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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2021.10.03
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カテゴリ: 文芸
​ 『小説すばる』で1994年12月号から1997年5月号まで連載されたものを
 1997年に連作短編集として刊行し、2000年に文庫化された一冊。

 桁外れの暗記能力である「しまう」を持つ春田記実子、
 未来を予知する能力を持つ美耶子、「裏返す」能力を持つ拝島暎子、
 年を取らず、「つむじ足」の能力を持つツル先生、
 そして、時間を遡る能力を持つ矢田部亜希子等々
 「常野」に繋がる人々が遭遇する不思議な出来事と、
 そこで発揮される不思議な特殊能力が描かれていきます。

   ***

  「『常野』という言葉の由来を知ってますか?
   権力を持たず、群れず、常に在野の存在であれ。そういう意味だそうです。
   何世代も昔の常野の人達が広い野に向かって散っていったのに、
   今、なぜか皆収束の方向に向かっているような気がしてならない。
   本人たちが望むと望まざるとに拘わらず、
   みんながある一つの流れに向かって引き寄せられてきている。
   きっと、これには何か必然があるに違いない。
   これから世界は何か新しい局面を迎えようとしているのかもしれない。
   常野の人々が時代の表面に出なければならないような世界に」(p.247)

これは、本作の10の作品のうち、9番目の作品である「黒い塔」のなかで、
美耶子の夫であり、先の衆議院議員選挙で初当選したばかりの三宅篤が、
その選挙戦の手伝いに来ていた亜希子に語り掛けた言葉です。
ここからいよいよ「常野物語」が始まりますという宣言としか思えません。

実際、この作品の後に、『青春と読書』に『蒲公英草紙 常野物語』が連載され、
さらに、『小説すばる』に『エンド・ゲーム 常野物語』が連載され、
それぞれに、刊行・文庫化されています。
もう、読むしかないでしょう。





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Last updated  2021.10.03 13:27:22
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