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2007年07月11日
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カテゴリ: 読書備忘録

(「BOOK」データベースより)
「私」は来週21歳。ウェイトレスとバーの歌手という、
2つのアルバイトをしている。
「年齢こそ三つちがうが双生児のような」兄がいて、
兄には、美しい妻と幼い娘、そして50代の愛人がいる。
ある朝、逃げたやどかりを捜して
隣の男の子がやって来たときから、
奇妙な夏の日々が始まった。
私と兄をめぐって、現実と幻想が交錯、
不思議な物語が紡がれて行く。
シュールな切なさと、
失われた幸福感に満ちた秀作。

江國香織を読むのは夏に限る。
と自分勝手に思っています。
文章に清涼感や透明感が感じられるからです。
タイトルの通り、お話の季節は夏ですが
乾いた、夏のギラギラした空気すら
涼しげに描写されているように感じました。
この作品はカテゴライズするなら
ファンタジー、そしてミステリーと言う感じでしょうか?
現実と幻想が交錯し、
あり得ない出来事ばかりが起こってしまいます。
摩訶不思議、でもリアルな描写。
三木卓 さんが解説で
『現実の男と女の間には、
愛憎の煮えたぎる世界があります
(中略)この作品では(中略)
青春の光にふさわしい洗練された、
透明感あるファンタジーに仕立てた、とわたしは感じました』
とか、『そして、こういう作品は、
細かい部分部分の生き生きした
表現箇所を楽しんでください。』
と、書いてあったのを読み
「まさにそのとおり!」と思いました。







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最終更新日  2007年07月11日 21時34分32秒
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