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Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2018.08.26
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カテゴリ: 文芸
​ 変わったタイトルの作品だなぁと思ってましたが、
 読み始めてすぐに、その意味が分かりました。
 羊毛のフェルトで作られたハンマーが、鋼の弦を叩く。
 そこから生まれる音が、森の景色を浮かび上がらせる。

 なぁんだ、 『ピアノの森』 ってことか。
 でも、こちらの主人公はピアニストではなくて調律師。
 もちろんピアノ弾きも登場します。
 ふたごの姉妹。

スタートは、主人公が高校2年生だった2学期中間考査中の放課後。
主人公が体育館へと道案内した調律師が、ピアノに立ち向かう場面から。
その出会いがきっかけとなって、主人公は調律師になりますが、
なかなか思うようにはいきません。

そんな中、主人公は仕事先でピアノを弾くふたごの姉妹に出会うのです。
周囲の評価は、妹に対するものの方が圧倒的に高いのですが、
主人公は、姉の奏でる音色の方に心惹かれます。
ところが、妹は病気でピアノを弾くことが出来なくなってしまいました。

そのことが原因で、姉もピアノに向かわなくなってしまいます。
でも、時を経て、姉は再びピアノを弾き始めます。
やがて、彼女は主人公の先輩調律師の結婚披露宴会場で演奏をすることに。
そして、そのピアノの調律は、主人公が担当することになりました。

   ***

さて、このお話の中で、私が最も印象に残ったのは次の部分です。

  ほんとうに腕のいい料理人は最初のひとくちだけじゃなく、
  最後のひとくちまでおいしく食べてもらうことに苦心するだろう。
  ピアノの音だって同じことだ。
  最初の一音がぽろんと鳴ったとき、
  お、と思わせるインパクトがほしい。
  だけど、最後まで気持ちよく鳴る音でなくてはいけない。(p.132)

確かに、最初の一音に、聞き手の印象は大きく左右され、
その演奏に向き合う姿勢は、かなり決まってしまいます。
それは、色々なものが、最初の一音に凝縮され詰め込まれているからです。
でも、それだけでは、演奏後の心地よい余韻には繋がらないのです。





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Last updated  2018.08.26 10:33:19
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