2025.03.29
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カテゴリ: アニメ・マンガ
295話 No.1』 - ブルーロック
試合終了の笛が鳴り響く中、バスタード・ミュンヘンのメンバーたちが潔に殺到していた。3-2の逆転勝利。ネオ・エゴイストリーグを全勝優勝したのだ。
一方、カイザーは膝をついたまま動けずにいた。
「全部喰われた...」
ネスの放ったラストパス。あの瞬間、カイザーが足を止めていたのに対し、潔は即座に次のアクションを起こしていた。カイザーと士道龍聖を障害物として利用し、糸師凛のマークを巧みに振り切ったのだ。
潔はネスが今までと違うパフォーマンスをすることに賭けていた。そして後方から繰り出されたえぐいドライブパスを、ショートバウンドでダイレクトに合わせるという離れ業でゴールを叩き込んだのだ。
テクニック的には、カイザーにも同じことができたはずだった。しかし彼はネスを切り捨てていたからこそ、ネスの進化に賭けることができなかったのだ。
カイザーの敗因
カイザーは自らの敗因を冷静に分析していた。
「ネスの変化は不可能だと切り捨てて思考停止した...」
だがそれよりも何よりも、カイザーの心に浮かんだのは別の感情だった。
「世一とのサッカーがクソ楽しすぎたッ!!」
潔とのタッグによる高揚感、万能感。それこそがカイザーを鈍らせた原因だった。かつて「ただ奪う」という悪意の原点に立ち返っていたカイザーだが、潔が与えてくれた「自由」に没入してしまったのだ。
契約終了
潔はカイザーに近づくと、静かに問いかけた。
「お前にとってネスは特別か?」
潔にとってネスは「可能性を秘めた平等な一選手」に過ぎなかった。しかしカイザーはこれまでの関係があったからこそ、「駄目な人間だ」と必要以上に特別視していたのだ。
潔は、カイザーが「ゴールのためのマシン」ではなく、最後に「感情で動いた」ことこそが勝敗を分けたラストピースだと説明した。
そして潔は握手をするかのように手を差し伸べながら、言い放った。
「1ゴール限りの契約完了だ。クソおつかれさま、俺の最高道化(マイ・ベストピエロ)」
年俣ランキング発表
場面は変わり、絵心甚八が大型スクリーンに登場。バスタード・ミュンヘンの勝利を祝福した後、マンシャイン・シティとFCバルチャの試合も終了したことを告げる。
「最終的な年俸ランキングを発表する。上位23名がU-20ワールドカップの日本代表として選出される」
潔は緊張した面持ちで結果を待っていた。これまで糸師凛が5000万近く上回っていたが、この試合の活躍で逆転できたのではないかという期待があった。
「1位、糸師凛。レアルからの入札額2億4000万」
その言葉に潔は一瞬落胆するが、凛が「世界は俺たちを戦わせたいんだな」と言うのを聞いて顔を上げる。
驚くべきことに、潔も同じ2億4000万の入札額で1位タイだったのだ。バスタード・ミュンヘンが潔に同額の入札をしていたのである。
潔の胸に喜びが込み上げる。これまでの苦労、犠牲、そして執念が実を結んだ瞬間だった。
「届いたッ...「1位」...俺が1位...!!」
かつて高校の部活で県大会敗退の無名選手だった男が、論理的思考と適応力で頂点に立った。世界一のストライカーへの道がさらに開けたのだ。








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Last updated  2025.03.29 09:38:38
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