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先日、igで草履の画像を上げたところ珍しくものすごい反響をいただきましたカワイイ小物は見ていて嬉しくなりますよね(とこっそり自画自賛ww)そして何人かの方にどこで作ったのかご質問をいただきましたのでお答えいたしますね~ただ、これは『私はこうした』とか『私はこう思う』ということだということを踏まえてご参考にしていただく程度の事とご承知おきくださいまず、作っていただいたのは浅草の『合同履物』さんです。こちらは昔ながらの問屋さんでいかにも職人さんというオジサマが受け付けてくださいます。(お姉さんもいます)ちょっと前までは大丈夫だったのですが今はビニール引きの加工職人さんが引退されたとのことで自分でラミネート加工を施したものか加工の必要ない織帯地やもともとビニール引きされた生地などしか受け付けてくださいません。(最後に私がお願いした時現在)私は『らみーちゃん』ラミネートシート らみーちゃん 43cm×60cm ミササ 手芸の山久でラミネート加工を施し持ち込みましたちなみにigで「10人集まらないと作れないと言われた」という方がいらっしゃいましたがそれは10人集まらないと職人さんがこのビニール引きを受け付けてくれないということなのでらみーちゃんをしていけばそういったお断りはないはずです。草履で必要な生地の大きさは反物幅×70cm位と言われていますがらみーちゃん一枚でコーティングした布で1足分は作ることが出来ます。鼻緒はコーティングしたところではないものを使用すればOKただ一つ大事な問題が!!らみーちゃんはもともと手提げやポーチなどミシンで縫う手芸品を作る前提の商品なので職人さんが貼ってくれるものよりかなり薄いです。ちょっとした縁石に不用意にぶつけると剥けてしまうかも知れません。実際私も1か所剥けてしまったところがあります。(ボンドで補修しましたが)「せっかく大事なアンティークの端切れですっごく可愛い草履を作ったのに気を付けて履かないとキズキズになっちゃうかも?!」ということです。そこのところかなり重要なのでどうするかよく考えてください。それと、これは私も次回やってみようかなと思っていることなので実際には「コレじゃ出来ないよ~」とオジサンに言われちゃったり不都合なことがあるかもしれませんので参考までに・・・羽裏などちょっと薄手の生地の場合には草履の台の周りに巻く『まき』と言われる部分が台の地が透けてしまうことがあるので接着芯などを裏から貼って厚くした方がいいかも知れません。上の画像でも上段2足は着物地なので厚く問題ありませんが下段の2足は羽裏なので若干薄暗いのがお分かり頂けるかと思います。そして、時間が経つとさらに暗っぽくなってくる気がするのです。気になる方はご一考を。そして、次は柄出しの問題。今回私の作った草履はポイントになる柄は特になかったのでお任せで作っていただきましたがカワイイところが出るようにステキに作っていただけましたでもポイント柄で「ここにこの柄がくるように!」という場合には生地をカラーコピーしてその上に草履の形を書いていくなどきちんと図面を作ってお願いした方がいいと思います。ただ、その通りに出来ない場合も往々にしてありますがその辺はまぁ、昔ながらの職人のオジサマということで大目に次は鼻緒問題ですw台とお揃いにするか、または全部本天のものにするかはたまたお店にあるちょっと変わったものにするかはお好みでお店にいっぱいある鼻緒を見ているだけでも楽しいですよ~台とお揃いにする場合は前坪と、『受け』と言って鼻緒の下になる部分をお店にある本天(ビロード)見本から色を選びます。この小さい部分で結構雰囲気が変わるので重要そして上の画像で左上のものだけ『内のぞき』(だったかな?汗)と言って内側から本天がのぞくようになっていてあとのものは『両のぞき』『フクリン』(だいぶアヤシイ汗)で両方から本天がのぞいています。のぞかない場合や、本天を使わず全部生地で巻く場合などいろいろありますのでこちらもお好みで。お値段は台の費用が8,000円くらい鼻緒が2,000円弱合計一万円弱で一足作ることが出来ます。鼻緒によってお値段がけっこう変わってきます。本天がお高いので全部本天という鼻緒の方が台の生地を使ったものよりお値段が張ったりします。でも全部本天っていうのも可愛いかったりするんですよね~そうしてなんとか注文が終わります・・・がっ!!これで安心してはいけませんwww出来上がる日にちはまちまちですwwwビニール引きの人数を集めるのに時間が掛かっていたらしいのですが一年近く掛かった・・・というお友達も・・・お願いする時に大体の出来上がり日を聞き期日が近くなったら「いかかですか~?」と電話で確認することをおススメします。そして出来上がってきたら「えっっ???」という場合も・・・全て『昔ながらの職人さん』なのでしょうがないと諦めることもおススメしますww作家さんはそういった面倒くさいアレコレを全てをクリアして世に作品を発表しているので自分で作った草履よりお値段が高くなるのは当然のことということもよくお分かりいただけると思います。ちなみに大阪船場の『ちぐさ』さんやネットショップの『Rionリオン』さん、浅草の『長谷川商店』さんでも作ってくださっているようです。そしてこれらのお店では合同さんの台と微妙に形が違うらしいということとビニール引きもしていただけるらしいということですが諸々不確定ですのであらかじめご確認くださいね。以上、とっても長くなってしまいましたがもしかしたらまだまだ説明不足なところがあるかも知れません・・・が、後は自己責任でヨロシクお願いしますついでなので今まで作った草履を一挙公開~ほとんどアンティークの端切れから作っていますが下の真ん中はキャス・キッドソンのファブリックで作りました。上二つはユザワヤで購入した同じ生地を使っています。左上の時雨草履のドームもユザワヤです。時雨草履だけは船場のちぐささんで作っていただきましたドームの部分を作る職人さんが皺がよるので嫌がっていると仰っていましたが「私、自分で履くので問題ないです!!!」と強引に作っていただきました・・・でも、製作後にブログなどでの紹介もご了解くださいましたのできっとまた作ってくださるはず!!ww下の右は龍村の帯の端切れから真ん中はアメリカンヴィンテージファブリックで作っています。自分で作ったもの以外に買った草履もあるのでけっこう大きな下駄箱がタイヘンなことに(汗)でも、「この色合いのお着物に合う草履がなかった(泣)」と思ってはまた作りカワイイ端切れを見つけては「すわっっ!草履にっ!!」ってなっちゃうんですけどね~・・・wwにほんブログ村
2016.01.25
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今、スタッフみんなで今年11月23,24日に開催する『邸宅で見るアンティーク着物展2』のミーティング真っ盛りで頑張っています今年は去年よりもっともっとステキな展覧会にしたいとがんばっておりますのでぜひおいでくださいそして去年の展覧会の様子ですまずは前日の設営の様子から。はじめにトルソーに襦袢を着付てこの時点でみんなテンションあがってましたww設営の日は10月だというのになんと気温30℃!!!暑くてキャミで着つけてました(汗)次の日も暑いと袷ツライな~~~など考えながらww出来上がりっっ!!!当日は気温も25℃くらいまで下がりそのくらいの気温でもさすがに10月、暑いとはいえ秋の気配の漂う陽気でしたはぁ~~~こうやって見返すとシアワセ大変だけどガンバロウ!!!って思いますそしてちょこっとだけお客様写真いつもイベント時は魂もってかれちゃって画像を撮り損ねちゃうのですが・・・(汗)奇跡的にあるのです!!てか、いただき画像かも・・・(汗)もう記憶がアイマイですみません~~~~~><;紗織理さんとそらこさんと囲まれてこれまたシアワセそしてお見送り~本当に大勢のお客様においでいただけとてもステキな思い出になりました次の展覧会もきっと素晴らしい日にできるようがんばりますにほんブログ村にほんブログ村 アンティーク着物・リサイクル着物
2014.08.05
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11月13日開催のきらら着物フリーマーケット沢山の方にご来店いただけて本当に嬉しかったです~お着物好きな方とのお話がいつもとっても楽しみなので今回も皆さまと色々なお話しさせていただけ楽しい時間を過ごさせていただきましたっありがとうございました!!今回は『NHK朝の連続ドラマカーネーション』のデパガやカフェやパーラーの女給さんたちのアンティーク着物+エプロンに感化されこんなエプロン姿で皆さまをお出迎えしました~後はこんな感じ第5回も開催できるようみんなと頑張っていきますのでこれからもみなさま宜しくお願い致しますにほんブログ村
2011.11.15
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いつもお世話になっているWingの翼さんの体調回復のお祝いの会を新年会も併せて開きましたこの日はいつもきちんとお着物の写真を撮ってくださるお友達がいなかったので皆の装いが分かる写真はこれだけ(汗)みなさん思い思いの翼さんコーデでしたそして翼さんはとってもオシャレなお着物羽織には飛行機が織り出されていましたよ~そして私のお着物♪この日は春のお花がいっぱいに描かれた夢の花園のようなお着物でした薔薇やチューリップやダリアなどダイスキモチーフの中にタイツリソウがっっ!!!カワイイ~地色はテラコッタのような色味なので可愛いながらもやや落ち着いたトーンでお気に入り帯は薔薇と鸚鵡がとても丁寧に刺繍されたものをそれを出来るだけ再現したいので画像大きめでww肉厚な刺繍で細かい羽毛の混ざり具合まで再現!!昔の人の技には本当にホレボレですお着物と帯はWingさんにていただきました。小物のコーデはこんな感じで半襟は凛工房さんの薔薇の刺繍のものを。帯揚げは鸚鵡の羽の緑とお着物の中で色の範囲の少ない黄色を使ったCHOKOさんのもの。帯留はお着物や帯の薔薇が暈しになっているのでワントーンの血赤珊瑚の薔薇のものをチョイス。足元にも赤をちりばめて生成りに赤のドットの足袋に早春を感じさせる苺の草履を合わせました草履はやまもとゆみさんのものです。バッグも大好きなイチゴのニードルポイントを昔からニードルポイントのバッグはデザインがかわいくて大好きこちらは弥生さんからお嫁入りしたものです。なにはともあれお元気そうでよかったです翼さん、これからも元気でバリバリご活躍くださいねっっ思えばここ数年、とっても気候が不安定ですよね~!体調を崩される方も多いようです。言ったら私もその一人かも(汗)皆さまもぜひぜひご自愛くださいませにほんブログ村
2013.05.15
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