太田典生の「毎朝1話」良い話のおすそ分け

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2010.01.20
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嵯峨野は、昨日、今日と春を思わせるような陽気です。
窓辺で書類の整理をしていると、ポカポカとして眠くなってきます。
60才からは後5年の命と自ら定めて5年区切りで生きてきたが、5年更新最後の年になり(花の下にて春死なんが願望でもあり)、昨年から始めた30年間のコンサル関係の書類を、やっと整理(整理とは捨てることなり)し終えました。
記憶力の悪い私は、書いて残すことが多いので、その量の多さに我ながらあきれています。
大型書類棚一杯の教材や報告書類、それが私の外部記憶データーベースとして蓄えられた情報とも言えます。
つい中身を読んでしまい、懐かしい思いに浸っていると整理は遅々として進みません。

いま、日航が問題になっているが、私にも忘れられない記憶があります。
1985年8月12日、520人の命が奪われた、日本航空・東京-大阪123便墜落事故にまつわる仕事です。
この事故で、誰もが知っている会社の経営陣が亡くなられ、新しい経営陣と共に経営戦略構築のお手伝いをしました。
そのコンサルティングの資料一式を読んでいると、20年以上も前のことがありありと浮かんできます。
そう言えば、立ち上げのセレモニーで、「この仕事に打ち込むために人間ドックに入ってきました」と挨拶したことまで思い出されてきました。

また、新規事業転換の後押しをしたこともある会社の資料もありました。
今でこそ冷凍食品全盛の時代だが、まだ家庭の食卓に上るのが珍しい時代に、冷凍機メーカーに冷凍食品関連機器への進出を進言したことがありました。
ずっと後で、冷凍機器のフェアーに行ったときに、たまたま見えた責任者の方が「この方が進言してくれたから、今の私たちがあるんだよ」と若い担当者に話されるのを聞いて、コンサル冥利に感じたことも思い出されました。

そんなわけで、なかなか整理も進みません。
昨年は、「誰かのために生きるかもしれない」と基本的なものは残してきたが、今回はバッサリと全部捨てることにしました。これで、経営のコンサルトとは綺麗さっぱりとお別れです。
これからは、若い人たちの頭脳の中に私や私の知人たちの経験を転送→コピーできればと願っています。
それが、キャリアアカデミーを始めた夢前案内人を名乗る私の最後の願いです。

◆日航墜落現場





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Last updated  2010.01.20 11:55:42
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