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「坪内逍遥博士生誕祭」に出席しました。
生涯学習センター集会室には大勢の参加者が集まりました。
当市の市長と教育長はじめ
坪内逍遥顕彰会の前会長ご夫妻、亀谷画伯など来賓の姿も。
会場には亀谷画伯の描かれた
坪内逍遥博士の肖像画や逍遥博士が翻訳された
リア王、ハムレット、マクベス、オセロの油絵が飾ってありました。
坪内逍遥顕彰会会長の挨拶に続き、
まず全員で「逍遥山椿の歌」(坪内逍遥・作詞、佐合良平・作曲)を
演奏に合わせて歌いました。
次に六調会(りくちょうかい)の雅楽の演奏に合わせて
浦安の舞を舞姫(巫女)が扇舞と鈴舞を踊りました。
最初に動画撮影は禁止と言われたので
写真だけ撮ってきました。
扇舞の次は鈴舞でした。
ここで雅楽を演奏する楽器の説明がありました。
小太鼓のような小さな太鼓は棒でたたいて音を出します。
笙は口にくわえて演奏するので
演奏前と演奏後に火鉢で温めて水分を飛ばすそうです。
迦陵頻(かりょうびん)と壱越調(いちこっちょう)の
演奏に合わせて舞を披露してくれました。
迦陵頻(かりょうびん)は昔、天竺の祇園精舎の供養の日に
迦陵頻という鳥が鳴きながら飛んできた姿からヒントを得て
作られたそうです。
その踊りです。
ここで琴を大きい方にかえられました。
そして「逍遥山椿」の歌を雅楽風に演奏してくれました。
次は逍遥座の皆さんによるシェイクスピアの「リア王」の朗読でした。
坪内逍遥訳、林和利構成による「リア王」です。
リア王の最後の場面は身につまされるようで悲しかったです。
国王リアは3人の娘に領土を与えようとするが、
長女と次女は言葉巧みに領土をもらい、
三女は正直に話したので父の激怒にあい領土をもらえずフランス王に嫁ぐ。
年月が経ち、長女と次女は老いた父親を追放する。
(中略)
最後は長女と次女も共倒れとなり、三女は絞殺され
その亡骸を抱いたリアも息絶える。
・・・という悲劇でした。
逍遥座メンバー全員が勢ぞろいです。
最後は長沢由彦(ながさわよしひこ)さんによる
「子供そのひとのためのもの、坪内逍遥と家庭用児童劇」と題して
ギター演奏で素晴らしい声で歌いながら
坪内逍遥の児童劇を弾き語りしてくれました。
最初と最後は会場のみんなが一緒になって
「上を向いて歩こう」と「ふるさと」の歌を歌いました。
こうして郷土で生まれた坪内逍遥博士の生誕祭を祝いながら
楽しい午後のひと時を過ごしてきたのでした。
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