ある友人の死

郡山ハルジさん
＞しかし、あの店、三代目はいるんでしょうか、姉ちゃんベッタリで生涯独身ってタイプだったけど。

配偶者の方はいますが、跡取りはいません。
現在も細々と餌や水草程度の販売はされているようですが、店の方はいずれ廃業かと思われます。
(2009年02月10日 22時23分22秒)

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2009年02月01日

大学の美術サークルの仲間で、京都の百万遍交差点の近くで熱帯魚の専門店を営む二代目であった。
彼とは、学生時代も卒業後も、絵を描く場以外でのプライベートな付き合いは殆どなかったのだが、不思議なことに、ここ１年ほど前からふとした瞬間に彼というより彼が当時描いていた絵を何度となく思い出すことがあり、後で聞くとちょうど彼が病に冒され入院し始めた時期に符合するらしい。

彼の描く絵は、本人のどちらかというと地味なキャラクターに反して、独特の鮮やかな色彩を放っていて、幼少期から毎日熱帯魚のようなものを間近で見ながら育つと、なるほどこういう色彩感覚が芽生えるものかと、妙に感心し、納得したことを思い出した。

２０年ぶりに対面した彼は既に遺影の中であったが、葬儀会場の壁に目をやると、まさに彼の当時の作品がひっそりと飾られてあった。
それを見ながら「もしかするとあれは何かのメッセージだったのか？」「だとしたら遅かったね、すまぬすまぬ」などと、よくある独りよがりな思いを巡らせつつ、冷え込みの厳しい夜の京都を後にした。

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最終更新日 2009年02月09日 00時00分01秒
コメント(6) | コメントを書く

■コメント

合掌

郡山ハルジさん

そうか、先にゴールしおったか、あのボーカリスト。
裏ク○マ代表者に来てもらって本人も黄泉で悦んでいたことと思います。
二回生展に山本スーザン久美子を連れてったら店番してた彼が顔真っ赤にして彼女に応対してたのを思い出すよ。あん時はどんな絵を出してたっけ？極楽兄弟とハラダの自画像は覚えてるんだけどなあ。装飾的な作品で「センスいいよなあ」と感心したことだけ覚えてるよ。
しかし、あの店、三代目はいるんでしょうか、姉ちゃんベッタリで生涯独身ってタイプだったけど。
(2009年02月09日 00時40分06秒)

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今日は

トイモイさん

知り合いの親戚(４０代）や、知り合いの親戚の子(５歳）もなくなりました。合掌。私はうまれました。 (2009年02月09日 00時42分28秒)

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心斎橋さん

鰻坂ヒカルさん

久しぶり。元気かな。

熱帯魚だけでは私には誰か特定できないけど、消去法であの男だったかと予測はつく。彼もあなたに絵で想起してもらって、よい餞をしてもらったと思っているのではないかな。

思えばお互い四十路になったから、私らもある日突然消える可能性は増えたのだろうね。 (2009年02月09日 07時13分25秒)

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Re:合掌(02/01)

心斎橋ワタルさん

Re:今日は(02/01)

心斎橋ワタルさん

トイモイさん
＞知り合いの親戚(４０代）や、知り合いの親戚の子(５歳）もなくなりました。合掌。

事故か何かですか。合掌。
(2009年02月10日 22時24分30秒)

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Re:心斎橋さん(02/01)

心斎橋ワタルさん

鰻坂ヒカルさん
＞私らもある日突然消える可能性は増えたのだろうね。

我が家も大騒ぎでした。
(2009年02月10日 22時25分41秒)

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