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もうすぐ怖い主治医の定期検診がある。その前に、ちょっと大掛かりな検査があって、これは今週末。この検査結果が悪ければ、その一週間後の主治医との対面が恐ろしいものになる。これまでは、検診の2〜3週間前から禁酒するというだけの簡単な対策(酒飲みにとっては決して簡単ではないが)だったが、それは、血液検査のみだったからで、目立って数値が悪くなる可能性のある肝臓の数値対策だった。しかし、怖い主治医は検査結果を前にして特に注意も質問もしなかった。私が勝手に「た、高いのがある…」と危惧して、汗をかいていたのみである。そのことを質問しても、怖い主治医はのれんに腕押しのような感想を述べるのみ。「気にしなくていいよ」と。ゆえに今回は、長期の禁酒はしないと決めた。が、造影剤のCT検査がある。これは、体内が丸見えになる。肝臓の数値が多少高いなんていうのと比べものにならないくらい丸裸の羞恥にさらされるわけだ。で、およそ2週間をかけて油物、サプリメント、悪い酒を控える作戦を立てた。そして検査前3日間は、ファスティングすると。月曜日:酒はOK。食事はプロテイン、玄米ご飯と漬物、常備菜、枝豆火曜日〜木曜日:ファスティング(プロテインと飲み物のみ)金曜日:絶飲食(水と炭酸水のみ)/夕方すべて解禁金曜日は午後から検査なので、午前中から絶飲食必至。細かくは10時までは飲食OKなのだが、面倒くさいので、ファスティングのまま検査になだれ込む。きょうは水曜日。朝、体重を測ったら、1.2kg減っていた。たった1日のファスティングで。相変わらず余力のない体。きょうとあすファスティングを続けたら、何キロ減るだろう。体重の増減はどうでもいい。内臓脂肪と皮下脂肪の減少、腸内の美化が目的。検査が済んだらまた飲酒できる。とんかつを食べに行こう。その1週間後の怖い主治医の検診時は、傍目から見て健康そうならそれでいい。恐怖に慄き、顔色が悪くなるかもしれないので、厚化粧にしていかねば。これが術後一年目の検査。あと4年。今回の検査結果が問題なければ、ずっと命があれば、の話だが。
2024.05.29
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ここのところ、パソコンとスマホの画面を見る日々が続いた。昨年の転居に際して。水道料金、ガスの解約、電気とガスの統合といった公共料金関係の手続き、ネットの通信会社の解約と契約、マンションの管理会社のサイトへの登録……あらゆることがネットを介した手続きになっている。さらに、ネット回線の開通に際しては、こちらが購入したルーターの設定や、通信会社から送られてくる機器の設定、開通に関するネット上の操作などまあまあのレベルの知識と理解が必要な状況になった。死ぬまでに会わないといけない、と思った人に会いにいくという日々をしばらく送った。遠出することもあり、鉄道会社に登録し、ダウンロードしたアプリを使って、列車の確認や座席の予約、支払いをする。一般の列車に一両だけ設置されているデラックスシートの予約なんていう技も覚えた。ホテルの予約も全てネット。パソコンかスマホ、便利な方から手続きし、当日はスマホに全て集約。最近では、初診の病院の予約もネット上でできたりする。私が通っている皮膚科は、専用アプリのインストールを求められ、初回訪問時からスマホに表示されたバーコード(診察券代わり)を提示するというシステム。さらに、インスタなどのSNSでいいねをすると初診料をサービスしてくれるので、SNSをしていない人は不利だ。さらに、次回の予約は口頭でするが、変更はネット上でできる。体組成計を購入した。まずは体組成計側で私の情報を入力設定。それができたらアプリのダウンロード。体組成計の計測データをBluetoothでスマホに送ることができる。測って終わり、ではなく、データで残るので、自分の管理に厳格な人には便利だろう。私は、病院通いしているので、怖い主治医に質問されたら答えられるように、と考えただけで、昔のアナログ体重計も捨てずに置いている。もう30年以上使っている体重計だが、今回買った体組成計の体重データとぴったりだったのは驚いた。アナログも捨てたものではない。スマホとポケットWi-Fiを機種変更した。キャリアは変更せず、スマホは自分で購入し、ポケットWi-Fiはキャリアが送ってくれたものを購入。これも全てネット上で手続き。契約書さえ、PDFで送受信するという徹底ぶり。メールに添付されたデータをプリントアウトし、手書きで記入。それをスキャンしてPDFにして添付書類としてメールで送る。うちには複合機があるので、難なくできるが、皆さんはどうされているのだろうか。さて、正規ストアで購入したスマホが先に届く。電源を入れたくなるのが人情。電源を入れると、アカウントをつくる作業が始まる。中途半端にしてはいけないと思いつつ、進めていく。LINEやメールなどの事前バックアップはもちろんだが、旧機種からうまく移らない場合もあるので、全ての作業を一斉にせねばならない。が、先走った。問題が起こったが、サービスセンターに教えてもらって、すぐに解決できた。よかった。次はポケットWi-Fi。旧機種からの移行ができるか不安だった。実は、旧機種のバッテリーがほぼ死んでいて、充電がままならないのだ。しかし、今回は辛うじて充電できたし、移行の間、電源が持ってくれた。最後にいい仕事をしてくれて、ありがとう。機器間の移行が済み、キャリア側の切り替えは専用サイトから。パソコンで接続し、必要事項を記入。「完了。電源を切って待て。5〜15分で開通する」と出ていたのだが、20分たっても、30分たっても電波が立たない。仕方なく、またサービスセンターへ。SIMの抜き差しで解決した。なんというアナログな理由。それまで、さまざまな設定ができたのだから、SIMがちゃんとはまっていなかったということはないだろう。しかし、「SIMを読み取れていなかったのでは」と。意味がわからない。電波に関する部分のみ、機能しなかったのか。理解が及ばない。ま、一応開通したし、試しにスマホにつないでみたら、認識できた(通常は、勝手にスマホが探してくれるのだが、家では固定のルーターに接続しているので、一度固定ルーターをオフにしないと確認できない)。他にも、ちょっとした家電などの機器(ドライヤーや浄水器等々)でも登録せよ、アプリをダウンロードせよと。便利になったのか、手間になったのかわからない。私は年の割にこういうことに慣れていると思う。家のネット関連のことは、主人がいるときは主人に任せっきりだったが、自分の会社でのこういう操作や設定は全て私がやっていた。(従業員は若いのに、機械音痴な者ばかりだった)だから、便利になった部分は楽でいいなと思うが、その便利機能を使うための基本知識と必要な経験値は、どんどんバージョンアップしている。あと何年ついていけるだろうか。あ、スマホとポケットWi-Fiの設定を自分でしないといけないのは、法人契約だからで、個人なら、ショップで全てやってくれるだろう。法人契約の場合は、法人営業が担当しているので、街中のショップの管轄外なのだ。世の中は複雑だ。それでも、一人で生きていかねばならぬのだ。
2024.05.28
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自分の膀胱の容量を知っている方はどれくらいいらっしゃるだろうか。私は知っている。若いときに入院した。その当時の医療界全般のシステムだったのか、その病院独自のシステムだったのか、いまとなってはわからないのだが、入院患者は入院した日から1週間、指定された大きなビニールバッグに毎回放出した尿を溜めなければならないという決まりがあった(毎日リセット)。ビニールバッグ(目盛りが打ってある)に溜まった尿は夜に看護婦さんがチェックして記録し、処分する。個人情報にうるさい昨今には考えられないのだが、トイレの一角に設置されたビニールバッグには病室番号と名前が書かれていた。「一角」というのは、トイレの端に男性トイレ、女性トイレから行ける共通の場所で、男女問わずバッグが並んでいた。いま考えると、ちょっと嫌な感じがするが、病気が相当ひどかったので、当時は余り深く考えなかった。尿を溜め始めて数日たち、ふと、「私の膀胱の容量はどれくらいなのだろう」と疑問を持ち、溜められるだけ溜めてみようと思った。起床するとトイレに行くのが習慣だが、我慢した。朝食を済ませ(牛乳あり)、お茶を飲み、くつろぎながらベッドで過ごす。ほどなく、点滴の時間。500ccほど体に入れられる。トイレを我慢できるか不安だったので、看護婦(その頃はそう呼んだ)さんが設定したより早めに点滴を設定し直し、そのときを待つ。眠りそうな感じだが眠らない状態。滴下を早めに設定しているだけに、点滴をしながら眠ると、大変なことになる。血圧を下げ、呼吸をゆっくりにし、できるだけ副交感神経が優位になるように。点滴が終わったと同時にトイレへ。私専用の尿瓶を手に取り、個室に入る。その頃はまだ和式だった。尿瓶に尿を取るには和式の方がよい。我慢しただけあった、勢いがすごい。出せども、出せども、勢いが弱まることがない。尿瓶の目盛りは800ccだったと思う。あっという間にそんな目盛りは超えた(実際には、平面に置かないとわからないが、斜めに立てて持っている状態で、尿瓶の半分を超えたので、大体800cc超)。まだ出続ける。「あーーー溢れるーー」と焦った刹那、無事終了。片手であれこれを済ませ、バッグの元へ。ジャーーーーーー。2000cc!!私の膀胱の容量は2000ccなのだ。2Lのペットボトルをおなかの中に忍ばせられるということだ。驚きの結果だった。それは、血圧も低く、安静にしていた状態だったので実現したことだが、間違いなく2000ccを溜め込めたわけだ。もちろん平時には、それほど溜められないが、いまでも、少なくとも1000ccは大丈夫。飲酒時に限るのだが、1000ccでも、結構な時間がかかるし、「おー、よー出るなぁ」と感激する。夫の部屋はトイレの横だったので、私がトイレから出てきたとき「すごい勢いやな。うらやましいわ」とよく言っていた。この話で何が言いたかったかというと、「行っとこか」はよくないらしいということ。年を取ると、まだ大丈夫だけれどどこで行きたくなるかわからないので「行っとこか」とトイレに行く人が多い。しかし、余り溜めずに放尿すると、膀胱の容量がどんどん減るというのだ。尿を溜めようとすると、膀胱が伸びる。膀胱を伸ばさずにちょこちょこ放尿すると、膀胱が硬くなって伸びなくなる、つまり、容量が減るというメカニズム。私はいつもいっぱい溜めている。何しろ、その気になれば2000cc溜められるという自信がある。少なくとも、1000ccは大丈夫、と思えば飲酒中も計算できる。先日、昔の得意先を接待して食事に行った。話が弾み、得意先もジャカジャカ飲んでおられたが、私はタンブラーのビールを9杯飲んだ。1杯350ccとして3150cc。酒は利尿効果が高いので、1.2倍の尿になる。4000cc近くの水分が尿になって出てくるというわけだ。昔の、といえど、得意先の接待ということもあり、そうそう席を立てないので、支払いも兼ねて2度だけトイレに立った。家に到着してもう一度。最初のトイレでは、会食以前の水分も出てくるはず。ということは、4000ccほどの水分を3度で処理できたことになる。年を取ると、いろいろダメになる。ダメになる前に予防することも必要だと感じる。いまのところ、膀胱はさほど衰えていないようだ。 嬉
2024.05.22
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最近、メールでのやり取りにストレスを感じる。ビジネスでのメールでは、相手の常識のなさに驚いたり(ビジネス文書を全く知らない人の場合)、表現の齟齬にイライラしたりといったことがあるが、今回はこれは後述する。「友人」「知人」からのLINEやショートメール、SNSを通してのコミュニケーションについて。まるで、「通話を文字にしたようなメール」がある。会話なら、発声やイントネーションで嗅ぎとれるニュアンスが存在する。しかし、それをストレートに文字にすると、意味が180°違う受け取り方をしてしまうことがある。返事に困る。ここがキモになっていたら、間違うとコミュニケーションのすべてが成立しなくなる。最近多いのが「読解力不足の返事」。”よく読んでいない”のが原因だと思うが、そんな解釈できる? というほど素っ頓狂な返事が来る。訂正に四苦八苦する。一番困っているのがこれ。「ちゃんと読んでいない」とわかる人が激増中である。この間FBのお知らせで「誕生日」が表示されただろう人からLINEメールが届いた。先方「おめでとうございます」当方「生きていたら、還暦の年です」先方「記念すべき一年ですね」読んだ方皆さんが理解してくださっただろうと思う。誕生日だったのは、私ではなく、亡くなった夫。FBから「今日は、○○さんのお誕生日です」というメールを受け取った人が、私にメールを送ってきたので、上記のやり取りをした。数時間後、私の店に当人が花を持って登場!「還暦おめでとう!」なぜそうなる?FBからのお知らせには「夫の誕生日」と明記されていたはず。私にメールを送った時点でも、私が夫についての返信をすると思っていたはず。ではどこで私が還暦と間違えたのか?「生きていたら」が見えなかったということか。全く考えられないシチュエーションだった。ことほどさように、メール(文字)でのコミュニケーションがあやふやになってきた。メールでは伝わらないことが多いと感じる。「言葉より文字」だと信じてきたのに。こちらは、長年職業で文章を書いてきたので、文章力はそれなりにあるはず。相手が送ってきた文章への読解力も問題はいはず。しかし、メールで齟齬が起きることが多くなった。原因は、文字慣れしていない、あるいは、最近きちんとした文章を読んでいない人が増えたとこと。ある識者は、「長文が読めない人が増えている」という発言をしていた。漫画のセリフやXなどで短文ばかり読んでいると、長文への耐性が薄れてしまって、ある一定の長さを超える文章は最後まできちんと読めないということのようだ。嘆かわしい。最近、ビジネスでメールや電話によるコミュニケーションが続いたのだが、相手の理解力のなさ、知識レベルの低さに驚いた。「言葉なき前提」が存在しないのだ。何事も一から説明しないといけない。時間がかかる上にお互いにとってストレスにしかならない。これでは、生産効率が上がるはずがない。いつから日本はこうなったのだ。10年ほど飲食業界という、「ビジネス」というには余りにもラフな世界に身を置いていたせいで、自分の感覚も鈍くなったと思っていたが、世間はそれを上回ってひどい世界になっていた。これは…、と思ってみても、私にできることはあるまい。暗澹たる気持ちである。
2024.05.15
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中学に入学したとき、「テニス部に入る!」と決めていました。テニス漫画が大ヒットしていた時代。テレビアニメは原作とかけ離れていて私の性に合わなかったけれど。その少し前の人気スポーツ(女子の部)はバレーボールで、芸能人発信の剣道部も人気でした。オリンピックで騒がれるのは、バレーボール、水泳、体操くらいか。でも、私の中学生当時は日本はまだまだ。私が成人してから国が力を入れ出して、スポーツの英才教育が始まった感じ。成果がいち早く出たのが水泳かな。少し遡って小学生時代の話。それまでの学校では経験しなかったのですが、転校した学校では、スポーツテスト(体力測定込み)でランクをつけられる形式でした。もっともランクが高いのが10で、9、8、7…1という10段階評定。私はすべての種目(項目)で10でした。うち、3つほどは学年最高記録で、昇降口に記録のパネルが掲出されていました。そういう経験をすると、自分は「スポーツで生きていける」と根拠のない自信を持つものです。いまと違い、当時は2歳、3歳の頃から英才教育をするという風習はなかった。有名なプロスポーツ選手も、中学や高校から始めた、という例が多かった。いまとなっては、そういう人は天才だとわかります。小さな小学校で1位なんてレベルではなく、都道府県単位で1位だったのでしょう。小・中学生の私にはそんな世界への理解は遠く及ばなかった。中学に入学してすぐに、課外クラブの入部希望を表明する儀式が体育館で行われました。先頭にクラブの名称を書いたプラカードがあり、その後ろに並ぶという形で希望クラブを表明します。予想はしていたけれど、テニス部を希望する人の列を見てみると、30人はゆうに超えています。2年、3年の部員も大変多いと聞かされていました。列の中に、小学時代にとても仲のよかった4人組のうちの一人がいます。一緒に並ぶか…、と思いながら、ふと他のクラブを見渡すと、一際並ぶ人の少ない列があります。仲良し4人組のうちの二人が並んでいます。並んでいる人の人数を数えると、8人。それはソフトボール部。「私を入れても9人やん。3年になったら確実にレギュラーよね」という安易な発想(1年、2年がレギュラーに入らないという保証はない)で、ソフトボール部に決めました。あれだけ「テニス!」と思っていたのに。自分の決意の脆さに気づいた瞬間でした。言い訳をすると、テニス部は2年生、3年生の中に意地悪な人がいて、1年生はしごかれるという噂を聞いていたのも大きかった。練習が厳しいのは我慢できるけれど、理不尽ないじめやしごきには、必ず反発するという自分の性格からして、「無理かな」とどこかで思っていたということもあったのです。かくしてソフトボール部に入部しました。ソフトボール部に入ったはいいものの、予想通り地味な練習ばかりです。ランニング、素振り、キャッチボール…。決して、熱心な部員ではなかったように思います。言われた練習を淡々とこなす、忍耐の日々でした。しかしどういうわけか、1年生の秋前にはレギュラーになり、1年生の秋からピッチャーを指名(3年生のピッチャーから、継承のような形で)されて、ピッチング練習をすることに。2年生の先輩からの視線がきつかった。が、その先輩より私の球の方が早かったし、3年生の先輩から「頑張り!」と励ましてもらったので、1日300球の投球練習を頑張りました。3年生が卒業すると、予想はしていましたが、2年生のピッチャー志望の先輩がピッチャーの座、私は外野を守ることに。別に、ピッチャーをやりたいわけではないので、それで文句なし。ただ、先輩が打たれると私がリリーフピッチャーとして、先輩と守備を変わるので、大変プレッシャーになりました。守備を変わるということは、私が打たれると先輩が再びピッチャーとして交代するということ。屈辱です。。幸い、そんなシーンは一度もなく、私が最後まで投げ切るというパターンで終わりました。そうこうして過ごした2年生の秋、大会終わりにスカウターが来ました。優勝校の監督(その大会で対戦していた)が、私のところに連れて来た形です。「投げてみて」と唐突に言われ、急いでキャッチャーとマウンドに。10球ほど投げたら「いいよ」と言われ、スカウターの元に。「君、いい球持ってるけど、球が軽い。速球という利点は打たれづらいということだけど、打たれたらよく飛ぶ」確かに。滅多に長打を許すことはないが、センスのいいバッターは、バットを短く持ってチョンと当てにくる。球が速い分打球も早いので、内野守備のチームメイトが後逸する。そういうヒットは何度かあって、自分の球質には気づいていた。「はい」「体重は?」「え…」乙女に体重を聞くか。「45kgです」「10kg増やしなさい。そうすれば球が重くなる」その言葉を聞いて、視界が歪んだ。多分、次の年、10kg増えた私を見たそのスカウターはきっと「うちに来い」と言ってくれたのだろう。しかし、15の乙女が10kg増やすのは……ソフトボールのためという動機は弱すぎた。好きな男子にどう見られるだろう、なんてことは考えなかったけれど、10kg太った自分を想像するのは悲しかった。多分、太ろうとしても太れなかったと思う。これまでの人生、太りたくても太れない体質だったのです。ただ、中学生の時は、そんな体質とは知らなかったので、とりあえずスポーツで身を立てる、という考えは、自ら捨ててしまったという結果です。よしんばソフトボールじゃなかったら…と考えないことはないけれど、14、15歳で軌道修正できるものでもないだろうと。いまにして思うと、スポーツで身を立てるなんていうのは並大抵のことではないけれど、もう少し頑張ってみてもよかったかもとは思います。スポーツの種類としては、バドミントンかハンドボールくらいでしょうか。(うちの中学には当該クラブはなかった)背が高くなかったので、バレーボールやバスケットは無理だし……、あ、格闘技ならいけたかも。うちの中学には、格闘技種目としては、剣道部しかなかったし、剣道には興味がなかったけれど、もし、空手や合気道があったら、入っていたかも。それなら結構強くなれた気がします。なぜなら、小さな頃から兄の相手をさせられて相撲やボクシングの真似事をよくしていました。自分でも結構筋がいいと思っていました。動体視力と反射神経がいいようでした。さて、古い思い出話ですが、子供の頃からスポーツをがっつりしていたおかげか、いまだに体のあちこちの筋肉がアスリートのようです。あくまでも見た目ですが。以前にもアップした足の画像を再度披露します。上腕二頭筋もクリクリ動かせるし、胸筋もピクピクさせられます。力は弱くなりましたが、少し鍛えれば、ある程度復活しそうな気がします。そうか、ちょこザップでも行くか。ガン患者は、筋肉が少ないらしいです。ガンになったから筋肉を消耗してしまうのか、筋肉が少ないからガンになってしまうのか、解明されていないそうですが、筋肉が少ないと体温が低くなりがちなので、そのせいでガンが増殖する(ガンは低体温が好き)とも考えられます。筋肉が多い方がいいに決まってます。そうか、筋肉を増やすエクササイズやトレーニングを始めよう!いや、ちょこちょこプランクとか筋トレをしとるがな。でも、もっと習慣化したいし、その時間はもっと追い込みたい。やっぱりちょこザップか?ま、いいや。これは中学の時の話。高校の時にも波乱があったので、また次の回に。
2024.05.08
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亡くなった夫はどんなメガネも似合った。レイバンのティアドロップのようなイカツイデザインも、秀才定番の銀縁シャープなデザインも、不思議なほど顔に合っていた。鼻筋が通っていたことと、幅の狭い顔のせいだとは思うが、メガネが似合う顔の分析は余りわからない。それは、私が全くメガネが似合わなかったからだ。※若い頃のキアヌリーブス。夫はこんな感じの顔立ちだった(「人によく「似てる」と言われた」と言っていた)。どんなメガネをかけても夫に笑われた。「そんなスタンダードなメガネも似合わんのか。変わったヤツやな」そう。誰でも似合うような、当たり前のデザインさえ、私がかけると違和感を伴う。「顔は小さいし、目と眉の間も普通、特にメガネが似合わん理由がないんやけどなぁ」と、分析とは言えない程度の分析をしてくれていたが、どんなメガネも似合わなかった。似合うわけではないが、アラレちゃんのような大きなメガネはかろうじてかけられたので、伊達メガネとして持っていたが、サングラスなどは買おうとすら思わなかった。子どもの頃から視力がよかったので、メガネが原因でいじめられずに済んだが、もし目が悪かったらと思うとゾッとする。不思議なのだが、夫はどんな帽子も似合わなかった。顎がシャープなので、ツバの大きな帽子は似合わないと理解できるが、キャップも、ニット帽も、ハットも、全く似合わなかった。物理的な理由ではなく、顔の特性と合わない感じ。かろうじて、ツバがほどほどで、高さが余りないテンガロンは何とか合うかな、という程度。ただ、テンガロンハットとファッションが合わない。夫の好むファッションとテンガロンは180°違うのだ。というわけで、夫は私が知っている限り、帽子を着けて出かけたことはなかった。対して、私はどんな帽子も似合う。一般的に販売されていないような、お高い帽子は合わせたことがないのでわからないが、スーパーやブティック、百貨店程度で販売されている「帽子」と名のつくものは、大抵似合う。それも夫に不思議がられた。「何かぶっても似合うなぁ。理由がわからん」買う気がないのに、売り場にあったベレー帽を着けてみようとしたら、「ええ年して、そんなん似合わんやろ」と言われた。鏡の前に立ち、かぶってみたら、後ろから見知らぬご婦人が鏡越しに私を見ている。驚いて振り返ると、「いやぁ、よう似合いはりますねぇ」と。「あ、ありがとうございます」面食らったが、怒る話ではない。夫も、「似合うなぁ。不思議なヤツや」顔の大きさや形、鼻の高さといった物理的な理由だけで似合う、似合わないが決まるわけではないことは理解できる。しかし、これほどメガネが似合わず、帽子が似合う理由は分析できずにいる。ところが、5年くらい前から老眼鏡をかけずには新聞も読めなくなった。メガネに関する知識がないので、とりあえず100円の老眼鏡を買ってきた。「似合うやんか。何や、安もんは似合うんか」と夫に嫌味なのか、本心なのかわからない言葉をいただいた。そう。ダイソーやセリアで購入した老眼鏡は、どんなデザインでも似合う。どういうこと?顔幅に合わず、下を向いたら落ちるくらいのサイズだが、なぜか似合っている。何が違うのか、わかる人は教えて欲しい。似合う、似合わないに関わらず、かけないと仕方ない老眼鏡、「諦め」の気持ちがあるから顔に合ってしまうのか。それとも、年を取ると誰でも老眼鏡が似合う雰囲気になるのか。わからない。。
2024.04.11
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これまで、髪の悩みは多々あれど、髪質を悩んだことはさほどありませんでした。10代は直毛剛毛。20代は長髪パーマ。30代は短髪おしゃれに。40代は女らしく見せたい欲望のみ。20代のパーマは、「かかりにくい」と美容師に迷惑をかけました。迷惑をかけながら常に長髪。忙し過ぎて切りに行く暇がないので、ちょくちょくカットが必要なヘアスタイルは厳禁でした。常に長髪でソバージュ、肉体労働のときは結わえてわっしょい。30代になると、ばさっとカットして短髪に。メッシュを入れたり、ムースで固めたりして、ちょっとできる女風。40代になると、短髪では「行き遅れのニュースキャスターに見える」と言われて(行き遅れとは言われなかったが、暗にそう聞こえた)、セミロングの女らしいカットに。50代になると、白髪との戦いですが、髪質やヘアスタイルに悩んだということは余りなかった。しかし!病気になった途端、おかしくなりました。変なうねりが出て、髪型が決まらない。寝癖がつく。髪がパサパサになる。艶がなくなる……。病とは怖いものです。カットハウスに行くたびに症状の進行を指摘されます。先月、ドライヤーとヘアケアへの注意をされました。悩みに悩んで、4万円ほどするドライヤーの購入を検討しました。アマゾンでポチる寸前に、いま使っているドライヤーを見直しました。「ん? これなんだ?」これまで使ったことのないモードを発見。「dry」「hair care」「cool」と表示されているが、「hair care」は使ったことがなかった。いつも、「dry」の後、「cool」を使うようにしていました。(夏の間だけですが)一応イオンが出るドライヤーですが、もう15年以上使っているので、買い換えないといけないとは思いつつ、壊れていないので、廃棄するのももったいないと思っていました。洗髪後、タオルドライの後に普段は余り使わないヘアオイルを少しつけて「hair care」モードで乾かしました。(風量は変わらないが、dryより温度が低い)!!!!!!何と、しっとり仕上がって、うねりも余り気にならない。艶も増して、問題解決!結局、ドライヤーの熱のせいでパサパサうねうねになっていたということ。髪の水分が抜けてしまって、私の髪が持つ性質がアボンされていたのです。4万円のドライヤーを買う前にわかってよかった。もちろん、ドライヤーの購入も検討しますが、そんなに高いドライヤーでなくてもいい気がします。あー、病気のせいで髪も……と思っていましたが(病気や老化で急速に体内の乾燥化が進んでいるのは間違いないと思いますが)、工夫をすれば、注意すれば、多少の修正はきくように思います。もちろん、どうにもならないこともあります。それでも、その変化を理解し、根気強く付き合っていけば、よい解決策は見つかるかもしれない。毎日戦いです。長生きしたいとは思っていませんが、生きている間は良好な状態を保ちたい。それにしても……、恵まれていたんだなぁと思います。これまで、自分の体のことを気にせずに、お金をかけずに、悩まずに生きて来られたことは奇跡に近いことなのかもしれない。親に感謝せねば、とつくづく思うきょうこのごろです。
2024.03.20
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ヘルシンキ大学で学問を修めたという異色の才人が我が店の常連さんの中にいます。その方(男性)に、取引業者のこと、お客さんのこと、業務のこと、政治のこと、世間のこと、力仕事や男性の才覚が要ること、そして主治医のこと……、さまざまなことを相談したり、ネタにしたりして笑ったり、怒ったり、考えたり、議論したりしています。感性が似ているのかもしれませんし、コモンセンスが同レベルなのかもしれません。とりあえず話が合うのです。もちろん、突き詰めた議論はしていないので、全く合わない部分や、譲れないこだわりは知るよしもありません。お客さんと店主ですから。でも、話題を提供すると、ほぼほぼ同じ方向で怒ったり笑ったりできます。先日、主治医の話をしました。ちょっと下世話な方向にも行きましたが、(「Sに見えてMやで」 「そら、不倫やで」 「男性ホルモン強いタイプや」などなど)結論は、「押していけ」でした。主治医は頭髪がモリモリタイプ。でも、手の甲が毛だらけ。指が細くて爪が綺麗な、「いいとこの御曹司か」的な手なのに、手の甲の1/3が毛なのです。「それで頭髪が豊富か」少し考えて「次に外来に行ったとき、『先生、ずれてます』言うたれ。どこを直すか見ものや」と。体毛が豊かな男性は、頭髪がハゲ気味だというのは通説。私は、「手の甲に毛がある人は、胸毛もある。いややー」と言いました。実は、私は胸毛が大好きです。でも、胸筋が豊富で、胸板の厚い人でないと胸毛は似合わない。日本人なら、加山雄三さんでしょうか。そもそも、日本人で胸毛のある人を脳内再生したことがないので、加山雄三さんが好きなわけではないですが、例としては。加山さんは、日本人にしては珍しく胸板が厚く、顔もあつ苦しいので(すみません)、何ら違和感はありません。それに比して、主治医はヒョロいし、胸板はぺったんこ。胸毛があったらむしりたい衝動にかられると思います。次の外来のとき、「先生、ずれてます」と言えるかなぁ。そのとき、頭をいじったら、笑い(多分吹き出す)をこらえることができるのか…。でも、先日の外来のとき、「先生、髪が伸びてますね」と言ったら、「不評ですね。切ります」とおっしゃったので、自毛だと思います。……おヅラさんのように、週ごとにヅラを変える人だったら…。ヅラは結構お高いので、それはないかな。「ずれてます」と言われて、ほかのどこを直すのか。。ネクタイはしていないし、いつもずれようのないきちっとした白衣を着用していらっしゃるし、メガネもかけてらっしゃらない。ま、私との会話はいつもずれているように思うけれど、主治医は全く気づいていないだろうから、仕草に出ることはないでしょう。でも、試してみてもいいかも。その結果をまたスーパーの男に提供して議論すると、(互いに)一人ではできない大笑いができるかも。主治医にとっては、不可解で、不如意で、理不尽な笑いかもしれないけれど、スーパーの男と私にとっては、笑いのいいネタでしかないぃ。「ずれてます」以上の言葉がないか、これから探りたいと思います。つい最近まで、他人を受け入れない、冷たいというか、排他的というか、見下されてるというか、とにかく会話しにくかったスーパーの男が、主治医の話については結構アドバイスを大笑いしながら与えてくれるので、楽しいひとときになっています。あれ、これはテーマに合ってない話?ま、いいか。
2024.03.09
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※本ブログでは、以前は時事ネタや政治への提言など、多少は世間様のお役に立つ論評や情報を提供していましたが、去年病気をしてからは、私亡き後に家族や友人知人がこれを見て「そんなことを考えていたのか」「そんな生活をしていたのか」と懐かしんでくれるような、極めて私的な内容になっています。何卒ご理解のほど。。とはいえ、政治ネタや時事ネタも懲りもせずに扱いますのでよろしくお願いいたします。主治医「いつもと変わりなく?」虫けら「はい」という会話で始まった外来の検診。「腹痛」「発熱」「体重減少」の相談もすることなく、とりあえず、主治医の言うことを聞く姿勢。主「体重は49kg?」虫「はい」主「変わりない」虫「はい」どうして、先に結果を言うのだろうと不思議に思いつつ、『顔や姿を見て、そう思われたのだろう』と無理やり理解。多分、そこは私と同じで(人に聞きながら、自分の意見を言うタイプ)、自分の考えや感覚を無意識に信じ込んでいる我の強い性格なのだろう。机に置かれた(私が持って帰りたいと言ったので、毎回コピーして渡してくれる)血液検査の結果票を見ると、気にしていたCRPが前回よりさらに高い。それをじっと見ていると主「ん? 気になる項目ある?」虫「CRPが高い原因がわからないです」主治医、PC画面で数値を確かめる。主「気にするほどの数値じゃないよ」虫「前回より上がっているのが不思議で」主「風邪引いてる?」虫「いえ」主「熱はある?」虫「いえ。ひと月前に発熱しましたが」主「ひと月前なら関係ないよ。いま熱あります、という数値や」虫「……」主「思い当たらん?」虫けらは天を仰ぐが思い当たらない。主「花粉症は?」虫「ないです」主「心配せんでいいよ。いつもどおりの生活を過ごすように」実はもう一つ基準値以上の項目があって、そちらもいろいろ聞かれたが、その中で、主「あなた、達観しているからね」と言われた。主治医の私に対する認識はそう言うことなのだと理解した。なのに、大して高くない数値にこだわっているのが不思議だったのか主「そんなに心配なら、すぐにいろいろ検査するよ」虫「そういう意味ではなく、高くなった原因を知りたいだけです」原因を知らなければ、次回も高い数値が出るかもしれない。いつもそれを気にしながら生活するのは苦痛だし、食べたいもの、飲みたい酒を制限するのは本意ではない。しかし…主治医にそんなことを聞くのは無意味だと思った。自分で調べよう。CRPは、腹痛に関係しているように思えてならない。もうひと月以上前の話になるが、理由もなく腹痛が起こり、発熱し、4.5日間も治らなかった。現在、一応症状はなくなっているわけだが、理由がわかっていない。再発の危険性もある。これは、調べなければなるまい。違う病院に行こう。下調べしてあるし、予約を入れる手はずは整っている。……そこで、えらい病気が見つかったらどうしよう。入院ということになったら……。目星をつけている病院は、入院施設がないクリニックだが、提携している大病院があるかもしれない。「紹介状はそちらにしか書きません」などと言われたらどうしよう。。くゎ〜、厄介なことになってきた。しかし、何とか乗り越えよう。次の外来は6月。それまでに、事は動かせるだろう。診察室を出る間際、虫けらは仕返しのごとく「先生、髪が伸びてますね」と声をかけた。これまでにない頭髪の荒れようで、入室したときから気になっていた。何らかの答えが返ってきたら「お忙しすぎるんじゃないですか? お身体を大切になさってください」くらいの言葉を用意していた。主「不評ですか。切ります」そんな自虐オチが返ってくるとは思わなくてアタフタした。虫「そんな意味じゃないんですが」と言いながら扉を閉じてしまった。驚いた。自信満々、私のことを虫けらを見る目で見下してくる主治医がそんな返答を…。ましてや、私に不評でも、切ると断言する必要はないではないか。別に「嫌(厭)」とも「不似合い」とも「汚らしい」とも言っていないし、不評という気持ちを込めた言い方でも声色でもなかったはずだ。人間というのは不可思議なものだ。主治医の私に対する認識も違っているように思うし、私の主治医に対する認識も違っているのかもしれない。しかし、これは、主治医と患者としては不幸なことだ。すべてを理解することは不可能だが、押さえておかないといけないポイントがある。病気という一つの事柄に対峙したとき、共通の概念を持っていなければ、常に互いに外れた方向性を目指してしまう。ま、この主治医には望めまい。私の「諦め」が、主治医に伝わっているのかもしれないが、主治医が私を深く理解してくれるという気配も仕草もない。あ、そうだ。次回の検診の予定について主「次は、一年になりますので、CT撮ってもいいかな?」と聞かれ虫「え? 前回、そうおっしゃってました」主「CT問題ない?」虫「はい。造影剤も問題ないです」と造影剤のことを先に言ったら、主「そうやったよね。記憶と記録が違うから、ちょっと混乱して…、確かめました」PCにちゃんと打ち込んでなかったようで。このときは、珍しくかわいい目線(探るような、気遣うような)、優しい声で聞いてきて、前回のことを指摘するとちょっとアタフタしていた。あの表情と声色は、主治医がする普通の会話だと思う。しかし、それ以外は虫けら扱い。主治医側に弱みがあると、普通の会話ができる…。次回、弱みが見つかるか…。
2024.03.03
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間もなく外来の検診がありまして、この週末からアルコール抜きを実践しています。アルコールを摂取していても多分何も変わらないと思うのです。入院前一週間、入院寸前までアルコールを摂取していたのに(2度と会えなくなるかもしれないと、会える人と会って、会食する日々でした)、肝臓関係の数値も、血糖値も、炎症系の数値も基準値内でした。が、主治医が怖過ぎて、何かあったときの渋い顔を見たら……と思うと縮み上がります。まるで虫けらを見るような目でジロリと。。そして、主治医の渋い顔を見た後は必ず数日間胃痛に悩まされることが実証されています。恐ろしや。一度だけ、肝臓系の数値が若干上がったときがあります。主治医の見立てでは、サプリが引っかかりの原因だろうと。大したものではありませんでしたが(飛蚊症防止とか、脳の血流をよくするとか、糖化を防ぐとか)、複数のサプリを摂取していたので、食べ合わせ的なことがあるかもということで、注意するように言われました。もちろん、さほど悪い数値ではなく、前回より上がったことが「気になる」程度のことでした。しかし、数値を指摘したときの主治医の視線がとても怖くて、以後の検診前は「サプリとアルコールを抜く」と決めました。というわけで、あと一週間、アルコール抜きの生活です。毎回、アル抜き生活では、お茶の消費が増えます。うちの冷蔵庫には、「麦茶」「ルイボスティー」「はと麦茶」「ジャスミン茶」が入っています。いずれも1Lのおそろいのボトルに。緑茶やアイスコーヒーが加わることもあります。一日2L程度飲みます。アルコールの代わりといえば代わりですが、ごはんどき以外にも、せんべいやおかきをパリパリしながらぐびぐび飲んでいます。朝早くには、熱いコーヒーや紅茶、寝る前にはキレートレモンを飲むので、2Lではきかない量の水分を摂取している感じ。19時には飲み食いをやめるので(お茶類の飲み過ぎを認知)、朝までが長い。お腹が空くのと、トイレに行きたいことから、結局22時くらいまでは眠れずに悶々とする日々。前回は3週間これを続けたので、今回の我慢はしれているのですが、検診が終わった暁には、トンカツとビールで……と例に違わずに思っています。これまでは、ほぼ問題なくクリアしてきたのですが、今回は先月末の謎の腹痛、それも、救急車モノの激痛に見舞われたという事実があります。そのことが、検査結果にどう影響するか……。大変ドキドキしています。パジャマも買い足したし、シャンプー等の身の回り品も完璧。入院セットを用意しておいてから外来に出かけるつもりですが、「家に帰さない。すぐに入院だ」と言われたらアウトです。でも、病院にコインロッカーがないので、大きな荷物を抱えて外来に行くのは難しい。さてどうするか……。そんなことばかり考えています。間が悪いというのか、ま、いつものとおりといえばいつものとおり、夜の予約が入っています。「ママもいっぱいどう?」と言ってくださるお客さまばかりなので、そのときは……飲みます。病院に行く前日(当日に飲むと、血糖値が上がるかも)にヘパリーゼを飲んで、万全を期します。大変だなぁ。一年前はそんなこと微塵も考えずに飲み食いできたのに。これがあと4年以上か…。ま、4年ないのが50%以上なので、大変なのはあと少しかも。あーおなかすいたぁ。
2024.02.25
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えらいことになってしまった。。退院して半年以上かけて49kg台にした。3.5kgの増加。思った以上に困難だった。途中、さまざまな不調に見舞われながら、ようやくこぎつけた、入院以前に匹敵する体重域。次の外来のときに主治医の渋い顔を見ずに済むとホッと胸をなでおろしたのが今月半ば。安定し出した。49kgに達してからも、気を抜くとすぐに48kg台に落ちた。しかし、今月に入って常に49kgをキープできていた。気を使いながら飲食をし、疲れ過ぎないように、飲み食い過ぎないようにと気をつけてやってきた結果だと安心していた。…安心してはいけなかった。先週水曜日に激しい腹痛に襲われ、とりあえず床についたが、痛みがなかなかおさまらない。以前にも数度同じような症状に見舞われたが、以前よりも痛みが激しいし、息も苦しい。「こ、これは、救急車か…」と思ったのだが、救急車を呼ぶ体勢も取れないし、持参するものも用意できない。この劇症が少し治るまで待とうと意識朦朧のまま1時間。痛みは増さないまでも、和らがない。引き続き3時間苦しんだ。なんとか動けるようになったのは、6時間後。しかし、首を持ち上げても、体を起こしても、膝を曲げても、激痛が襲う。が、最初よりは意識がしっかりしていたので、動いてみた。何より、衣服が汗でびっしょりで寒くて仕方ない。布団の中にいると何とかなるが、床を離れると、風邪を引くだろうと思うほど寒い。着替える。体を拭いて、パジャマに。トイレに行き、水分を少し持って床に戻る。熱を計ると38℃ちょっと。この後4.5日間熱が続き(38〜39℃)、絶飲食(飲み物は一日500cc程度)のまま、布団の中で過ごした。激しい痛みは2日でおさまり、4日目にはほぼ回復した。しかし、飲食できなかった4.5日は苦しかった。体重は見事に46kgを切っていた。退院時に逆戻りだ。半年以上かけて増やしてきた体重が…。あとひと月で外来が…。49kgに戻すのは無理。どうしてごまかそう。あーーー、主治医の怖い視線が脳裏に………。ま、それより、この激痛の原因を解明するのが先か。主治医に相談するのは嫌だなぁ。最初に行った病院に相談に行くか。その先生も、その病院の元の主治医ではないので、信頼関係があるわけではないのだが。この件のおかげで、店のスケジュールが狂ってしまった。でも、ちょっとホッとしている。時間的猶予ができたな、と。何をやっているんだろう、とたそがれる1月ももう終わろうかとしている今日この頃である。
2024.01.30
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億を手にするにはそれだけの理由がある──前回、そこで終わった。今回はその理由をば。我が店には、大学時代からの友人と来店されることがある。その時にチラと聞いた。「あいつ、大学時代から細かかったんや」億さんがトイレに行かれている間に、ご一緒されたご婦人と私に放たれた言葉。億さんの大学時代というと、ご両親が八百屋を営まれていて、お商売が順調。本業以外のこともされていてそれが大当たりで裕福だったはず。(自動販売機の導入。その頃は、自動販売機などなく、コカコーラが日本初の清涼飲料水の自動販売機を設置し出した頃。店頭に設置すると、飛ぶように売れたのだとか)億さんのお父上は商売の才覚があったと見受けられる。(これ以外にも成功した副業の事例がある)しかも、億さんは一人っ子の長男。可愛い、可愛いして育てられたようだ。(億さんの癖や生活態度を見ていると、そこはかとなく伺える)さぞや贅沢をさせたのではないかと思う。もちろん、商売人は金銭感覚が鋭いだろうし、そうした仕草は見て覚えたかもしれないが、億さん本人にそれを強いる理由はない。しかし、細かい。つまり「ケチ」だったようだ。大学時代からそうなのだから、生まれつきケチだったのだろう。「倹約家」と「ケチ」はニュアンスが違う。倹約家は、無駄なことに金は使わない。ケチは、無駄なことにも金は使うが、少額にするよう苦心する。という感じだろうか。別の知り合いに、億を持つ男がいるが、この人は、いかに先祖からの財産を減らさずに次に渡すかばかりを考えている。無駄なことには絶対に金を使わない。金を使うのが必要なときとはいつなのかを常に考えている。娘や息子にはマンションをポンと買い与える。しかし、相続税や贈与税の対策を最大限に取っている。税理士と綿密に打ち合わせをし、いつ、どういう形で、幾ら渡すのが最も節税になるのかを計算し尽くしている。必要とあらば、親類同士の養子縁組をしたり、持っているビルをいい時期に売却したり、新たに購入したりしている。そういう賢億さんとは違うのが、我が店の客人の億さんである。土地の売却益をどう処理したのかはわからないが、私はすぐに住居を購入したらいいと提案した。マンションでいい。新築に近い方がいいと思うが、手頃な物件を購入し、住みたくなければ賃貸に出せばいい。しかし、賃貸マンションに住んでいる。「不動産屋に相談したら、賃貸の方がいい言われたで」と言っていたが、一体どういう理由だったのだろう。賃貸と比べれば、現ナマではない資産として残る分譲マンションの方が有利に決まっている。相続がややこしくなるからだろうか。4年ほど前に、娘ほどの年の女性と結婚した。「娘に反対されたで、ママ」当然だろう。相続がややこしくなる。遺言や公正証書が必須だ。自分は100円ショップのものどもで生活し、億の金を残す……。億の男の深層心理は謎なのだが、今度、ゆっくり聞いてみようと思う。この人は多彩なエピソードを持っているので、ちょっとしたシリーズになると思う。次回をお楽しみに。
2024.01.23
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余剰金がある人にとっては、募金も義捐金もほとんど自分の生活に影響を与えない。しかし、日々の生活を切り詰めて、欲しいものも買わず、食べたいものも食べず、行きたいところにも行かない人、いや、買えない、食べられない、行けないという日本語が正しいだろう。そういう人に限って善人が多いので、自分の自由になる、わずかな金の中から募金をしようと考える。直接振り込めるような口座がある場合は、1000円以上でないと、格好悪いと考えるかもしれない。そうして億単位の募金や義捐金が集まる。よく考えないといけない。この金は、日本人が自分のために使ってよかった金なのだ。これを失ったためにどうなるか。消費が冷え込むのだ。いつも買っていたものを買わなくなる。コンビニのコーヒーや、晩酌のビールや、オフィスで食べていたお菓子を我慢する。これでは本末転倒なのだ。災害があったときには、国は経済を冷やさないように努めなければならない。復興に使う予算は大変な金額になる。これを経済の伸長によって得られる税金で賄うのが筋だ。ところが、募金や義捐金で何とかしようとすると、経済が冷え込む。災害によって暗くなった国民の心は、手元のお金の減少でさらに暗くなる。日本政府は本当にすかたんだ。東北の震災のときには「復興増税」などという、無謀な税を新設した。これを実行した財務官僚は、大出世の道を歩いたのだろう。今回はどうなるのか。能登地震は激甚災害に指定されたのだから、国はまず、補正予算を組んで素早い復旧を図り、すぐさま景気対策を打つ必要がある。経団連は消費税を19%に引き上げるよう政府に申し入れしたと聞いたが、こんな団体は早く消滅させなければならない。消費者のことを考えない企業経営者は撲滅に値する。しかし、与党の自民党はこのアホ団体から多額の政治献金を受けているので、いつも引きずられる。いま、自民党内部では、派閥の潰し合いが行われている。積極財政派が多い清和会が身動き取れなくなり、財務省とズブズブの宏池会が党内を牛耳る形になった。これは、財務省と岸田の画策だと見ている。財務省と岸田の関係は、最近よくなかったと聞いていた。が、清和会潰しについては利害が一致した。岸田は「恨」の人だ。どういう理由かは知らないが、安倍さんが嫌なのだろう。安倍さんが亡くなったと聞いたとき、気持ち悪いほどニヤニヤしていたという。東大を3回落ちて早稲田に行った、と言われているが、早稲田を2回落ちて3度目に早稲田に行った、が正解かもしれない。学歴についても世間に対する「恨」があるのかもしれない。どうでもいいが、一国の首相が、自分の小さな「恨」で1億以上の国民の生命や生活を左右するなど、狂気の沙汰というものだ。話を戻すが、いま必要なのは、経済を盛り上げることだ。募金や義捐金など必要ない。政府がどんと予算をつけ、景気刺激策を打ち出して国民に安心感を与えることで、人は金を使う。これなくして、復興などあるものか。訳のわからないNPOだとか、外国人だとかに湯水のように金を使い、公金チューチュースキームを拡大し続けている自治体や政府にとって、復興予算くらい何とでもなるだろう。天下りも禁止し、NPOも一旦廃止し、外国人労働者(ばかりではない。移民と言えるもの)についても見直すことで有効な金は生まれるだろう。政治家が利権に群がって己の私腹を肥やすことに躍起になっている現状では、先行きが暗い。地方自治体にも外国勢力に取り込まれ、ろくなことをしない。北海道、東京、静岡、愛知、大阪、沖縄……、尋常ではない。しかし、広島の一つの市の市長が奮闘している。本来の日本人のあるべき姿を示している。そういう地方自治体が増えれば、少しずつ変われるだろう。しかし、「目先だけ、自分だけ、金だけ」の政治家や経営者が増え過ぎてどうにもならない。とことん追い詰められないと、日本人は変われないのか。とことん追い詰められたときには、もう遅いと思うのだが。。
2024.01.12
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随分前から「煽り運転」が社会的問題になっている。煽り運転の挙句、高速道路上で車を停車させ、煽り男が被害者夫婦を降車させたところ、後続車によって夫婦とも轢死されたという悲惨な事故が引き金となった。刑罰が重くなったが、煽り運転は一向にやまない。車載カメラが普及したせいで、SNSなどで拡散され、一層増加傾向にあるのではないかと思われる(錯覚かもしれないが)。かく言う私も、よく煽り運転された。「した方じゃないの?」と言いたい方も多いかもしれないが、私は絶対に煽り運転はしない。ちんたら走る車を煽っていても、何のメリットもない。自分は自分の速度で走るために、速やかに追い抜くか、正当な方法で追い越すのみ。スピードは出すが、それは飽くまでも嫌いな「運転」から早く解放されたいからで、人の運転にうざ絡みしてまで、運転時間を伸ばす必要性を感じない。で、煽り運転してくる人間のこと。分析すると、3パターン。●スピードの出る外車に乗っているスピード狂スピードを愛するから外車に乗っているのかもしれない。そういう人は、昼間でもヘッドライトをつけている。私は速やかに追い越し車線をあける。ベンツとBMWのハイクラスはほとんどこういう人種。わかりやすいので、問題外。●イチビリVOXYやNOAHに乗ってる若い男に多い。家族を載せていても、煽る。とにかく早く走りたいのだと思う。よく走る車だから、気持ちもわかるのだが、車高もあるし、人も載せていいるのだから、少しはおとなしくしなさいよ、と思うが、この手の車が追いついてきたら、さっと車線を変えて譲る。何なら、すかさず後ろに入り直して、スピード運転の恩恵に浴する。(私の車は車高が極めて低かったので、ワンボックスカーの運転手には余り注視されなかった)●謎のおっさんルームミラーで確認するも、イケてない、ダサいおっさんがひたすら煽ってくる。しつこい。車線を譲るとおっさんも車線を変えて私の後ろへ。カメムシばりの屁でもこいてやりたいが、私の大切な車ちゃんはそんな下品なことはできないので、覚悟を決めて攻防する。常に私には勝算があった。相手は大した車じゃない。大抵プリウスクラス。プリウスなんぞに乗ってるおっさんは、道のことや、その時間帯に走っている車のことを知らない。私は、一時期(15年以上)電車にほとんど乗らず、車ばかりで移動していた。仕事柄(かさばる納品があったり、得意先が電車で行きにくい場所にあったり、持参荷物の多い取材の仕事が多かったりなど)致し方なかったということなのだが、「頭にマップルが入っているのか」と言われるほど道には詳しかったし、各道路の状況を把握していた。サンドラ(サンデードライバー)のダサいおっさんに負けるわけがない。かくして、トラックの間をすり抜けたり、信号のタイミングを利用したりして、常に勝利していた。(トラックの運転手は煽られている私に気づくと、煽りオヤジ阻止に協力してくれた。と思う)が、煽られている間のイライラや、面倒臭い感じは、いま思い出しても嫌になる。好男子が煽ってきたのなら、違う方法でやり返せたかもしれないが、粘着型の煽り運転手は、キモい、ダサい、イケてないおっさんだから閉口する。いまでは、仕事で車に乗ることがほとんどないので、高速道路の進入路を気にすることもなく(白バイや覆パトが入ってくる)、オービスを気にすることもなく、のんびり運転できる。と言いながら、アクセルペダルに足を置くと、自然と「いったれー」という気持ちになるが。のんびり運転していると、それはそれで煽りに巻き込まれるのだが。高速なら、左車線で他の車に合わせて走っていれば、大ごとにはならない。逆の立場に立ってみてわかった(余り車に乗らなくなり、SNSで拡散される映像を見るだけの傍観者になってという意味)。●煽り運転をする人間は、知能レベルが低い。車載カメラを搭載している車がこれほど増えているのに、証拠を取られていると認識できない。煽り運転が厳罰化(場合によってだが)され、刑期が伸びたのに、意に返さない。煽った側が事故を起こすパターンも多いということが理解できない。煽りが「かっこいい」と思っている。……日本人ですか?気の小さな日本人はやらないでしょう。やるメリットも全くないし。「人格破綻者」としか言いようがない。結論です。
2023.12.18
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このところ(ここ半年)、おなかが冷えるようになった。以前なら、冷たい飲み物がおなかに入ってきたら、燃焼系と化して、冷えを防いでいたのに…。ただし、3年ほど前から、冷房の効いた部屋でカップのアイスを食べると、その後下すようになっていた。バーのアイスなら大丈夫(何の確認? 言い訳?)。愛飲しているのは、タンブラー(無印良品の)にたっぷりの氷を入れ、並々と注ぐスタイルのワイン。※汚れていたらすみません^^;部屋が暗いので、確認不足。。食べ物と一緒に飲むのが常だが、食べ物が冷たいとか、スナックなどの温度がないものだと、おなかが冷えるようになった。タンブラーワインを愛飲し出したのは15年以上前なので、ここ半年の変化は、私にとって大変ショッキングなことだった。仕方ない。27cmも腸を切ったのだから、発熱効率が下がるのは必然だろう。冷房の効いた部屋でタンブラーワインを飲んでいて気づいた。9月の出来事だった。(冷えた腸に起こる悲惨な出来事はここでは記述しない。必要ならリクエストを。別ブログで詳細を記載する)それから、気をつけていた。一緒に食べるものを熱いものにしたり、横に熱いお茶を置いておいて、タンブラーワインと交互に飲むようにしたり。実においしくないし、酔えない。味がおいしくないわけではないが、神経を使うと、そちらに気が削がれて飲酒を楽しむことができない。自然と酒量が減る。それはそれでいいのだが、楽しさは半減する。10月、急に寒さがやってきたときは、温かい飲み物を模索した。よい酒は置いておいて、安い酒を温めると、途端によくないアルコールの匂いがする。お湯割、レンチン、お茶割り…。家にある酒はワイン以外、頂き物ばかりで、いい酒かどうか定かではないが、飲めたものではなかった。昔のように、何も気にせずに飲める手立てはないものかと考えた。11月、また急に寒くなった時に思いついた。通常はシャワーで済ませていた入浴だが、シーツを秋物に交換するタイミングで風呂に湯を溜めた。残り湯を洗濯に使おうという貧乏人の算段だが、このときに、「湯に浸かりながらなら、腹が冷えないのではないか」と、風呂場に缶ビールを持ち込んだ。大正解!気分よく飲める!腹は温かいまま。が、が、風呂の換気口が廊下に向いていた!うちは、エレベーターのすぐ横の部屋で、同じ階の皆さんは、うちの前の廊下を通って自分たちのおうちに向かう。風呂場の物音は、廊下に筒抜けになる。歌が歌えない!!!くそぉーーー。ストレスや酔いを発散するには歌が一番なのに!静かに飲んでいたら、酔いが回ってきたので(もちろん、入浴前に下地が出来ていた)、早々に入浴タイムを切り上げた。難しいなぁ。おなかを冷やさずにタンブラーワインを飲む方法を考えねば。「腹巻」などというアドバイスは不要。腹巻が誰に有効なのかわからないが、私は原始人なので、寝るときの靴下、手袋、腹巻といった防寒具は、逆効果になることが実証されている。必要なら、別のブログで解説するが、小手先の邪道が通じる体ではないのだ。腸って、伸びるのか?頑張って、いっぱい食べたりすると、元どおりになろうという力が働くのだろうか。胃は多少伸びるらしいが、腸に関しては……聞いたことがないなぁ。とりあえず、タンブラーワインを飲みながら、このブログをアップすることにする。
2023.12.14
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自民党の裏金疑惑からの、安倍派閣僚大量更迭からの、岸田政権はいずこへ〜が話題になっている。「安倍派」と連呼するマスコミも、あっち系言論人も、宏池会も、亡き安倍元首相に何もかもを押し付けて幕引きを図ろうとしている。という構図に見えるが、そう甘い話ではないと私は思う。東京地検特捜部が動いている。かなり力を入れているのがわかる。時間もかけているし、事情聴取している人間の数も多い。逮捕者が出ると言われている。ロッキード事件再来かと思わせる。いや、今回は疑獄事件というほどの話ではないが、米国との関わりの中で起きているということだ。首相を退任した安倍さんが、パーティー収益に関する現金授受の実態を知って「現金はダメだ。振り込みにするように」と指示したと、元NHK記者が証言しているが、ビジネスの世界で現金授受などあり得ない。たまさかそうせざるを得ないときは、領収証、収入印紙、実印を用意し、現金を受け取ったその足で銀行に入金に行くなど面倒な作業を余儀なくされる。後に待ち受けている税務調査の時にいかなる追及にも返答できるようにだ。安倍さんの指示は至極まともだが、それを良しとしないのが政界だろう。裏金は必要不可欠なのだ。「利権」を得るために、裏金が活用される。出す方、受ける方、共に帳簿には載せない金。公認を得るため(政党支部や地方議員を動かすため)に主に裏金が使われるが、国会議員になれば、たちまちにして「利権」構造の中核に君臨できる。業界団体を従え、家族企業に恩恵を与え、献金や事業利益を欲しいままにできる。似たような構造で、せっせと自分の懐を肥やすために働くのが官僚。政治家をだまくらかし、洗脳し、官僚の思う方向で法律を作らせる。法律を作れば、それに準ずる組織を幾つもこしらえて、出向先、天下り先を増やすことができる。そして、政府はその組織に補助金をつける。関連する業界団体は、補助金、助成金の恩恵に与る。政治家はそれに乗っかって、関連する業界団体から献金を受けたり、パーティー券を買ってもらったりする。気をつけなければいけないのは、その原資は全て「税金」ということだ。政治家も、官僚も、関係機関も、関係団体も、税金の紐にぶら下がっていて、その頂点には「財務省」がいる。国民が幾ら税金を払っても、払っても、「増税」「増税」言う財務省は、この構図を広げたいと思っても、縮小する気など全くないのだ。政治家たちが関心のあるのは、利権絡みの政策だけ。「移民」「再生可能エネルギー」「インベスト岸田」誰に利益をもたらすか考えればすぐに構造がわかる。(経団連〜中国〜議連の議員、米国)絶望的に手遅れな感じがする。「自民党なんて、ぶっ壊れてしまえ!」言うは易し。が、外交、国防、経済だけは、他の政党に任せてられない。とはいえ、今の自民党にこの三つを託せる政治家も見つからない。どん詰まり日本。
2023.12.14
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怖い主治医「風邪引いてる?」私「いえ…。風邪は引いてませんが…。どの数値が…」怖「CRPが上がってるね。白血球もすこしね」私「……」怖「心あたりある?」私「いま現在はないんですが、たまに謎の発熱があります」怖「どれくらいの?」私「7度5分から8度くらいです」怖「悩ましいところやね。どうしてるの?」私「寝ます。飲み食いやめて寝てたら、丸一日か、長くて1日半で回復します」怖「そういうことやね」先ごろの診察のときの、怖い主治医との会話。私の心の声の解説を入れます。怖「風邪引いてる?」(唐突やなぁ。何を見てそう思ったのか…。鼻声になってる?)私「いえ…。風邪は引いてませんが…。どの数値が…」プリントアウトした血液検査の結果票に小さな丸をつけながら、言葉を続ける怖い主治医。怖「CRPが上がってるね。白血球も少しね」私「……」怖「心あたりある?」(来たか。体調不良のことを言うか言おまいか…。とりあえず…)私「いま現在(重複しとるがな)はないんですが、たまに謎の発熱があります」怖「どれくらいの?」(いつの話をしよう。平均的な数字を言うか)私「7度5分から8度くらいです」怖「悩ましいところやね。どうしてるの?」(『悩ましい』の誤用はやめよ。私はモンローではない)私「寝ます。飲み食いやめて寝てたら、丸一日か、長くて1日半で回復します」怖「そういうことやね」(どういうこと?)会話終了。(再発は? 転移は? 新たな病巣の発現は? 熱の意味は? わからんーーー)これでいいのでしょうか。退院後、CRPが上がったのは初めてです。実は、11月に入って、左肋骨下の激しい痛みに見舞われました。2度目は、痛みの余り気絶しました。1時間後に目を覚ましたときは、激しい痛みはなくなっていましたが、胃腸の働きが激しく悪いことが自覚できたので、その後3日間絶飲食しました(少量の水のみ摂取)。そしてその後も20日間近く断酒し、食べ物にも注意しました。1度目のときは2度目ほど痛くなかったのですが、肺か心臓への圧迫を感じるというこれまでにない症状があったので、次の診察で何か出るかも、という恐怖心はありました。結果として、CRPとWBC(ボクシングのタイトルみたいだけれど、白血球)に若干現れました。が、「そういうこと」で済ませることにします。大したことではないのでしょう。そう思えば、大したことはないと思えます。現に、現在苦しい、痛い、下痢が止まらないといったような症状は全くありません。そうやって、5年間を過ごせればよいのですが。。5年間なんて、あっと言う間ですが、私にとってはそうではないかもしれません。んなことをいいつつ、怖い変態主治医との会話を思い出して、ちょっとウケていたり、怖い主治医が血液検査票につけた小さな丸を見詰めながら「気ぃ小さい人やねんなぁ」と、微笑ましく感じる昼下がりであります。(嘘つけ! 罵倒の言葉が出かかっとるがな!)
2023.12.13
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「肉を食べると長生きする」「1日1万歩でガンにならない」「ポジティブ思考で病気撃退」どれも正しくて、どれも間違いだと思う。「肉を食べると長生きする」これは皆さんがよく言う「年取っても肉を食べられる人が長生きする」が正しいように思う。肉、とりわけ牛肉を食べるとパワーが出る。翌朝の元気さが違う。肉をたくさん食べると確実に実感できることだ。が、私のような人間は、毎日牛肉を食べたいと思わないし、食べると確実に消化器を壊す。「100歳になっても、毎日ステーキを150g食べている」なんておじいさんの話をニュースで紹介されることがある。50歳を超えた日本人の半分は胸焼けするのではないだろうか。自分の倍生きた人が、今の自分でも無理なことをしている。この事実は、100歳生存を可能にする奇跡なのだ。「1日1万歩でガンにならない」海外(欧州)の追跡調査で明らかになった事実。『ウォーキングの歩数に関する実験。対象:8万人、追跡調査期間:6年間毎日1万歩歩く人は、5千歩しか歩かない人より20%ガンの発症リスクが下がった』というものがある。一方、『ウォーキングの最適歩数は8千歩』という実験結果も発表されている。1万歩も歩くと疲れから免疫力が低下して病気に罹患しやすくなったり、(足首や膝など)身体の故障を招き、場合によっては歩行能力が下がり、寝たきりにもなるというもの。どちらかというと、後者の方が正しいと思う。私も退院以来、できるだけ歩くようにしているが、1万歩も歩くと結構疲れる。1万歩以上歩いたのは多分、この半年で1回しかない。それも、意図的に歩いたのではなく、自転車の使えないとき(雨)に出かけて(友人との会食)、あちこち歩き回ったということ。ウォーキングは大抵6千歩程度にしている。私はインナーマッスルも強いし、下腿の筋肉も豊富にあるが、1万歩は疲れる。普通の女性なら、4千歩でもいいと思う。前に戻って、ガンの話だが、ガンに罹患した患者の多くは筋肉量が足りないことがわかっている。再発をしたガン患者についても同様だ。ガン細胞が筋肉組織を破壊するのか(ガンによるエネルギーの消費が筋肉の消費を導くとも)、筋肉量が足りないからガンが成長するのかははっきりしないらしいが、ガン患者が細くて筋肉が少ないのは間違いない。(私はこれに当たらなかったが、退院したときの筋肉量の減少具合には驚いた。ウォーキングや日常生活で以前には及ばないまでも、ある程度取り戻すことができている。しかし、今度「握力が落ちた」「歩幅が短くなった」と気づいたら、再発に違いないと覚悟している)というわけで、筋肉量が少ないゆえに5千歩しか歩けない人だから、1万歩歩く人よりガンに罹患する確率が高くなった、というのが私の見解だ。1万歩歩いたからガンにならなかったというのは、因果関係に不足があるように思う。肉を食べると長生き〜と同じ理論だ。「ポジティブ思考で病気撃退」これはそうだと思う。学術的なファクトを持ち合わせていないので、あくまでもイメージだが。物事をポジティブに捉えられる人はいつも元気なように思う。いつも笑顔で声が大きく、活動的な人には、不運や病気が寄り付かないだろう。しかし、そうでない人が「ポジティブ思考に変える」ことができるだろうか。いつも心配性で、ネガティブで、運動も余りせず、インドア派で、陰に籠るタイプの人がいきなり「ポジティブシンキング」ができるわけがない。できないことを「しよう」という無理なことを言っても意味がない。つまり、意味のない示唆をもってして、医療や生活の場に踏み入ってきて、誰の役にも立たない言説を振りまいているということになる。この手の話が日本には多い。日本人というのは、イメージや思い込みが通じる民族だからだろうか。人に騙されやすく、有名人の言質を信じやすく、テレビに支配されている民族……そういうことだろう。私は昔から人の言うことを余り信じない人間だ。しかし、自分がつくった人のイメージにハマりやすい弱点を持っている。これは、少女漫画のせいだと確信している。我々の世代が昔(小学生〜中学生)読んだ少女漫画は美しい世界だった。汚い大人は汚く描かれていたし、美しい心の男女は美しく描かれていた。つまり、表面の条件を見て、少女漫画の世界と置き換える癖があるのだ。教師は聖職。政治家は偉大。医者は清廉潔白。癖が抜けない。恐ろしい現実を見ても、根底にはこうした昔ながらの日本の伝統的思考がある。変えなければならない。来年から、心を入れ替えよう。医者とて、ゲスい趣味を持っていてもいいではないか。金の亡者でも仕方ない。それが人間なのだから。それでも、医者なのだから。なんのこっちゃ。。
2023.12.08
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……書こうか、書くまいか……悩みに悩みました。でも、書きます。衝撃的過ぎるので、記憶に固定化するのをためらいましたが、これも一つの経験というか、勉強です(?)。12月の最初の日、怖い主治医(「怖い」の所以は、6〜8月にアップしているブログでご確認を)の診察が入っていました。「定期」と言えるほど定期化していませんが、前回からおよそ3ヵ月ぶりの診察です。遡ること20日間ほど飲酒をしていません。11月半ば、劇的な体調不良に見舞われたのですが、原因不明なため、とりあえず飲食を全て断ち、様子を見ながら流動食から再開するという、私の人生にありがちな(15年ほど前から事あるごとに実行)自己流ファスティングを契機に診察までの間、酒をとりあえず抜きました。血液検査をして待合室で待つこと1時間半。ようやく名前を呼ばれたので診察室に。(予約しているにもかかわらずの長時間待ちと、再発の危険のある人間に対して血液検査だけでいいの?という不満と不安は抑えて)私「失礼します」と言いつつ丸椅子に腰掛けた私の顔を見るなり、怖い主治医「痩せた?」ちょっとの間会わなかった友達に言う言葉でっせ、それ。気軽すぎる。医師が患者に言うトーンかいな。私「いえ、少し太りました」怖い主治医、前回と前々回の疲れた表情とは違い、とても元気な様子。怖「体重は?」私「49kgです」主治医は「思いどおり」「順調」といった表情。49kgは嘘です。いつも多めに申告しています。怖いから。順調に体重が増えてないと、表情が冷たくなるのです。怖「ちょこちょこ(LとH)あるけど、問題ないですね」プリントアウトしてくれていた用紙を見ながらの言葉。断酒の効果か、血液検査は問題ないという評価。(ここでの会話は割愛。結構話しましたが)怖「次は3月やね。この日、大丈夫? 時間は?」私「きょうと同じ感じで大丈夫です」毎回この会話。私は一番遅い診察時間を予約します。昼営業と夜営業の間に来られるように。実は、昼営業を終わって来ていては、間に合いません。早く切り上げる必要があるのですが、金曜日は「決戦の日」という、はずせないイベント日なので休むわけにもいかず、さりとて主治医は金曜日しか外来に出ないので、これしか方法がありません。怖「2時半で大丈夫?」私「先生のご都合が悪ければ、変更しますが」怖「いや、あなたが優先です」(いつも、これしかないと言うとるがな!)私「では、この時間でお願いします」怖「この時間は、仕事を終えて?」私「昼と夜の営業の合間です」怖「この後、仕事に戻られる?」私「はい」怖「失礼しました」な、なんで失礼したの?別に、失礼されてないけど。次回予約の話になると、毎回これ(覚えといてくれと言いたい)。怖「次は血液検査だけやけど、5月にはCT撮りますよ」私「1年ですね」怖「そういうこと」私「CTは造影剤の?」怖「あ、あなた造影剤あかんかったかな?」(入院してすぐにやっとるがな。今更なんの情報を思い出したんや!アルコール(消毒)も、アレルギー(薬剤)も、食物アレルギーも何もない前世代的人間の私に、注意点などあるかいな!)私「いえ、問題ないです」と言いつつ、私は視線を右上に移したまま固まりました。怖「なに? なんか問題?」私「いえ、以前の検査の時、服装とかどうしたかなと思って」多分、入院直後にそのままの服装で検査室に行ったと思うけれど、検査時に着替えたかどうかを思い出せない。怖「別に、%&★△♯◯=$みたいなの着けてなかったら、大丈夫よ」私「?!?!?!?!?!」『%&★△♯◯=$』の意味がわからなくてパニック!英単語の意味からすると、下着のことを指しているのはわかるし、それは一般的な用語ではないことが理解できます。一般的な、というのは、私のような平凡な女が着用する代物ではないということ。私「いや、そんな特別な……普通のゆるゆるな…」焦って、言葉になりません。怖い主治医はニヤッと笑った感じがしました。マスクに隠れた口元の詳細は分かりませんが、どう考えても「ニヤッ」です。怖い!!!この後も、体調不良の話などをしましたし、覚えていますが、『%&★△♯◯=$』もですが、「ニヤッ」が衝撃過ぎて、もうどうでもいい。勤務先の店に到着して、早速『%&★△♯◯=$』を調べました。補正下着のようですが、女性目線の補正というより、男性目線の補正のような…。夜営業のときに来店された自称「天満のエロ男爵」こと「ヘルシンキの君」にこのことを話しました。エ「%&★△♯◯=$って、何よ。この俺でも知らんで」私「私も知らんかった。調べたけど、女性でも知らん種類の下着やと思う」エ「そういう癖(へき)があるんとちゃうか? その医者」私「癖? 奥さんに着させるとか?」エ「愛人やろ。奥さんにはさせへんで。医者は変態多いからなぁ」私「自分で着てたりして」エ「変な男増えてるでぇ。ブラジャーしたり、フリルのパンツ履いたり」私「清廉潔白とは言わんけど、真面目な人格者と思ってたのに……」エ「俺でも知らんような、マニアックな下着の名前知ってるねんで、真面目なわけないやろ」医師、外科医、執刀医、外科部長(?)…いかなる立場であっても、職業柄ということで知り得る情報ではない…ような気がします。とすれば、個人的な情報収集力の賜物ということに……。……ショック、というか衝撃的過ぎて、ずぅんと落ち込みました。いや、『%&★△♯◯=$』という単語を発した怖い主治医の闇にも衝撃を受けましたが、私に対して発したということの方が衝撃的でした。私が『%&★△♯◯=$』を着けるような人間だと思ったのでしょうか。それとも、世間知らずのババアを困らせてやれ、とおちょくったのでしょうか。長い人生を生きてきたし、一般人が考える恐ろしいことの大概を経験している私にとっても、このような衝撃はそうそうないことだし、生涯忘れ得ぬ事件になりました。怖い主治医と個人的な話をする関係になることはないと思うので、この続きや後日談は書くことができないと思いますが、とりあえず、今年最後の衝撃的事件をお伝えしました。あー、世間の闇は深い。3月の診察の時には、事前に作戦を練ろう。怖い主治医の本性、まではいかぬとも、闇を少しでも暴く試みを…。待てよ、それまで生きていられるのか?とりあえず、禁酒を解こう。飲まんとやってられん。話はそれからだ。
2023.12.02
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およそ3ヵ月ぶりに髪を切りに行った。もっとマメに行きたいところだが、結構お高いサロンだし、店の近くなのでいまの営業状態だと、休日に行くしかない。で、新嘗祭の日に予約した。久々に顔を合わせたオーナーが「えー、随分イメージが変わりましたね」開口一番、そう言った。私は???だった。全く変わったつもりはなかった。チェアに腰掛けると、矢継ぎ早に聞かれた。「体重増えました?」「化粧、変えました?」「生活が変わったのかなぁ」「ブイブイいわしてるんじゃないですか?」どの言葉にも、無反応にならざるを得なかった。体重は前回より1kgほど増えたが、顔や体型に出るほどの変化はないように思う。化粧…ほぼスッピンだし。生活は全く変わっていない。未だに昼の営業ができていないし、夜も以前どおり週に2〜3日の営業にとどまっている。ブイブイ……なわけない。しかし、オーナーの声色も、質問の内容も、私の顔色や何かがポジティブに変化したことを意味していることは理解できた。私「何か、雰囲気変?」オ「空気が違いますよ。前回の時と」私「明るい? 元気な感じ?」オ「いやー、何ていうのか、全然違います」私「病気する以前に戻った感じ?」オ「いや、もっとパァっと明るい感じ」「……」全く思い当たらない。生活は、退院以来ほとんど変わらないし、体調もさほどよくない。来週にはいよいよ怖い主治医の診察が迫ってきているので、心もどんよりしている。もし、これかな、と思うことがあるとしたら、10日ほど飲酒していないことか。来週の診察に向けて、万全を期しているのだ。というより、体調が劇的に悪くなったのを立て直すために酒を抜いたのがきっかけで、このまま診察まで抜いてしまおうというわけだ。入院した時も、10日ほどしか抜かなかった。診察まで抜いたとしたら、20日近くになる。これで何かが引っかかったら、再発か、新たに病巣ができたかしかないだろう。即入院、ということにならない限り、診察後にはすぐに飲める。診察当日には時間的に無理だが、翌日には行きつけのとんかつ屋でおいしいとんかつをビールとともに食し、ぷふぁーっとやろうと画策している。それをモチベーションに、日々、麦茶でしのいでいる。酒を抜いたとて、「寝覚めがよい」「体調がよい」「食欲がわく」などといったよいことなど全くない。私の飲み方は、寝覚めが悪くなったり、体調を崩したりするような刹那的な飲み方ではなく、大抵同じくらいの量(日あたり)を同じようなペースで飲む。いわゆるオヤジ飲みだから、酒で体に影響を与えるようなことはない。が、顔色や、髪のツヤなどに変化があるかもしれない。美容に疎いので、自分では気づかないが、いろんな女性を毎日見ているオーナーには、私の変化がわかったのかもしれない。それにしても、パァっと明るくなったとはどういうことか、理解できない。憑き物が落ちたか。病のオーラが晴れてきたのか。いずれにしても、よいことのように思う。髪型を少し変えてもらった。気分が少し上がった。余り寒くなかったので、3000歩ほどの道のりをいそいそと歩いて帰った。ただ、「ブイブイいわせる」ほどの元気は生涯出そうにない。オ「そうですか? オヤジたちにモテるでしょう?ブイブイいわしましょうよ」そ、そうですか。。ブイブイねぇ。来週の診察で、全く問題なかったら考えることにしよう。そんなことを言いながら、実は、入院を覚悟して、パジャマを幾つか購入している気の弱い私なのだ。
2023.11.24
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2023.11.11. 17:48梅田ヨドバシカメラの対面・JR側に到着。既に有本さんの声がする。少し話されて、河村名古屋市長にバトンタッチ。ほどなくして消防車のサイレン、救急車のサイレン。ちょっと演説を中断してから再開。いつもの名古屋弁(三河弁?)に飽きる前に百田氏にバトンタッチ。すると、連続して消防車、救急車が現場前に到着。赤色灯を点灯したままJR側に停車。群衆から、「嫌がらせか!」「どけろや」の声。が、皆静かに動静を見守る。消防隊員が「通報された方いらっしゃいますか?」隊員に近い方は事情を聞いておられる様子。20台以上の消防車と救急車が停車する中、百田氏が演説を再開。ほどなくして、パトカーが次々に到着。街宣責任者を通じて中止要請。百田氏がどうしても、と1〜2分喋り、終了。警察から、「ゆっくりこの場を離れるように」と言われ、人々は帰途に。※百田氏のXよりこれが、昨日の日本保守党大阪街宣活動の顛末。その後のYouTubeライブで、百田、有本両氏が「警察で、将棋倒しになったというような通報があったのではと言われた」とおっしゃっておられた。どんな規模の将棋倒しなのだ。だとしても、これだけの消防車と救急車が駆けつけるということは、大変多数の通報が入っていると考えられる。以前、住んでいたマンションの下階から女性の悲鳴のような声が聞こえ、結構継続していたので、警察に「DVの疑いあり」と通報したことがあった。駆けつけた警察は「多数の通報があった」と言い、3班ほどの警察官が集結した。結果、電話での喧嘩だったというオチだが、通報が多いと、集まる警察官も一人や二人ではないということだ。これは、消防に入電記録を開示してもらわねばならない。夕刊フジか産経新聞にでも頑張ってもらおう。警察の中止要請が正しかったかも検証する必要がある。地上で演説を聞いていた人たちに問題や混乱はなかった。後のYouTubeライブでは、JR〜阪急の歩道橋が通行できなくなっていたと知ったが、それは、そこを解除するように誘導、警備すればいい。何の混乱もしていない人々を無理やり散会させる権限が警察にあるのか。道路使用許可を事前に取得していたにもかかわらずだ。警察も消防も府の組織なので「維新の嫌がらせだ」と断じる人もX上やYouTubeのコメント欄で散見されたが、そう思っても仕方ないほど未曾有の消防車襲来だった。大阪市内北部の消防車や救急車が集結したのではないかと思うほどの台数で、事件や事故もないのに撤退しない様子や、すかさず警察が中止命令を出すのは、何かあると疑ってもおかしくない。名古屋や東京では、何の問題もなく街宣活動ができたのに、大阪はこの体たらく。情けない。誰がやったのか、明らかにしなければ、日本保守党の大阪街宣は今後実現しないかもしれない。警察も圧力をかけるうってつけの事案になった。これでは市民、府民も集まりにくい。あっち系の人々は本当にうざい。人に迷惑をかけることや、社会を混乱させることを厭わない。もしこれが反対の立場だったら(あり得ないが)、現場は、それこそ罵声が飛び交う大混乱の極地になっただろう。飯山陽氏が保守党の結党パーティーのことを「あっち系の、独特のやさぐれ感を醸す人が全くいなかった」と言ったのには笑ったが、本当に昨日の群衆も普通の人々だった。身なりもきっちりし、変な髪の色や崩れた服装の人は一人も見なかった。20〜30代の人は1〜2割だったように思うが、共産党のような年寄りの集まりではなかった。皆、おとなしく、静かに、時に笑い、時に拍手して演説を聞いていた。ヤジも、変な音楽も、帰れコールもなかった。しかし、中止命令が出てしまった。マジョリティの静かさに付け込まれたあっち系の暴挙と見て間違いないのではないか。マジョリティが目覚めなければならないが、発信力のあるマスコミがみんなあっち系なので、ローカルコミュニティを幾つか立ち上げて、地道に発信するしかないのか。今は、百田氏、有本氏が発信の中心だが、もっともっと必要だし、プラットホームも拡大しないと。スカタン岸田を引きずり下ろしたところで次の政権は……と考えると絶望的になっていた人々が、さらに絶望的になった出来事だった。
2023.11.12
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私は平気で「ブス」と言う。もちろん、いい大人になってからである。子供の頃は一切言わなかった。多分、40後半になってからだと記憶している。といっても、ごく親しい人との会話の時に限定している。なぜか?女性や、結構上品な人からは注意を受けるから。ではない。そんな注意をする人には、「ブス」の意味がわからないのだと理解し、言わないようにしている。(言われる前に自制しているということ)子供の頃や若い頃に言わなかったのに、今、あえて言う意味は、「心が汚い」「心が貧しい」「心が卑しい」「いじわる」「せこい」「卑屈」などといった、貧困な心根が顔に出ている人を「ブス」と思っているし、年を経てそれがわかるようになったからである。30年近く社長を務め、10年もの間飲食店を営んでいる(ダブっています。もちろん)と、それはそれは多くの人と出会い、付き合い、会話を交わし、信頼関係や利害関係を構築し、時に裏切られ、陥れられ、ひどい目に遭わされてきた。こちらは真面目に、バカがつくほど正直に商売をしてきたので、そういう人(ブス)は自然と見分けがつくようになった。そして、そういう人は共通の顔相を持っていることがわかった。自分勝手で、人のことを顧みない、自分第一という傲慢さが顔に出ている。幾ら造作が美しくても、こういう醜悪な顔相を持っていればそれは「ブス」である。このことを理解している人は私が「ブス」といった人の何がブスなのかを瞬時に解してくれる。やはり、年齢も同じくらいの人ばかりだ。百田直樹氏が以前おっしゃった。百田氏は「ブサイク」という言葉を使って人を揶揄する。傍の有本香氏が「やめなさい」と注意する。有本氏は、造作のことを言っているのだと誤解している。百田氏はすかさず「人間、40年も生きたら、生き方が顔に出るんや。生き方が悪いから、ブサイクになるんや」と返す。私と同じ理屈だ。有本氏もわかってはいるが、ネットという公の場で言う言葉ではない(我々世代は、外見のことをとやかく言うことには極端に否定的な教育を受けた)という常識がまず最初に来るのだろう。百田氏は「ブサイク」と言ってはばからない。それは百田氏がブサイクではないからだ。ブサイクになるような生き方はしてこなかったという自負があるからだ。私も、人を指して「ブス」と言ってはばからない。それは、ブスな生き方はしてこなかったという自信があるからだ。……だ、だが、造作的なブスであることは否めないので、百田氏のような万人に向かって言葉を吐くほどの自信はないが。今の日本、ブスやブサイクが街に溢れかえっている。己のことのみ、権利、権利、また権利。義務も奉仕も献身もあったもんじゃない。そりゃそうだ。政治家も、官僚も、マスコミも、皆ブサイクとブスの集合体になっている。私はもう5年以上テレビを観ていない。出演しているコメンテーターやタレントの多くがブサイクとブスばかりだからだ。観ると決まって暗い気持ちになる。私が「ブス」と思う人がいなくなってほしい。気持ちのいい世の中をつくるにはどうしたらいいのか。教育からか……30年後になってしまう。私がこの世にいる間には……絶望的だ。。
2023.11.04
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10年振りくらいだろうか、きょう眼科に行った。飛蚊症(といっても、蚊は飛んでいなくて、模様が見える)が進んだなと思ったのと、朝が多いのだが、心臓の鼓動に呼応して視界が変わるのが気持ち悪いというのが主な理由。それくらいで?と思われるかもしれないが、目の異常はわかりにくいし、年齢的に何かあってもおかしくないので、10年放置したこと自体が問題だと思う。加齢とともに心配になるのが「緑内障」「黄斑変性」「白内障」だ。眼球が出てくるほど眼圧が高くなったら、もう遅いかもしれない。少しでも早く発見できれば、発症を抑える薬もあるようだし、最近は「正常眼圧緑内障」も増えているそうなので、体に大きな不具合がわかったタイミングで、目も検査してもらおうと思ったのだ。私が行った病院は、20年以上前からかかっているのだが、最近改装したり、先生が大幅に変わったりしたので何か嫌な感じがしていたのだが、危惧してしたことが大当たりだった。過去5年に受診していない患者のカルテは廃棄したとのこと。以前は、5年以上振りに受診しても、昔のカルテが付いていた。廃棄するのなら、電子化する必要があるだろう。総合病院ではないが、大学病院の分院なので、5つの科がある。「内科」「眼科」「皮膚科」「耳鼻咽喉科」にかかった経験がある。耳鼻咽喉科は何でかかったのかすっかり記憶にないのだが、眼科は少なくとも5回はかかっている。以前の受診歴はすっかり消されているので、今回の検査結果は全て私からの申告になった。最初は視力検査。失敗した。診察室に入る直前までスマホを見ていた。SNSをチェックしたり、ゲームをしたり。長時間スマホを見ると、遠くに焦点が合わなくなる。当然視力検査に影響を与える。前回受診したときは1.5と2.0の間だった。その前は2.0。中学以降、ずっと2.0だったので、前回は少し悪くなっていたことになる。今回は、0.8と言われた。スマホ……失敗だった。それと、目がいい人は老化すると乱視になると言われている。乱視補正すると、1.2らしい。乱視か…。年を取るのは怖いなぁ。年齢のこともあるので、眼底検査もしてもらった。眼圧正常硝子体の濁りは正常範囲眼底異常なし白内障なし(20歳と比べるとあるかな程度)との診断。「大変恵まれた目でいらっしゃいます」らしい。老眼になるまでは、目にストレスを感じたことがなかっただけに、見えないストレス、眼鏡のストレス、目が乾くとか、しばしばする、疲れると行った違和感がとても不快だったのだが、大変恵まれていると言われて、人間は、ないものねだりをする生き物だとつくづく感じた。目に異常がないのなら、脳の問題を疑わなければならないが…。実は、脳の検査は一度も受けたことがない。生まれてこの方、「頭痛」がほとんどない。歯痛からくる頭痛は経験したことがあるが、肩こりからとか、寝不足からとか、疲労からとか、何かの理由がわかっている頭痛は多少あっても、長く続く、突然痛くなる、動けないほど痛い、といった頭痛は経験したことがない。強打した、こけた、殴られたといった外科的な問題もなかったので、脳関係の病院に行ったことがない。が、連れ合いの介護のストレスからか、閃輝暗点を19年に発症してから、何度か起こっている。今年の入院までに、10回ほど起きているかもしれない。これを機に、脳の検査も行ってくるか。え、どこに行ったらいいの?全くわからない。突然総合病院や大学病院に行けないので、紹介状がいるはずだ。どこに書いてもらおう。大変だ。そこにもお金を払わねばならない。ややこしいシステムだなぁ。
2023.10.17
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以前はテレビの中だけだったように思うが、いまはネットの世界(動画、文章共)でも変な接続詞や接続助詞が跋扈していて、気持ちが悪い。最初は、ホリエモンがテレビ局買収だか、国会議員立候補だかでテレビに盛んに出始めたときに感じた。「思っていて」という表現。多分、このブログでも以前に書いたと思う。若い人が言うのは容認できたのだが、最近は、年寄りも使う。きちんとした政治家や言論人も使う。市民権を得たのかと思うが、未だに気持ちが悪い。「思います」と締めればいい。「いて」をつけると「意志」感が弱まるし、周囲の人の同意を乞うているような感じにも聞こえる。昔は、「思う」に「いて」はつけなかった。「思う」「思っている」で何が問題か。「ただ」というのも、耳につく。正式には、「ただし」という言葉だろう。しかし、「ただ」は、軽く、極めて軽く使われる。「ただし」は、前言(前文)を半分否定したり、前提を提示することで、前言の範囲を限定したり、規定したりという厳密な意味を含むのだが、「ただ」になると、単なる接続詞のような使われ方をする。間合いやオチを重視する関西人ならまだしも、素人は接続詞で時間稼ぎする必要はない。しかし、「ただ」を使うと、次の話が何か重みがあるような錯覚を与える。別に大した話ではなくても、耳目を惹きつけるのにはいい言葉なのかもしれない。が、次の話に繋がらなければ、何の意味もない。大抵がこれだ。「とは思う」は、気持ち悪さがこみ上げる。「は」は、他者が提示したことや、論評したことについて「自分はそうだと思うが、しかし」という否定の意味や、肯定の範囲を限定するという含みを持たせる表現だ。問題なのは、そういう意味合いを理解しないのに無駄に「は」を使う人が多いこと。要らないだろうと思う。自意識が強いのか、評論家を気取りたいのか、自己顕示欲を表明したいのかと、勘違いしてしまう。他人に要らぬ神経を使わせる言葉遣いは気をつけるべきだ。昔の私なら、「本を読みなさい」と言ったかもしれない。が、いまのジャーナリストや作家の文章は、上記以上のおかしな表現を使っている。「本物の文豪の文章を読みなさい」というしかない。「言葉遣いや語彙は、時代によって変化する」と言われるが、その過渡期には、文章を書く者、正式に発言する者は細心の注意を払わねばならない。日本語の最低限の格式やルールを曲げてはならぬ。日本語ほど精度の高い言語はないと信じている。まだまだ発展できると思うのだが、退化させてはならない。アメリカのような、崩れた言語には優れた文学も、歌詞も、心の表現も実現しないのだから。「大辞林」は、私が最も嫌う辞書である。
2023.10.15
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少し前、8歳(いまは12歳)の天才バイオリニストの話を書き、同い年のときの私は、他人のレンゲ畑に踏み入って、花の蜜をチューチューしていたと暴露した。哀しいなぁ…と思いながら、小学2年生のときのことを思い返してみた。一つ、自慢させてほしいエピソードがあった。こたつを修理した話を恥ずかしながら披瀝した。そして…、もう一つあった!残念ながら、前のエピソードより哀しい話だが、懸命に生きていた幼き清貧一家の次女の記録として書き記しておきたい(大袈裟)。8歳当時は、父の勤務する会社の社宅に住んでいた。薄給なことはどの家庭も同じだが、入社時期や役職のせいで給与や立場に多少の優劣があった。その中で、我が家は最低ランクだった。新参者の上、お嬢様体質の母が周辺とうまく付き合えないので、社宅内のさまざまな動きについていけず、右往左往していた。その一つが「内職」。役職付きの奥様や、乳飲み児がいて時間がない若妻を除き、皆が内職をすることになっていた。しかし、母は尋常ではないほど不器用だし、根気がない。内職に全く向かない生態なのだ。が、「付き合い」がある。内職屋のおっさんは、否応なく商材を母にも押し付けて帰る。一週間に一度、出来上がりを確認するためと、商材の追加のためにおっさんがやってくる。母の割り当ては全く進んでいない。ところが、一階の東端の薮下さんは、すっかり出来上がっていて、追加を要請している。結果、薮下さんはいつも1万円前後の稼ぎに達する。ほかの奥さんも、5千円以上稼ぐ。母は…、2〜3千円がいいところか。それも、必死のパッチである。内職屋のおっさんは、「奥さん、もうちょっとたくさんできませんか?」といつも言っていた。あるとき私が、「お母ちゃん、私がするからもっと持ってきてもろて」と言った。「ほんまか?」とすっかり安心して、おっさんに「いつもより多めに」と言った。おっさんは訝しながら、「それなら」といつもの1.5倍の量の商材を置いて言った。母の作業を見ていて、その効率の悪さにイライラし、「私なら倍できる」と思っていた。私は作業に取り掛かった。部屋の片隅に内職の陣地を作り、効率よく作業が進む配置に商材を置いて無心に作業をする。※グリコのおまけたち(グリコのサイトより)グリコのおまけを作ることも多かったが、女の子用のビーズなどをパッケージする作業があり、端数の商材をおっさんがくれるので、私にとってとてもありがたい内職だった。私の作業時間は、学校から帰ってくる2時過ぎから食事前の4時過ぎまでと、食事後、布団を敷く前のほんのわずかな時間。日曜日はもう少し励んだ。薮下さんは、上二人は小学生で、末っ子は幼児だったが、専業主婦だったので、私より作業時間があったように思う。一週間たってやってきたおっさんに全て仕上がった商材を渡すと鳩豆の顔をして、追加の商材を置いて行った。1ヵ月後、結果、薮下さんはいつもどおり1万円。うちは、1万5千円以上だった。薮下さんがびっくりして、「どうしはったん? 奥さん」と聞いてきた。母はしらぁっと「うち、娘が二人いてますので」と言っている。不良の姉が手伝うわけない。母に至っては、私に全てを任せ、テレビを観たり、昼寝をしたり、週刊誌を読んだりしてのんびり過ごしていた。内職屋のおっさんは、「これから、配送を倍にしますわ。頑張っておくれやす」と言った。清貧一家の次女の内職生活は、その後、一年以上続くのだった。もちろん、小遣いの増額も、礼も何もない。アホの兄も、あさっての母も、不良の姉も当たり前のような顔をして、1万5千円の恩恵に浴している。自慢にならない…か。哀しさ募るエピソードである。※その頃の親父の給料は10万円あったかなかったという記憶。どこかに給与明細(年金の支払い実績)があったので、判明したら追記したい。
2023.10.12
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宅配便を頻繁に利用している。スーパー、ドラッグストア、100円ショップ、300円ショップ、外食店以外、ほとんどの買い物はネットで済ませていると言ってもいい。しかし、いまの居住環境は宅配便に不向きだ。オートロックではないので、「置き配」は少々心配だし、宅配ボックスもない。おまけに郵便受けが激しく小さいので、メール便が入らないことも多い。これまでの自宅は、真逆の環境だったので、重いもの以外は直接宅配業者から受け取れなくても余り気を使う必要がなかったし、重いものは配送日時を指定して確実に在宅していた。物流業界は24年問題がある。突然の話で申し訳ない。物流が逼迫することは確実だ。宅配ボックスや置き配を選ぶとポイントがもらえるという何とも馬鹿げたシステムを官僚が考案したらしいが、そのポイントとやらは、どこからもらえるのか?結局は税金だろう。省益(一つの利権)を物流問題で得ようとするどこまでも姑息な奴らだ。それはさておき、いまの家に引っ越してから、宅配業者にはこれまでもとても気を使っていたが、来年の物流業界がどうなるか不安だし、もっともっと気を使わなければならないかもしれないと思うと気が重い。ここ3ヶ月弱は夜の営業だけにしているので、午前中の配送を指定しておけば、必ずと言っていいほど確実に受け取れた。しかし、昼の営業をスタートさせると、受け取れるのが土曜か日曜(両日は無理。週に一度ということ)。もっと早く欲しいときは、店に配送してもらうか、コンビニでの受け取りなどを選択しないといけない。重いもの、大きいものは難しい。先週、急に寒くなった。夏の間は薄い冷感ケットのみで就寝していたが、それでは寒い。手持ちの寝具といえば、毛布か冬用の羽毛布団のみ。引越しのときに、他の寝具は全て廃棄した。これでは風邪を引くと、慌ててもう少し暖かな寝具を探した。春夏秋で使用できると銘打った布団を見つけた。楽天の「あす楽」システムのある店だったので、1日〜2日で届く(オーダーした時間による)。「土曜日お届け予定」となっている。いかん。土曜日は昼前から出かけて、帰りは夜になる予定。朝なら受け取れるが、時間指定はできない。日時指定ができるのが、翌週の水曜日からとなっている。それまで(一週間ほど)、寒い思いをし続けるのか…。もう一つ手がある。土曜日に配送してもらい、不在連絡票をゲットしたら、日時指定して、日曜に届けてもらうという方法。これはこちらにとっては便利だが、配送業者に2度来てもらうことになる。それは申し訳ない。というわけで、きょうの午前中に配送指定した布団がまだ来ない、まだ来ないと待ちわびている。今朝は少し喉がおかしかった。マヌカハニーを舐めてしのいだ。配送業者に配慮するというのは、とても寒い思いをするということだ。
2023.10.11
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ここのところ、死ぬまでに会わねばならぬ人に会いに行くため、幾度となく鉄道を利用している。30歳くらいから自家用車(会社の)に乗っていたので、余り頻繁に利用することはないけれど、車の距離ではないところに出張に行くときや、雪の時期は鉄道を利用していた。しかしそれも、店を始める10年以上前までのことで、父が亡くなって実家(三重県志摩市)に帰ることもなくなり、前職もやめたので、出張生活も終了。唯一あったのが、連れ合いの親戚に会うときや法事のときに新幹線を使うくらいだった。大阪だからか、日本全国どこでもそうなのかは知らないが、鉄道を使うのが激しく便利になっている。●地下鉄(大阪メトロ)、私鉄各線、JR(近畿圏。範囲あり)ICカード「PiTaPa」で入退場。私の場合はポストペイを利用しているので、チャージの面倒もない。カード利用割引がある。私鉄各線、JRにも割引が適用される。●近鉄ネットで会員登録し、特急券を予約。支払いはクレジットカード。以前は予約票を出力して窓口に持っていき、チケットと交換すると同時に乗車券を購入するシステムだったが、いまは携帯の画面に予約状況を提示できれば窓口に行く必要もない。検札もないし、「クレジットカードの携行を」と指示されるが、提示したこともない。入退場は「PiTaPa」。乗車費用はポストペイで支払い。「PiTaPa」入場は名古屋でも可能。車内でのフリーWi-Fiはアカウント登録で利用可能。※大阪ー名古屋 特急 ひのとり●JR(新幹線)ネットで会員登録し(スマートEX)、乗車券つき指定席券を購入する。支払いはクレジットカード。入退場はICカード「ICOCA」。ネットでの予約時に入退場のカードとして使用登録の必要あり。私のカードはチャージ型なので、新幹線以外のJRを使う場合はそこから支払い。以前の新幹線のチケットは「大阪市内」というおまけがついていたが、それはない。携帯にインストールするタイプのアプリもあるが、これを使うと決めたら、現物としての「ICOCA」カードは無効化する。解約するのが面倒なので、私はカードを使用している。新幹線の改札口に入るとき、「EX利用票」というのが出力される。特に利用する方法がないが、座席の確認はできる。車内でのフリーWi-Fiはアカウント登録で利用可能。近鉄特急も新幹線(S Works車両なら必ず)も座席にコンセントが付いていて、携帯に充電することができるので助かる。事前に予約でき、全席指定の列車でも安心して乗車できるのがいい。ネット予約の客は支払いが確実なので、検札の必要もなく、寝ているところを起こされることもない。実に便利だ。が、携帯を忘れたら終わり。ま、何にしても、携帯ありきの世の中だが。これからも、あちこちに行くので、鉄道利用が便利になるのはありがたい。
2023.10.10
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前回、8歳(いまは12歳)の天才バイオリニストの話を書き、同い年のときの私は、他人のレンゲ畑に踏み入って、花の蜜をチューチューしていたと暴露した。哀しいなぁ…と思いながら、小学2年生のときのことを思い返してみた。あった!私にも、少々自慢させてほしい話が。寒い日の夕刻。19時を少し回ったくらいだっただろうか。こたつの温もりが消えた!安普請の隙間風ピープーの社宅の我が家にある唯一の暖房器具のこたつが壊れた!母が匂いを嫌うので、石油ストーブがなく、そのころは、電気ストーブやファンヒーターがあったかなかったかわからないが、一般的な暖房器具ではなかったので、清貧一家に暖房器具として存在していたのはこたつのみだった。アホの兄は「すぐに買(こ)うてこい!」と貧乏人にあるまじきことをのたまい、母は「もう店開いてない」とあさってのことを言う。たとえ店が開いていたとて、買う金がないではないか。私は早速修理に取りかかった。兄も母も、いつも父に注意されているにもかかわらず、コネクタを持たず、コードを引っ張ってコンセントからコネクタを抜くクセがある。きっと、コネクタ内の銅線が切れているのだろうと踏んだ。※昔のこたつコードはこんな形状。いまと違って修理可能だった。ドライバーを持ってきて、コネクタを開ける。!!!銅線は切れていない。これは厄介なことになった。コネクタ内の問題ではないとしたら、コードか。どこが切れているのかコードをグニグニしながら、切れているところを探る。すっと、軽くなるところがあった。すかさずペンチでそこをざっくりカットした。「な、なにすんねん!」と兄が叫ぶ。『うるさい。修理しとるんや』と心で返しながらコードを包む布を剥がし、カバーを切って銅線をむき出しにする。銅線は数本が二本の束になっていて、それぞれをつないで絶縁テープを巻く。二本の束を一つにしてテープを巻き、布を戻してコネクタをコンセントに入れる。ついた!こたつが再びオレンジの光を放ち、温もりを発している。が、アホの兄もあさっての母も礼も言わず、当たり前のようにこたつに入ってテレビを観ている。なんと不義理な家族だろうか。しかし、絶縁テープの巻き方や処理の仕方が不安で、父が帰ってくる深夜2時くらいまで起きて待っていた。父に事の顛末を話したら父は「よう直したな。直し方、なんでわかったんや」と、褒めてくれ、私は「お父ちゃんがやってたの見てたから」と答えた。父は、私が不安だった絶縁テープを巻き直してくれた。「よっしゃ、これでいける」と言って、頭をぽんぽんしてくれた。8歳の女の子にしては、よくやったと思う。決して、天才バイオリニストと比較してはいない。貧乏人にも、できることはあるということだ。ふん。それくらいしかできませんよーだ。
2023.10.04
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「天才」を見るといつも思う。まず、この人を天才と定義する。『吉村妃鞠』さん。8歳(2019年)で出場したロシアの音楽コンクールの映像がたまたまYouTubeのおすすめに上がったので観てみた。驚くべき演奏だった。https://youtu.be/4H6BitFb9zw?si=TxLwsBhj45G7iIL_※YouTubeのスクリーンショットです。問題があれば削除します。すみません。名だたる審査員を陶酔させる演奏って、素人にはわからないが、それだけですごいことは理解できる。その上、演奏している彼女の表情や仕草が到底8歳とは思えないそれだ。私が8歳のとき……ひもじさの余り、他人の畑に踏み入って、土壌を肥やすために植えられたレンゲの花を引きちぎり、蜜をチューチューしていた。なんという違い!片や世界の音楽コンクールでトップ賞を取りまくり、片やネズミとゴキブリに悩まされる悪環境で足掻く貧乏人。時代が違うのはもちろんだが、才能が違うのだから致し方ない。以前は辻井伸行さんにそれを見た。ルチアーノパバロッティもそうかもしれない。これは、その人一人の才能ではないと考える。(これが「天才を見るといつも思う」につながる)30年以上前、劇団の芝居のシナリオを書いた。テーマは「セルフィッシュジーン」日本語訳は「利己的遺伝子」だ。生命は、遺伝子が司っていて、肉体は、遺伝子が再生するための単なる器に過ぎないという学説。「天才」は、そうしたシステムから生まれると考える。「秀才」は、普通の人間が努力して到達できる最高レベル。「天才」は、「神が宿っている」などと例えられるが、まさに、音楽なら音楽、数学なら数学の天才の遺伝子が、ちょうどよいと見定めた「器」に入ったということ。知能も記憶も技術も持ったまま。妃鞠さんの演奏を聴いてみればわかる。大変師の教えを守る人だったとしても、専門家(審査員)を陶酔させるほどの演奏はできない。なぜなら、曲の解釈や演奏者の感情が入るからだ。8歳の少女が曲(作曲家の心情)が理解できるだろうか。感情を演奏に移入することができるだろうか。彼女はとてもいい表情で演奏する。大人のそれだ。仕草も天才的。無駄のない、美しい仕草は必要最小限だから、パフォーマンスを考慮した、あざとい大人のそれとは全く別物。演奏者にフィジカルな問題があっては、実現しないこともある。幸いなことに妃鞠さんは、8歳なのに、とても俊敏に指や弓を動かせるし、細かな動作を可能にする筋力や運動神経も持ち合わせている。そして何より、おうちが裕福だ。海外のコンクールに出場できる財力がある。バイオリンという高価な楽器を与えてもらえる環境なのだ。うちの話をして恐縮だが、母方の祖母が三味線師なので、姉のために購入されたが放置されていたオルガンで「おばあちゃんが歌う歌、弾いてみて」と言われた時、即座に祖母が歌った歌の音程を鍵盤で弾いた。もちろん習ったことはない。が、幼稚園で先生が弾くピアノくらいは弾けた。両手を使って弾いていた。祖母が母に「この子に、オルガンかピアノを習わせてあげて」と言ってくれたが、母が父に進言したところ「あかん。金がない」が答えだった。貧乏人はそういうことだ。私は、音や音楽に割と関わりがある。連れ合いはギター弾きだし、音楽関係の仕事を長年してきた。その中で私と知り合ったのだが、私の耳の確かさは認めてくれていた。音程のズレを即座に聞き分けるし、歌マネをするときの音程も完全に再現できた。さらに、耳がいい。耳鳴りが一切ないので、小さな音がかなりの精度で聞こえる。もちろん、モスキート音もまだ聞こえると思う。もし私が金持ちの家に生まれていたら、ピアノとバイオリンくらいは弾けるだろう。もちろん、天才とはいかないが、「ちょっとやってた」くらいの遺伝子が入っているのではないかと思う。妃鞠さんは「モーツァルトの再来」と言われているそうだが、本人は大変努力家で、「5〜6時間練習した後に先生と練習します」と言った強者。モーツァルトのようなルーズさがないので、さらにすごい天才だと言えるかもしれない。そうそう、モーツァルトは1/8音のズレが聞き分けられると言われていたそうだが、若い時の私は「私にもできる」と思っていた。半音の半音は確実にわかっていたし、それ以上もわかると思っていた。というくらい、音に敏感だったので、辻井さんにも、パバロッティにも、妃鞠さんにもハマった。ま、一度聴いてみてほしい。私は100回くらい聴いているが、まだ聴きたい。聴いてみれば、私の言っていることがおわかりいただけるだろう。
2023.10.01
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昨年、連れ合いが急逝し、さまざまな手続きに追われた。まだまだ残っているが、大きなものは処理できたと思っていた。今年5月に病気になった。死ぬまでに片付けておかなければならないこと、会っておきたい人に会おうとすること、日々起こるさまざまな問題や難問、お客さんからの要望、家のこと、家族のこと…。毎日、本当に忙しない。今月は、20代から何かとお世話になった運送会社の社長さん(昨年勇退)、小学時代からの親友(女性)、中学の時の友人(男性)、30代でつくった事務所の家具やインテリアをコーディネートしてくれた人(いまでは友人)、ちょっとしたご縁で仲良くなったお客さん(引越しされて、いまは個人的な付き合い)、高校時代の友人、連れ合いのいとこ…ざっと思い返してもこんなにたくさんの人と会った。来月にも既に入っている約束がある。その合間に売却をすることになった実家関係の諸手続き、連れ合いが名義になっていた納骨仏壇の名義変更、店の契約更新、不正利用されたクレジットカードの再発行手続き、当該クレジットカードを登録していた先(多数)のカード情報変更、35年も利用してきたクレジットカードの廃止と別カードへの切り替え手続き、銀行口座の基本情報変更(予約して窓口に行かないといけない)、などなどを処理していく。それに関連した作業、例えば、実家の売却に当たって、多数の書類に署名捺印するのだが、印鑑証明が必要だったり(役所)、レターパックで送る縛りがあったり(郵便局)、費用を郵便為替にしたり(郵便局)、不動産屋とともに実家に出向き、当地の役所で固定資産税公課証明をとったり、司法書士とやり取りしたりと、さまざまな雑事が押し寄せてくる。店は夜の営業だけにしているが、昼の営業などできるはずがない。とにかく郵便物が予告なしに届く。再配達してもらおうにも、店をフルタイムでやっていたら、週末しか受け取れない。少しずつ片付いているのだが、また何かが勃発する予感がある。予想できるのは、携帯電話とポケットWi-Fiの機種変更に難航しそうだということと、連れ合いが契約していたいろいろなものを解約する時期に来ているので、その際に書類や何やかやを揃えたり、場合によっては弁護士に依頼しないといけないことがあるように思う。去年も今年も大変なことの連続だった。収束するのはいつになるだろう。そろそろ涼しくなってもよさそうな季節なのに、まだまだ暑い大阪で身悶えする夜である。※「〜デー」などのイベント的な日にブルーや赤にライトアップされる大阪城
2023.09.27
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「請求額確定」のお知らせが来たので、楽天カードのサイトに行き、利用明細を見たら、何か身に覚えのない請求元からの記録があった。カードは手元にある。海外旅行もしていないし、変な店で出したということもない。カード情報が流出したか、カード払いでカードを登録した店が不正請求をして来たか。前者のような気がする。※使用不可になったカード。トホホすぐにネットで調べてみたら、「同じ請求元、請求金額で請求されたが、見覚えがない」という人を見つけた。知恵袋的なところでの書き込みだったと思う。(現在は見つけることができない)回答は「不正請求でしょう」とのこと。すぐに楽天カードに問い合わせをした。チャットしか使えず(電話もあるにはあるのだが、長らく待たされたので、切ってチャットに切り替えた。0570だったので、いくらかかるかわからない)、5日かかってようやくメールが返って来た。「カードを止めます。再発行には1週間〜10日かかります」とあった。月末の引き落とし日にかかるではないか!すぐに対応してくれていたら、番号変更を各所に済ませ、無事に引き落とせたかもしれないと思うと歯がゆい思いだった。というわけで、いま、楽天カードが使えない。各種引き落としのカードにしていたので、とんでもない手間がかかることになる。引き落とせなかった旨の連絡がバンバン入るだろう。振込用紙が届くかもしれない。何のためにカード引き落としにしたのかわからない。新番号が発行されたら、公共料金系は引き継がれるようだが、ショップ等任意で登録したところについてはせっせと修正作業が必要だ。国はキャッシュレス化を進めているが、不正請求問題、情報流出問題に何か具体的な対策はしているのか。さまざまなカード払いを楽天カード一枚に集約していたので、被害は一枚のカードで収まっているが、再登録の作業量は半端ではない。ちなみに、請求元のデータを添付する。『UBER *PASS HELP.UBER利用国NL ¥498』NLはオランダのようだ。ウーバータクシーをオランダで使ったということになる。先ほど、楽天カードから連絡メールがあり、「お客様が使用されたものではないとの判定をさせていただきます」とのこと。498円のために、えらいことになった。引き落としが終わったタイミングで言えばよかったかも。何にしても、カード明細のチェックは怠ってはいけない。
2023.09.22
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実家では、ずっとダブルでした。でも、独立してすぐにシングルにしました。トイレットペーパーの話。※転載元(ESSE ONLINE)母は、お嬢さん生まれで、貧乏な自分の状況を認められないのか、物理的な理由があって、ダブルが好きだったのかはよくわかりません。私は、ダブルのペーパーを剥がして一枚にしてからふわっとまとめて使っていました。なぜか?手に触れる枚数が多い方がいいからです。そのときに気づいたのは、ダブルの一枚は、シングルの一枚よりはるかに薄いということ。つまり、ダブルを分けても、シングルより体積が増えることがなく、使い心地はシングルの方がはるかにしっかりしています。これに気づいたのは、高校生くらいのとき。友人の家か飲食店かでシングルを使って。同居した相方の実家もうちと同じ状況。両親が大阪出身ではなく、関東だったことにも起因していたかも。シングルとダブルの違いを説明し、シングルにしたいと言ったら、快く了承してくれたし、「ほんまや」と大変納得してくれました。同じ感性でよかったし、固定概念に縛られる性格でなくてラッキーでした。シングル・ダブル論争で別れる男女がいるくらい重要な要素だということを後に知りました。シングルを使った方がコストパフォーマンスがいいとは思ってはいませんでした。あくまでも使い心地優先。トイレットペーパーを手の中でふわっと持つ理由は、もちろん大腸菌問題。何枚ものトイレットペーパーで防御しないと、大腸菌が手につくのです。日本防菌防黴(ぼうばい)学会が言うには、「大腸菌群が検出されなくなるためには、トイレットペーパーを36枚重ねなければならない」ということのようです。事後の手洗いは必須ですし、そうしなければ解決しないながらも、できるだけトイレットペーパーが重なるように持ちたいということが基本。大阪では、シングル90%、ダブル10%らしく、東京では、シングル40%、ダブル60%とか(アバウト)。「大阪はケチだからシングル」「ダブルは豪華な感じがするから、東京人が好む」なんて思っている人もいるだろうけれど、シングルの方がコストパフォーマンスがいいということなら、きっちり寸法を測って、ダブルより特になるように使っているということになるけれど、決してそんなことはありません。効率性と使い心地です。シングルもダブルも大抵50~60mくらい(商品によっては、ダブルは寸法を短くして紙厚を増しているものも)。値段は同じ。ダブルは薄くて、シングルは厚い。当たり前の話です。というわけで、うちの店でもシングルを使用しています。「貧乏くさい」と思われているのかなぁー。大阪だから大丈夫か。関東系の方がいらしたら、十分説明しよう。余計「大阪は面倒だな」と思われそう。
2023.09.20
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と、昔言われた。必ず対立が起きると。自分から振るのはもちろんしないが、お客さん同士が論議を始めると、収拾がつかなくなる。このことは、十分承知しているのだが、元来、主義主張が強い人間なので(表に出してこなかったが)、目の前で、間違った認識を元に議論されたら、口出ししたくて仕方なかった。できるだけ、「違う見方もあるみたいですよ〜」「こういう意見も聞いたことがあります」などと、無責任な言いようで口を挟むことがあったが、言いたいことを抑えるムズムズ感が、大変なストレスだった。最近、予約だけで営業をしていて、知ったお客さんしかお迎えしていないので、お客さんの主義主張は大体わかっている。野球はともかく、政治の話はし放題だ。昨夜、予約なしで常連さんがお連れのお客さんと来店された。既にお酒が入っていたせいか、お連れさんが間違った歴史の話をされた。脈略がよめなかったので、しばらく聞いていたが、どうにも捨て置けなくなった。既に予約のお客さんが帰った後で、こちらも少しお酒が入っていたせいもあり、日本の近現代史を一から言って聞かせることになった。いや、本筋ではなく、裏の話ばかりだが。日本が歴史上悪く言われているのはなぜか、「大東亜戦争」をなぜ「第二次世界大戦」と教えられたのか、なぜ原爆は落とされたのか、真珠湾攻撃はどんな意味があったのか、日本の犯罪の秘密は、最近の政治の体たらくの裏側は、マスコミの偏向はなぜなのか、岸田文雄はサイコパスなのか、といった、幅広い裏話を繰り広げた。いかぬ。飲食店ではご法度だと言われたことをぬけぬけと。いや、いい。もう長く飲食店をやっていたいとは思わない。私が飲食店をやりたいと思ったときの願望と人々が飲食店に求める機能がずれてきた。いつ辞める、とは言わないけれど、やれるだけやったらやめようと思う。さて、次の営業のときにはどんなネタを話そうか。割といろんな裏ネタがある。長く広告業界にいたので、芸能界のことも、産業界のことも、政界のことも一般人が知らないことを知っている。人間、人と話すことは重要だ。ネット上のチャットでは伝わらないニュアンスがある。生身の人間とのやり取りは、命に息を吹き込む力がある。……そろそろ、店をフル稼働する時期なのかな。。。
2023.09.16
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主治医をこわがらないための手段として、変身(変態)を試みる設定に「カラコン」が入っていた。随分以前に勧められていたが、黒目勝ちな上に目に異物を入れるのが何よりの恐怖だったため、何度か見送っていた。病気で痩せたため、老眼鏡を長くかけていると、目頭の鼻骨脇に形がつくようになった。それを放置すると、いずれシミになると知り、「これはいかん!」と一念発起、老眼用のカラコンを購入した。別にカラコンにしなくても、と思われるだろうが、せっかく、眼球に異物を被せるという暴挙を実行するのだから、せめておしゃれ(変身)という一石二鳥を画策したのだ。こういうカラコンを購入した。私の目は、黒目と白目の境目が青いので、大変しっくりくる色だった。しっくりき過ぎたからか、黒目が大きくならなかったからか、誰にも気づかれていない。5回ほど装着し、数十人に会ったが、誰にも指摘されていない。多分、「遠慮」で指摘しないのではなく、本当に気づかれていないと思う。「老眼用」とはいえ、そんなに効果は期待していなかった。ところが!!!大変よく見える。しかも、近くも、遠くも見える。遠くは裸眼で見るのと変わりない。ぼおーっとしてイラついていた手元がよく見える。度数は控えめにしているのだが、老眼鏡のような違和感がないので、大変快適である。しかし、眼球が乾くのかたまーにしばしばすることがある。まだ一日中つけたままにしたことがないが、目薬を用意しておかないと一日中つけるのはおっかないなと思う。何れにしても、いまのところ大変満足している。あえて不満を言うなら、黒目が若干大きくなるカラコンがないかなぁと思う。調べてみても、いま使っているカラコン以外、老眼対応が見つからない。楽天市場内での検索なので、もっと検索を広げればあるかもしれない。でも、白目がなくなったらホラーなので、当分の間は現在のカラコンを使おうと思う。これからは、これまで躊躇していたあれこれに挑戦していこうと思う。ひひひひひ。
2023.09.15
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5月から、病院にかかっている。主治医からの指示書によると、向こう5年間は通院、検査、叱咤の生活が続くことになる。もちろん、その途中で死んでしまえば、はい、それまーでーよ、ではあるが。前回、先月25日に主治医の診察を受け、「何も問題がないので、次は3ヵ月後」と言ってもらったので、『やったー! 3ヵ月飲み放題だーーー』と大層喜んだ。で、死ぬまでに会っておきたい人と躊躇なく会う日々で、結果、二日に一度は飲んでいる計算だ。もちろん、人と会わなくても飲む日がある(ほとんど)。あす、あさって、しあさってと、営業を含めて飲む予定が入っている。はっ!!!きょう気づいた。主治医の診察は12月までないのだが、ほかの科の検査と診察が入っていた。来週だった!!!寸前まで、飲む予定がある。二日抜くくらいがせいぜいだろうか。検査結果が悪かったら、主治医にデータが行くだろう。問題があれば、主治医の科から呼び出しがあるかもしれない。想像しただけで恐怖!である。しかし……このスケジュールを変更することは難しい。※転載元「macaroni」ウコンの力を飲みまくるか。。動かずに寝まくるか。。(肝臓の休息のため)うかつだった。予定を詰め過ぎだった。そして、いま気づくとは……。眼光鋭い主治医の目が睨みつけている。。こわいーーーー。
2023.09.14
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ここのところ、さまざまな手続きごとが続いている。実家の売却準備墓(納骨仏壇)の名義変更店の契約更新転居に伴う役所への届け出と銀行等登録先への住所変更届け連れ合い関連のこと、実家のこと、転居のこと、店のことこれ以外にも、生命保険関係や、国民保険関係、年金関係固定資産税関係、住居関係病院関係その他考えるのもしんどいほどの手続き関係が幾つも重なって、えらいことになっている。役所に支払う手数料が半端じゃない。印鑑証明固定資産税公課証明住民票戸籍謄本…何度通い、何通もらって、幾ら支払っただろうか。裁判所が関わると、証紙が必要になる。司法書士に依頼すると、結構な額を請求される。郵送で送ろうとすると、書留とかレターパックを使わなくてはならない。現金は送れないので、為替に替えるのだが、手数料がかかる。消費税も当然かかってくる。消費している実感はないのだが。郵送で済むならまだいい。窓口まで行かねいとできない手続きもあるが、事前に予約しないと話もできない。特に銀行がひどい。人員削減、窓口削減、管轄分割など利用者には大変不利なことを平気でやってはばからない。サービス精神など微塵も感じられない。さらに腹が立つのが電話の窓口が極めて限られていることだ。メールとか、チャットでやれと言う。返事に数日かかるというのだが、すぐにでも解決したいので、電話で話をしようとすると、「0570」なのだ。これは、通話料がしこたまかかるのに、「ただいま混み合っています」というガイダンスが流れ、延々待たされる。以前これで、800円ほど請求されるという苦々しい思いをした。待つ、というイライラ料と、自分の時間を無駄に浪費されるのに、800円もかかるとは…。きょう、見たことも、聞いたこともない、利用したこともない相手先からカード会社に請求が来ているのを確認した。大した金額ではないが、気持ち悪い。カード会社に問い合わせようとしたら、上記の感じだ。電話連絡の窓口くらい開いとけよ!「0120」で対応しろよ!不正請求なら、カードが10日ほど使えないらしい。不便極まりない。国は、キャッシュレス化を推進しているのだろう。こういう不正請求を締め出すシステムを考えろ!こちらは何も悪いことはしていないのに、カードが使えないとなると、大変不便だ。そういうセキュリティーの意識もシステムも全く遅れているのに、キャッシュレス化はもとより、マイナンバーカードなどちゃんちゃらおかしい。河野何某かは、自分の利益のことには懸命だが、国民の情報保全や流出防止には何の興味もないらしい。改造内閣でも、デジタル大臣に留任するようだが。米国のエンティティリストに載っている企業が日本企業にも、国民にも周知されず、国民の個人情報は孫系列でC国にダダ漏れにされ、C国のアプリやデジタル機器メーカーの製品は全く使用禁止にされず何も知らずに使うアホな国民が大量にいて、スマホやPCから情報が抜かれ放題の日本。変なところに厳密で、本当に厳密にしないといけないデジタルの世界でガボガボ。何とかしてほしい。コロナ禍、病院や公共施設で体温を測るという名目で顔の映像を撮(取)られていたあのサーマルカメラ、日本人の顔のデータ(及び行動データ)がC国にダダ漏れだったということがわかった。私は、おかしいと言っていた。これまでの温度センサーは、カメラではなかった。急にカメラになり、顔を画像で撮られる状態は異常だと。が、病院の玄関に設置されていれば、それをクリアしなければ中に入れない。致し方なく顔画像を搾取される。C国のハイクビジョンやダーファテクノロジーは、防犯カメラの世界的メーカーだが、日本人の顔情報が欲しくて仕方ないのがわかっていた。街中にある防犯カメラにも注意しないといけないと、以前から言っていた。誰に? 何の目的で? どこで?皆さんに、セキュリティ目的で、店で。私が代議士だったり、学者だったり、大企業の経営者だったりすれば違うのだが、悪口や噂話程度にしかならない微小な発信力だっただろう。塵芥の市井の人の私だが、随分前から、おかしいと言い続けていた。そういう意識を持ってほしい。身の回りに危険がいっぱいあることを。自分のデータを売っている輩がいることを。そのために、意味のわからない被害を被ることを。少しの間気づかないことで、被害がさらに拡大することを。厄介な世の中になったものだ。。
2023.09.14
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「ぼやき」というのは、動詞「ぼやく」を名刺形にしたもの。大阪以外でも使うのだろうか。大阪には昔から「ぼやき漫才」というのがあって、代表的なのは、『人生幸朗 生恵幸子(じんせいこうろう いくえさちこ)』で、ある程度の年齢の大人なら、皆知っている。この人たちの漫才は、誰も非難も否定もしない。「まあみなさん、聞いてください」で始まり、時事ネタをつつくが、決して否定形ではなく、肯定しながらぼやいて最後は「責任者出てこーい」で終わる。いいぼやきだ。私のぼやきは嫌味が入っているし、人を避難したり、否定したりする、嫌なおばはんのグチだが、言わずにはいられない。きょうは、10年ぶりに実家に行った。えらいことになっていた。関西の樹木の生命力は偉大だ!偉大と言えばいいことのようだが、家の周辺がジャングルと化していた。周辺のおうちには大変申し訳ない思いだ。少しの隙間にも枝葉を伸ばし、窓を開けたり、郵便受けの向きを変えたりと、大変なパワーを発揮していた。もう少し待ってください。更地にするか、植物を切り倒すか、不動産屋が考えてくれます。それはいい。いいことはないが、私個人の力ではどうにもならない。不動産屋に任せるしかない。父亡き後、父関連の諸手続きを一手に引き受け、母の介護をし、固定資産税を10年以上払ってきた。それは、兄が生前の父から「ワシが死んだら、家は私にやってくれ」と言われたと教えてくれたからだ。大した金にはならない。が、家をどうにかする責任があると思っている。父が亡くなったら、母はそこにいたくないと言った。私たち兄弟から遠く離れている実家に住むのは心細かったのだろう。すぐに私のそばに呼び寄せたので、実家は空っぽになった。しかし、母の気が変わって「家に帰りたい」と言うことも考えられるので、実家はそのままにすることにした。すると、地震があちこちで起こり、実家の地域が津波の危険が高いことがその都度報道され、住むには敬遠される土地だと認識されてしまった。母は8年前に亡くなったのだが、売るに売れない状態だったし、コロナで消費が冷え込み、不動産売買どころではなくなった。ようやく落ち着いたと思ったら、自身が病気になり、早く整理しておかないといま私が死んだら、あらゆることが立ち行かなくなると思った。その一つが墓。そして、実家。まだまだたくさんある。いま、一つずつ片付けている最中だ。私と連れ合いのことは、割と順調に片付いているかと思う。が、実家関係のこととなると出張ってくるのが兄嫁だ。何をどうしてもらったか、全く記憶にないのだが、彼女の決め台詞は「長男の嫁ですから」だ。父のことも、母のことも、実家のことも、何もしてもらっていないのだが、兄弟(3人)が話し合いをすると、首を突っ込んでくる。遺産相続(というほどのものはないが)は兄嫁には全く関係ないのに、「長男の嫁」権力を発動する。司法書士さんにお願いして、「兄嫁には詳細を話さないように」を徹底してもらう。が、余り効果がないのはわかっている。兄が全部話し、兄嫁が待ってましたとばかりに口出しする。兄が悪いのだが、それでも、口出しする権利は微塵もないのだ。私は連れ合いの家族のことには一切口出ししなかった。義父さんが、「意見を聞きたい」と言った時だけ発言した。発言は発言でしかなく、説得も、強制もしていない。兄嫁は、兄が弱いのを知っていてやんわり意見を言うのだ。それが兄の意見になる。本当にやめてほしいが、仕方ない。人の仕草を止めることはできない。司法書士さんには申し訳ない。ぼやいたが、スッキリしない。腹が立つと言うより、うっとーしい。まさに、ぼやきの基本だな。あースッキリしたい。
2023.09.12
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手術(腹腔鏡)をしたら、全身が老化した。肌(顔)、髪、消化器、筋肉……。30代なら、1ヶ月で元に戻っただろうと思う。が、年齢を重ねると、なかなかである。消化器や筋肉は、それなりに戻りつつあるのだが、3ヶ月経ってもまだどうにもならないのが肌。手術前「口紅のにじみ」「唇のシワ」といった商品コピー(リップクリームだったと思う)を見ても、「唇にシワ?」想像すらできなかった。ところが、手術後の自分の唇を見ると…、シワ!!!唇が分厚い方ではなかったが、割とプルプル系だったと思う。が! 薄く、硬くなり、シワが!!!通常のリップクリームではどうにもならない。栄養や水分が行き渡るまで待つしかないだろう。このところようやく柔らかさが戻ってきた。(実は、YouTubeで紹介されたニードル何とかというのを購入した。まだ使っていないが、唇の復活を期待している)髪も質が変わって、ゴワゴワになった。美容師さんは「それほどでもない。大丈夫」と言ってくれたが、自身では許せないほどの変化。白髪がどっと増えたのも落胆の要素。カラーは髪が傷むので、他の方法を考えないと。そんな中で、手術前と全く変わっていないのが、眉毛。中学生の頃、細い眉毛がはやった。少しカミソリで剃ってみたら、剃ったところが青くなって格好悪いので、一度でやめた。高校生になると、太い眉毛がはやり出したので、何もせずに過ごせた。母と姉が「麿眉」で、眉頭から2〜3cmしか眉がない。母も姉も本来の眉は太かったように思う。どちらかというと、ゲジゲジ系というか、形が悪かった。抜いたり剃ったりしたのだと思う。私の記憶では、二人とも30代から麿眉だったように思う。母が常々「抜いたらあかんで」と言っていた。幸いにも、私の眉はゲジゲジ系ではなく、抜いたり剃ったりしなくても、恥ずかしくない形だった。レブロンの透明マスカラでより形を整えるだけで描いたり足したりする必要もなかった。引越しをして、昔の写真の箱を開けた。連れ合いが撮ってくれた私の寝顔が出てきた。全く覚えていない写真だったが、眉毛の凛々しさに驚いた。いまより少し細いのは、フラッシュで飛んだせいだと思う。40歳手前だと思われる。プリントだったので、いつの写真かわからない。剃ったり抜いたりしなくても、この形を保ってくれた眉毛には感謝しかない。風呂(ゴルフ終了時)で声をかけられて「誰?」と驚いた経験があるが、私についてはそれがないだろうから、風呂での行動には気をつけないといけない。今回、病気になって落ち込むことばかりだが、この眉毛のおかげで自分を失わずに済んだと言えるかもしれない。大げさと思われるかもしれないが、それほど、手術によって変わってしまったのだ。今、懸命に復活を試みているが、一度老化してしまったものを元に戻すのは容易ではない。でも、頑張る!若返るなどという暴挙を画策しているわけではない。元に戻りたいだけだ。もう手術はしない!(あかん、主治医がこれを見たら、「診療終了」と言われる。「手術には慎重になる」と言い換える)
2023.09.10
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マイナンバーカード発行の手続きをしていない。病院や役所で「マイナンバーカードはお持ちですか」と聞かれるたびにそろそろ申請しないとな、と思う。入力ミスや操作ミスで、これまで数千件のトラブルがあったようだ。それは予想されたことだし、量的には許容範囲なのかもしれない。当事者になったらたまったもんじゃないだろうが。が、データをどこに保管し、管理するのかがわからず、少々恐ろしい。日本で自前のサーバを用意できたのだろうか。アマゾンとかって名前が出ていたが、外国に日本国民のデータを任せるなど、狂気の沙汰だし、そんな状態なら、この事業は性急だと言われても致し方ない。ただ、私が申請していないのは、そうした大きな問題ではない。単に写真が撮れないのだ。病気で汚くなった顔を撮影するのは何としても避けたい。毎日、丁寧にスキンケアしたり、肌や体にいいサプリメントや食べ物を摂取したりしたらいいのだが、これまで全くやってこなかったので、習慣も知識も知恵も何もない。人間、痩せると猿に似た顔になる。いやで、いやで、昔の写真を眺めては自分を慰めている。痩せたのなら、食べればいいことだ。太りたければ食べたらいい、簡単なことだと思われるかもしれないが、私の場合、食べ(過ぎ)たら痩せるのだ。昔(20代)、正月の三が日は思いっ切り食べてやる!と決めて、お節料理、餅、みかん、お菓子、多分酒も手当たり次第食べて飲んだ。3日で3kg太った。ところが4日から内臓不調で下痢と食欲不振に陥り、3日で4kg痩せた。結局、1kgマイナスだ。23歳の時、「胃下垂」「瀑状胃」「過敏性大腸炎」の診断をいただき、「酒」「辛いもの」「濃いもの」は厳禁だと言われた。薄めて飲み食いせよ、と。食べ過ぎも厳禁らしい。消化器が弱いのだ。昨日、旧友に会った。15時くらいに合流し、居酒屋へ。彼女はよく食べるし、食べるのが早い。私より酒のペースも早い。私より酒のペースが早い人には、余りお目にかかったことがないので、相当なペースだ。店について30分ほどで、ジョッキ生を3杯。そして、とにかくよく食べる。私の取り皿にどんどん食べ物を入れる。私は食べるペースが遅いし、そんなにたくさん食べない。食べ過ぎ禁物だからだ。彼女は多分私のダブルスコアに近い体重だと思う。身長も高いので、私が小人に見えるくらいだ。昨日は、かなり酔っ払った。しかし、電車に乗り、歩いて帰ってきていた(記憶が余りないので、ピタバの履歴を調べた)。が、何も食べずに寝たようだ。服は着替えているし、洗顔もしている。服がちゃんとハンガーにかかっていたから、記憶はないが、まともだったようだ。ところが!ひどい下痢と胃痛。今日は日がな食べられなかった。夜になって、ようやく何かを食べないと、と思う程度だ。また、体重が落ちた。46kg→47kgになるのに1ヶ月以上かかり、48kgになるのにさらに2ヶ月かかったというのに、また47kg台だ。私の胃腸が厄介なのか、旧友の仕草が厄介なのか。とりあえず、何かを食べよう。さらしくじらがあったな…いかぬ、酒が欲しくなる。ま、いいか、飲むか。。。
2023.09.07
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最近、安芸高田市の石丸市長と議会の攻防の模様がネットでアップされている。地上波は全く見ないので、どう報道されているかわからないが、ネットでは、理論的で冴え冴えとした論理で答弁する石丸市長と方言丸出しで、おっさんおばはんの噂話(公的になると誹謗中傷の類)が議場で交差するのが面白く、コメントや評価を見ると、ほぼ石丸市長の圧勝。これが、サイレントマジョリティーの意思表示だと思う。だから悪い。石丸市長のような、思い切った才人が出てこないと、意見の表明ができない。マスコミも、政治家も、テレビのコメンテーターも職業評論家も、ノイジーマイノリティ側のコメントをする。それにもこちょこちょ意見するだけ。もっと声を大きくしないといけない。声を表現する一つの手法が「投票」だが、残念ながら、日本がWGIP(ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム)で、団塊の世代を主軸に、日本を貶める根も葉もない教育を施し、それを受けたバカな老人とその子供(最大ボリュームゾーン)が日本の選挙を歪めているので、アホな思想や政党に投票してしまうのが大きな問題なのだ。現役をリタイアした人たちは、投票権を減じたらいいと思う。だって、未来をつくるのは、この人たちではない。自分たちが心地よく暮らしたいという欲望のみで、中年層〜乳児までの生活を犠牲にするのも厭わない。大阪の住民投票では、「地下鉄やバスの運賃がタダだったのに、50円になる」という理由で(それだけではないが、そのレベル)Noを投じた。(住民投票の結果を論じているのではない、その程度の動機で投票行動を決めるということだ)年金生活をしている人間は、口出しするな。それ以外の人間が政治をつくるべきだ。特に団塊の世代は、日本に負の要素を撒き散らしていて憚らない。いい加減、おとなしくしてほしい。50年前なら、「大往生」と言われた年にもなってゴタゴタ言い、暴力振るいまくっている。こういう老人は、0.1票でいい。18歳から29歳は2票、団塊ジュニアを除いて30〜59歳は1票、団塊ジュニアは0.8票くらいでいいんじゃないかい?団塊ジュニアは歪んでいる人間が多いので、もっと低くてもいい。まぁ、暴言だろうけど、そう思って仕方ない選挙結果がでているではないか。住民票を移しての投票は沖縄では当たり前だし、公明党(創価学会)もやっているみたいだが、いずれも団塊の世代絡みの年寄りではないだろうか。日本人は遵法精神が高い。悪いことをして得た利益をよしと思わない。嘘を嫌う。和を重んじる。それに反することをして厭わないのは日本人ではないかもしれない。日本の政治を見直すべき時に来ているのだろう。
2023.09.04
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アクセス記録を見ると、随分以前に書いたブログを読んでくださっていることがあって、「こんなタイトルで、何を書いたのだ、私は」と不思議に思って、読み返すことがある。2000年代の私のブログは時事ネタを扱い、理不尽さや理解できないことに怒っていることが多い。面白い切り口やオチを見ると、以前の私は冴えていたなぁと感心する。もちろん、そうでない日記もあるけれど。先週、30年来の知り合いが店を訪ねてくれた。北区に事務所を開設したとき、家具(本棚やパーティション、机、打ち合わせテーブルなど)をコーディネートしてもらった。200万円くらいかかったと記憶しているが、そのことをよく覚えてくれていて、昔話に花が咲いた。やがてこのブログの話になった。以前書いたネタで、「もしいま、私が変死したら……。」(2008.07.16)という日記がある。一人暮らしの私が、家の中やどこかで変な死に方をしたら、「変死」扱いになって、警察が捜査をする。死に方や死んだ場所、遺体の状態が変であればあるほど詳しく調べられるだろうし、週刊誌や新聞が動くかもしれない。そのとき、警察や聞き込みの記者たちに私の周囲の人が私をどう言うか、という予想を書き連ねた日記だ。結構面白い。誰かに「私はどんな人だった?」と聞かれたら、聞かれた人の先入観や誤解、主観が入って実際とは全く違った人物像になることもある。全く根も葉もない噂を信じている人がいるかもしれない。私は、割と謎が多い人間と思われているはず。勝手な想像を話す人もいるだろう。「私さんのこと? 知りません。カレー屋をやっていることだけしか」「私さんは、カレー屋をやる前は会社の社長を長くやっていたらしいですよ」「私さんの前の会社? さぁ…、あ、業界の人がよく店に来てたから、テレビかラジオ関係じゃないかしら」この程度ならよき。「あ、あの人、女性だったんですか? 昔は男だったように聞いたことがありますよ」「え、独身なんですか? あ、店のお客さんは男性が多かったからねぇ…」「バツが幾つかついているんじゃないですか? え、ないの? かわいそうな人ねぇ」これはイメージです。ちょっとひどいけれど、あり得る。「最近、長いこと店が閉まってたので、ひょっとして死んだんじゃないかって噂が…」「お客さんの中には、昔を知っている人がいて『きれいだった』なんて言ってたけど、想像できませんよね、あれじゃ」「お子さん? いたんじゃないですか? 見たことはないけど」「地味な服装、いつもすっぴんで、女らしいところのない人でしたよ。悪いヒモでもいたんでしょうよ」「カレーも独特でしたけれど、人生も独特だったんじゃないですか? 変なこだわりがなければ、あんなカレー、つくりませんよ」「恨みを買う……、人間長く生きてりゃ、要らぬ恨みも買いますよね。あの人、よくわからない人だったから、それなりだったかもね」うーーーむ。ちょっと悪意ありませんか?「食材の高騰とかで、大変だったんじゃないですか? え、自殺じゃないんですか?」「コロナで大変だったと思うけど、ようやく落ち着いたと思ったら、ご病気でしょ? 死にたくもなりますよね。え、自殺じゃない?」「お客さん、減ってましたからね。この辺、企業のビルが次々にワンルームマンションになっちゃって。え、売り上げ不振を苦に自殺……じゃない?」う、ん、そうよね。そう思うよね。「働き者でしたよ。朝から晩まで働いて。老体にムチ打ってねぇ」「コロナ前はずっと店開けてましたよ。プライベートがない人なのかなぁ」「何が楽しみなんだろうって、思ってましたよ。朝の8時から夜はてっぺんまで。若いときに楽したから、年取って苦労するんだろうね」人のイメージとか認識とかって、この程度のものでしょうね。結論!「何があっても、変死するべからず!!!」
2023.09.03
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私は若いころ、左寄りだった。中学、高校の教師の多くがそういう教育をしたし、朝日新聞を読むことを強要されたり、テレビっ子だったということが大きく影響した。社会に出たら、左の思想がつくられたものだと気づいた。私の主張(マスコミの主張だが)に突っ込まれたら、反論できない。つまりは、根拠がないのだ。「そうに違いない」というあやふやな言い回しで相手に対峙できるわけがない。24歳で独立したとき、社会の荒波に揉まれながら、確固たる信念や思想を持たないと生き残れないと実感した。その信念や思想は、左とかけ離れたものになるに至り、自然と右寄りになった。だからわかる、左のあり得ない部分を列記してみようと思う。【「自分はエリート」の愚】左の人は、自分のことを「エリート」「優秀」「選ばれし人」といった、根拠なく自分を持ち上げる幻想に取り憑かれている。学歴=「優秀」「エリート」ではない。社会に出れば、仕事ができる人、新しい分野を開拓し、それをビジネスにできる人が賞賛されるのだ。ところが、学校という小さくて閉鎖的な場所で成績がよかったという、大した意味を持たないことを拠り所に自分は優秀だと思い込んでいる。ゆえに、人の話や意見を聞かない。「下々の者どもが、我に意見するなどおこがましい」という意識が常に働いて、思い込みを是正する機会を失っている。実に愚かなことを、愚かと考える力がない。【排他的】左は声は大きいが、実はマイノリティーだ。選ばれし者はいつも少数派と考え、マジョリティーが嫌いなので、マイノリティー側にいるのは心地い状態なのだが、いつも自分たちが排斥されようとしていると主張する。誰も排斥しようとは思っていないのだが(マジョリティーは「そういう人がいてもいい」というスタンス。変な人がいるのは仕方ないと思っている)、とにかく人(マジョリティー)を非難して貶めようとする。挙句、自分たちが排他的発言をしているのに、マジョリティーが排他的だと言い、そう思っている。【「差別」「平等」の幻想】左の人は事あるごとに「差別」「平等」という言葉を使う。厳密に言うと、人間社会において全く差別のない世界も、人皆が平等だという世界もあり得ない。そもそも、自分のことを「選ばれし者」と思っている時点で、「平等」ではないし、人を「差別」していると言える。完全に平等な世界、差別のない世界を築こうと思えば、人間の能力が皆同レベルでないといけないし、身長や体型の違いがあってもいけない。が、それは永遠に実現することはない、非現実的なことなのだ。最も厄介なのは、差別されている人、不平等な扱いを受けている人の代弁をしたがることだ。言葉狩りをし、差別でも何でもないことを差別と決めつけて洗脳を試み、人間間や社会に軋轢や不協和音を生む。それを「よいこと」と思って憚らないのも面倒だ。【「デュープス」と気づかない】このつくられた思想は、それを利用して大きなものを動かそうという野望を持つ人や組織によるものだ。つまり、大きな野望のためにつくり上げられた壮大な洗脳装置なのだ。しかし、一般的な左の人はそこまでは思い至っていない。野望を持つ人や組織に操られて、人間社会〜家族を分断し、マジョリティーや保守を打ち負かし、取り返しのつかない状態に導く手助けをしているデュープスだと全く気づいていない。そして、右の人間がいくらこういうことを言っても聞く耳を持たないのだから、どうしようもない。賢い人は、若いときに、ダブルスタンダードにならざるを得ない理論破綻の思想、ブーメランを恥ずかしいと思わない無恥さ、いつもいつも論破されているのに、一向に意に介さない図々しさ、声高に主張する論拠、主張の脆弱さに気づき、絶望し、自分を見直して、そこから離脱するのだ。マスコミ、官僚、教育、政治、法曹界など、権力のある世界にいる人々は、その機会を逸している。自らが自らを顧みない限り、離脱することは難しいゆえに、端から見たら冷笑するしかない人間になってしまっている。が、権力を持っているから厄介なのだ。このままでは、日本は堕落(凋落、衰退)の一途をたどるしかない。という絶望の中で、安倍政権が生まれたが、不幸にも暗殺されてしまった。大きな力が働いたに違いない。そして、百田新党(仮)。待望されているのは、当たり前を当たり前と言えること。マジョリティーがおとなしくしていていい時代が終わりを告げたのだ。
2023.09.01
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饅頭ではない。主治医が怖い。主治医自身が悪いわけではない。単に私との相性(波長)が合わないだけなのだ。【出会いのこわい】3ヵ月前の入院時。外来から病棟に回されて、即入院となった。ナースセンターの前で最初の主治医(女性内科医)と立ち話。主「きょうの夕方、ステントを入れる手術をします。そのあと、一週間ほど入院していただいて様子を見ます」私「一週間ですか。パジャマ、要りますよね。すぐに手術になるなら、病院着を借りようと思ってましたが」主「きょうとあすは病院着を着ていただきますが、その後はお手持ちのパジャマで過ごせますよ」私「じゃ、取りに帰ります」主「ご家族に持ってきていただくことは?」私「一人暮らしです。家、歩いて5分ほどです」主「そう。じゃ、16時くらいまでに戻ってくださいね」というわけで、家に帰った。買い物(飲み物)したかったし、ちょうどよかった。が、この間に後の主治医(男性外科医。こわい人)がベッドまで訪ねて来てくれていた。全く知らされなかった。このことは、随分後にこわい主治医から聞かされて、謝り倒した。16時前に病院に戻り、私服のままベッドに腰掛けてぼおっとしていたら、全身白衣のこわい主治医が訪ねてきた。目がチカチカした。白以外が目の付近だけ。髪も大分白いので、目だけを見て話すことになる。眼光が鋭いことに威圧感を覚えた。緊張してベッドに上がり、正座をした。主治医はベッド横の椅子に腰掛けた。「外科の◯◯です」外科? ステントを入れるのは、女性主治医と聞いていた。何で外科の先生が????の顔をしていたら、「ステントを入れたら一旦退院、その後再度外科に入院していただいて、手術をします」「あ、先生が執刀してくださるんですか?」外科の意味がわかったので、全く軽い気持ちで言葉を返した。「別にボクが執刀せんでもいいんやけどね」!?!?!?!?私、なんか嫌なこと言いました?言い方悪かったですか?何で機嫌を損ねられたんですか?こわいー。【土曜日のこわい】入院中、朝10時くらいになると、若手医師の回診がある。私の場合、穴を開けた腹部のチェックを3人くらいの男性医師(手術をしてくれた医師たち)がしてくれる。こわい主治医は来ない。執刀と外来があるので、病棟に来るのはそれ以外の夕方だと思われた。夕方には何度か姿を見かけたことがある。ほとんどの用件は、私も受けたような手術の説明だろう。土曜日の朝。ベッドに寝転んで、ぼおーっとスマホでYouTubeを観ていた。看護師さんが入ってきて、「先生の回診です」と告げられる。いつもの若手医師だと思って、イヤホンをつけたまま、腹部を診てもらいやすいように体勢を変えようとした。カーテンを開けて入ってきたのはこわい主治医。「え? え? え?」焦った。「土曜日なのに、先生が回診されるんですか?」こわい主治医は私を一瞥した。答えはない。こわいー。すっと、こわい主治医の脇から大きな体の若い医師が入ってきて、「見せてくださいね」と私の腹を見ようとした。私は慌ててパジャマをたくし上げる。若「痛みはありませんか?」私「右下が痛いです」主「こんなもんでしょ」と傷口を指先ですうっとなぞり、反対側のドレンの入り口もちらっと診た後、すぐに洗面所に行って手を洗う。汚いか!いや、当たり前のことだけれど、汚物と言われたような気分になるのは仕方ない。こわい主治医は消えた。若「きょうは、ドレンと麻酔を抜きますよ」その後は看護師と若い医師が作業をしてくれた。いまなら、ドレンと麻酔を抜いていい状態なのかをこわい主治医がわざわざ診にきてくれたのだとわかる。そのために土曜出勤したかどうかはわからないが、主治医としての判断をしに来てくれたのだと思う。なぜわかったかと言うと、ドレン(手術後に体から出る体液や血液を外に出すための管)を抜いた後、もう一度回診に来てくれた(月曜日)。こわい主治医の回診はその2回だけ。ドレンの穴が塞がらなければ、縫う手術が必要になる。その日は調子がよくて、ドレン穴から何も出ていなかった。前日まで、黄色い液体がガーゼを汚していたが、こわい主治医がカーゼを取って状態を確認し、主「もうテープでいいよ」と行って、回診は終わった。判断が必要な回診のときは、こわい主治医が来てくれるということなのだ。しかしこのときは、土曜日の朝の気の緩みの後の緊張と驚きで、???のままこわい主治医の回診が終わってしまった。こわい主治医の顔を見るたびに緊張する。要らぬことは言わぬようにと口を閉じる。【外来のこわい】こわい主治医は、私が言うことをほぼほぼ否定する。主「肝臓の数値が急に悪いね。薬飲んでる?」私「薬は飲んでませんが、サプリを多少」主「サプリも肝臓に負担かけるからね」私「肝臓にいいはずのハイチオールCとか、ビタミンDとか…」主「それは多分大丈夫やけど、副剤としてビタミンAとかEが入ってたら、肝臓に影響あるよ」ビタミンAとかEの話はしとらん。そう言うんだったら、肝臓に影響を与える成分を教えてくれて、「飲んでるサプリを確かめて」、くらい言ってくれたらいいじゃん。そんなこと言ったら、睨まれて「ふん」と言われるのだろうな。標準治療を拒否したとき。私「予防的治療はやりたくありません」主「理由は?」私「5年生存率の数字の反対側に入って、予防的治療が効かない方に入って、例えば1年で死ぬとしたら、半年もかかる予防的治療の時間を返して! となります」主「そう悪い方に考えんでも」私「手術ですっかり元気にしていただいたので、これで十分です。ありがたいと思っています」主「あなたの場合、再発、転移する可能性が高いので、予防的治療、受けることを勧めます」私「ん…、本当は、この病気のことは以前からわかってました。イレウスがなかったら、そのまま一緒に過ごして逝こうと思っていました」主「そんなこと、◯◯さん(最初の女性主治医)が言うてたなぁ」それ、ナースセンター前の立ち話のときにちょこっと言ったわ。そんな、ちょこっと話がこわい主治医に伝わってたなんて。。私「年も年ですし、これ以上生きたいとか、何かやり残したとか、思っていません」主「そんな年やないよ。この病気としたら、若い方や」私「家族全員見送って一人になったので、もういいかな、という気持ちでいます」少し沈黙。主「じゃ、再発したら、どうする?」いや、予防的治療は要らんと言うとるんやで。私「治療とは意味合いが違いますよね。そうなったら、どうするか考えます」主「手術となったら、受ける?」いや、しゃぁから、それとこれとは違うじゃろ。私「どうでしょう。どこが、どんな状態かで違うと思います。そのときの判断じゃダメですか? いまは、手術でスッキリ取っていただいたので、この快適さを満喫したいなぁと。副作用に苦しむに値するほどの成果は期待できないと思っています」主「わかりました。あなたの意思を尊重しましょう」このやり取り、しんどかった。本当はもう少し長い。連れ合いの介護の話とか、仕事の話とかも入って5分以上やり取りした。再発云々以降は「治療の意思」があるかの確認だろう。「死にたい」と言う人間に保険適用はできないし、「治療終了」を告げるのだろう。実は、予防的治療は再発防止の抗がん剤治療のことで、この抗がん剤は誰が受けるのであれ、パッケージになっていて、副作用が出れば、それに対処するという方法を取る。副作用は必ず出る。仕事をするのに、副作用は困る。その上、再発を抑える効果が出るのはわずか1割程度。が、治療的抗がん剤は、がんの特性や患者の遺伝子検査の後に、より効果の高いものが選ばれる。全く性質が違うのだ。私がこのことを理解しているかどうかの確認はこわい主治医はしなかった。が、クレバーな人だから、ある程度察知してくれたかもしれない。このやりとりの後、胃痛で倒れそうになった。緊張したのだろう。それと、言葉が足りなくて、誤解を招いたに違いないという後悔もあっただろう。こんなにはっきり断ったら、主治医と患者としての関係を損ねてしまったのではないだろうかという心配、何より、本当に言いたかったことが言えなかったし、今後、こんな機会はもうないのだろうなという落胆。【差し入れのこわい】退院後2回目の外来のとき、こわい主治医の顔色が悪かった。どうやら、前週にコロナ的なものを患ったようだった。そのときは、弱みにつけ込んで、前述のような、こわい主治医が勧める治療(標準治療)を断るという大胆な賭けに出たのだが、そのこともあって、次の外来のときにはちょっと媚びる作戦に出た。体調を崩した人への差し入れ……菓子…、こわい主治医が食べる様子を想像することすらできない。酒類は、執刀医には不要かと。花は病人に送るもの。で、探し当てたのが『千疋屋のストレートジュース』。千疋屋ならではの高級フルーツを使ったジュースだが、値段が、「お高い」の上の「お高い」。ま、主治医様に差し上げるのに、ファンタオレンジのペットボトル、というわけにもいくまい。医療現場に詳しい人に聞いたら、患者や家族から貰うものは賄賂的に扱われるので、金目のものはダメだと言われた。千疋屋のパッケージは、それはそれは頑丈で重厚で独特で、「金目の物」と見えないことはない。差し出したときに拒否されたら元も子もない。箱から出し、1瓶、1瓶プチプチで巻いてマステで止め(外しやすいように)、ダイソーで買ったビニール巾着に入れ、さらにそれをビニールバッグに入れた。すぐに飲めるように、冷やして持参するためだ。保冷剤も仕込み、保冷バッグに入れて病院に行った。診察の最後に、私「先生」主「ん?」私「先生が前回お元気なくて、心配だったんですが、何もできなかったので、これ、差し入れです。ビタミン補給してください」荷物を差し出す。こわい主治医、こちらを向かずに目の端で荷物を確認。主「病人に心配されたら終わりやな」こわいー。ありがとうくらい言うてやー。しかし……、こうやってブログに書くために文字にしてみたら、私も大概言いたいことを言っていると思う。こわい主治医もよく聞いてくれているし、こわい言葉を返してくれている。ま、あと3ヵ月は会うことがないので、そのうち緊張感やイヤーな感じは忘れると思う。次の差し入れは、饅頭にするか。。それとも、濃いーお茶にするか。。。(しかし、実は、私には心配な箇所がもう一つある。9月中に検査のために病院に行く。外科ではないし、金曜日ではないので、こわい主治医に会うことはないと思うが、治療が必要になって、病院通いが始まったり、手術が必要になって、入院したりしたら…一応、いまの私の主治医はこわい主治医だから、話は行くだろう。診察室や病室に来られたら……こわい、こわい、こわいー)
2023.08.31
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この年で、カラコンを購入しました。(どの年?)実は、老眼の度の入ったカラコン。私の目は白目と黒目の境目が青いので、つけていることがわかりにくい色とデザインをチョイス。こんなカラコンです。つけてみました。「営業の日につけてみよう」このブログにも書いたように、1dayタイプなのでコストを考えると、手元作業があってつける必要があるとき、となると、営業の日か食事に出かけるようなとき(裸眼ではメニューが見えづらい)、だと思います。で、先週の営業の日につけました。4年ほど前につけたときと同様、四苦八苦しました。目に入ってくれない。指についたまま離れない。10分以上格闘してようやく入りました。鏡を見ると「え? ほんまに入ってる?」裏側に回ってしまったのかと思いました。14.2mm、着色外径が13.2mmというサイズ。私の黒目、全く大きくなっていません。それでいいの?そんなもん?というわけで、お客さんには全く気付かれませんでした。実は、実は、営業の日はその前に外来があり、主治医にも会いましたが、全くのノーリアクション。気づいてないと思います。よかった、よかった。というわけで、老眼用のカラコンデビューは誰にも気づかれることなく終えました。あと4セットあります。これを使い切ったら、次に購入するかどうかを検討します。もう少し大きいのがないかなぁ。白目がなくなったらホラーものなので、これが限度かなぁ。15mmのだったら(0.8mm大きい)、少し黒目が大きくなるだろうな。同じショップにはなかったし、老眼対応だと無理かな。というわけで、カラコンデビューを果たしました。これまでやらなかったことで、やっておこうと思っている事がまだあります。その一つがピアス。アクセサリーは日頃はつけないので、ほとんど持っていないけれど、仕事以外で人と会う機会が増えたので、つけていても邪魔にならないイヤリングなら…とショップで探そうとしても、イヤリングなんかほとんどない。み〜んなピアス。可愛いのも、かっこいいのも、綺麗なのもピアスばっかり。イヤリングはなんかダサい。オバハン向けなのだろうな。「親からもらった体に傷をつけるなんて」という声がずっと聞こえているけれど、一度トライしてみてもいいじゃん。なんて思ったりする晩夏の朝であります。
2023.08.30
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主治医話、この3ヵ月の間に4回にわたって書いてきた。(主治医が登場したのはもっと多いが…)主治医とのコミュニケーションの難しさ、主治医にこちらの意志を伝達する技術のなさ、主治医に自身を理解してほしいという理不尽な欲望。そういうどうにもならないことへのあがきというか、わかっているけれどおさまりがつかない気持ちのありよう、それを解決しないことには次に進めない自分勝手な願望……。自分でも理解できないこの状況は、何から来ているものなのか、何が根底にあるのか、何を求めての感情なのか……。主治医に執着してるのか?主治医に特別な感情を抱いているのか?主治医に何かを期待しているのか?──。。。先週金曜日の外来受診で答えがわかった。私は去年、連れ合いを亡くして一人になった。自分の親も、連れ合いの親も見送って、たった一人の人生になった。身内を亡くすごとに自分一人の生き方を考えざるを得なくなった。ここ10年間の自分の生き方を省みるに、全く自分を大切にしてこなかった。人生に起こる出来事を他人に置き換えては、他人のために生きてきた。そして病気。何年も前から、「普通じゃない」と思っていた。病院に行ったら、それなりの病名を告げられると。それでも、その病気で死ねるなら、それはそれで納得できた。生きる意味、生きたい意欲、生きようとする力…何もなかった。しかし、腸が詰まるという緊急事態。緊急手術が必要となると、穏やかに死ねる状況ではなくなった。それをこなさないと、身の回りのあらゆることが片付けられない。幸いにも手術のおかげで命の猶予を得た。その間にできることはした。そして大きな手術。ここで主治医登場!眼光が鋭く、言葉が短く、クレバーな上にサドチック。初対面から「波長が合わない」と思った。主治医の抱く私へのイメージが、私と違うのだと察知した。仕方ない。年齢や見た目で判断されるのは否定できない。が、違うのだ。私は、見た目とは違う生き方を強いてきた(自分が自分に)。こんな厄介な病気にかかった自分を、見た目ではなく本当の自分をわかってほしいし、その上で手術や治療をしてほしいと思った、のだと思う。命を預けるような心持ちなのに、波長が合わないのは致命的な状況。だから、焦りに焦ったのだ。が、幸いにも、手術は成功し、体の中は、一応健全な状態になった。綿密なコミュニケーションが必要という状況を脱し、主治医のペースで事が運ぶことに従っていてもいいという安定的な段階にいる。が、主治医は私の何をもわかっていない。そんなことは当たり前だと思う。患者の生き方や考え方、生きる環境、好き嫌いなどいちいちわからなければならないとなると、医師自身の体が持たない。しかし、たった一人で生きている私が、この病気に罹患するに至った理由は何か、なぜ主治医の勧める治療を拒否するのか、これからの人生をどう考えているのかをわかってほしかったのだと思う。主治医にしたら、いい迷惑だと理解できる。が、いつ死ぬかわからない患者にとって、病気のことと、自分の考えを併せて理解してくれる人が欲しいのだ。それがかなわないから葛藤が生まれた。胃が痛くなり、下痢が続いた。が、が、それも昇華できたのだと思う。体重が増えたし、肌ツヤもよくなった。先週の外来から仕事に向かうときは、胃が痛くて「いつものことだ」と思っていたけれど、何がいつものことかわからなくて考えていたら、「3ヵ月間、自分のことを理解してもらう機会がない」と考えているのではないかと思い至り、「理解してくれる人などいない。私は一人、私は私」と声を出して言ってみた。すると、全身が楽になり、よく眠れたし、食欲も出た。つまりは、医師に、自分の悲惨な状況をわかって欲しい、という、バカな甘えが招いた自虐ギャグだったのだ。私としたことが……。自分で自分を悲惨な状況に追いやるのは愚の骨頂。医師には病態の改善を求めるだけにしよう。ちょっと甘えて疑問を投げかけたら、検査を追加されて、大変な検査料を取られるだけなのだ。人に過剰な期待はせぬもの。医師とて人。営利団体に属するサラリーマンなのだから。※前回登場した「差し入れ」などの小ネタは別記しますぅ。
2023.08.28
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退院して2週間→4週間→5週間という間隔で外来受診を指示された。一回目は、手術で得られたデータを分析し、その後の治療方針を告知されるため。2回目は、治療スケジュールの確認(そのための検査含め)。3回目は、2回目の検査結果を受けての再検査と治療方針の決定。3回目が5週間もあいているのは、紛れもなく「山の日」と「お盆休み」の影響だろう。我が主治医が外来に出てくるのは金曜日のみ。8月11日が祝日なので、外来診療は次の週に繰り下げられる(一部繰り上げもあるだろうが)。さらに、お盆休みがあって、執刀スケジュールがイレギュラーになる。今回の外来は、その2週間をはずしての25日だったと思われる(勝手な憶測)。果たして今回も、私が待合室に到着した時は、我が主治医の科だけがフル稼働で、他の科は診療終了状態だった。「また弱みにつけ込めるかも」と思ったりしたが、今回は検査結果いかんでは、虫けら扱いも致し方なしの、HPマイナス状態だった。血液検査と超音波検査。超音波検査では、膵臓、肝臓、腎臓の順で検査された。肝臓の数値が悪かったのだが、膵臓が最初だったので、面食らった。膵臓も問題あり、と主治医が検査を指示したのか!?前回の外来時、何気なしに膵臓の話をした。最初の主治医が「フォローします」と言ってくれていたので、現主治医に関係ないと、軽い気持ちで言ってしまった。え、膵臓も主治医担当になるの? 戦々恐々の心持ち。検査が終わって、ジェルを拭いているとき、「肝臓、問題ありました?」と検査医(技師)に問うた。「いえ、問題はないようです」「膵臓は?」膵臓には問題があることがわかっている。その問題の詳細は知らされていないのだが。「エコーとは相性が悪いのか、CTの所見と合致するものは検出できませんでした」「主膵管の問題じゃないですよね」「ええ、違います。膵臓の裏側です」「腎臓は悪くないですよね」「はい。問題ないです。こちらの意見書は主治医に回しますので、主治医から聞いてくださいね」ほっである。今回も、1時間以上余裕を持って病院に行ったのに、名前を呼ばれて診察室に入ったのは、予約より30分も遅い時間だった。診察室を開けたときに目に入った主治医は、前回同様疲れた表情だった。「また?」何か具合の悪くなるような病気に罹患したのかと思った。丸椅子に腰かけると、目の前に血液検査の結果表が置かれていた。前回問題とされた肝臓の数値は全て基準値以内。主「血液検査は、全て問題ない範囲に収まっていますね」私「あれは、何だったのかしら」主「ちょっとしたことで、高い数値が出るからねぇ」え、ちょっとしたことなの?5週間にも渡って、酒抜きを心がけた自粛生活は、必要なかった?ウソォー、ストレス溜まったでー。。私「エコーは問題なかったですか?」主「うん、大丈夫みたいね」私「膵臓は? エコーと相性悪い、裏側だと…」主治医、わずかに顔をしかめ、ウンウンとうなづく。意味がわからない。何がウンウンなのか。私「大丈夫ですか? 問題は主膵管じゃないとおっしゃったので、気にしなくてもいい?」主「いいでしょう」ほんまか! 膵臓は気づいたときには手遅れだった、という話ばかり聞くぞ!主「膵臓、気になることあるの?」私「膵炎になったことあるので」主「急性?」私「はい(何回か言ったことある)」主「急性なら、問題ないよ。原因は何? 暴飲暴食?」私が暴飲暴食するように見えるのか! ええ? 失礼な!私「特発性と言われました。肝臓の数値が正常なので、暴飲暴食ではないと」主「……原因は? 心当たりある?」私「ストレスだろうと。そのころ、母の介護をしてましたから」主「あぁ、言うてたな」本当に覚えてる? 覚えてくれていたなら、大感激ですが。まぁいい。主「体重は?」私「48kgです」主「えーっと…(前回の数字を確認)、増えたね。50kgにはなってない?」なんじゃ、50kgという数字は。誰かと間違えてる?私「48kgです」主「ベスト体重は何キロ?」私「ベストかどうかわかりませんが、長い間49〜50kg台です」主「あ、じゃ大体戻ってきてるんやね」この年で数キロ落ちるのも、通常の体重より2kg前後軽いのも、相当な差があると思うのだが、主治医にとってはそういう判断なのだ。主「体重が増えた理由、わかる?」私「軽い筋トレをしてるからかなぁと思います」主「筋トレ? 何してるの?」ここで笑かすネタを仕込んどいたらよかったと、瞬時に後悔した。「四股踏んでます」とか「俵投げしてます」とか。思いつかなかったので、私「プランクです」真面目に答えてしまった。主治医、一瞬理解不能な表情。主「以前からしてた?」私「は、まぁ。一日5分くらいで済む一番楽な筋トレですから、ちょいちょい」私はそういう認識で事あるごとにプランクをしている。「事」とは、おなか周りがダブついてきたとか、体全体の筋力が落ちてきたとか。1〜2週間も続ければ、期待通りの結果が得られる。プランクは、やりようによっちゃ、腹筋、背筋、大腿筋、僧帽筋、ハムストリング、腹斜筋、インナーマッスルなど、たくさんの筋肉を鍛えることができる。だが、手術後は、腹が痛くてできなかった。腹筋を切っている箇所があるので、最近まで(いまでも引きつれたような痛みがあるが)腹筋を使った筋トレができなかったのだ。ここ2週間くらいだろうか、プランクを再開できる状態になったのは。主治医の理解不能な表情は、私のようなオバハンがプランクをすることが理解できないということだろう。ふん、それくらいの認識しかないのだ、主治医のくせに。※私の左脚。ハムストリングも向こう脛もムキムキじゃー。私「先生、きょうもお疲れですか?」唐突に聞いてやった。主「顔色悪い?」私「お痩せになったような…」主「いや、痩せてないよ」私「そうですか? 前回よりもお痩せになったように思いますが」主「年中増えたり減ったりしてるけど、あなたの手術をした時あたりが、今年一番痩せてたな」私「あ、そうでしたか。そういえば、そうだったような気も…」実は、手術室にいるとき、背中に硬膜外麻酔を入れられ、手術用の麻酔を打たれ、薄れゆく意識の中で主治医が手術着を着て手術台脇に立っているのを見た。頭には不織布のキャップ(シャワーキャップみたいな形)、体にはブルーの手術着(丸首)。『主治医のような顔しているけど、こんなおじいちゃんだっけ?…』と思いながら眠ってしまったのを思い出した。実に胸板の薄い、姿勢の悪いおじいちゃんのような人だった。麻酔から覚めたとき、あれが主治医だとは信じられなかった。しばらく悩んだほどだ。いつもの主治医は、全身白! なのだ。自信満々に病棟の廊下を歩いている。ブレザー型の白衣、スラックスも白(ブレザーと同質)、ブレザーの中はスタンドカラーの白衣(歯科医が着るようなもの。材質は光沢があり、ブレザーやスラックスと違う)。靴も白。医師専用のスリッポン。位が高いのだろう。他に同じ服装の医師を同病院内で見たことがない。か、勝手にこだわって、自分なりのドクターファッションを楽しんでいるか。コスプレドクター?主「何も悪いところがないので、次は3ヵ月後」私「何もなければ3ヵ月間隔になるんですか?」主「何もなければ、ね」私「よかったー」と心からの歓喜の声を上げてしまった。「よかったー」は「何もなければ」にかかっているのではなく、「あと3ヵ月、飲み放題だ!」を表現している。とりあえず、12月まで検査がない。その間は飲み放題だと思うと、歓喜の余り声が裏返ってしまった。ふと、主治医に会わなくて済むので、喜んでいると察知されたくないなと思った。主治医も、私が主治医を苦手に思っているのを感じているだろう。手放しで喜んでいると思われると、気が悪い。私「先生」主「ん?」私「先生が前回お元気なくて、心配だったんですが、何もできなかったので、これ、差し入れです。ビタミン補給してください」荷物を差し出す。主「病人に心配されたら終わりやな」そういうとこやぞ、主治医。なんで素直におおきに、言われへんのや。そんなんやから、患者が虫けら扱いされたと思うんやで。ほんまに、どんならんな。このあたりの詳細情報は別記します。ようやく、主治医への私のモヤモヤが解明できたので、併せて。
2023.08.27
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開店当時から足を運んでくださっているお客さんの一人に、団塊の世代の男性がいる。現ナマで億単位の資産がある(と私は計算している)。根拠は、親から相続した土地を売却したということを数年前に聞いていて、店の周辺の土地価格の相場から割り出したら、5億円は下らない。税金やら何やらで多少は目減りしても、3億円は手にしていると予想したのだ。しかも、まだ土地を持っていて、その土地建物を貸している家賃収入と株による配当金で十二分に生活していけるようだ(本人談)。しかし、億の男は倹約家というか、お友達の言葉を借りるなら「細かい」人だ。私「きょうのお昼は何を召し上がりました?」億「きょうは水曜やろ。前の100円ローソンが冷凍(食品)の半額セールやったんや。チャーハン買うて、卵を入れて炒めて食べたで」何と! 50円の冷凍チャーハンと卵…合計70円ほどの昼食…。あるときは、私「きょうは、◯◯(立ち食いうどん店)で、キツネですか?」億「なんやのママ、見てたんかぁ?」見ていない。単に想像しただけ。キツネ270円なり。割と思い切った昼食だと言える。冬になると、頭のてっぺんに小さなニット帽をちょこんと乗せて外出される。お脳天がおハゲになっているのを隠すのと、寒さ対策なのだとか。私「いい帽子ですね。億さんにぴったり。Can doのお子様用ですね」億「ママ、よう知ってるなぁ。そうやで」私「イメージもサイズも、そんなに億さんにぴったりの帽子、なかなかないでしょうから、色違いとか、素材違いを買いだめしとかないと」億「そやな。そうするわ」100円ショップ大好き人間である。私「億さんは100均愛用者ですね。靴下とか、クロックスも100均ですか?」億「そうやで。パンツも100均や」私「クロックスや靴下はともかく、パンツは絹とか、綿の上質なのを履いた方が体にいいですよ」億「そんなんわからんわ。100均で十分やで、ママ」いつもこんな感じ。後日談だが、買いだめしておいた方がいいと進言していたニット帽、何をためらったのか、億「ママに言われたように、買いだめしといたらよかった。もう売ってないねん」私「売れたらおしまい、の季節商品ですからね。何で買いだめしとかなかったんですか?」億「まだ使えるのがあるのに、もう一つ買うの、もったいないやろ」やろ、ではない。私なら買っておく。例え来年不要になったとしても(髪がフサフサになったとか、暖冬でニット帽が要らないとか)、所詮100円だし、保管に場所を取るものでもない。最低でも2つは買っておくだろう。こういう人なのだ。100円でも逡巡する。だから、億の金を手にしたのだろう。(正確には、親から相続した土地を売ったから億を手にしたのだが、実は、それだけの下地がある御仁である。後に明かす)億の男については、エピソードがわんさかある。億の男シリーズも追々展開していく。乞うご期待。
2023.08.26
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この10年、カレー屋中心(というか一色)の生活をしてきた。ファッションも、それに対応するもの一色。カレーでできたシミはまず消えない、ということから、上下濃い色を選ばざるを得ない。黒、ダークブラウン、ダークグレー…。店を始めた当初、わかってはいても着るものがないからと、薄い色のTシャツやセーターを着てえらい目に遭った。白やピンク系のときに限ってカレーが飛ぶ。あーあ、である。しかも、ジャブジャブ洗えないといけない。カレーの強烈な匂いがつくからだ。カレーの仕込みをした後、前職の名残りの打ち合わせで某事務所に行ったら、私が歩いた後にカレーの匂いが残り、「誰かカレー食べた?」とすぐに指摘された。見舞いのため、病院のエレベーターに乗ると、「ん? カレーの匂いがするなぁ」「あ、5階にレストランあるからかな」とヒソヒソされる。カレーの匂いがついた服装では外を出歩けない。匂いがつくから一度着たら洗濯をする。クリーニングに出さないといけないような高級な服は買えない。というわけで、この10年、ファッションとはおおよそ言えないような地味な服装で過ごしてきた。人とも会わなかったし、両親もいなくなって、実家に帰る必要もない。とにかくカレー中心で生きてきたため、店で着る以外の服を着たのは、葬式関係と法要のときのみ。ところが、病気で店を休んでいる間にやらないといけないことがたくさんできて、人と会うことも多くなったので、この機会に、これまでと違う系統の洋服を購入しようと試みる。パソコンとにらめっこし、「あ、このワンピースいいな」と、クーポンがついていたロングワンピースを思い切って買い物かごに入れる。ノースリーブなので、UV対策とお肉隠しに上に羽織れるものが必要だ。またまたクーポン付きのシアーシャツをポチッ。あ、靴がない。スリッポンかスニーカー的な立ち仕事仕様の靴が春夏用と秋冬用の二足のみ。あとは、もう履けないような(サイズが、というより、ベタ靴ばかり履いていたので、筋肉が追いつかない)高いヒールのパンプスやブーツしかない。「靴も買うか」と、モール紹介の商品一覧から探す。革製のよい靴があったのでポチッ。しかし! サイズが不安。これまで、靴下を履くことを前提に靴を選んできたので、多少の大きい小さいは気にしなくてよかったが、今回のフラットシューズは素足に履きたいので、かなりシビアに選ばないといけない。今回選んだ商品には、「一回のみ交換サービス」がついていた。送料をお店持ちで交換してくれる。届いた靴を履いてみたら、左足はぴったりなのに、右足が窮屈だった。交換を依頼したら、すぐにワンサイズ大きい靴が送られてきた。今度は少し大きい。2.5mm刻みにならないものか。そして、左右別々のサイズでオーダーできないものか。待てよ。どちらも朝早く到着したので朝の試着だった。夕方まで待って、もう一度履いてみよう。サイズの大きな靴はやはりまだ大きいが、朝よりも足にフィットしている。対して、小さいサイズの靴は窮屈度が増し、靴ズレ必至な感じ。大きいサイズを残して小さなサイズは返品。一日じゅう履いていることは少ないが、人の家にお呼ばれし、帰りに履こうと思ったら窮屈だった、なんてことになったら大変。浮腫みが出ることを想定しての靴選びは大切。よい靴が手に入った。あっ!バッグがない!いつも使っているバッグだと、色やイメージが合わない。バッグも買うか…。こちらは、「革」「ショルダー」「A4対応」「マチ広」などというキーワードで検索した。よいバッグがあった。が、ポケットが少ない。シンプルなデザインで使いやすそうだが、細々したものをまとめるバッグインバッグが必要だろう。また検索。……ことほどさように、ファッションというのは面倒臭い。私は昔ゴルフをしていた。いろいろあって、5年ほどラウンドしなかったら、もうゴルフウエアが古くなり、以来、ゴルフをしていない。いまさらウエアを揃えるのは大変だ。普通のポロシャツなら1000円、2000円で買えるが、ゴルフウエアとなると、なぜか1万円を超えたりする。帽子、靴、シューズケース、グローブ、クラブカバーなど、時流のグッズを揃えるとなると、幾らかかるかわからない。私がゴルフをしていたことを知っているオヤジさまたちから「またゴルフ、行きましょうや」とお誘いを受けるが、全て断っている。「服装なんて、何でもよろしいやん。ボクなんか、何十年もこれでっせ?」オヤジはいいだろうけど、女性はそういうわけにはいかない。ファッション──この難儀な世界から10年遠ざかっていたのに、また、戻ってしまった。仕方ない。カレー屋をやめることも考えつつの毎日だし、これから、あちこち行きたいところに行き、会いたい人と会いたい。ちなみに、10年前の私のファッションはというと、常にスカートとパンプス、しかもスーツだった。ビジネスバッグとショルダーバッグのダブルスタイルで、得意先を車に乗って飛び回っていた。もうあんなファッションには戻れないし、戻りたいとも思わないので、これからのファッションは、本来、私がしたかったファッションを心がけよう(果たしてそんなファッション、あったのか…)。さて、明日の外来……。エコー検査があるのでワンピースはNG。……いつもの黒のスラックスとスリッポン、色の濃いトップスか……。あれ、変化なしじゃん。せめて化粧を変えて…、病院はマスク着用…。カラコンはダメ!!!なーんだ、いつもどおりじゃーんorz
2023.08.24
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外来の日が接近してきました。と、こんなときにメールが。。連れ合いが亡くなったときにPCにオーディオやゲームが複雑に連携されたネットワークシステムを解きほぐし、引越し準備に力を貸してくださった昔の仕事仲間というか、協力会社の方からです。店の近くまで仕事でいらっしゃるとのこと。一緒にランチを、となるとビールの一杯も飲みたいし、時間的にランチ後の昼呑みとなると、ワインとかハイボールとか……。いやいや、酒抜きでもいいではないか。コーヒーとか、パフェとか…。ウソォー。ホントォー?かくして店と自宅のちょうど真ん中あたりの駅に到着とのこと。自転車で急行!13時過ぎにおち合って、近くのリバーサイドレストランへ。ランチをオーダーしようとしたら、「ランチにします?」との質問が。ヒャッホイ!!これは!多分うれしい発言!「アテとアルコール?」「昼を食べる習慣がないので」しかし、、「そうなんですか。ここは昼は定食形式になっていて…。ランチタイムが終わったら一品メニューがオーダーできるので、とりあえずランチメニューのメインだけにして、ご飯と味噌汁を断ります?」「そうですか。じゃ、ランチにします」「ビールは?」「もちろん!」うれしい!あれ、この一週間、ほとんど酒を飲まずに頑張ってきたのに、なぜうれしいのかしら。「口実」ですね。飲む口実ができたから、飲んでもいいという言い訳が自分にできるのがうれしいのですね。そう。こういう機会に酒を我慢することだけはやめようと思っていました。だって、いつ飲めなくなるかわからない。この方にあと何度会えるかわからない。いいんです。検査の結果が悪くても。そのときは、そのときにどうすればいいか考えましょう。きょうまでひと月ちょっと、結構自制してきました。これで検査結果が悪いのだったら、きっとアルコールが原因ではないはず。とはいえ……とはいえです、生ビール5杯は…。。でも、5時間かけて飲みました。途中、トイレに2回行って、リセットしました(?)。ゆっくり飲んだので、肝臓への負担もゆっくりだったでしょう。これでよい。お肉も食べたし、炭水化物もバランスよく。よいランチでした。おいしかったし、話も楽しかった。日ごろ、会話できない鬱憤も晴らせました。これで体に悪い何かがあるとしたら、お手上げです。と、心に叫びながら帰ってきました。はと麦茶を飲みながらこれを書いています。唯一悪かったのは、5時間も同じお店に居座ったこと。申し訳なし。大川の見える席で、ゆったり過ごせたことを心から感謝します。さて、明日は営業。お酒は…我慢しましょう。明後日は外来。さすがに前日の飲酒は控えるのが必定。でも…、「ママもいき!」とビールをすすめてくださるお客さんだからなぁ。少しだけいただくことにします。そして、早く帰ってよく眠ります。きょうは何度か主治医の視線が脳裏をよぎりました。でもいいんです。あすもご登場になるかもしれません。でも大丈夫。体調はとてもいいし、食欲もある。体重も若干増えました。大丈夫。……胃が痛くなりませんように……。
2023.08.23
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シャワーを浴びていると水になってしまうと愚痴った後、ガス会社の修理担当者に来てもらい、給湯器には問題がないと結論づけられたという顛末を書いた。その後のこと。修理に来てくれた担当者から電話があり、「オーナー様と話し合った結果、(給湯器の設置)年数も経っているし、そういう状態なら、交換してしまおうという話になりました」と。ん????給湯器に問題がないので、修理のしようがない。するとしたら、水圧を増強するための部品交換くらいという結論だったように思うのだが…。私「給湯器を交換しても、また水になる現象は起こる可能性が高いですよね」修「はい。ただ、給湯器も古くなっているので、この機会に変えるのがいいのではないかとおっしゃっておりまして」私「そうですか。私の立場としては、拒否したり、意見を差し挟んだりすることはできないので、ご都合のいい日に交換工事をしてください」修「ありがとうございます。では、◯◯日はいかがでしょう……」と、給湯器交換という結論になった。給湯器は今年12年目という、実に悩みどころ(ここで「悩ましい」というワードを使ってはいけない。最近、誤用をする人が多く、まったくもって気持ち悪い)の設置年数。15年目なら、迷わず交換でいいと思うのだが、12年目ではまだ早いような…。もちろん、冬場の入浴時に急に水になった、なんていう恐ろしいことになる前に対処してもらえるのはうれしいのだが、なんかモヤモヤする。このマンションは築40年近くになるので、給湯器に限っては何度か交換しているはずだ。オーナーは、耐用年数に対する知識も経験もあるだろうから、こちらとしてはありがたく受け入れればいい。が、どうしてだか、私がわがままを言ったような感覚にとらわれて、何ともしっくりこない。給湯器より、刷新してほしい部材や設備はたくさんあるのに…、ということがあるからだろうか。以前住んでいたマンションが、新しくてハイグレードな部材や設備を揃えていたし、居住している間に刷新されたものがまたしても最新式の設備だったりしたので、いまのマンションの何もかもに満足できていないということが、私の心を支配しているのだろう。とはいえ、折り合いをつけながら暮らすしかない。これが私の終の住処になるだろうから。
2023.08.21
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