馬鹿な俺の心境

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2018.04.29
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本来、ブログなんてやるタイプではないけど、震災の年に一方的にひどい事を言って関係を絶った人のブログがあった。
 ブログをやってる事は知ってはいたけど、まじまじを読んだ事は今までなかったが、今日読んで自分がいかに愚かだったと思い知らされた。
 彼女と知り合うきっかけは、元の職場での上司の友人として紹介された。実際のところは、人に言えないお関係もあらかじめ聞かされてもいた。なぜ、わざわざ俺に紹介するのか疑問ではあったが、そこまでは深くは考えなかった。

 そもそも、その上司はMrビーンみたいな面のくせにモテると勘違いしてるような奴で、頭と口先が支離滅裂でやる事も言うことも滅茶苦茶な奴だ。人の信用も簡単に裏切る奴でもある。

 そんなアホの毒牙にひっかかった彼女とは、当初は別段接点は無かったのだが、ある日手紙が届いた。その手紙は俺が逮捕されて拘留されてた時に書いてくれていた手紙で未決からの転送で届いた。手紙の内容はさほど長くはない文章で一所懸命に書いたと見てそれとわかるものだった。
 それからほどなくして、アホから電話が来て彼女に電話番号を教えても良いかと聞かれ、了承したのだが、ここで、彼女が言う事はわかってはいた。案の定上司の不満であったのだが、彼女の言う事に俺は否定する事は出来なかった。いや、彼女はまだ、奴の本性をそれでも知らない方だ。彼女が知る数倍はクズな野郎なのだが、今となれば俺も奴と大差ない。

 彼女は、心の病とは言ってはいたが、一見して美人であり、聡明であるのも話をしてわかった。何故あんなアホに引っかかったかが不思議であった。

 そんな彼女に対して、俺は一線を引かなくてはならなかった。それは、男女間の関係になると彼女にとって良くないと思ったからだ。

 すべて彼女優先で考え、彼女の都合に合わせてケアをしようと考えた。事実6年間そう努めてきたつもり。それが間違いであり、思い上がった俺の根性でもあった。

 今思い返しても、恥ずかしくてどこかに隠れたくなる。

 そんな彼女とは、長電話をしたり、映画に行ったり、たまに彼女の家に泊まったりと言う関係であった。
 そうしていくうち、彼女の状態がよくなりつつあり、俺も、いつしか、彼女と共有する時間を楽しむようになっていた。それを自覚した時には俺は彼女を好きになっていた。

 遊人でとっかえひっかえしていた俺は、実は人を好きになる事が得意ではない。わかりやすく言うと恋愛下手である。しかし、彼女の状態を鑑みると、俺の感情を悟られるのは非常に困る。適度に距離を置いてみたりと自分なりに落ち着かせていた。そして、俺は彼女をケアするだけの存在と言い聞かせてもいた。

 そんな彼女と終わる事になったのは、震災の年に、被災地に行った事がきっかけであった。意気揚々と被災地で頑張っていたのだが、高所で仕事をしている時に大きい地震が来て、その揺れによって高所から墜落して怪我をしてしまった。
 身体も思うように動かない。気持ちも塞がる。そんな折に彼女からメールが来た。心配してくれている内容ではあったが、俺はもう彼女を映画に誘うこともできないし、どこかに連れて行くことも出来ない。
そんな絶望と不安の中で彼女に自分からひどい内容で最後通告をしてしまった。

 半年くらい苦しんだけど、徐々に回復して現在に至るが、彼女に謝罪をするもお許しは頂けないままである。

 彼女のブログを読むと、彼女の気持ちも多少見え隠れしていた。自分はいい人の仮面を被って自分の素直な気持ちを隠して、最後には彼女を傷つけた。期待をも裏切ったのかも知れない。


 ケアをしていたのではなく、実はケアされていたのだな・・・・。
 あの笑顔に救われていた事に気付くにはそんなに時間は必要なかった。





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最終更新日  2018.04.29 01:16:24
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