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2023.06.22
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カテゴリ: 観照
=== 2023.6.7 ===
南の空
9時15分頃に 撮りました。空は晴れていました。
南西方向の空
​西方向の空 
頭上の雲
かなり雲が張り出していますが、青空が見えるといいですね。

東方向の空 は、稜線の上空をずっと雲が覆い、青空は見えません。


13時15分頃に 東方向の空 を眺めると、黒みを帯びた雲は去り、稜線上に漂う白雲の上空は薄墨色で覆われています。

南の空 もまた、雲に覆われた状態に変化しています。
南西方向の空
西方向の空
頭上の空


18時半頃に 空を眺めると、 南の空 には青空が戻ってきました。
南西方向の空
西方向の空
頭上の空
東方向の空
しかし、それ以外の方向では青空が見えない状態です。
全体的には、晴れのちくもりという一日でした。

=== 2023.6.8 ===
南の空
朝に眺めるとくもり空。 13時頃に 眺めても好転の見込みはなさそう。
南西方向の空
西方向の空
東方向の空

15時50分頃に は、小雨が降っていました。少し前から降り始めていたようです。
南の空
南西方向の空
              窓際から、二方向だけ撮りました。グレー一色です。

=== 2023.6.9 ===
朝から小雨。
南の空
南西方向の空
9時20分頃に は小雨状態なので二方向だけ撮りました。
しかし、 10分後には小雨が止みました 。そこで、再度撮ってみました。
南の空
南西方向の空
西方向の空
東方向の空
10分ほどのことで、雲の姿には変化が みられました。
その後、時折南の空を眺めましたが、くもり状態に大きな変化はなし。
写真を撮る気は起こりませんでした。

さて、それでは雲がたりを続けましょう。
『金槐和歌集』の続き、巻之中 です。この巻は 「恋の部」 と題され、 252首が収録 されています。その内で 11首に 「雲」の字が詠み込まれていました。
               (『山家集 金槐和歌集』日本古典文学大系 岩波書店 参照)


​逢 (あふ) 事を雲井のよそに行雁の遠ざかればや声も聞こえぬ​           418
  [付記] 恋人を雁に見立てて詠んだ歌

​夕月夜 (ゆうふづくよ) おぼつかなきを雲間よりほのかに見えしそれかあらぬか​  427
  [付記] おぼつかなきを:薄暗くてはっきりしないが。 恋人を夕月に喩えた

月影のそれとあらぬかかげろふのほのかに見えて雲隠れにき          428
  [付記] かげろうふの:「ほのか」の枕詞。

天の原風に浮きたる浮雲の行へさだめぬ恋もするかな               432
  [付記] 天の原:大空。 

​久堅の天 (あま) とぶ雲の風をいたみ我はしか思ふ妹にしあらねば​        433
  [付記] 久堅の:「天」の枕詞。 風をいたみ:風が激しいので
      我はしか思ふ:乱れる雲のようにわが心も恋に乱れて物思う。

我恋はあまの原とぶあしたづの雲ゐにのみや啼きわたりなむ         435
  [付記] あしたづ:鶴。⇒葦の生えている水辺によくいるところから。

​雲のゐる吉野のたけにふる雪のつもりつもりて春に会 (あひ) にけり​      479
  [付記] 上三句は「つもり」の有心の序。 つもりて:雪と恋心を掛けた
      春に会にけり:恋の成功した喜びを表現

思ひきやありしむかしの月影を今は雲ゐのよそに見むとは           497
  [付記] 思ひきや:思いもかけなかった。 雲ゐのよそ:雲のかなた。
      ありしむかしの月影:かつて一緒に暮らした恋人を月になぞらえた

      寄月恋 (つきによするこひ)
数ならぬ身はうき雲のよそながら哀れとぞ思ふ秋の夜の月           523
  [付記] 数ならぬ身:物の数でない賤しい私。 うき:「浮き」と「憂き」
      秋の夜の月:恋人を月に喩えた。

      寄雲恋 (くもによするこひ)
​しら雲のきえは消 (きえ) なで何しかも立田の山の名のみたつらむ​        525
  [付記] きえは消なで:消えはてはしないで。死にはてもしないでを含意。
      何しか:どうして・・・か。 名のみたつ:名前(裏に噂)だけが立つ

​​雲がくれ鳴 (なき) て行 (ゆく) なる初雁のはつかに見ても人は恋しき​​          540
  [付記] 上三句:「はつか」の序。 はつかに:わずかに。

西行法師は、『山家集』下の最後に「百首」と題し、その中に「恋十首」を載せています。月を詠み込んだ歌は一首ありますが、雲を詠み込んだ歌はありません。恋と雲は結び付きにくいのかもしれません。

再び、雲の変化に戻ります。

=== 2023.6.10 ===

9時45分頃に 撮った 南の空 です。この日の天気予報はくもりでした。
南西方向の空
西方向の空
東方向の空
いずれの方向も灰色の雲で覆われています。

11時過ぎに所用で外出しました。念のために折りたたみの傘をバッグに入れて。
結果的には往復、くもりのままで傘を使わずに済みました。

南の空
帰宅後、 16時頃に 撮った空です。朝よりも、雲!という感じがします。
同じグレーの雲でも、変化と動きを感じさせる雲の方がいいですね。
南西方向の空
西方向の空
頭上の空
東方向の空
雲の姿を撮り始めて、 偶然にも初めて飛ぶ鳥の姿を 撮ることができました。

天気予報どおり、終日くもりでした。

つづく


こちらもご覧いただけるとうれしいです。
    ​ ベランダから見た雲の変化と雲がたり 掲載記事一覧表





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Last updated  2023.06.22 14:09:18
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