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そらまめ48 @ Re:高橋幹さんの新作(07/28) 深夜にこんばんわ。角田奈穂です。 少し寝…

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2024/06/26
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カテゴリ: 美術 絵画 教室


 角田さんの新作は高知市展に出品した作品です。

 角田さん得意の白黒で表現した平面作品ですが、大きな特徴は画面から感じられる立体的な造形でしょう。半立体、リリーフ作品と言っていいかもしれません。

 角田さんがこの作品で使用した材料は漆喰という家屋の壁(外壁、内壁)に使用される日本の伝統的な建材です。西洋美術でよく使われる石膏と似通った材料と言っても良いかもしれません。
 角田さんはこの漆喰を平面の上に厚く塗り、その厚みを上手くコントロールしながら平面の中に凹凸感を見せようとしているのがわかります。その凹凸を機械的に見せるのではなく、逆に角田さん自身の感情が全面にほとばしるような感性が表現できるような使い方をしています。

 角田さんはそれだけでなく、漆喰をナイフのような金属製のモノで画面切り裂き、亀裂を作ろうとしているのも見て取れます。
 そこから感じられるのは角田さん自身の心の内側、或いは心の中の葛藤といった揺れが伝わってきます。とても繊細で揺れ動く心を感じます。

 美術作品では 「不安定の中の安定」 というとても大事な言葉があります。
多くの人は安定を望みます。安定の中の安定というとほとんど動きがなく面白みがありません。ところが、どこか 不安定そうで何か気になる、でも全体的に見ると安定した表現になっている美術作品は人々の目を強く引きつけます。 角田さんの作品にはそういった不安定さも感じられます。

 全ての人は、普段は外からは見えないけれども、 とても大事な心 を保持しています。人間が人間であるために、どうしても忘れてはいけない、大切にしなければいけない「 心」 です。
角田さんはその 心の揺れ というモノを何とか視覚化させようとしてるように感じます。
そして表現としてその思いが鑑賞者に上手く伝わる作品になっているのではないでしょうか。

 私はこの作品の中で作品右側にある濃い灰色の部分(鉛筆による線が描かれています)にとても興味を持ちました。作品として角田さんはどうしてもこの部分が必要と感じたのでしょう。漆喰の荒々しい表現と比べると、この部分はとても静かで穏やかな印象を受けます。この部分も角田さんの 心の一部 なんでしょう。荒々しい漆喰の部分と穏やかな部分、それが 共存している表現 です。この二つの対比を角田さんがどうやって上手く融合させるのか、次のステップが見えてきたように感じます。

よく頑張りました、角田さん!





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Last updated  2024/06/26 11:55:45 AM
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