太田典生の「毎朝1話」良い話のおすそ分け

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2010.08.24
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五体不満足の乙武洋匡さんが、3年間の任期付きで杉並区小学校教諭にされた経験を語ってみえた。
3,4年生を受け持ち、初日に、「先生にはできないことがいっぱいある。みなさん手伝って下さい」と言ったそうだ。
すると、自然発生的に「先生の給食配膳を手伝う係」ができただけでなく、やがてチョット困っている友達にも、普通に手を差し伸べられるようになってきたという。
泳げない子供の前でプールに飛び込み、バタバタとおぼれかけたこともあるが、その子は顔を水につけられるようになったという。

辛かったことは、子供たちとのことではなく、「自分だけいいカッコして」と最後まで冷たかった同僚の視線だったとか。
これはよく聞くことで、私の知人の先生は学級通信を頻繁に出していたが、同僚から「自分だけそんなことをしてもらっては困る」(出さない先生が親から言われるので)と足を引っ張られていた。

こんな話しもあります。
障害を持った子が転入してきた。
担任の先生は「大丈夫ですよ。皆で協力しますから」と気持ちよく受け入れてくれた。そして、何事もその子のペースに合わせて指導した。子供たちも、その子をクラスの仲間として自然と受け入れていった。
ところが、学年が変わって新しい担任になり対応が全く変わった。
体育の時間なら時間通りに着替えてグランドに出ることを要求するというように、何かにつけてクラスの足並みを揃えることを第一にする。すると、子供たちもそういう態度になっていく。この子はついていけない子だと受け入れなくなっていき、ついにその子は普通学級を諦めた。

イジメや登校拒否、中学生や高校生の非行や犯罪など、子供を取り巻く環境は悪化する一方です。
それらは、教育組織やシステムを幾ら議論しても解決しないと思います。
子供の問題をいう前に、私たち大人が大いに自省することが大切です。





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Last updated  2010.08.24 07:43:42
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