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[ I think ]
京都教育大学の学生(元学生を含む)による集団準ごうか○事件があった。
(○は「ん」。正しく表記すると、投稿できないので、こんな表現でお許しを)

居酒屋のコンパで泥酔した(酒を一気飲みさせた模様)女子学生を集団で
レイプしたというもので、見張りの者を含めると、9人にものぼる
男子学生がかかわっていたという。

大学側は、被害者の母親から相談されていたにもかかわらず、警察に通報しなかった
ばかりか、体育会クラブに所属する学生には、事件のことを口止めするという
隠蔽行為を行い、加害学生に適切な処分を加えなかったといった不祥事が
明らかになった。

しかも、加害学生の一人は停学処分中に、大阪府下の教育委員会にいる父親が面接をし、
合格させる形で、学童保育の指導員になっていたり、もう一人は、大学卒業後に
中学校の講師になっていたなど、信じ難いような実態が明らかになった。

逮捕された加害学生は、いずれも容疑を否認しているそうだ(容疑を認めていた
一人も後に否認に転じる)。

事件の概要を聞くと、かなり悪質なごうか○事件だ(「準」とついているのは、
被害者が抵抗したり、拒否したりできる状況になかったという状態を示すもので、
「ごうか○」より罪が軽いわけではない)。意識的に女子学生を酔わせて、
居酒屋の人気のない部屋に連れ込んで、事に及び、外に見張りまで立たせていたらしい。
その見張りもどうやら、“順番待ち”ということだったようで、居酒屋の従業員に
見とがめられて注意を受けなかったら、順番が回ってきて、事に及んでいただろうと思われる。

被害に遭った女子学生の心境はいかばかりだろう。

会見を行った学長の言い分がまた腹立たしい。
「教育的配慮」という言葉を連発して事件の詳細を説明しなかった上、
「警察に通報しなかった理由」を聞かれて、「被害者の立場を考慮した」
などとのたまった。

教育大学に通っている以上、加害者となった学生の何人かは教職者となることを
目標にしていただろうし(現に、二人の学生がそうなっている)、「教育者の卵」
といっていい存在だと思う。
また、教育委員会にいる容疑者の父親もまた、教育者だ。
さらに、大学の学長を初め、事件を隠蔽(隠匿)しようとした関係者もまた
教育者だ。

一体、教育者の倫理観はどうなっているのだろう。

「ごうか○」などという、恥知らずで人道にもとる行為を犯すこと事態、
教育者の卵として許されざることだが、それを隠しおおせると思った関係者の
浅はかさ、責任感や正義感のなさ、モラルの欠如感たるや、恐ろしいまでだ。

「ごうか○」は、「殺人」「強盗」「放火」と並ぶ重大犯罪だ。

加害者となった学生たちは、きっとゲームソフトやマンガで、「レイプ」を
ゲームのように楽しむ主人公になった経験があるのだろう。
現実と虚構の世界との区別がつかない大学生……。しかも、教育に携わる可能性が
高い教育大の学生……。

「早稲田大」「京大」「同志社大」……、同じような事件を起こした大学は、
“名門”と言われる学校も少なくない。

大学の教育に問題があったとはいわないが、そういう時代であることを
大学関係者は肝に銘じて、学生の行動に注意するとともに、事件が起きたときは
速やかに対処することを心がけてもらいたい。

京都教育大の体育会系の追い出しコンパでのレイプ事件は、初めてではないような
ことが報じられていた。今回も隠蔽できる、と大学側は思ったのかもしれない。

「開かれた大学」などという絵空事のうたい文句を言う前に、大学の責任と義務、
あり方をいま一度見直してみるべきだと思う。


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