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2011年11月01日
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カテゴリ: 田舎の暗黒食生活
じゅくし・・・「熟柿」と書いて「じゅくし」と読む。
呼んで字の如く、完熟してやわらかくなってしまった柿のことである。
通常は渋柿が過熟したものを言う。

この「熟柿」・・・好き嫌いがはっきり分かれる所だが、
実はオレはこれが好きなのだ。

まあ、その話は後に置いておくとして、
昨日と今日、オレは柿の収穫を手伝った。
当地名産の「市田柿」の原料となる柿だ。

この原料柿・・・、
あまり標高が高くて気温が低いところでは良いものができないのだそうだ。
そもそも「市田柿」と言うくらいで、
現在の高森町市田(いちだ)近辺が発祥と言われているが、
ここは天竜川の川沿いに位置して気候が温暖で柿の栽培には向いている。

オレが収穫を手伝った柿畑も天竜川沿いの南斜面にあり、
この時期の朝には天竜川から川霧が立ち上ってきて、
乳色のもやが幻想的な景観を見せてくれるのだが、
「川霧を浴びると良い原料柿ができる」
と言われているちょうどその場所なのである。

反面、柿を干すのは標高が高く気温が低い乾燥した立地が良いそうだ。
「暖かなところでできた原料柿を冷たいところで干し上げる」
と言うのが理想的な市田柿をつくる条件。

オレん家の近辺のように標高が高すぎて気温が低いところでは、
干すのには向いているのだが良い原料柿はできないという事になる。
そんな状況の中でも市田柿を生産している農家は少なくない。

実は、一部の農家では原料柿を栽培する畑を天竜川沿いに持っていて、
原料柿をわざわざその柿畑から運んできて市田柿を作っている。

そんな農家の市田柿は、姿形もきれいで、食べればとんでもなくうまい。
だが、この辺りに気遣いのない農家のものは残念ながらイマイチだ。
はっきり言って商品とは言えず、まあ、自家用の干し柿と言うところ。

当たり前の話だが、天下の市田柿といえどもそれなりの優劣はある。

丸くぷっくりと大ぶりで形の良い原料柿を、
昔ながらの製法で手間隙かけて作り上げたものはやはりそれだけの価値があるのだ。

そうそう、熟柿の話だった・・・。

天竜川沿いは暖かなので柿が熟すのも早い。
「もう・・・落ちてしまうぞ、早く採らないと」
と言うことで収穫を頼まれたのだが、
残念ながら大きくて立派な柿が半分以上柔らかくなってしまっている。

「これじゃあだめだなぁ、半分しか市田柿にならない。
 これ・・・食べて見な・・・うまいぞ」。

トロトロに溶けてしまった熟しすぎた柿。
指で軽く半分に割ってその実をすするように食べる。

「ウォッ・・・アマッ」。

jukusi1.jpg

濃厚な甘さと熟柿独特のとろ~りとした食感。
「こいつはこれだけで最高のスイーツだ。
 フレンチやイタリアンのシェフが食べたら飛び上がるぞ」。

jukusi2.jpg

食べ終わった口の周りには砂糖をなめた後よりももっと濃い糖分がべっとり。

大きな皿にアイスクリームなどといっしょにディスプレイして、
緑の葉っぱなどを添えれば立派なデザートかドルチェだ。

jukusi3.jpg

市田柿の出来具合は原料柿の熟柿を食べてみればそれだけでわかる。
こんなに甘い柿・・・食べた事は無い。
そう・・・これが・・・元は渋柿だったなんて・・・とても信じられない。

最高の素材に優れた製法と技術、うまいものには欠かせない要素だね。
天竜川沿いの市田柿の熟柿・・・機会があればぜひ一度お試しいただきたい。

ところで、
オレの友人の中山農園の柿畑はやはり天竜川沿いにある。
ここで収穫した原料柿をわざわざ山奥へ運んで加工しているそうだ。
この気遣いがうまい市田柿を生むんだよね。

 中山農園の市田柿は →  http://e-fruits.net/





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最終更新日  2011年11月01日 22時45分17秒
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