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先日、父の23回忌の法要を終えました。
父が亡くなったとき、私のお腹にいたのが1号姐さん
そんな1号姐さんも今年22歳となります。
その後2号くん、3号ちゃんと生まれましたが
誰も父(おじいちゃん)とは会えずです。
「当たり前のことですが」
そして、新たに弟一家に男の子が生まれ2年が経過しています。
時の流れの速さに驚きです。
今回の法要の席でご住職からこんなお話がありました。
ご住職の若い頃に、いとこが19歳で亡くなり、
お母様を13年前に67歳で亡くされたそうです。
世間一般からすると19歳も67歳も若くしてお亡くなりになったという
印象があると思います。
仕事がら、たくさんの檀家さんをまわります。
するとみなさんが「お母さんは若くして、もったいないね」
「気の毒に」という言葉をよくかけられたそうです。
そういう言葉を耳にするうちに、若くして亡くなってしまったことが
いけないことなのか??という気持ちが芽生えてきたそうです。
それと、どこかで。19歳で亡くなったいとこのことを
気の毒だ・・と思ってたそうです。
そんなときに、先輩住職の方から
「お母さんは67年間、一生懸命生きてきたんだよ、たとえ
生きていた時間は短かったかもしれなが、自分自身のため、そして
家族のために一生懸命生きてきたんだよ」
という言葉を頂いたそうです。
その言葉を聞き、19歳という若さで亡くなったいとこのことを
気の毒にと思っていた自分を恥じたそうです。
気の毒じゃないんだ、19年一生懸命生き抜いたと
思えるようになったそうです。
その言葉を聞いて、自分自身の胸のつかえが取れた気がしました。
父が亡くなったのは48歳
父が亡くなったことを聞いた人たちは
口々に言います。
「お若いのに・・、気の毒に」
私自身も、父は可哀想だ・・と思っていました。
でも、違うんですよね
48年、一生懸命、私たちのために生きてくれたんです。
ただ、ちょっとだけ頑張り過ぎてしまったのです。
20年以上が経過してようやく、そんな風に思えるようになりました。
よいお話が聞けたと思います。
これも父のおかげなのでしょうね