Running&Climbing

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2014函館ハーフマラソン

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2014函館ハーフマラソン


2014年9月28日(日)



「念願の初参加」


私の母方の叔母は昭和43年、函館の自営業の男性に嫁ぎました。その5年前に母方の初孫として出生した私を叔母はそれはそれは可愛がってくれました。私が2002年にマラソンを始めたことを知った叔母は、所用で来札するのと札幌マラソン開催が重なった 2007年 に応援に来てくれたほど。その叔母が予てからお誘いしてくれていたのが函館ハーフマラソンへの参加です。ありがたいことです。しかしやはり札幌から函館までは余りにも遠い。やむなく私はこれまでに9月最終日曜日の参加大会を 第25回余市味覚マラソン や、 コーザングリーンレース2009 やら、 コーザングリーンレース2010 だったり、 第21回しろいし区民ふれあい健康マラソン にしたのです。ですが今年はふと思い立ち、私の両親を伴って今大会に参加することを決めました。言わば念願の初参加大会です。母も叔母もこの思い付きをそれはよろこんでくれ、叔母は一宿一飯を提供してくれることになりました。


大会前日の8時過ぎに実家を出発して、中山峠・豊浦の道の駅・八雲(昼食)で休憩を取りつつ叔母夫婦宅到着は午後2時過ぎでした。21年ぶりとなる懐かしい函館。叔母夫婦宅は豪邸に建て変わっていました。そこで荷を解き叔父の運転でナンバーカードの引き換えとコースの下見。立町岬も訪ねます。

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叔母と従弟には数年前に会っていますが、叔父と会うのは前回訪函時以来21年ぶりのこと。元来親切な人がいっそう親切になっていて感激したものです。夜は翌日の体調を鑑みて軽い壮行会を催してくれましたが、札幌出発時に覚えていた体調不良が思わしくないため、叔母が手渡してくれた葛根湯を服用して早々に床に就きました。



「抜けるような青空」


午前6時に自然な目覚め。前夜の葛根湯が奏効したらしく体調不良はどこへやら。加えて抜けるような青空。最初で最後となる公算が大である今大会参加を後押ししてくれているのが明白です。

朝食を済ませて7時半頃に徒歩で叔母夫婦宅を出発します。前日、千代台公園陸上競技場への道を説明してもらっているので固辞しましたが、叔父は自転車で誘導してくれます。本当にその親切に感謝しました。

15分ほどで会場に着くと準備が整っています。

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無料配布されている餅も食べました。

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偶然今大会に参加している走友会メンバーとも合流できて、和気藹々と号砲を待ちます。9時50分がその号砲なのでトラックに降りたのはその30分ほど前でした。するとバックスタンド側でどこかの高校応援団生徒が大声でエールを贈ってくれ、我々3,500人の参加者から拍手が沸き起こります。

申告タイム順に与えられているらしいナンバーカードのブロック。私はDでした。事前にトイレを済ませていましたが、整列後に再びもよおしてしまい列を離れて小用を。これでスッキリです。そして号砲。ロスタイムは1分20秒程度だったと記憶しています。


トラックを一周して外へ出ようとすると上から叔母の声が聞こえます。視線を上げると叔母が手を振っています。湯の川温泉に向かう往復路一ヶ所で応援してくれている約束なのにここまで来てくれたようなのです。ありがとう、叔母ちゃん。

今日は細かい起伏のある前半をオーバーペースに注意して観光気分。後半の海岸線沿いの道で若干なりともペースアップを図るのが唯一無二の目標です。タイムは無関係。ジグザグ走行などという無粋なことは控えて、北海道随一の観光都市であり古都でもある函館の街並みに目をやりながら走りました。それでも第一折り返し地点後に位置する数百メートルの上り坂は堪えます。ここを過ぎた辺りで走友会の母娘にエールを贈りました。

そして海岸線沿いの道を行くと約束の場所で両親と叔母と従弟が大声援を贈ってくれています。叔母にいたっては手作りの看板と手書きの応援メッセージを手にして。嗚呼、ありがたい。

湯の川温泉で第二折り返し。全くペースは上がりませんがこれは想定済み。北海道マラソン後の燃え尽き症候群と公面で種々あり、苦悶の日々だったので。それでも両親と叔母と従弟の前だけは元気ぶって快調に走り抜けました。

前を行くランナーが一際大きな声援を浴びています。沿道に手を振りながら走っている人。石川啄木の碑前付近でこの人を追い抜きざまにようやく誰なのかを知ります。1992年バルセロナオリンピック男子マラソン代表の 谷口浩美さん でした。

「谷口さん」と声をかけて手を差し出すと谷口浩美さんはにこやかに手を握り返してくれ感激したものです。


ようやく直線路を右折して亀田川沿いの道へ。ここはいくつかの道と交差するのですが、そこにある微妙な起伏が堪えて全くペースアップは叶いません。そしてそのどこかにも母と叔母とが声援を贈ってくれ驚きました。あとで訊くと叔父の運転する車で移動しながら応援してくれたそうです。

苦しいレースでしたがようやく発着点である千代台公園陸上競技場に戻ってきました。トラックを一周しているとメインスタンドから父の声が聞こえます。軽く手を振りゴールラインを通過。タイムは全く振るいませんが、当初一泊二日の予定を急遽二泊三日に変更したぐらい充実して楽しい函館遠征でした。来年から6月最終日曜日に変更になり、また再来年からはフルとハーフ併催になるらしい今大会。サロマ湖100kmウルトラマラソンと完全に重なってしまうのが残念至極ですが、機会があればまた参加してみたいと考えています。


~5km:26分22秒(ロスタイム1分23秒)

5km~10km:50分33秒(24分11秒)

10km~15km:1時間15分44秒(25分11秒)

15km~20km:1時間40分43秒(24分59秒)

20km~フィニッシュ:1時間46分09秒(5分26秒)


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