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2007.07.21

　大相撲の横綱朝青龍（２６）が腰の疲労骨折などで夏巡業を休場することを決めながら、帰国中のモンゴルでサッカーに興じていた件に対し、日本相撲協会巡業部は２７日、夏巡業からの“締め出し”を決めた。大島巡業部長（６０）＝元大関旭国＝は、参加しなくても結構と切り捨てた。朝青龍は、３０日に日本へ戻ってくる予定だが、処分は北の湖理事長（５４）＝元横綱＝に一任される。

　横綱といえども、自己中心的な行動は許されない－巡業部が厳しい態度を表明した。この日、東京・両国国技館で緊急会議を開き、副部長の不知火親方（元関脇青葉城）、高田川親方（元大関前の山）らと協議した大島巡業部長は、朝青龍に不快感をあらわにした。

　「巡業に参加しなくても結構という結論に達した」とあきれた表情を浮かべ、夏巡業を全休させることを決めた。

　８月３日から始まる夏巡業は２０日まで、東北、北海道など１７カ所で開催。朝青龍の問題行動について、ほぼすべての開催地の勧進元やチケットの購入客から巡業部へ、「本当に参加しないのか」「横綱土俵入りだけでもできないのか」などと抗議が殺到した。事態を重く見た高田川契約推進担当副部長は「巡業は本場所と同じ。甘く見ていたら大変なことになる。途中で『参加したい』といってきてもお断りします。半永久的にいいくらいの気持ちだ」と怒り心頭で、“出入り禁止”を申し渡した。

　また、朝青龍が２１度目の優勝を遂げた名古屋場所千秋楽翌日の２３日、三重・四日市市内の病院で受けた診断結果も公表され、「左ひじ内側側副靱帯（じんたい）損傷、左尺骨神経障害、急性腰痛症、第５腰椎（ようつい）疲労骨折で約６週間の休養、加療を要する」を受けて、夏巡業の休場を決めたという。そのまま母国モンゴルへ帰国したが、元日本代表ＭＦ中田英寿氏とともにサッカーのイベントに参加したことが発覚した。

　師匠の高砂親方（５１）＝元大関朝潮＝は前日、事実を確認し、「巡業に出られるなら、出ろ。出られないなら入院しろ、と伝えた」とコメントを出したが、巡業部から門前払いを食ったかたちだ。

　巡業部としては朝青龍休場を埋める代替イベントを、来月３日から群馬・富岡市で始まる夏巡業までに検討する。３０日に日本へ戻ってくる予定の朝青龍に対し、処分は北の湖理事長に一任する意向だが、横綱への風当たりは日増しに強くなる。

－サンケイスポーツより抜粋－

ファンの方の事を考えると理事の方の言い分も最もなのですが
皆さんは如何ですか？

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