ぼたんの花

ぼたんの花

2009/07/22
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カテゴリ: 構造改革
昨日、硫黄島に日帰りで皆既日食を見ようと誘われた会社のKさん。今日は、会議があるからと断わったそうだ。行ってくればよいのに。どうでもよい会議ばかりで、フットワークが悪くなる。


ところで、昨日は衆院解散で、麻生さんは実に立派な演説をした・・・が、ですね、今更、行き過ぎた新自由主義を止める、と言われてもね~。麻生さんは、『日本の未来に責任が持てるのは自民党だけだ』と言われても、今の現状を作ったのは、まさしく長年与党であった自民党ですよ。政権を維持するためなら、社会党とも連立を組んで、最後には、あろうことか公明党とも連立を組む。また、公明党も公明党でした。まったく違う主張をする自民党によく付いていけましたね。こんなカメレオン政党。この二つの党は、国民より自分の党が大切だということがよくわかりました。



それでも、僕はやってない という映画がありましたが、あのようなことは映画の中だけにあるのではなく、現実の社会に実に多くあるのです。私は、死刑廃止論には全面的には賛成できなかったのですが、こういう現実、冤罪を多く見ると、やはりこの死刑廃止論は重要。まず、警察に逮捕されると、『家に帰してやるから犯行を認めろ!』という類のことは、日常茶飯事にあるようです。


ご近所に丸暴(暴力団担当刑事)だった方が退職され、お嬢さんが住んでいる県内に引っ越してきました。下山事件の話になったら、そのような似た事件はあるよ、とのことでした。これは他人事ではなく、いつ自分に似たような事件が起こるか解らない。私が傍聴していた(刑事裁判にはできない)ある裁判。自分のミスを詫びるような遺書があって、自殺ということになっています。どうみても夫の字だ、と奥様は言う。しかし、遺書にしては、成人式を迎える息子への言葉も、もうすぐ結婚する息子への言葉も無い。そして字も震えてないので、脅かされて書いたものでもないだろう。


ところが遺書にしては不思議な、日時が記してあった。なんで時間までメモしてあるのだろう。その数字は夫のだろうか?と。”ご主人が自殺しました”と連絡が入り、何がなんだかわからず遺体安置所へ。服は着ておらず、体中に包帯だらけで即死? 飛び降り自殺をしたとのことだけれど、血も出ていない。足と手にあざ、で、会社の方達が取り仕切り社葬のようになってしまった。が、費用は個人負担。ご主人の葬儀には、今、自民党のゴタゴタで、よくテレビ画面に映るあの方の顔もあったそうです。


出張の予定だった、ということだけれど、奥様は、まったく知らない。遺品の鞄の中にも着替えの下着一つ入っていない。几帳面な夫が、何も持たずに予定された出張になんか行かない。その後、何年か経って、司法解剖したという病院へ行ってみた。警察発表の死亡推定時刻と深部体温で計る推定時刻まったく違っていることが判明。これは、警察も協力しないと出来ないことです。さて、警察はどこの誰と協力して、こんなことをしたのでしょうか?



当日、着ていたであろう背広とワイシャツは、10余年たっても未だに警察からの返却はありません。では、なぜ遺書を書いたのか?・・・弁護士も妻も分からなかった謎。1人のキャリアウーマンの勘がさえました。「それはご主人の遺書ではなくて、始末書でしょう。それは、始末書の書き方ですよ」なるほど。その始末書にメモ的な日付と時間を後から遺書とするために死亡時刻を書き加えた。これは、会社と警察、そして官僚、政治家、が、関わらないと出来ない事。


これはフィクションではなく、実際に現実で起こったこと。この奥様も、殺されたご主人も、真面目に働き、愛社精神があり、子供を生み育てていた普通の家庭。企業の失態をご主人1人の責任にされ、闇に葬った。この事件を知っている企業の役員、そしてそれに手を貸す警察。市民が守って欲しいと警察に相談に行っても、放置され、ストーカーに殺される事件は、後を絶たない。そして、政府と関連した大企業の闇の部分、官僚や政治家の闇の部分にちょっとでも関わると、警察、検察は、暴力団と同類な働きをする。多分、これは特異なケースではなく、よくあることなのでしょう。



植草一秀さんは、最高裁に控訴を棄却されまして、刑が確定しました。痴漢で4ヶ月の実刑判決ですか?そうなると埼京線の通勤列車で痴漢をする常習犯の方たちも捕まえたら4ヶ月の実刑になるのですかね。若い頃、満員電車で痴漢にあいまして、身動きできない状態で、自分の手をようやく動かし、思いっきり引っかいてやりました。そうしたら《なにするんだ!》と目の前のオッサンが言い、その向こうのオッサンがニヤッと笑いました。。。目の前のオッサンの手ではなかったのですね。



植草さんは、2001年から今日のような日本を予想し、小泉&竹中批判を繰り返していた。収監されることになったら、どのようなことをされるか。三浦和義被告のように。または、中川昭一さんのように薬を飲まされるか。。。。



もし、植草一秀さんの身に何かあったら、アメリカを、官僚を、自民党を、竹中平蔵を、私は決して赦しませんよ。国民全員で見ています。しかし、植草さんて本当に頭が良い人ですね。これ、2001年の小沢さんとの対談です。911があった年、その時、私は、何をしていたのでしょうか。ぼんやりしていてはいけないですね。。

http://www.ozawa-ichiro.jp/massmedia/2001/02.htm


『売国者たちの末路』副島隆彦・植草一秀 著  祥伝社 1600円+税


↑この本は、裁判員に選ばれた方、選ばれるかもしれない人たちの必読の書です。


息子に言いました。「『認めたら家に帰してやるぞ~』と、ヤクザのような警官に何度言われても、絶対にやっていないことを認めてはダメよ!」そして「お母さんを呼んでください!といい続けなさいね。」もし、そういう事態になったら、私が警官を思いっきりやっつけてあげるから!








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Last updated  2009/07/22 01:25:08 PM
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