中国茶・台湾茶と旅行 あるきちのお茶・旅行日記(旧館)

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2014.06.19
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カテゴリ: 旅行
次のお店はMRT文山内湖線(文湖線)に乗って、南へ。
新たに開通した信義線との乗換駅である大安駅で降ります。

やって来たのはおなじみの茗心坊。
お店の入り口、改装したそうです。

茗心坊


お店の中はいつもの感じです。
店主の林貴松さんは、相変わらずお元気そうです。

いつもは茗心茶皇を買っていたのですが、昨年から、ちょっと気になるお茶が出てまして。

そのお茶の名前は 松戸烏龍茶


矢切の渡しでも知られる千葉県松戸市。
近くの江戸川から上がってくる川霧のおかげで美味しいお茶が育ち、最近では烏龍茶も作られて・・・


・・・というのは、もちろん 大ウソ ですw


店主の林貴松さんの名前の「松」と、家を意味する「戸」を組み合わせたものです。

要するに、

「松っちゃんちの烏龍茶」

ぐらいの意味かと。


産地は凍頂付近だそうですが、農薬や肥料などは散布しておらず、自然そのままの状態の茶畑になっています。
茶畑を所有しているわけではなく、そこのお茶を全量買い上げているとか。
春、冬は烏龍茶として製茶し、夏茶は紅茶として加工しているそうです。

製茶の時期になると、店主の林さんも出かけていき、お茶づくりを行っているそうです。

このへんの様子は、茗心坊のFacebookにも写真が上がっていますし、お店でも写真を見せてもらえます。
製造した烏龍茶の一部は4kgぐらいの球形の団茶に仕上げているのもあり、これもお店で展示されています。

色々と思い入れのあるお茶なので、松戸烏龍茶なんですね。


で、今回もその松戸烏龍茶をいただきました。
伝統的な凍頂に近づけるというコンセプトで作っているので、焙煎に時間がかかるそうです。
火を入れては休ませ、また火を入れるという感じで。

なので、飲んだのは昨年の冬茶。

発酵と火入れを重めにしているので、香りと甘みが際立つ感じですね。
雑味が少ないのは茗心坊らしいところです。
何よりも自然仕立ての茶園なので、お茶の芯がしっかりしているように感じます。

凍頂のお茶という観点で評価をするとべらぼうに高いんですが、風格は高山茶並みなので、まあ納得感はあります。


「同じ茶畑の夏茶で紅茶も作った」ということなので紅茶も飲んでみました。

「おー、松戸紅茶?」と聞くと、その名前いいね!と言ってましたが、お店での商品名は蜜香紅茶ですw

水色はこんな感じ

蜜香紅茶


非常に透明感があって艶のある水色です。
香りが大葉種の紅茶じゃないか、これ?と思うぐらい、華やかな香りです。
それでいて渋みも少なく、甘みがあるので、これはいいかも、と思いました。


ただ1点、ちょっと気になることが。

紅茶の茶筒


紅茶の入れ物が、この木製の茶筒しか無いんです(^^;)
非常に綺麗な茶筒なんですが、ちょっと大きい・・・

250g入るんですが、直径15cm×高さ16cmほどの円柱型なので、持ち帰るのは結構大変。
欲しい方は、ちょっと大きめのカバンを持ってこられることをお勧めしますw


お茶を飲んでいたら、常連さんがやって来て、あれこれ議論に巻き込まれました。
今回のテーマは、日本、台湾、中国、韓国の国民性の違いについてw

ここで長居してると、毎回こんな感じなんですよね(^^;)


そんなこんなをしていたら、お昼をご馳走になってしまいました。

昼食をご馳走になりました


客家料理が出ているので、あれ?と思って聞いてみると、林さんは客家だとか。
高雄の美濃の出身だそうです。奥様は台南出身ですが、客家じゃないそう。

なんでも兄弟が美濃にいて、そこで自然農法のトウモロコシなどを作っているそうです。
食卓にもそれが上っていましたが、やっぱり味が濃厚で、味わい深かったです。
なるほど松戸烏龍茶は、こういう好みが反映されているのかもな、と思ったのでした。


食後には、食べきれないほどのライチ(玉荷包)とパイナップルも。

玉荷包


パイナップル


この時期の台湾、暑いし雨も多いけど、果物は豊富で良い季節です(^^)




茗心坊
住所:台北市信義路四段1-17号
電話:02-2700-8676
営業:11:30~21:30
休業:日曜日
茗心坊Facebookページ




大安駅

大安駅は4番出口を出て、目の前の横断歩道を渡ります。
お店は、渡ったところにあるスターバックス、ファミリーマートの入っている大きなビルの一番右側(信義路側)にあります。


続く。

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多少高いですけど、良いお茶がある店です






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Last updated  2014.06.19 22:19:38
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