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wna

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2016.03.08
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テーマ: 香りのお話(24)
カテゴリ: 香育


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 ontobaby.com



こんばんは。


関東地方は霧の発生がすごかったようですね。
こちらはPM2.5で真っ白大気でした。

生ぬるい暖かさでしたが
明日は冬の気温に戻るとか。。

春先は物事も天気も気ぜわしいですね。


昨日から「香育」について少し話しをしていますが
もう少し続きます。

よければ、おつき合い下さいませスマイル








乳幼児期の香育について(3歳まで)


出生直後は、視覚や聴覚などの感覚機能が
大人のように機能しているわけではありませんよね。

しかし、赤ちゃんは
自分の母親を識別しなければ生きていけません。

その時に必要なのが嗅覚

この時期はヒトも動物も同じですよね。

新生児は母親の母乳の匂いを嗅ぎ分け
強い刺激臭には拒否反応を示します。
(自己防衛ですね)

自分の生死に関わるので
この時期の嗅覚はとても鋭敏なんですね。

さらに乳幼児期は
味覚、聴覚などの感覚機能の基礎が
形成される重要な時期

嗅覚と味覚は
共に連携し密接に繋がっていますので

嗅覚が豊かに育たないと
味覚も貧しくなりうる可能性も。。

そのため
0歳~3歳児の子どもに対して

安易に強い匂いや
人口の刺激臭にさらすことなく

できるだけ
ニュートラルな香り環境を整えることは重要だと思います。

以前にも何度か話しましたが

「嗅覚」は
慣れを生じやすく、疲弊しやすい感覚器。

同じ匂いや強い匂いに長時間さらされ続けると
匂いに鈍感になります。

よく、香水のキツイ人がいますよね。

あれも嗅覚の疲弊で
自分で香りの強さがわからなくなるんですね。


幼少期に合成の香り環境に強くさらされてしまうと

繊細な香りや自然界が発する香りなどを
嗅ぎ分けにくく育ってしまう可能性があります。

味オンチと同じように

嗅ぎ分けの能力が育たないまま成長するかもしれません。

身近なものでは

洗剤や柔軟剤、芳香剤などの強すぎる香りや

大人が無意識に発している匂いなども

注意した方がよいらしい。


大人が無意識に発している匂い・・・と言うと
誤解を生じますね^^;

汗とか体臭とか、加齢臭などのことではございません。

例えば

その匂いの原因物質のひとつには
ニコチンがあります。

喫煙習慣のある親の子どもからは
ニコチンの代謝物質が検出されたというデータも。





親の匂いに安心感を感じるのが幼児期

なので

大人が匂いに対する意識を持つことも大切だと
つくづく思うのですが。。

子どもの個性にもよりますが
母親の匂いのする毛布やタオルケットやエプロンなどに
しがみつく子もいますよね。

その頃って、ワンちゃんと変らないのかもね~
なんて思ったりもします。

子犬が家庭犬として引取られる時
ブリーダーさんは
母犬の匂いのついた毛布などにくるんでくれます。
子犬のメンタルが安定するためなんですね。

乳幼児期の嗅覚は生涯で一番鋭敏な時期です。
(ちなみに50歳を境に鈍くなっていくらしい)


こどもを刺激臭にさらさない

(悪臭は公害)

リラックスの気分転換には合成香料ではなく

できるだけハーブや精油などの天然由来成分を活用する

そんな環境がのぞましいのではないでしょうか。



(参考)日本アロマ環境協会機関誌No.78







美味しくいただくには嗅覚は鋭い方が良いし
鈍いと濃い味ばかりを好むようになりそうですね。

加齢と共に気をつけなくては^^;


では、また。












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Last updated  2016.03.08 18:28:58
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