夕方S君と映画を見に行く。ドイツ映画「Mein Fuehrer」(邦題:「わが教え子ヒトラー」)である。ドイツ語圏の映画で、タブーとされてきた「(動く)人間ヒトラー」が初めて登場し話題となったのは2004年の「Der Untergang」(「ヒトラー最期の12日間」)だったが、これはさらに一歩踏み込んで、ヒトラーを扱ったコメディとして話題となった。漫画ではヒトラーを茶化した作品はだいぶ前からあり店頭にも並んでいるが(どれもこれもドイツ的ギャグというか、なんか内容が汚らしいんだよね)、映画では初めてだろう。 監督は「Alles auf Zucker!」などのコメディ作品があるダニー・レヴィだが、彼自身はユダヤ系ドイツ人である。主演は「Das Leben der anderen」(「善き人のためのソナタ」)で主演したウルリッヒ・ミューエだが、彼は惜しくも昨年7月にガンのため急逝したためこの映画が遺作となった。