漫画家・写真家玉地俊雄 紫煙のゆらぎ

漫画家・写真家玉地俊雄 紫煙のゆらぎ

2014.06.02
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カテゴリ: photographer Tamaji


薔薇





  photographer Tamaji ・ imagon 300mm 8x10 - 4x5 変換フィルムフォルダの画像







imagon 300mm 8x10 - 4x5 変換フィルムフォルダの画像である。
薔薇の花はこの世のものとは信じがたいまでにムーディ~でソフトフォーカスの極みである。

ハセミ8x10のフィールドプレスに4x5の変換フィルムフォルダを装着する。
8x10のリバーサルフィルムのシャツタァーを押せば、
現像代金とフィルム単価合計で¥2.500支払わねばならない。

薔薇の花を接近写真で表現するにはimagon 300mm 8x10 - 4x5 変換フィルムフォルダが必要だ。
作品の仕上がりが全てに優先されるが8x10はちと考えものである。

ジャバラを繰り出してゆくとちいさな薔薇がどんどん大きくなってゆく。


8x10-4x5



ハセミ写真用品製造元株式会社長谷川製作所の長谷川光伸社長に特注品の製作を依頼した。
そんなものを作るのは初めてだがおもしろい。

8x10の中に4x5のアナログリバーサルフィルムを装着できる。
冗談から出来上がった世界に類例を見ない逸品もののオンリーワンである。



300mmのマーク



8x10の標準レンズは300mmである。
210mmではかろうじて使用できない事はないが遠景では画像の4角がやや暗くなる。

シュナイダー・クラウツナッハ社のジンマーs300mmも持っている。
ピントは精確でカチッとしている。
イマゴン300mmとは正反対のレンズである。
イマゴンにはイマゴンのジンマーにはジンマーの役割分担が在る。

木製の写真箱なので300mmでピントが来る場所に目印を書き込んでおくと便利なのである。
木で作られたからできるのである。


8x10


8x10は時代にあわなくなってしまった。
8x10にしか出来ない表現の奥深い素適に何百枚もの感動かあったのだろうか。
いまも僕のアトリエに居座っている。

新潟県にタチハラというメーカーもあった。
東京神田の長谷川製作所のほうが立派な作りであった。

僕は神田の工房で4x5のフィルムフォルダを手にしたとたん、
スイスのジナーPもトヨフィールド45Aをも顧みなくなってしまった。
トヨフィールドの工房でも繰り出しの調子がよくないと頼むと滑りやすいように加工してくれた。

長谷川製作所でスリガラスのピントグラスを、
より明るいスイスのジナー社と交換してくれないかと頼み込むと、
社長自ら30分ほどでピントグラスまわりを削ってくれた。

と言っても、
奥様が会計部長で熟練工場長が1人と合計3人の株式会社だった。

僕は注文の多い顧客であった。



接写



ハセミ8x10はジャバラが約60cmにまで伸びる。
通常の無限遠の約3倍ちょっとまで伸びる。

imagon 300mm は開放値 f 6.8 で使用するのが鉄則である。
めいっぱい伸ばすと imagon 300mm を通過してくる光の量は遠くなれば遠くなるほど減少する。
画面はどんどん暗くなってくる。

適正露出は経験則とカンである。

光の量は半分の半分の半分のまた半分より少し多めであろう。
リバーサルフィルムはやや光量不足の方がよい結果をもたらしてくれる。
f値をだいたい f.45 で決めよう。

薔薇の右側の光は明るく。
底部の赤は暗く。
1/8sec でコパルのシャッタァーを押そう。

綺麗だと感じますか。











                                     玉地俊雄





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最終更新日  2014.06.02 09:50:06
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