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そらまめ48 @ Re:高橋幹さんの新作(07/28) 深夜にこんばんわ。角田奈穂です。 少し寝…

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2024/08/12
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カテゴリ: 美術 絵画 教室


 KONさんの新作はツバメの雛が巣の中で親ツバメが運んでくれる餌を待っている姿を表現しています。
KONさんは4羽のツバメの雛の姿をそのまま写実的に描写してるだけではないようです。ある程度までは雛の様子を写実的に描いていますが、それだけの表現ではどこか物足りないと感じたのでしょう、そこにKONさんの個人的な思いとか、更に鑑賞者にこの作品を見て少しの笑いを持ってもらう仕掛けを仕組み、作品を仕上げたように感じました。

 ここには4羽のツバメの雛が表現されています。どれも同じように見えますが、大きさを少しずつ変え、よく見てみるとそれぞれの姿の向きも僅かずつ変えていることがわかります。これはKONさんが試行錯誤の末、4羽とも全て同じではなく、それぞれに個性を持たせて表現するほうが作品として幅が広がり、面白みが増すと考えたように思えます。また4羽のツバメの雛の目にも注目してください。見てる方向もそれぞれに違うことがわかります。4羽の雛の見てる方向の先には何があるのでしょう。親ツバメでしょうか? ツバメの巣をのぞき込んでいる人の姿でしょうか? 作品を見ながらこういったことを考えるのも鑑賞する楽しみの一つだと思います。

 美術の歴史の中で人物画、自画像はたくさんあります。その中でもダ・ビンチの「モナリザ」はとても有名で、よく言われるのは「モナリザ」は一体何を見ているのか、鑑賞者は「モナリザ」から見つめられている、とよく言われています。ゴヤとかゴッホの人物画にしても描かれた人物の目の先は何があるのかと議論されています。描かれた生き物、動物、人間にしても、目の存在というのは作品の中でも、鑑賞する上でも、とても重要でおろそかにはできない部分です。

KONさんは猫とか犬をテーマにして多くの作品を制作しています。そして彼らの目をかなり意識しながら表現していることがわかります。少しのタッチを加えることによって、その犬とか猫の表情が大きく変化することも知っているようです。今回の4羽のツバメの雛はなんだか鑑賞者に一生懸命語りかけているような目を持って、巣の中にいるように感じるのは私だけでしょうか?

 1羽の雛が赤い風船を咥えていますが、こういったことは99%あり得ない状況でしょう。でもKONさんは実際ありえるような全く自然な姿として表現しています。でも赤い風船の上に目を閉じた老人の顔を発見したときに、思わず笑いがでてきます。KONさんは楽しみを作品に加えたようですね。そこにはなんだか優しい人も顔が浮かんでいて、この作品に温かい空気を醸し出しているようです。そして4羽のツバメの雛は私たちに「何か忘れてない?皆さん?」と語りかけているように感じました。

 よく頑張りました、KONさん!





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Last updated  2024/08/12 04:19:55 PM
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