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ここ3,4年、日本のフライフィッシングでは「スペイキャスティング」が大流行である。
このキャスティングはイギリスのスペイリバーが発祥の地で、川の両岸は樹木が迫ってバックキャストをとるスペースが少ない為、編み出されたキャスティングである。
スペイリバーはアトランティックサーモンが遡上する河川であり、フライパターンも特有の形が生み出された。
バックキャストが出来ない川での釣りで、スペイキャスティングは釣りの幅を広げ、釣る可能性を高めてくれる。
しかしだ、このキャススティングの難点は水面を荒らすことにある。遡河性の魚種は多少の水面のざわつきは気にしないが、居付きの魚種はそれを警戒する。かなり上手なスペイキャスターが100%の完璧さでキャストしても、居付きの鱒類は上手なオーバーヘッドキャスターが釣る魚の本数よりは少ないと思う。
昨今の日本の河川で充分なバックキャストのスペースがある河川の釣りでもスペイキャスティングで釣りをするフライマンが圧倒的に多い。もちろん練習がてら釣りをするフライマンが多数ではあると思うし、昨年までは万吉も同類であったけど、釣果はイマイチであった。
シーズン初め、我に返った。釣果を求めるならトラウトの釣りではスペイキャスティングは不利と。
以下は能代の米代川の畔に住む釣友とのやり取りの抜粋
万吉は毎週のように、悪友に誘われるまま週末に釣りには出かけてます。主に長野の犀川へ行きます。年々、魚が減っている犀川ですが、今年は全員が不漁の中、小生は小さいですがブラウン×1、レインボー×3と、昨年よりは出足は良いです。 小さいけど他の人より釣れている原因を自分なりに検証してみますと、昨年はスペイキャストの練習がてらと、それにこだわったのが不漁の一因だったと思います。犀川は、それなりに川幅も広く山梨長野東京三県の川で唯一のびのびダブルハンドが振れる川でして、近年、人気が高まり、釣り人も増加していますが、昨今のダブルハンドラーは「スペイキャストにあらずばフライマンに非ず」の風潮で、犀川ではオーバーヘッドキャストで釣りをしている奴は皆無です。 で、ここで我に返った小生。釣れない原因はスペイキャストではないかと。水面をラインで荒らしているから釣れないのだと。もちろん私のスペイが下手なのが主因ではある思いますが、スペイがとても上手な釣友が釣れないので、やはり、スペイキャストで釣るのは難しいと考えました。 アトランティックサーモンを長くやってみて分ったのは、トラウトとは違うこと。トラウトは好みの場所に居つき、サーモンは遡上して行ってしまう。遡上したてのサーモンはスペイキャストで水面を叩いても気にしない。むしろ、パチンと水面に叩かれたフライに反応するサーモン。トラウトは当然その逆で逃げるか、警戒して捕食はしない。 他にも理由はありますが、長くなるのでここらで止めときます。 拠って、今年からトラウトを狙う時は、オーバーヘッドに戻したのです。
今後、順々に万吉のアトランティックサーモンの写真を公開していくつもり。
14kgアトランティックサーモン ノルウェー

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