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2007年08月24日
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カテゴリ: 読書備忘録

以前図書館で借りてよんだ絶版になった本
復刊となったため購入しました。
博士の繊細でおとなしい内面、興味の有る事に対しての一途さと情熱。
専門分野(原子核・素粒子物理学)故の平和に対する思いは
広島平和公園に建つ像の台座に刻まれた
「まがつびよ ふたたびここに くるなかれ 平和をいのる 人のみぞここは」
と言う、博士による短歌に現れるように、強いものであり、
このような短歌や漢詩を折に触れては詠む文学への素養。

私が初めて読んだ博士の本は、自叙伝「旅人」(角川文庫)でした。
仕事で出会った男性患者さんが紹介してくれた本です。
その方は今はどうされているのか、
存命されているのか他界されているのかもわかりませんが、
一緒にリハビリをしながらお話をしているなかでとても波長が合うなぁと思え
尊敬できて、お互いに歳があと50才くらい近ければ恋に落ちていたかも、
と言うおじいちゃんでした。
私が結婚をして職場を辞める時には、系列の病院に転院されていて
そこを退院してご自宅に戻る時に私が職場を辞めていた事を聞き
わざわざ不自由なお体にも関わらずお手紙をしたためて下さったので
きっとその方も私と同じように私に対して
好意を持っていらっしゃったのだと思っています。(うぬぼれかな?)

そのおじいちゃんが博士に対してどういうような思いを持って
「旅人」を読んだのかはわかりませんが
私にとっては湯川博士は仕事の中で出会った
思い出深い患者さんにシンクロする
教養と静かな人柄を持ち合わせた知的な人だと、
勝手に妄想しています。








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最終更新日  2007年08月26日 16時38分42秒
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