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過去に北半球の北端に近い辺地に釣りに行ったことがあるが、図らずも今度は南半球南端に近い場所への旅となった。
成田からのフライトが午前発な為、前夜に成田で宿泊。通常は南米には米国経由で行くのが多いが、最近の米国は検査等が厳しく長時間なために乗継便に間に合わないことが多いとのことで、フランス経由で行くことになった。
フランスの友人宅に2泊させてもらって、友人の道場のセーヌ川でキャス錬などをして、次なる長旅への準備運動。セーヌは増水の為に調整池の桟橋からパタゴニア用のロッドを試し振り。
パリからはエールフランスでブエノスアイレスまで13時間のフライト、ここで1泊。アルゼンチンは日本の逆の真夏、気温は36℃と暑い。
ブエノスで落ち合ったジョルジュ・レンジさんと市内を散策。
ホテル近くの教会
の横にある墓地が立派で驚く。もちろん富豪らの墓地なのだが一戸々々が神殿のような造作がされ、
彫刻を施された大理石と立派な像が立ち並び、文化と習慣の違いにあらためて気付かされた。
出掛ける前に起きた南米での新婚夫婦が強盗に襲われた事件でアルゼンチンも治安が相当に良くないのではと懸念されたが、意外と良くて今回のパタゴニアツアーで一緒のイタリアのフライマン・フェルーチョ、ジャニー二人と夜に食事に出掛けても何の心配もなかった。
レストランのメニューは当然牛肉でボリュームは2倍以上で到底完食は無理、その味は正直申して日本のステーキのほうが美味しかった。
翌日、空港へ向かう車窓から見える海が茶色に濁っており、アルゼンチンの海の色はきれいじゃないなと見ていたら、ジョルジュにそれは海ではなく河だと教えられる。
その幅はなんと30kmとのこと、スケールが違いすぎる!
ブエノスアイレスから空路で約3時間半でリオ・ガジェゴス空港に、ここから車で1時間ほどでようやくロッジに到着。
荷物を紐解いて、さていよいよ嵐の大地パタゴニアの釣り開始である。

海外へ釣りに行くと特にアトランティック・サーモンの場合、幾つかのビートをローテーションを組んで釣りをする。英国・米国・ドイツ・フランス・デンマーク・イタリア等からやって来たフライマン達と交流しながら釣りをする。同好の士であり彼らと仲良くやっていくのだが、日々の釣果をビートの事務所にある日記に、釣った者は記入をする。
それが良い意味での競争となり、なにか国際試合のような感じとなり、日本人として彼らに負けたくない気持ちがムラムラと湧き上がってくる。よく言えば愛国心が吹き上がるのだ。
今回のパタゴニアも同様に英国、イタリア、フランス、ノルウェー、そして日本と五ヶ国のフライマンが集合した。友人と頑張ろうぜと気合が入る。