亜州茶亭へようこそ

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上海浪漫紀行・大邸宅



江南地方は農業もさかんで、作物がよく採れるので全体に豊かな地域。それに風光明媚な土地なので、都のお金持ちや役人が別荘を構えたりしてきた。特に、宋王朝が異民族に攻められて、杭州に都を遷すと、江南地方は政治でも中心に。(ちょうど日本では鎌倉時代)
その後、政府の政策で織物業がさかんに。とくに蘇州の絹織物や刺繍は逸品!(その名残か、日本の大手アパレルさん、みんなこのへんに工場を持ってます。デパートで扱ってる一流ブランドも中国製多いんですよ!)
そんな織物業や、水路を利用した流通業がさかんになってお金持ちも出現。

写真も、そんなお邸のひとつ。
街中のお邸なので、敷地面積はそんなに広くなさそう。中庭を囲むように、建物がかなり密に配されている。ちょっと、京都の町家のような感じかな。

でも、中は立派です。この部屋は、一番大切な部屋。日本なら床の間、違い棚つきの客間、といったところ。絵と書の掛け軸を飾って、その前にご主人夫妻が座ります。イスやテーブルはいかにも高級そうな木。(黒檀、というのだったか?)
床も、単なる敷石のようだけど、よ~く見ると、艶やかに磨かれた黒い正方形の石。rin家の玄関のたたきなど、お話になりませんわ!

掛け軸の前には、ありがたそうな 玉石 が飾られてます。(ヒスイか?はたまたナントカ石か?)

ただ、全体に光があまり入らないので、暗く、重々しい雰囲気。それに、石の床に高い天井で寒そう! なんて、庶民はみみっちいことを思ってしまうのでした

テーブルを挟んで向かって右側には、モチロン、旦那さまの席があるのですか、諸々の事情でカットしました。ご容赦!

お邸


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