バキは大好きな漫画でアニメもやはり面白かったです。

バキは１９９９年から２００５年まで連載されていた大人気格闘漫画です。
特定の流派をもたない格闘家の少年範馬刃牙が、父親より強くなろうとするお話です。
「バキ」はグラップラー刃牙シリーズの第二部です。

第一部「グラップラー刃牙」
第二部「バキ」
第三部「範馬刃牙」
第四部「刃牙道」

とお話は続いていきます。
一部では刃牙の成長と色んな流派の格闘家が集まる、何でもありのトーナメントの話でした。
二部ではよりルールが少なくなり、試合開始のゴングがなくなってしまいます。

相手を戦闘不能にすれば良いので、本当に何でもありになります。
道具類や毒物、爆薬までOKになってしまいます。
心が広いルールですね。

刃牙達と何でもありの最強死刑囚達との戦いが繰り広げられます。

何かにつけて個性が強い所がこの漫画のチャームポイントです。
バキでは一部で登場した強烈なキャラクター達が再登場しています。

作者は板垣恵介先生です。
自衛隊・習志野空挺団出身ということが全てです。
普通の人間ではありません。

私がこのアニメを見ていて思ったことを率直に書きます。
「日本はすごい」です。

確かに板垣先生もすごいですしアニメのスタッフもすごいですし、アニメ作品だってすごいです。
でも問題はそういうことではありません。

このアニメが深夜とはいえ地上波でやったことがすごいと思うんです。
この作品には残酷と取られかねないシーンがあります。

残酷と取られかねないシーンとは、空手家・愚地独歩の手首から先が切断されるシーンです。

こういうシーンがバッチリお茶の間に届いてしまう事が最高だと思います。
断面などはもちろん陰がかかっていてハッキリ見えません。

陰がかかって見えにくくなっていれば大丈夫だろう！
そんなに単純じゃないでしょうが、この考え方を放送局が許容している所が日本の凄さです。

あまりうるさく言われないプラットフォームがある感じ。
限りなく何でもありに近い環境（海外からすると）だと思います。

私はワンピースについて詳しくありませんが、いつだったかテレビを付けたときびっくりしました。
コラソンというキャラクターがいるのですが、コラソンが子供時代のローににナイフで刺されてたもん。
後ろから。

基本的にクレヨンしんちゃんは、アメリカ基準でケーブルテレビで深夜に放送出来るかどうかギリギリのアニメだという話も聞いたことがあります。

ああいった番組を日曜朝とか夕食時に許容するなんて日本はすごいと思います。

ヨーロッパとかアメリカはこういうの凄いうるさい印象があるんです。
その割に暴力犯罪が酷いです。
だから暴力性がより少ない日本のような社会を目指せば良いのですがそうならないのが不思議です。

負の感情の発散になって平和になると思うのですが。

日本が自分たちより進んでいると思いたいのか、暴力表現を悪者にするんですよね。
表現があるから暴力が起こるという思想を持っているんでしょうか。

暴力表現なんか見たくない、目の前から消したいというような狭量さが回り回って暴力犯罪を生んでいると思います。

放送コードは年々厳しくなっていると思いますが、日本の放送局にはできる限り健闘して欲しいですね。

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