October 4, 2006
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以下はSAPIO7/12号の「宗教の禁忌」と題した記事からの引用である。(太字は私の見解)
「1700年前に書かれた『ユダの副音書』は1979年に発見されてから27年経た今年の4月、修復され、このたびその衝撃的な内容が明らかになった」
「この副音書によると、ユダはイエスのお気に入りの使徒で、イエスはユダに自分を犠牲にすること(十字架にかけられること)を求めている。」 (「ユダの裏切り」とされていることは、イエスが納得ずくのことであった。つまり裏切りではなかった)
「『ユダの副音書』は2-5世紀の初期キリスト教グノーシス主義の思想に基づくものだ。」
「グノーシス派のキリスト教信者にとって、イエス・キリストは 精神上の真実 を達成した救世主という、宗教上の中心人物だった。」
「3-4世紀にかけて勢力を増したカトリック教によって、異端の烙印を押されたグノーシス派はまもなく滅びてしまった。」
「何度もこの文書を読み返したが、 大変に美しい文章で書かれている 。著者がイエスのスピリチュアリティと偉大さを信じていることがうかがえる。」

記事の著者にはユダは裏切り者ではなかったというのが衝撃的なことのようだ。
それ以上に私がこの記事に強い印象を受けたのは、「『ユダの副音書』は2-5世紀の初期キリスト教グノーシス主義の思想に基づくものだ。」からである。と言うのも、私が普段読んでいるシュタイナーの「いかにして高次の世界を認識するか」も下記の引用文から推測されるようにグノーシス主義派の思想に基づくものと思われるからである。
グノーシス主義派の思想に基づくとして共通していると思ったのは、「ユダの副音書」をまだ読んでいないが、「 大変に美しい文章で書かれている 」は「いかにして高次の世界を認識するか」を読んでいてよく思うことなのである。
そして私に衝撃的なことは、グノーシス派ー人間の精神性・内面性を非常に重要視するーがカトリック教派に滅ぼされたということはこの記事で始めて知った。
そうか。その流れは現在の欲望肯定キリスト教の隆盛に見られるようにいまだ進行中なのだ。

次の文章は約100年前に書かれた「いかにして高次の世界を認識するか」(ルドルフ・シュタイナー)からの引用である。(太字は私の見解)
「すべての人間のなかには、 高次の世界 を認識する能力がまどろんでいます。昔から神秘主義者やグノーシス主義者や神智地学者は、魂や霊の世界について語ってきました。このような人たちにとって魂や霊の世界は、肉体の目で見たり、肉体の手で触れたりする世界と全く同じように( 現実のものとして )存在していました。」





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Last updated  October 4, 2006 04:53:02 PM
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