりも。

こないだから何度も何度も
彼の事を 「ヤツ」 呼ばわりする事の方が
許せないんだ

あたしの大切な彼をヤツ呼ばわりするなっ(;`Д´)、ペッ





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最終更新日  March 31, 2006 10:40:16 PM
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