メルボルンの日本人

2020/05/02
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テーマ: 海外生活(7791)
カテゴリ: カテゴリ未分類
​​五月になった。

​​オーストラリアにおいて、コロナ感染が確認された新患者の数が
​​日を追うごとに減っている。
一時のことを思うと、(第一次?)ピークは過ぎたと言っていいと思う。
(でも医療関係者はまだまだてんやわんやである。
みなさん本当に頑張ってらっしゃる。
こんなんで一番しっかりしてなきゃいけない

ご自分の心と体の健康が保てているんだろうか。



​​ ​​ちなみに日本はこんな。




この折れ線グラフ、グーグルで、いろんな国を入れて検索してみたんだけど面白い。

韓国がすごく健闘している。台湾もすばらしい。

コロナが世界で騒がれ始めたころ、シンガポールが新患者数を押さえられていて
世界がシンガポールをお手本に見習わないと!と注目されてたのが、
数週間後の今、また新患者数が急増している。

アメリカとイギリス、めっちゃやばい。
あと最近外出制限緩和されたスウェーデンもやばい。
なんでこの状況で規制緩和をするのか。

ピークは過ぎたようだがイタリアとスペインもなかなか余談が許さん状況。
フランスとドイツは、グラフだけ見たらピークが過ぎてカーブが緩やかになってるけど、
それでも毎日何人新患者が確認されてるか数を見たらそれが半端じゃないのよ。

話が横道にそれてしまった。
今日はオーストラリアの話をするのがメインだったんですが。

オーストラリアでは全国一律に、ここ一か月ほど、こういう規制があった。

用事がない時は外出しない。用事とは以下の四つのみ。
1) 必要物品の買い出し
2) 医療機関に行く
3) 運動(同居の家族以外の人と2人以上で会ってはいけない)
4) 仕事や学校(家から仕事・勉強ができない場合以外)

人が集まる娯楽機関や図書館、博物館は扉を閉ざし、
エステやマッサージ(美容院や理容院は営業可)なども行けなくなり、
レストランやカフェでは中で食事はできずテイクアウトのみ、
町に行っても営業しているところはスーパーや薬局や食べ物屋ぐらいで、
服屋とか靴屋とかアクセサリーショップなど軒並み閉店(オンラインのみ)
先週末、ずっと行けてなかった美容院に行くたび久しぶりにメルボルンを訪れたら
まるでゴーストタウンのようであった。

今月行くはずだったバックストリートボーイズのオーストラリアツアーは、
来年に延期されたとお知らせが来たところである。

公園も閉鎖、遊具も触ってはいけない(こういうところから感染したりするから)、
食べ物屋で買ったものを公園で食べるのもダメ(ピクニック=娯楽とみなされる)、

ほんと、楽しいことって限られてくる。
ゲームとか、ネットフリックスみたいなストリーミングや、DIYなどがブームである。
そういやゲームソフト屋は開店しててなかなかにぎわってたなあ。

友達には会えないし、
別住所に住んでるいとこや祖父母にも会えず、
外に出ても楽しいことはないし、
旅行も娯楽もできないし、
ずっと家に居て運動不足で、
労働者は家で仕事をするかたわら子供の勉強の面倒も見、
仕事もなくなってしまった人も沢山出、
我慢に我慢を重ねてオーストラリア国民はまるで爆発前のニキビのようである。

3月中頃、オーストラリア首相は
「子どもたちは感染リスクが少ないので学校に通っても大丈夫である。」
という見解を示した。

が、私の学校は「ウチの学校はしばらく通学はやめてZoomで授業をする」と決定した。
その翌週、ビクトリア州は国の見解とは反対の、
「わが州は国の決定に反することになるが、
州民の健康のため、学校を閉鎖する決定をします。」と発表。
どうしても家で学習できない子供を除いて自宅でオンライン授業をすることに。

これは他の州も後に倣うことになった。

こういう流れになったのは1学期の最後らへんで、
今2学期に入ったが、ビクトリア州は2学期一杯は通学は避けることになっている。
今、2学期の三分の一ぐらいが通過したところである。

​​このように、国の決定に州が反対してより強い規制を発表することもあるんだな、
​​と認識したコロナ禍であった。
(東京都も小池さんが国の要請より厳しい規制を都民に発しましたよね)

​​さて、5月に入ってこの、
​​「4つの用事以外外出禁止。でなけりゃ罰金。」という規制が
​​緩和されつつある。
でもしていいこと、してはいけないことが州によって違うのである。
​​ま、州ごとに人口密度が違って感染者数が結構変わってきているから。
ざっと簡単に州ごとに分けるとこんな感じ。

​​西オーストラリア州:

​​自分の地域より外に出てはいけない
​​地域以内の9人以下なら集まってもよい

​​ノーザンテリトリー:
​​外での娯楽が可(川や池の釣り、ボート乗りや水泳など)
知人を訪ねてもいい

​​タスマニア州:
​​サーフィン可

クイーンズランド州:
ソーシャルディスタンスの範囲以内での 娯楽のための外出可
必要物品以外の買い物可

キャピタルテリトリー:
他の家庭を訪ねてもよい
必要物品以外の買い物可

​​ニューサウスウェールズ州:
​​人気のビーチは、ソーシャルディスタンスが守れていれば週日は解放
ソーシャルディスタンスの範囲以内で、 ​知り合いを訪ねてもよい

​​南オーストラリア州と、私の住むビクトリア州・・・
​​今のところ規制緩和はなし。
​​今月11日以降に規制緩和を検討。
​​だそうだ。

​​うう。他の州がいろいろOKになってる中で
​​私らはもっと我慢を続けなければならないのか…。
​​まあ健康と命には代えられんからなあ、仕方がないよなあ。
​​実際ウチの州患者数多いし。

​​しかし、国の決定が一番影響が強いってのでもなくて、
​​結局州がもっと強い規制を決めちゃうことができるんすね、
​​とまた新しい発見がありました。

​​日本はゴールデンウィークですねぇ。
​​折角なのに遊びに行けないの、辛いねぇ。
​​でも学校とか仕事とか行かなくていいだけでもいいのかな?

​​だって私、Zoom授業と子供の勉強の面倒を家でずっとやってて
​​まだ4週間しかやってませんが大変で死んでるもん。
​​これが、一日とか二日でも、祝日とかで
​​「やらんでよろしい」とかいう日があったらうれしいな~。
​​でも今学期、オーストラリアて祝日が一個しかないの~。
​​ああしんど。
​​まあ、いつか、いつかよくなる日が来るから! ​​
​​と思うしか・・・ありませんな・・・。バタ。





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最終更新日  2020/05/02 08:39:37 AM
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