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2017.09.30
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カテゴリ: 探訪 [再録]
​​  夏の探訪記録の再録です。 (事情は付記に・・・・)
2013年7月20日(土)に、「近江水の宝」というテーマの一つとして実施された「探訪 湖西明神崎をゆく~白鬚神社~」に、一般参加しました。

この探訪は、JR湖西線近江高島駅を出発して、湖岸に近い史跡を巡りながら、明神崎周辺、白鬚神社をメインに10kmくらいの距離を歩くというものです。お天気が良いと、なかなかすばらしいウォーキング探訪になりますよ。

まずは、行程をご紹介しておきましょう。

 JR高島駅屋→大溝城→乙女ヶ池→くさ地蔵・打下磨崖仏→最勝寺
 →打下古墳・琵琶湖眺望→鵜川四十八体石仏群→白鬚神社→うちわファームマート
 →鵜川の棚田→岩除地蔵→JR北小松駅

主催は滋賀県と高島市の両教育委員会で、高島町観光ボランティア協会のご協力でした。

当日の探訪参加者募集のチラシの地図 をまず載せておきます。
山裾に道路がへばりついているという感じの地域であり、 湖西を歩く昔の道は現在の湖岸道路辺りではなく、もっと山側の山麓を通っていたようです。
今回の探訪歩きで、その古道の一部も歩くことができました。

まずは、集合時刻前に近江高島駅前の探訪から。
冒頭の逆光になっている写真、人物像はだれか? ピンときましたでしょうか?
そう、子供のときに、きっと一度は聞いたことのある名前、ガリバーです。

JR高島駅前に「ガリバーメルヘン広場」があります。

そこに大きなガリバー像が建てられています。

今探訪とは直接関係がないので、最初から寄り道話になります。

現在は高島市になっていますが、高島町時代の昭和62年に、「未来を担う青少年に夢と冒険心」をもってもらおうよということで、あのジョナサン・スウィフトの「ガリバー旅行記」をヒントにして 「ガリバー青少年旅行村」 が開村されたのです。
そして、この近江高島駅がその村への玄関口になるということで、この広場にでかいモニュメントとしてガリバーさんが立っているというわけです。


近江高島駅の高架線路と駅ホームを背景にガリバー像の全体を撮るとこんな感じ。
絵本でガリバーを見ている子供たちなら、この像を見てやはりびっくりするでしょうね。


                   近づくと、もう腰から下を写すのがせい一杯。

ガリバー像の前方には、

「小人国」のこんな砦が造られています。
  
 夢と冒険の国へようこそ!  という雰囲気です。

「ガリバー青少年旅行村」は駅前から車で 約25分の距離に位置します。
ガリバー青少年旅行村のホームページはこちらから。

ここには5つの国があるのです。
 大人の国、小人の国、博識の国、強者の国、遊戯の国。詳しくはホームページで。
「村」ですから、勿論宿泊施設があります。バーベキュー用やテントなどのレンタル用品も準備されているようです。

「ガリバー旅行記」が風刺小説だということはどこかで見聞して知ってはいましたが、これって正式な本の題名ではないのですね。知らなかった!
記録と知識整理のために、ちょっとネット検索して非常に遅まきながら知りました。
ここまで、お読みいただいたあなたは、ご存じでした?

ウィキペディアに「ガリバー旅行記」の項目があります。こちらからご覧ください。
正式な題名は、『船医から始まり後に複数の船の船長となったレミュエル・ガリヴァーによる、世界の諸僻地への旅行記四篇』 という長~~~いものです。

これまた、ガリバー旅行記をきちんと読まなかったので、初めて知ったことなんですが、旅行記の第三編は「ラピュータ、バルニバービ、ラグナグ、グラブダブドリッブおよび日本への渡航記」と、これまた長いタイトルです。
びっくりしたのは、 ガリバーさんは、「1709年5月21日、ラグナグを出航して日本の東端の港ザモスキ[2]に着き、日本の皇帝[3]に江戸で拝謁を許された」というストーリー展開になっているそうです。

被曝体験から「原爆被災時のノート」、「夏の花」を書いた 原民喜が「ガリバー旅行記」を翻訳 しているのです。それがネットの青空文庫に掲載されているのを見つけました。ちょっと覗いて見たら、ガリバーが日本に来た話も訳されて載っています。抄訳のようですが、小説の概要はつかめそうです。
ちょっと覗いて見るならHTML版をこちらから。 ​ 
また、​ zipファイルでのダウンロードもできるという親切さ。こちらからどうぞ。
話がどんどんそれそうなので、この辺で。

この小人の国の砦の壁のところに、本筋である探訪先「大溝城」の案内板が取り付けてあります。
まずは、イントロとして、これを載せておきます。


次回はいよいよ大溝城。城跡は今回で数回目の探訪になるのですが、訪れる時季が違うとこれまたいいものです。

つづく

ご一読ありがとうございます。

【 付記 】 
「遊心六中記」と題しブログを開設していた「eo blog」が2017.3.31で終了しました。
ある日、ある場所を探訪したときの記録です。私の記憶の引き出しを維持したいという目的でこちらに適宜再録を続けています。
再録を兼ねた探訪記等のご紹介です。再読して適宜修正加筆、再編集も加えています。
少しはお役に立つかも・・・・・。他の記録もご一読いただけるとうれしいです。

補遺
ジョナサン・スウィフト ​ :ウィキペディア 
Jonathan Swift ​ :From Wikipedia, the free encyclopedia 
Gulliver's Travels ​ ::From Wikipedia, the free encyclopedia 
The Project Gutenberg eBook, Gulliver's Travels, by Jonathan Swift
  ​ ダウンロードはこちらから(いくつもの選択肢があります)

原 民喜 ​ :ウィキペディア 
原爆被災時のノート 原 民喜 ​ :「青空文庫」 
夏の花 ​ 図書カードNo.4680 :「青空文庫」

国会図書館の「近代デジタルライブラリー」には、「ガリバー旅行記」が何種類も公開されています。
たとえば、​ 世界少年少女名著大系の一冊として大正13年に金の星社から出版された本はこちらから閲覧できます。

   ネットに情報を掲載された皆様に感謝!

(情報提供サイトへのリンクのアクセスがネット事情でいつか途切れるかもしれません
その節には、直接に検索してアクセスしてみてください。掲載時点の後のフォローは致しません。
その点、ご寛恕ください。)

探訪 [再録] 滋賀・湖西明神崎周辺を歩く -2  大溝城と乙女ケ池 へ
探訪 [再録] 滋賀・湖西明神崎周辺を歩く -3 くさ地蔵・打下磨崖仏・打下古墳・琵琶湖眺望 へ
探訪 [再録] 滋賀・湖西明神崎周辺を歩く -4  鵜川四十八体石仏群 へ
探訪 [再録] 滋賀・湖西明神崎周辺を歩く -5 白鬚神社・鵜川ファームマート へ
探訪 [再録] 滋賀・湖西明神崎周辺を歩く -6 鵜川の棚田・岩除地蔵 へ





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Last updated  2017.10.02 23:47:06
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